夕凪の街 桜の国

September 24 [Wed], 2008, 16:52
夕凪の街 桜の国
夕凪の街 桜の国

見ました。
すごくいい映画でした。すごく泣けました。
みんながもう忘れてしまっている。知らない人もいる。
そんな世の中だからこそ忘れずにちゃんと覚えていてほしい
見てほしいって思う。そんな映画でした。

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平野皆実(麻生久美子)は広島の原爆で被爆する。そして
13年後いつ自分に原爆症が襲ってくるかわからない恐怖と
戦っていた。
そして原爆で亡くなった妹の最後の言葉がよみがえり
自分は生きていてよかったのか?といつも不安に怯える
だけど、密に思いを寄せている職場の同僚の打越(吉沢悠)に告白される。
だが、その時皆実には原爆症の症状が現れ始める。

時が移り、石川七波(田中麗奈)は、父旭(堺正章)が最近
おかしな行動をしていることに気が付き、それを尾行する。
父はなぜか広島を目指していた。
父の故郷の広島へ来て七波は母や祖母が亡くなったときのことを
思いだす。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

皆実が死んでいく時に
「原爆は落ちたんじゃなくて落とされたのよ。」と弟旭に告げるんです。
そして打越に向かっては、
「私たちを殺そうとしてピカを落としたのに生き残ってる。
私は生きていてもいいんだろうか。」といい。
最後には
「ねぇ。13年たってやっと死んでいく私を見て、あの人たちは
喜ぶのかな。”やっと死んでくれたよ”って・・」と言いながら死んでいく。

すごくすごく切なくて涙が出た。号泣だった。
原爆は落として、死んでハイおしまい。というものじゃない。
原爆だけじゃなく地雷だって、なんだって爆弾や化学兵器や生物兵器や
そういうものを使えば、その先、何年も何年もかかって
じわじわと絞め殺していく。

七波の母と父が結婚したいと言ったとき、七波のおばあちゃんはいう。
「あの子は本当にいい娘だよ。だけど被爆した子と結婚することが
どういうことかわかるかい?なんのためにあんたを疎開させたと
思ってるんだい。」と・・・。

結局東京に出てきて、母は原爆症で亡くなってしまった。
七波たちを産んで・・・・。時代が変わってもまだ原爆の後遺症は
残ってる。そんなのを教えてくれる映画でした。

修学旅行で広島へ行ったけど、広島原爆記念館での映画は
気持ちが悪くてずっと目をつむっていた。
怖かった。今回の映画でも記念館の中にある展示物などがでてくる。
でも今度はしっかりと目に焼き付けておこうと思った。
皮膚がただれて溶けている。
とても人間だとは思えない。まるで燃やされた蝋人形が道端にゴロゴロと
転がっているようなそんな風景。
でもそれが50年前には現実だったんだ。

そう思うと本当に今の時代に生まれてよかったと思う。
そして二度と戦争はいけないって思う。
そして原爆の恐ろしさをもっともっと世界の人に知ってもらいたいと
思った。

こんな風に書くとものすごく重苦しい映画かと思うかもしれませんが
そんなことはないですよ。
皆実の時代ではその頃精一杯生きていたが感じがすごくさわやかだし、
七波の時代ではお父さんを追いかけて広島に行きそこで、
自分の故郷に思いをはせるという感じですっきりとしています。

目をふさぎたくなることはほとんどありません。


これね。夏休みに金曜ロードショーとか土曜ワイドショーとかそういうので
原爆の日にやってくれるといいね。って思います。
本当にいい映画です。
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