ぼんくら(上)

April 28 [Mon], 2008, 14:58
商品がありません。

宮部みゆきの「あかんべえ」を読んでからすっかり時代物
ミステリーにはまってます。笑。

ぼんくらもそのひとつ、あるぼんくら同心が長屋で起こるちょっと
した事件を推理していく物語なのですが、
最初のうちは長屋の中のひとつの店子(たなこ)の内部事情に
よってひとつの店子が減り、ふたつ減り・・となっていったのですが、
あれ?なんかちょっと違うぞ?と思い始めたころから
どんどんと話が広がっていくんですね。

そしてどの店子の店移りにも実は裏でからくりがあったと
気が付くわけです。
その元をたどっていくと、一番初めに起こったある殺人事件と
結びつくということも・・・
そしてそれが起こってしまったのは、もうひとつこの長屋全体の
事情があったのだということも・・・

普段は面倒なことが大嫌いでのらりくらりと平和に小競り合いを
収めてきていた(見守っていた?)同心の井筒平四郎が
その重い腰を上げざるを得なくなった。
そんな物語です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
鉄瓶長屋という長屋があった。北町の深川近くにあるこの長屋で
あるとき殺人事件が起きる。
普段は何事も起きないような平和な長屋での突然の殺人事件。
この長屋で商いをしているお徳はその日の朝方不振な足音を
聞きつける。
足音を追ってそこへ行くと、そこは差配人久兵衛の家だった。
そこには震えるお露がへたりこんでいた。
そしてお露はこう話す
「殺し屋が来て兄さんを殺してしまった。」と・・・・
お露の兄太助が何者かによって殺されたのだと
ところがお徳はそのお露の着物の袖口にべっとりと何かがついているのを
見つける。
この鉄瓶長屋を見回る同心井筒平四郎は小平次を伴って
この事件を解こうとするが・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最初の事件、太助が殺されてしまいます。
お徳と平四郎も・・・そして誰もが一目瞭然のこの殺人事件
でもこれはほんの序章にすぎないんですね。

その後に次から次へと、ちょっとした事件が起きてどんどんと長屋の
住民が減っていくのです。
最初は久兵衛がいなくなったことによって後から差配人になった
佐吉が若すぎることが原因か?などということもささやかれたんですが
それがどんどんと違った方向へいくんですね。

短編の小説で5つほど鉄瓶長屋の話が出てきて、あれ?
「長編小説と銘打たれてるのに短編じゃない?」なんて思ってると
最後に出てくる「長い影」でその本当の姿が現れるんですよね。
だから短編の5つをじっくりと読んでおくことをお勧めします。

長屋でのお徳と平四郎のやりとりや、小平次とのやりとり、
一番の大事件になる「長い影」の話になってでてくる弓之助やおでこ
のやりとりがかわいくて面白いんです。
子供なのに平四郎よりもしっかりしているというか。
それで平四郎は本当にいろいろと推理を助けてもらえるというか。
また弓之助がめっちゃ切れ者で先回りして平四郎を支えてくれる
というか。

そしてまた鉄瓶長屋のお徳がいい味を出してますね。
この肝っ玉?おばちゃんがいないと本当に長屋が暗くなってしまう
というくらいに!
そんなお徳だけは大事にしたいと平四郎も思ってる感じがまた
いいんですよねぇ。

平四郎はのらりくらりと事件をあんまり深く考えたくないと
思っているのにどんどんと深みにはまっていってしまう。
そして小平次、弓之助、おでこ、政五郎などの活躍によって
どんどん平四郎は事件の奥深くまで入り込んでいくんですね。

最後の最後はよかったな。と思える結末ではあるんですけど、
でも・・・何も知らずに利用されていた長屋の人たちやお徳さんが
ちょっと可哀想かな?という気がしました。
でも平四郎が最後まで何も言わずに黙っていてくれたおかげで
お徳さんも幸せ?かな?と思いました。
あと佐吉もね!

篤姫 十七話

April 28 [Mon], 2008, 7:20
篤姫のお輿入れも決まり、幾島や西郷もバタバタと忙しく
なってきました。
でも西郷が作らせた嫁入り道具を幾島は気に入らず、
もう一度作り直しなさいといいます。
天下人の将軍に嫁ぐのだから最高級のものを用意しなくてはいけないと

このころの財政は緊迫していたのに、こういう用意だけは
派手に派手に・・と格式ばかり重んじるのがどうにも嫌ですね。
いつの世も女のこういうものへのこだわりにはうんざりしてしまいます。

その一方で、英姫から自分が輿入れの際に用意したものが
あるのでそれを差し上げますといわれ、幾島は歯噛みして
怒るのですが、篤姫は
「よいではないか、母上の使ったものなら私も喜んで
受け取る」といいます。
それでも幾島は歯がゆく思ったのか、さらに西郷に命じて
これ以上のものを用意せよ!というのです。

幾島の遠吠えに近い怒りには笑ってしまいましたが、
篤姫はさすが聡明な女性ですね。
小説では「私がもし今和泉の母に同じようなことをされたら
すごくうれしく思います。ですから母上の気遣いもまことに
ありがたくいただきます」と言っています。


そして、そんなとき斉彬から江戸にくるように申し渡されていた
尚五郎はよろこで江戸に来るのですが、
なんと三ヶ月もたたぬうちに薩摩に帰るようにと命じられます。
それは小松が身罷ったという知らせでありました。
小松がいなくなったので薩摩に帰り小松の養子になるがよい
という斉彬の命だったのです。
そして妹のお近との縁組はどうじゃと勧められるのでした。

突然の言いつけにびっくりする尚五郎。
それを気遣ってか斉彬は篤姫に尚五郎を合わせるのでした。

でも・・・そんなことをしたら尚五郎は余計に篤姫に対して
離れがたい気持ちができると思ったんですけどねぇ。

っていうか地震のお話はあれで終わりなんでしょうか?
地震が起きたおかげで英姫とのわだかまりが解けたというのが
小説での篤姫とのやり取りだったのですが・・・・。なしなのかしら?
ちょっと残念です。

それにしても家定は御台所の話をしても
そ知らぬ顔でしたね。しかも阿部に「姫様はとても聡明な方にて・・」
という言葉に対して
「聡明など・・何にもならぬな。特に大奥に対しては・・・」
とつめたい言葉です。

この言葉の意味は本当に深いですよね。
大奥では子供を産むことこそがステータス。頭がいい、悪いは二の次
といったところでしょうか?
それとも、今頃、御台所や世継ぎやら騒ぎ立てる幕府に嫌気が
さしてるような言葉にも取れます。
そんなことは今の情勢にとってはなんの対処にもならないと・・・。
頭がいいのか?悪いのか?さっぱりわからない家定ですね。

篤姫過去記事
一話 十話 十二話 十三話 十四話 十五話 十六話 十七話 十八話
Profile
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:みのむし
  • アイコン画像 趣味:
    ・テレビ・映画・読書
    ・カメラ・旅行
読者になる
Comment
アイコン画像みのむし
» 2017年冬ドラマ一覧 (2017年01月02日)
アイコン画像くう
» 2017年冬ドラマ一覧 (2017年01月02日)
アイコン画像みのむし
» 2016年春ドラマ一覧 (2016年04月01日)
アイコン画像みのむし
» 2016年春ドラマ一覧 (2016年04月01日)
アイコン画像まりりん
» 2016年春ドラマ一覧 (2016年03月28日)
アイコン画像みのむし
» 根室、釧路撮影旅行3 (2016年02月27日)
アイコン画像きこり
» 根室、釧路撮影旅行3 (2016年02月24日)
アイコン画像みのむし
» 釧路撮影旅行 (2016年01月25日)
アイコン画像きこり
» 釧路撮影旅行 (2016年01月25日)
アイコン画像みのむし
» ギャラクシー街道 (2015年11月13日)