あかんべえ 下巻

April 02 [Wed], 2008, 11:41
あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)
あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)宮部 みゆき

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テレビ番組も小休止の今、たまっている本を読もうと必死です.
別に必死にならなくてもいいけど、読もうと思ってたくさん買い込んで
しまったので・・・。

上巻では、ふね屋の門出が幽霊騒ぎでおじゃんになってしまって
ふね屋の太一郎と多恵はすっかり気を落としてしまうんですが、
おりんには幽霊の姿が見ていてたので、なんとかそのお化けさんたち
を成仏させてあげれば、いいのではないか?と考えて
なぜ成仏できないのかを探ろうとします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ところが、幽霊騒動が起きたおかげで?というべきか。
白子屋と浅田屋という二つの問屋の娘と嫁がそれぞれ幽霊を
見ることが出来ると評判で、昔はとても仲がよかったのに、
幽霊を見られる見られないでどんどんと競っているうちに
次第に仲が悪くなっていってどちらも自分がすごいと譲らない。
そこに目をつけた七兵衛は太一郎に、これを利用して
ふね屋の幽霊を見つけてもらって、どちらが優秀か決めようじゃないか?
そして成仏させてもらえば一石二鳥だ!
と提案するわけです。

ところがその当日白子屋の娘お静が「料理がまずい」と言い出し
それを沈めようとした矢先に、太一郎と一緒に働いていた島次が
いきなり、その場をどなりつけ白子屋の主人に襲い掛かるという
事件が発生してしまい、ふね屋はまたもや信用ががた落ちになって
しまいます。

でもその場にいたおりんは、島次にある幽霊が乗り移るところを
見てしまい、そしてそれを見てなくみだれ髪(幽霊)の姿を見ることに
なるのです。
おりんは島次とみだれ髪の共通点があることに気が付きます。
そしてそれはこのふね屋が建つ前にあったある事件と結びついて
いるのだと気がついていくのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

幽霊がなぜふね屋に居つくことになったのか?というのは
ふね屋がここに立つ前に起こった事件が原因だというのは
上巻で薄々気がついていましたが、最後はみんなそれぞれ
の思いを胸に成仏していくんですね。

そして、そういう霊の波長が会う人間にはその幽霊の姿だけが見える。
幽霊ってのは、何か思いが残っていて成仏できないのだから
この世で何か思い残すことがあってなのだと・・・
それは今を生きる人間にもあてはまることで、
おりんは幽霊を通してふね屋やそれ以外の人間たちの
心の闇をも見てしまうことになる。
でもそれがあったおかげで、おりんもふね屋のみんなもそれぞれ
改心していくことができるというか・・・。

人間の欲や妬み、恨みなどは誰でも持っているもので
それがあるが故に成仏できないでいる幽霊さんたち
でもその幽霊さんたちもなぜ自分がここに漂っているのかすら
忘れてしまっていた。
おりんにあって、そしてふね屋の出来事があって少しずつ
謎が解けていくってのがすごくよかった。


そして最後の最後に出てくる人物にはそういうわけがあったのか!
と思わず納得させられる結末でした。

それにしても人間の欲とは本当に困ったものですね。
おりんや七兵衛のように心に闇を持たない人間ってなかなか
いないですよねぇ。

レミーのおいしいレストラン

April 02 [Wed], 2008, 8:55
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旦那さんはこういうアニメ系のものは好きではないので、私や子供たちが
いくら勧めてもあんまりいい顔をしないのだけど、
これは旦那さんも「面白そうだね」というので観てみました。

これがなかなか面白くて見てよかったですよ。
ねずみのレミーが一応アニメっぽいんですけど、どこかちょっとリアルな
ねずみにも似ていて(意味不明ですね)

いや。やっぱりあれが厨房にいたら嫌だよねぇ〜。などと
思いながら最後を見ていました。

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レミーはねずみの中でも嗅覚が特に優れていた。
他のねずみたちは残飯を食べる中レミーだけはいつも夢を見ていた
それは、とある屋敷のTVに写るレストランのオーナー(グストー)のような
おいしい夢のある料理を作ること。
でもそれはかなわぬ夢だと思っていた。

そしてある日いつもの屋敷で料理の材料を調達しているとき
屋敷の人間に見つかり、あわてて逃げることになってしまった。
途中ではぐれてしまうレミー
ところが、目の前に現れたのは自分が夢見ていたレストランの
明かりだった。
そのレストランではグストーが死に、その後を引きついでストナー
がいた。だがレストランはオーナーの死後徐々に評判を落としていた。
今のオーナーは、儲け話にばかり目がくらみ、人々を幸せにする
料理を忘れていた。
そこへ一人の若者(リングイニ)がやってくる。

リングイニはグストーの遠い親戚だといって雇われるが
実はグストーの息子だったのだ。ストナーは今のレストランを
自分のものにするために、リングイニを陥れようとするが
レミーの活躍によって、リングイニの作ったスープが評判になってしまう。
リングイニは正直料理がまったくできない人間だったのだが
レミーに出会って、レミーの手となり足となってレストランを
持ち上げることになる。

だがストナーはリングイニの不思議な行動を怪しむようになる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とにかくコミカルでおかしかった。
ダメダメ人間のリングイニがレミーのおかげで評判になり
マスコミなどからも取り上げられるようになるが
その一方でレミーのことを軽んじるようになってしまったり、

グストーの本当の息子であるリングイニのことをなんとか抹殺しようと
するストナーの思惑とは裏腹に進んでいく物語が面白かった。

そしてなんといっても料理評論家のイーゴがよかったですね。
リングイニが何をしているのか知ってしまったストナーが
最後に保健所に通報するのだけども・・・。
それでもイーゴはその作られた料理をちゃんと評価して
自分のお店を作ってそこで働かせるなんてね。粋な計らいだわ。
ただ、絶対に厨房にははいらせられないし、
「誰がこの料理をつくったんですか?」っていう質問には答えられないけどね。

なんだか心が温かくなるお話でした。
料理は見た目のうつくしさや高い食材を使えばいいってものじゃない。
気持ちがこもったものが最高の調味料!ってことですかね?
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