2015年の読書メーター

January 04 [Mon], 2016, 20:20
2015年の読書メーター
読んだ本の数:45冊
読んだページ数:18095ページ
ナイス数:735ナイス

子どもたちは夜と遊ぶ (下) (講談社文庫)子どもたちは夜と遊ぶ (下) (講談社文庫)感想
iとθとのゲームのような殺人、でもそれは浅葱が自分の兄に会いたい一心で起こしていることで、その浅葱をこんな人間にした過去の出来事が目を覆いたくなるほどひどかった。だからこそ彼の中で残忍なもう一人が生まれたのかと思っていたのだけど、彼のピュアな心の方が後から出てきたものだったなんて・・・。上巻で蝶の羽化の話が出てきてかなり気持ち悪かったのだけど、それがこんな風に後半で結びついてくるとは思わなかった。あっぱれでした。ただ、本当に何も非のない人間を殺していくところにはとても共感できなかった。いじめを受けた相手に
読了日:12月29日 著者:辻村深月
子どもたちは夜と遊ぶ (上) (講談社文庫)子どもたちは夜と遊ぶ (上) (講談社文庫)感想
先が全然見えない展開がずっと続いていて、どことどこがつながっているのか本当にわからない。ただ言えるのは浅葱の過去と犯罪に手を染めていく過程。怪しげな人物もいるけど、違うような気もする。浅葱の過去が壮絶すぎて気持ちが悪くなる部分もある。
読了日:12月29日 著者:辻村深月
ロスジェネの逆襲 (文春文庫)ロスジェネの逆襲 (文春文庫)感想
半沢直樹の出向先での話。証券会社に飛ばされた半沢がそこでの企業買収に絡む裏を解いていくもので、今回も面白かったです。相変わらず銀行に恨みでもあるのかな?って思うほどの銀行員の悪役っぷりですが、頭の中で一体誰だったら似合うだろう?などと想像しながら読むのも楽しかったです。最後あっさりと戻ってしまった半沢ですが、残ってほしかったかなぁ・・・。
読了日:12月19日 著者:池井戸潤
凍りのくじら (講談社文庫)凍りのくじら (講談社文庫)感想
一見冷めていて大人な感じに見える理帆子ですが、いかにも高校生という感じの「実はあなたたちと私は違うのよ。」という斜に構えた考え方に凝り固まってる感じがとても可愛らしかった。理帆子がバカだと思っていたカオリさんや立川さん美也たちの方がよほど周りをしっかりと見ていてちゃんとしてるように感じてしまう。ただ時に流されてふわふわと生きていることが大人だと思っていてちゃんと目の前の現実を見ようとしてない感じが思春期だねぇ〜。と思う。そして別所あきらの存在がきっと彼女の心の声だったのだと思うとすごく面白い。
読了日:12月12日 著者:辻村深月
月の砂漠をさばさばと (新潮文庫)月の砂漠をさばさばと (新潮文庫)感想
さきちゃんとお母さん二人の何気ない日常会話でつづられていくお話。さきちゃんが夢の話をしても不思議な話をしてもいつもそれを受け止めてさらに面白く膨らませてくれる。とてもほっこりできて面白かったです。だけどところどころにさきちゃんの寂しさが紛れていてそれがなんなんだろう?と思っていたのだけど、解説を読んで納得。再読するとさらに発見があるかも。優しくて暖かいけどどこか寂しさもあるそんな小説でした。小説?というよりは絵本っぽいのかな?
読了日:11月26日 著者:北村薫
天空の蜂 (講談社文庫)天空の蜂 (講談社文庫)感想
原発についていろんなことがわかる小説でした。日本の至る所には原発がたくさん存在していて、そこで働いている人や近くに住んでいる人だけが日々危機にさらされてるのではなく、国民全体が危機を持たなくてはいけない。忘れてはいけない。無関心でいてはいけないと強く感じる作品。国、近隣住民、原発内の労働者、反対派それぞれの苦悩や思いがたくさん詰まっていて、読みごたえがありました。
読了日:11月22日 著者:東野圭吾
V.T.R. (講談社文庫)V.T.R. (講談社文庫)感想
スロウハイツの神様の住人、チヨダ・コーキがデビュー作として書いたという設定での小説、なるほどコウちゃんはこんな感じの小説を書くのか〜〜となんだか感慨深かったです。がしかし、内容は私が知っているスロウハイツのあのコウちゃんとは似ても似つかないけど、もしかしたら彼の内面はTなのではないか?と思えるような作風でした。RやA、S、JなどなどTが友達だと思っている人たちを巡りながら今、最低な仕事をしているアールを探すという物語だと思っていたけど違うんですね。この小説の内容はあまり好みの作品ではないんだけど、好きです
読了日:11月13日 著者:辻村深月
母性 (新潮文庫)母性 (新潮文庫)感想
一番最初に事件の新聞記事から始まり母親の手記、娘の回想、母性についてとそれぞれの目線で描かれてる。湊さんらしい、人間の心の奥底にある嫌な部分がこれでもかと言う感じで語られる。でもここに出てくる登場人物一人一人誰もが「愛を欲しがっている」というのがわかる。歪んでいるように見えるけど、多分自分たちにも当てはまるところがあるんじゃないか?そんな風に思える。家族と言えども愛されているかどうかを言葉や態度に出さないとわからないことが多い。家族だからこそ愛情をきちんと示さないといけない。そんなことを教えてくれる。
読了日:11月5日 著者:湊かなえ
コミック 冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫 つ 28-14)コミック 冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫 つ 28-14)感想
自殺をしたのは8人ではなかった。そして写真に8人の同級生だと思っていたのも実は間違いで本当は7人だった。もう一人の人物は担任の榊先生自身で彼がそのような姿でここに現れたのはすべてこの世界を作っている人間の願望だった。深月の深い懺悔の念がこの世界を作り上げていたんだなって・・・。自分が友達だと思っていた春子が自殺したそれは誰のせいでもなかったけど、彼女は自分を責め続けた切ないね。自分自身をせめて仲間だった8人にも彼女のことを忘れないでほしいそれが願いだったってことですね。なんだか切ない。
読了日:11月2日 著者:新川直司
コミック 冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)コミック 冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)感想
小説だと思って買ったら漫画だったんですけど、漫画だからわかりやすいのかと思ったらそうでもなくてとても複雑な話でした。それと同時に漫画の中の登場人物が誰が誰なのかが区別つかなくてそちらのほうが気になって本筋がわかりにくかったです。大雪の日に8人しか学校に登校してこなくてしかもその学校から出られなくなってしまった。2か月前に自殺した誰かの心の中に入りこんだのだと推測していく8人だけど一人ずつその校舎から消えていくのは自殺した人間の恨みによる仕業なのか下巻どうなるのか楽しみです。
読了日:11月2日 著者:新川直司
一路(下) (中公文庫)一路(下) (中公文庫)感想
お供頭を代々務めてきた一路の家に唯一残された行軍録にのっとって参勤道中を歩んでいたけど、それはそれは大変な行軍で、よくこのような無理な道中を文句言わずについていくものだと思っていたけど、一路だけが知らない田名部の侍たちのお殿様への忠義の心がこの強行な参勤交代を支えていたんだなと、途中で死にそうになることも多々あったりして旅の大変さがうかがえて読みごたえがあった。そして御家を乗っ取ろうとする将監の顛末はスカッとしたのだけど、御殿様としてはそれを望んでいなかったというのが何とも切なかった。
読了日:10月30日 著者:浅田次郎
一路(上) (中公文庫)一路(上) (中公文庫)感想
最初は父親が失火で死にその死について真相を明らかにしていくお話かと思っていたが、参勤交代のお供頭という大役を任されることになり、生まれてこの方田名部に来たことがないのにその差配をしなくてはいけないということで、そのすったもんだの話でした。ただ、もう少し参勤交代になるまでに苦労をするのかと思ったら意外とあっさり、用意が整って出発することになって、この先どんな展開になっていくのか、少しわからないところがありました。でも田名部藩の御家騒動が絡んできているらしく、少しワクワクしています。
読了日:10月17日 著者:浅田次郎
スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)感想
読み終わってみれば、超激甘なラブストーリーだった。そしてとっても素敵な仲間たちの話でもあった。お互いがきちんと独立してだけど大事な場面では一致団結してお互いのプライベートには距離をきちんと置いているけど、心の中ではそれぞれが気にかけている様子がとても素敵で、環とコーキとの出会いから現在までの話がつながるとほっこりとしてじーんとしてコーキかっこいいじゃないか!と思ってしまいました。コーキの天使ちゃんとコーキの偽物はわかったけど、まさかコーキと人気を二分する相手には驚いた。
読了日:10月8日 著者:辻村深月
スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)感想
裏表紙のあらすじを読んで、出だしが殺人事件の話だったので、ミステリーなのだと思っていたのですが、少し違った青春群像劇のようなお話でした。もちろんその中でチヨダ・コーキを巡って色々な人物の色々な思惑があって、それが水面下で繰り広げられてるって感じではありましたが、トキワ荘のような漫画、小説、映画など芸術の世界に身を置きたいと思っている人たちの集まりで家主の環を中心にみんながそれぞれお互いをいたわり合いながら暮らしているのがとても素敵でした。 。
読了日:10月8日 著者:辻村深月
ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)感想
読み進めていって、愛美の隠していることがわかってからというもの、何が何だかわからなくなって頭がこんがらがりながら読みました。 えっと?これはどういうことだっけ?だからどうなるんだっけ?って・・・ だから皆さんの感想を読んで感動で泣けたとか書かれていても私は全く泣けなかったです・・。おバカな頭を呪ってしまいます。
読了日:9月6日 著者:七月隆文
禁断の魔術 (文春文庫)禁断の魔術 (文春文庫)感想
ガリレオシリーズの最新刊。とても面白かったです。でも切なかったです。そして今回は犯罪を未然に防ぐことができたお話だったのでよかった。湯川も自分が愛している科学の力によって人が殺されるのを望んではいないだろうから。それだけに犯人と対峙する場面は真剣さが伝わってきてハラハラした。できれば、後日談でもいいから代議士には謝罪してほしかったなと・・・。(無理なことだろうけど)
読了日:9月6日 著者:東野圭吾
ときぐすり (文春文庫)ときぐすり (文春文庫)感想
まんまことシリーズの4冊目麻之助がお寿々の死から少し立ち直ってきたようでほっとした。多分これからもお寿々のことは思い出すだろうけど、きっといい思い出になっていくような気がする。がしかし、その姪のおこ乃が今度は好きになり始めてるみたいで・・・次回作はこのあたりの話になるのかな?なんにしても麻乃助がだんだん町名主らしくなってきてるのが頼もしい。今回は吉五郎が主役になるお話が多くてちょっと笑ってしまった。
読了日:8月31日 著者:畠中恵
ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)感想
途中で泣けてしまいました。相手の気持ちを考えずいじめる人間、いじめられたことで鬱屈した気持ちを晴らそうとする人間、嫉妬心から人を傷つける人間。誰でも自分と相手を比較して優劣をつけている。でもそういったものはすごく不安定なものの上にたっていてほんの少しのバランスで保っているんだなと。裁判によっていろんなものが明らかになって噂によって人が陥れられ噂によって犯罪者扱いされ噂によっていい人にも悪い人にもなる。それを見極めるにはやっぱり双方の言い分を聞かなくてはいけない。人は人を自分のものさしでしか見ていないんだな
読了日:8月28日 著者:宮部みゆき
ソロモンの偽証: 第III部 法廷 上巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第III部 法廷 上巻 (新潮文庫)感想
裁判が始まって各々の言い分がわかってきて、さらに新証言も出てきてこの裁判の意義が発揮されてきましたね。しかもそれを同じ人の目線ではなく違う人の目線で追っていくことで裁判に関わった人すべての色んな気持ちも手に取るようにわかる。まるで自分も傍聴しているような気分になる。最初に茂木記者を尋問したことで、この裁判を始める明確な理由もはっきりしたし。一人一人証人の話を聞くごとにこの事件の全容が解けていく。そしてこの事件にかかわった人の気持ちが晴れていくようですがすがしい。
読了日:8月28日 著者:宮部みゆき
ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)感想
大出が本気で自分の身の潔白を証明したいと思い始め、森山先生も自分の名誉を回復させようとし、そしてとうとう樹里も自らの口で証言したいと言い始めた。 いよいよ裁判が始まると思うとワクワクする。そして弁護人である神原の過去が野田と涼子によって少しずつ解き明かされていこうとしてる気がする。人は自分の思いこみで相手を「こういう人間だ」と感じ何か事件が起きるとその人間だと結び付けて考えてしまう。相手の気持ちも考えもせずに、それは大人でも子供でも。だからこの裁判はとても重要で素晴らしいものだなと思う。
読了日:8月14日 著者:宮部みゆき
ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)感想
大人たちや友達の噂話ばかりが先行して肝心な事件がうやむやになり、そこに通う生徒たちまでもが悪く思われることに憤りを感じた涼子たちが中学生だけで裁判をすることを発案。犯罪者扱いされていた大出を引っ張りだし事件の概要を追っていくところが本当にすごい。子供だからと言って何も考えてないわけではない。きちんと人を見ていてきちんと考えを持っている。そしてそれぞれが心に闇を抱えていたりする。そんなものがこの裁判を通してどんどんと解決していくような気がして ワクワクがとまらない。
読了日:8月12日 著者:宮部みゆき
ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)感想
自殺だと思っていたところに届いた告発状。差出人は樹里。彼女は大出にいじめられていてその仕返しに告発状を書くことを思いついたのだが、彼女の心の闇が深くて怖い。誰のことも信用していなくてただただ妬み、嫉み、恨みだけで生きている。そして柏木の第一発見者の野田もまた闇を抱えていて、中学生だとはいえ、どんな人間にもそれぞれ心の中の闇と戦っているんだなというか。(子供だからこそ周りの者と比べたりできない分世界が狭くてどんどん深みにはまっていくというか)そんなことを思ったりした。
読了日:8月12日 著者:宮部みゆき
ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)感想
映画化され前篇は観ましたが、いまいちぐっとくるものがなく、本当はどんな話だったのかが気になったので購入してようやく読み始めました。映画では自殺した男の子の人となりが今一つわかりにくかったのですが、小説になると事細かく描写されていて面白かった。裁判に関わる人物たちそれぞれの裏の事情もきちんと描かれていたので、映画で見たときのように、教師たちが簡単に事を封印したのではないというのもわかってなんとなくほっとしました。
読了日:8月12日 著者:宮部みゆき
虚像の道化師 (文春文庫)虚像の道化師 (文春文庫)感想
テレビドラマ化されたお話ばかりでした。少しずつ物理とは離れてる話もありますが、湯川の相変わらずな推理力に脱帽でした。
読了日:7月31日 著者:東野圭吾
うれしい悲鳴をあげてくれ (ちくま文庫)うれしい悲鳴をあげてくれ (ちくま文庫)感想
短編小説とエッセイが混在した変わった本でした。ただエッセイの部分もどこまで本当でどこまで嘘なの?って思っちゃうような感じで訳が分かりませんでした。 でも実家に帰って父親と将棋をうつ話はジーンとしました。自分が都会に染まっていろんなものを知ってしまったけど田舎の父親たちはずっと変わらずにいて、きっと息子が喜ぶだろうと一生懸命もてなすところには思わず涙。親って本当にいつまでも子供のことを思っているんですよね。自分ももっと親孝行すればよかったと思いました。小説の方はブラックユーモアが効いていて面白かった。
読了日:7月22日 著者:いしわたり淳治
王様のトリック (双葉文庫)王様のトリック (双葉文庫)感想
序盤で王様のトリックという本を出して受賞した新人作家のことについて文句を言う編集長が出てきて、「この題名はもったいない」と言ってたんですが、正直言うとこの小説も同じようにこの題名のために本来の面白さを損なってる気がします・・・。というか自分で自分のハードルを上げてしまった感じ・・・。(^_^;) 雪山の山荘での密室トリック?なのでしょうけど、少し無理のある展開だったかなとただ犯人の気持ちはすごくよくわかります。がしかし最後まで生き残ったのが一番嫌いなキャラだっていうのは納得がいかなかったな。
読了日:7月22日 著者:吉村達也
さよならドビュッシー (宝島社文庫)さよならドビュッシー (宝島社文庫)感想
音楽に乗せてミステリーが進んでいく。どんな曲なのかわからないのでネットで調べてそれを聴きながら読みました。金持ちの祖父の財産の半分が自分のところに入ってくると知った遙が何者かに狙われるようになり、その犯人は家の中にいる。のかと思いきや・・・・。なんとも後味の悪い事件でした。身代わりとなって生きる羽目になった主人公には同情すべきところはある。ただ、それまで彼女のことをずっと自分の娘だと思っていた母親が突然豹変するところにすごく違和感を覚えました。父親の淡白さにも少し・・・・。この本の本当の主人公は岬なんだね
読了日:7月22日 著者:中山七里
白蓮れんれん白蓮れんれん
読了日:6月23日 著者:林真理子
ランチのアッコちゃん (双葉文庫)ランチのアッコちゃん (双葉文庫)感想
帯に元気が出ると書いてあったけど、本当にそう。読み終わるとなんだか元気が出て頑張ろう!って思える。アッコ先輩と怜美ちゃんがめちゃくちゃかっこいい!人って頑張ろう。変わろうと思えば変われるんだよね。見方を変えたり考え方を変えるだけで・・・。そう思える本でした。
読了日:6月20日 著者:柚木麻子
ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)感想
40年前に廃屋となっていた雑貨店に迷い込んだ3人の泥棒さんがひょんなことから悩み相談を受ける羽目になるちょっと不思議な話。ファンタジーというかSFというか・・。時空を超えた悩み相談のやり取りがとても面白かった。最後はとても希望に満ちているというか。ナミヤのおじいちゃんの誰の悩みにも真摯に向き合う姿勢が暖かくてとても素敵だった。
読了日:6月20日 著者:東野圭吾
白蓮れんれん白蓮れんれん感想
自尊心と気位が高く、だけどいやしい心を持った人だなという印象。妾の子供として早くから嫁に出され相手に半ば強姦されるがごとくの扱いを受けて、地位と名誉に固執するわりには、学のない人間を蔑むという、少し歪んだ心を持ってしまった野ではないか?と思えるような感じの人に見えました。金で売られたという気持ちが彼女を男の元に走らせたんじゃないかと。この時代自由に恋愛することが難しかったからそれを貫き通したところはすごいと思うけど、別宅を与えられ好きなことを好きなだけやらせてもらえたことに対しての感謝が微塵も感じられなく
読了日:6月14日 著者:林真理子
世に棲む日日〈4〉 (文春文庫)世に棲む日日〈4〉 (文春文庫)感想
晋作という人は事を起こすのが好きな人なのだな。そこにはちゃんとした信念はあるのだけど、その先の安定は決して望まないタイプ。出世欲はない。それは多分晋作が恵まれた境遇に生まれていて自分から手を伸ばさなくてもそこにあったからじゃないかと・・。彼が病死しないで生きていたら明治維新はどのように変わっただろう?もっともっと外国と対等に渡り合えたのではないか?とさえ思ってしまうような 不思議な魅力を持った人でした。ただ、ものを破壊するのは好きだけど、自分が起こしたことで自分に火の粉が降りかかりそうになると逃だすところ
読了日:6月14日 著者:司馬遼太郎
世に棲む日日〈3〉 (文春文庫)世に棲む日日〈3〉 (文春文庫)感想
晋作たちが外国を自分の目で見て改めてこんな国と攘夷をしようとしていたのかと思うところまではよかったのだけど、そのあとの彼の行動が全く持って予測不可能。そして長州の中での藩政府に対する不信感が膨らみ、不満分子が増えてきて 彼らが勝手な行動をするたびに藩はアタフタとしていて、藩政府が完全に平和ボケしているところが面白い。危機感を持っているのは実際に外国を見てきた晋作たちであり、とにかく外国を入れるのは反対だという一種の思い込み?晋作と長州人の中が完全に三分割されていて、刻一刻と状況が変わっていって面白かった。
読了日:5月17日 著者:司馬遼太郎
アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)感想
チャーリーは頭がよくなりたかった。頭がよくなれば母親からぶたれないから。求めて求めてずっと求めていた愛情は結局得られないばかりか、知らなくてもいいことまで知ってしまい。傷つきそして自分の未来を知って恐怖し、元に戻っていく。頭が悪いからと言って感情がないわけじゃない。それを表現するすべを持っていないだけ。彼が記憶を呼び戻すたびにつらかった。そして頭がよくなったときに自分が人間として扱われてないことに傷ついた。とにかく切ない。人として大切なのは知能でも知識でもなく心なのではないか?そんな風に思った。
読了日:4月22日 著者:ダニエル・キイス
世に棲む日日〈2〉 (文春文庫)世に棲む日日〈2〉 (文春文庫)感想
松陰が死に高杉の話に変わっていった二巻目。松陰はあくまで思想にこだわり、思想で相手の気持ちを変えようとしたみたいだけど、根が正直なのか言わなくてもいいことまで言って死ぬことになってしまったのですね。吉田松陰といえば、無謀にも黒船に乗って外国に行こうして捕まった残念な人っていうイメージでした。やっぱりそうだったんだなぁ〜って松陰の後を引き継いだ晋作が上海に行って直に偉人たちに触れ、やはり攘夷だという気持ちを深くしたように、もしあの時ペリーの黒船でアメリカを見られたら松陰のやり方も全然違っていたんじゃないかと
読了日:4月20日 著者:司馬遼太郎
世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)感想
花燃ゆを見ていたらこれを読むと松陰のことがよくわかるよというアドバイスをいただいたので早速読んでみました。大河はこの話をベースに作られているのがよくわかります。伊勢谷さんの演じる松陰がまさにこの小説に出てくる松陰そのものですごいなと思いました。ただ、幼くして叔父に虐待のような形で兵学を学んだ松陰は真面目でガチガチの石頭に育ってしまってもおかしくないはずなのに、好奇心旺盛で子供の心を持ったまま育っていてその実像が未だにつかめません。優しいけど頑固真面目だけど破天荒・・・。すべては何かを学びたいただそれだけ
読了日:4月8日 著者:司馬遼太郎
ウィンター・ホリデー (文春文庫)ウィンター・ホリデー (文春文庫)感想
親子の話のはずなのに親子に見えないwwヤマトの心の声はまんま恋人に対する感じwそもそもヤマトと奥さん?はどうして別れることになったのか?若気の至りだったのか?そのあたりがわからなかったけど、ようやく少しわかってきた。進のおかげで二人の距離も縮まって、しかもそれがうまい具合に転がっていきそうで進くん本当にナイス!と思ってしまった。そしてこの小説を読んでいると人として大切な事。やったほうがよいこと。まで教えられるなぁ〜。と思う。特にジャスミンさんの言うことは深い。メモってしまいそうになるw
読了日:3月18日 著者:坂木司
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)感想
田中が刑期を終えて出てきてまた「晩年」を狙うのでは?と栞子さんと大輔は警戒するけど、その当の本人からまた別の「晩年」を探してほしいっていう依頼が来てそれを探すことになってしまう。太宰の晩年にまつわるいろんな話が盛り込まれててなかなか興味深い。がしかし・・・。最近栞子さん親子の秘密がわかるにつれて、この親子めちゃくちゃ怖い。と思うようになってきた。大輔くんは栞子さんにぞっこんで盲目なのかもしれないが、私なら「付き合うのやめたほうがいいよ。」と言ってしまいそうになる。
読了日:3月18日 著者:三上延
生存者ゼロ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)生存者ゼロ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
北海道沖で石油を掘りだしていた基地に異常があったと知らされ自衛隊機がテロに制圧されたとみて救助するために出動したのだが、そこにはおびただしい血にまみれた無残な死体ばかりだった。作業員たちの死因はウイルス感染によるものと断定されたのだが・・・。パンデミックを題材にした話、とても面白かったけど、富樫がただの狂った博士という役割だったのがちょっと残念。もしかしたら演技なのかとずっと思っていたのになぁ。そして狂暴になった○○が、あまりにも強靭で多すぎで少し現実離れしてたかなとも思ったけど、こういうパニック物は読み
読了日:2月23日 著者:安生正
木暮荘物語 (祥伝社文庫)木暮荘物語 (祥伝社文庫)感想
三浦しをんさんのものはこれで二作目。以前読んだものがほっこり系だったのでそういうジャンルばかりかと思いきや、意外と・・・なんというかかなり突っ込んでいるというか。エロいというか・・・。でもなんだろう、これが人間臭いというか。。。しかし一歩間違えば犯罪というかすでに犯罪?を犯してる人もいたりして不思議な面々を描いた作品ばかりでした。だけど・・なんだろう?やってることはあれなんだけど、読後感は悪くなかったです。
読了日:2月5日 著者:三浦しをん
えどさがし (新潮文庫)えどさがし (新潮文庫)感想
しゃばけの外伝。佐助は若だんなに出会う前の話。仁吉は若だんながいなくなった後の話。若だんなの生まれ変わりはどんな人なのか?すごく気になった。外伝もずっと続けてほしいくらい。そして佐助はどうやって長崎屋に奉公人として入ることになったのか?そのいきさつがわかってなんだかニヤニヤ。そしてしゃばけでは常に脇役だった日限の親分の話や以前龍の目玉をとってしまった話に出てきた禰々子の話。そして広徳寺の寛朝の話など、いろいろ詰め込まれていて楽しく読めた。
読了日:1月31日 著者:畠中恵
ひなこまち (新潮文庫)ひなこまち (新潮文庫)感想
しゃばけシリーズ第11弾、続いてますね〜。今回は「助けてください」と書かれた木切れが見つかったことから始まる話、5つの事件と木切れが関係しながら描かれてました。若だんなの周りにはどうしてこんなにも事件と悩み事がやってくるのか?呼び寄せてる感じですよね。そして前回うじうじと悩んでいた若だんなも自分のやるべきことやりたいことが少しずつ見えてきたようで今回はあちこちへ出かけていって悩みのヒントをつかんで解決。二人の兄やももう少し若だんなに大人の扱いをしてほしいですよね。自立しかかっているんだから。
読了日:1月23日 著者:畠中恵
遺臣 百万石の留守居役(四) (講談社文庫)遺臣 百万石の留守居役(四) (講談社文庫)感想
家綱が亡くなる寸前で将軍の座を射止めた綱吉。だが酒井雅楽守はそれを認めず暗殺を企てようとする。今まで酒井を敬ってきていた家臣たちが次期将軍が綱吉とわかるや否やそれを推し進めた堀田備中守にすり寄るために小沢(留守居役)を介してなんとか取り入ろうとする。まさに今のサラリーマンの派閥争いのようなやりとりが面白かった。そんな中にいて一人数馬は妾や妾宅をどうするかで悩んでいたりして話があまり進むことはなかった。酒井が綱吉暗殺の責任を加賀藩に追わせようと画策しているのを前田もいち早く察し、画策するあたりのやり取り
読了日:1月18日 著者:上田秀人
新参 百万石の留守居役(三) (講談社文庫)新参 百万石の留守居役(三) (講談社文庫)感想
留守居役に抜擢された数馬だったけど、この巻ではひたすら忍耐に忍耐を重ねあまり知らない役人の役目が勉強になりました。ただ次期将軍のために奔走する内容ではなく、酒と女と接待をして各藩と仲良くなり、協力し合い、けん制し合うかというのの繰り返し、その裏で酒井と堀田の次期将軍の根回しが繰り広げられてその腹の探り合いなども面白かったです。まさか宮家から将軍をという判断を家綱がしていたとは・・・。でもその願いはかないませんでしたね。堀田がうまくやったなという感じ。
読了日:1月16日 著者:上田秀人
思惑 百万石の留守居役(二) (講談社文庫)思惑 百万石の留守居役(二) (講談社文庫)感想
一巻目は人物紹介と加賀藩の成り立ちと数馬と直作との出会いだったけど、二巻目からは動きがありましたね。急に前田綱紀に次期将軍の命が下ったのは、加賀藩潰しが目的でもあり、酒井雅楽守の思惑や加賀藩の将軍推挙の賛成派と反対派の目的と思惑が色々とあってう〜〜〜む。とうなってしまう内容になってました。 印象の薄い家綱が酒井と一緒に徳川を守るためにいろんなことを考えていたとは、なかなか面白かったです。そして江戸に着くや否や留守居役にされちゃった数馬今後はどうなるんだろうか楽しみです。
読了日:1月16日 著者:上田秀人

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