ナラタージュ (島本理生)

September 17 [Sun], 2017, 16:45


島本理生さんの「ナラタージュ」を読みました。

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お願いだから私を壊して、帰れないところまで
連れて行って見捨てて、あなたにはそうする義務がある
大学2年の春、母校の演劇部顧問で思いを寄せていた
葉山先生から電話がかかってきた。
泉はときめきとともに、卒病前のある出来事を思い出す。
後輩の舞台に客演を頼まれた彼女は先生への思いを
再認識する。
そして彼の中にも消せない炎がまぎれもなくあることを
知った泉は。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

映画になると聞いて買って読んでみたものの
私にはこの世界観は好きになれなかった。

きっと10代や20代に読んでいたら感想は全然違って
切なかったとかそういう感想になったかもしれないが

読んでいてずっと葉山先生のずるさばかりが気になって
すごく嫌な気分にしかならなかった。

自分のことを好きでいてくれる女子生徒を
時々妻の話をしながらつなぎとめてるような気がして

泉の気持ちを知って学生だからと一線を引いていたのかも
しれないが、彼女が卒業して大学に入れば
それはまた違った形にできたはずだし、

なのにいつまでも奥さんの影を引きずったまま
泉の気持ちをもてあそんでるように感じた。

プラージュ (誉田哲也)

September 17 [Sun], 2017, 16:41


誉田哲也さんの「プラージュ」を読みました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
死語とも恋愛もうまくいかない冴えないサラリーマンの貴生
気晴らしに出かけた店で薦められるままに覚醒剤を使用し
逮捕される。
仕事も友達も住む場所も一瞬にして失った貴生が
見つけたのは、「家賃5万円、掃除交代制、仕切りはカーテンのみ
ただし美味しい食事つき」のシェアハウスだった。
だが、住人達はなんだかわけありばかりのようで・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本当はナラタージュのつもりで間違って買ってしまった本でした
が思いも他面白かったです。
(ナラタージュよりも私はこっちのほうが好きかも)

犯罪を犯してしまった主人公がアパートの火事によって
住むところがなくなりたどり着いたのが不思議な
シェアハウスだった。

みんなわけありなのに、気を使わないでいられるのは
各部屋にドアがないことその代わりにカーテンで仕切られてるだけ

このシェアハウスのオーナーは自身が犯罪に巻き込まれた
被害者であるにもかかわらずここを犯罪者に提供する
という変わりもの

犯罪者同士だから分かり合えるものがあるようで
お互いにあまり詮索をせずほどよい距離間で
付き合っていくうちにそれぞれの絆が深まっていく感じが
なんだか面白くてこのままほのぼのとした感じで
それぞれが更生して出ていくだけのお話かと
思っていたのに、

途中で出てきたある事件を追う新聞記者が出てきて
それが実はこのシェアハウスの中にいたっていうことまで
わかって、一体誰の取材をしてその人が本当に
犯人かどうかをどうやってつきとめるのだろう。

などと思っていたのに、最終的にそうだったのか・・・。と
ボー然となってしまう終わり方だった。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? (大根仁)

September 17 [Sun], 2017, 16:36


大根仁さんの「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
を読みました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「打ち上げ花火は、横から見たら丸いのか平べったいのか?」
なつの花火大会の日、港町で暮らす典道は幼なじみと
灯台に登って花火を横から見る約束をする。
その日の夕方、密かに思いを寄せる同級生のなずなから突然
「かけおち」に誘われる。なずなが母親に連れ戻されて
「かけおち」は失敗し、二人は離れ離れに。
彼女を取り戻すため、典道はもう一度同じ日をやり直すことを
願うが・・・
繰り返す一日の果てに起こる。恋の奇跡の物語。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんとなく読みずらい文体でした。
中学生の頭が悪そうな会話や行動が
なんだかイライラして楽しいと言う感じではなかった。

時間をもう一度やり直す事ができると言う発想はいいけど
何度も何度も同じ文章が続くので疲れました。


結果どんなに変えようとしても何も変わることはない
だけど思いを伝えることはできるし
なずな自身が母の再婚をちゃんと受け入れる事が出来るのか
と言う話だったんですね。

本当はわかっていてももしかしたら則道が
なんとかしてくれるのではないかそんな夢を見てたんだろうな。

君の膵臓をたべたい (住野よる)

September 17 [Sun], 2017, 16:30


住野よるさんの「君の膵臓をたべたい」を読みました。

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ある日、高校生の僕は病院で、一冊の文庫本を拾う。

タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである
山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。
そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、
もういくばくもないと書かれていて・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ラストは衝撃的だった。死ぬと言うことはわかっていたし

名無し君がその後桜の事をどう思っていたかが語られる
だけだと思っていたのにそう来たかと
それだけになんか切なすぎて辛かった。

桜が死ぬ前にやっておきたかった事が彼にもう少し
周りとうまくやって欲しいと願うことだったんだなぁって

彼にはその能力があるのにもったいないと思っていたんだって
最後の最後まで明るくてやさしくて素敵な女の子だったなあって


カシオペアの丘で (上・下巻) 重松清

September 17 [Sun], 2017, 16:19
重松清さんの「カシオペアの丘で」を読みました。

 

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丘の上の遊園地は、俺たちの夢だった。
肺の悪性腫瘍を告知された三十九歳の秋、俊介は
二度と帰らないと決めていたふるさとへ向かう。
そこには、かつて傷つけてしまった友がいる。
初恋の人がいる。「王」と呼ばれた祖父がいる。
満点の星がまたたくカシオペアの丘で、最下位と
贖罪の物語、静かに始まる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
二十九年ぶりにかえった故郷で、病魔は突然暴れはじめた。
幼なじみたち、妻と息子、そして新たに出会った人々に
支えられて、俊介は封印していた過去の痛みと
少しずつ向き合い始める。消えてゆく命、
断ち切られた命、生まれなかった命、
さらにこれからも生きてゆく命が
織りなす、あたたかい涙があふれる交響楽。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

子供の頃無邪気に夢を語って遊んでいた四人がある事件を
きっかけに集まって過去を見つめていく話だった。
誰が悪いわけでもなくて、子供だったからわからなかった事や
思いを大人になってようやく理解できるように
なったに過ぎないんだけど、あのときに少しでも話していたら
と思うようなたところもあったかもしれないし、

俊介が病気になったから本音が言えるようになったのかも
知れないし。
悲しい別れではあったけどちゃんと過去に向き合えたことは
本当に良かったなあ〜。って思った

俊介のおじいさんも自分の炭鉱での事故を悔いて
懺悔しながら生きていたと言うことも病気にならなければ
永遠にわからなかっただろう。

自分のおじいさんの判断のせいでレスキューに向かった
親友の父親が死んでいたことも、
そのせいで親友と喧嘩して親友が二度と
立てなくなってしまったことも、
許してほしかったけど相手が許してくれないとおもいつづけて
いたことも

自分の死が迫ったことでいろんなことがわかって
自分の周りの人間がいかに自分を守ってくれていたか
許してくれていたかがわかって

でもそれに甘えられない自分が嫌で
自分自身を許すための期間だったんだなと

最期の最後に素直に鳴れて本当に良かったなぁと
思えたし、みんなに許されて旅立つことが出来てよかったなぁ
って思いました。
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