IC-706mkU修理:低温時送信不可or周波数ずれ

January 14 [Mon], 2019, 22:57
先シーズンの寒い時期、2mFMで移動運用時にコールすると「周波数がずれてますね」とコメント頂いたことがありました。しかし、次のQSOの方にコメント頂いたところ「問題ありませんね」とのこと。疑問を持ったまま約一年経ってしまったのですが、今年のQSOパーティー参加時に2mFMでコールしたところ信号は59なのにコールバックが全くありません。画面表示上もパワーが全く出ていない。。 仕方がないのでパワーの出るCWでしばらく運用、その後FMを確認したところ、今度はパワーが出ていました。

確認の為、自宅に戻って無線機が冷えた状態で室内に持ち込み即電波発信。すると確かに周波数がすっ飛んでいます。症状としては、マイクONから数秒間掛かって本来の周波数にじんわり移動するイメージです。モードしてはFMで全バンドで同一症状、それ以外(CWなど)では問題ありません。

最初は電源回路部分のアルミ電解の容量抜けが原因かと考えました。(FMはフルパワーが常にでるので。ただ、2mはフルパワーで20W、HFは50WですのでHFのCWで症状が出ないのが解せませんでしたが)
706mkUは電源回路に個人的に設計ミスだと思われる個所があります。13.8V→5Vの三端子レギュレータ生成の回路ですが、レギュレータ入力手前に抵抗で電圧を落としている部分があるのですが、この抵抗は受信時でも触れない程熱くなります。(数秒で確実に火傷するでしょう) しかも、この抵抗にピッタリくっついて容量の比較的大きいアルミ電解(しかも85℃品)が実装されています。これは回路と実装の両方で設計ミスでしょうね。このアルミ電解を取り外して確認してみました。すっかり容量が抜けきっていると予想していたのですが、確かに容量減だが220→190μF(低温時)でしたのでまだ残ってました。但し、かなり弱っているのは確かなので手持ちの105℃品に交換です。

写真の下側2つのアルミ電解の間に立って実装されている抵抗(電圧降下用)が触れないくらい発熱しています。ありえない設計です。抵抗自体の劣化も心配ですが、当然アルミ電解も炙られています。

ということで、こんな感じに基板を浮かせた状態でアルミ電解1つを交換。




しかし症状は治まりませんでした。FMモードだけの症状なので原因は別なところにありそうです。英文のサービスマニュアルをネットで探してあったので、再度読んでみるとFMで周波数に関わる調整箇所を見つけました。チェックしたところ、サービスマニュアルの指定値からかなりずれていました。まさにここ、調整後は低温でも問題なく周波数制御できています。

こちらだった様です。びっくりする位ズレズレでした。

明けましておめでとうございます。

January 03 [Thu], 2019, 21:13
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
今年も「JARLニューイヤーパーティ(QSOパーティ)」に参加できました。初日は亘理町からモービルシャックでの運用だったのですが、小型のパドルの調子が良くなく(言い訳)打ち間違えのオンパレードとなってしまいました。(移動用に便利な小型パドルを修理したまま自宅に忘れてきてしまいましたので、緊急時用のパドルでの運用になってしまいました。)

二日目の午前中に自宅から40mで運用。こちらは通常のパドルなのでご迷惑をおかけしなかったかと思います。20局をクリアしてからは普段運用しない2mFMでのんびりとやらせていただき、結局39局で終了としました。ローカルさんの1stQSOやA1Clubの方、ロングのQSOもそれなりにあって、なかなか楽しい運用となりました。

今年もぼちぼちとお空に出没しますので、よろしくお願いいたします。

免許証:第一級陸上特殊無線技士

December 08 [Sat], 2018, 16:11
そういえば、少し前に免許証が届いていました。最近の免許証はキラキラしてますね。ホログラムかな?かなり光を反射するのでちょっと目立つかも。。そんなに難しい資格ではないですが、無線関係では初めてのプロ資格取得となりました。

VP6D

October 27 [Sat], 2018, 14:25
いくつか落ち着いたので久しぶりの交信ネタ。VP6Dがバンドを賑わせていますが、Digiモードも交信できました。別なペディションでローバンドは幾つか交信できていたので今回はできればそれ以外と思っていましたが、12mSSBに加えて今日は17mFT8ができました。
FT8の場合は、ながらコールができるので気が付いたときには交信完了している時がありますね。そっけない感じもしますが、それでもなんとなく嬉しい。



カウンタユニット再度メンテ2:FT-901

September 08 [Sat], 2018, 18:44
続きです。
結局、原因はカウンタユニットではなく、XTALユニットもしくはVCOユニットの様です。測定器で詳しく確認してみると、XTALユニットの出力周波数が全バンド誤差がでていることが分かりました。そしてこの周波数を少し調整することで10Bバンドでのフリッカー現象は起こらなくなりました。

ただしここで別な問題発生です。ひとつはサービスマニュアルの指定値まで調整できないこと、もう一つは単にサービスマニュアルの周波数に近づけるだけでは別な不具合現象が発生することが分かった事です。全バンドではありませんが、例えば40mなどでは高い周波数(7.300MHzあたり)でPLLロック外れのような状態になります。(カウンタは正常表示なのですが、まったく関係ない周波数を受信しているようです。というより広範囲を高速でスイープしているような感じかもしれません)XTALユニットの発振周波数を数10Hz動かしただけでです。(サービスマニュアル値に近づける側で現象発生。。)

暫く悩みましたが、VCOユニットの可変範囲もサービスマニュアルと誤差があります。XTAL、VCOの組み合わせで起っている感じでしょうか。ただし、サービスマニュアルにXTAL、VCO、PLLユニットの調整方法が書かれていませんので、実害がないこともありこれ以上は深追いしませんでした。

マーカーを受信しながらバンドチェンジすると微妙な音変化があるのは、XATLユニットの周波数が指定と異っているのと、ばらつきがバンドごとに異なっているからでしょう。

とりあえずこれにてメンテ完了です。

カウンタユニット再度メンテ:FT-901DM

September 01 [Sat], 2018, 18:09
またもや、カウンタユニット不良でメンテしていました。カウンタユニットには2つの水晶発振子が実装されていて、これとVFO発振を合成してカウントし表示しています。このうち片側で扱っているバンドのカウンタ動作が止まってしまいます。この症状は前回メンテ時と同じです。


今回は根本原因を探るべく2つの水晶発振子を入れ替えたり、周辺の電圧を比較したりといろいろと試してみました。結果、水晶発振子に供給している電圧が低下する時に発生している可能性がありそうですが確定できませんでした。(少しふらつきがある。供給電圧をON/OFFしているトランジスタ劣化?)

いろいろと試した後、元に戻してエージングしながら様子をみていますが今のところ再発しないようです。ところが今度は、これまで問題なかったバンドで表示がフリッカー状態になり始めました。以前も見たことがあるような??
どうやら温度が上がった状態でバンドスイッチを素早く(まあ普通そうですね)動かすと再現します。これをじわっとゆっくり回すか、一旦少し通り過ぎた感じにしてじわっと戻すと症状がでません。。。。 温まるとバンドスイッチ周りに何か起こる??謎ですが対象方法はいまのところこれしかありません。

FTDX101MP:おしいなあ

August 25 [Sat], 2018, 15:45
今日はハムフェア2018初日ですが、いつもの様に自宅から情報収集のみです。。

YaesuのSDR-HRリグですが、200Wバージョンも出るようですね。ということで5000MPの後継も用意したという事ですね。これでICOMのIC-7610と競える準備は完了ということでしょうか。KENWOODさんはますます劣勢かな。。価格は7610より上がる感じはします、200Wで7610とぶつかる価格なら褒めてあげたいですが。

FTDX101MP情報

個人的には7610より安価なら調べてみたい気はしますが、まあ無理でしょうか。。
ということで、「IC-7300x2+ちょっとした工夫での連携同時デュアルモニタ+リニアアンプ」構想には勝てないでしょう。

−−−追記−−−
価格は100WタイプのFTDX101Dが40万円程度、200WタイプのFTDX101MPは60万円程度らしい。ということで、残念ながら僕の予想がことごとく当たったので、100WならIC-7610は売れ続けるし、200Wでデュアルモニタが欲しいなら、FTDX101MPや7610を購入するよりIC-7610と比較しても半額以下の「IC-7300x2+ちょっとした工夫での連携同時デュアルモニタ+リニアアンプ」がお勧めですね。

TS-890:ちょっとないかな

August 18 [Sat], 2018, 15:09
TS-890の情報がメーカー公式HPを含めてそろそろ出そろってきましたね。中級機としては後発ですし、IC-7610あたりに価格帯としてぶつけてくるのかと想像していましたが違ったようです。なんと、独自路線でした。下記の基本機能を考慮すると7610と同等もしくは下?なんて勝手に考えていましたが、SDRではないので資材費が結構かかるのでしょうね。なんと価格が定価:448,000円。。ちょっと盛り過ぎてませんかねぇ?

・100W出力
・スプリット時の同時2波受信:無し。。

定価ベースで7610より10万弱高価となる設定ですね。7610はスプリット時の同時2波受信あり。RMDRが4dB良いようですが、7610は同社の高級機に忖度した値という噂もありますし、そもそも機能ダウン(個人的にはです。2波同時受信)したうえでたったの4dBで10万以上高価となると、KENWOOD信者向けか?(同社TS-590を持っていいれば連携して2波同時受信できるらしい)後発だけに他社と比較して機能追加があるようですが、ソフトウェアで解決できそうな内容ですので、他社もバージョンアップで対応してくることは十分に考えられます。

現在IC-7300一台で運用しています。このリグも2波同時受信はできませんが、少し前の高級機よりRMDRはかなり良いです。2波同時受信についてはPCソフトウェアの力を借りて完全ではないですがほぼ解決できている状態です。どうしても完全な2波同時受信を実現したいとなったら、IC-7300をもう一台購入してリモート接続して連携させる予定です。(7300本体+αで構築可!) 合計でIC-7300X2+αで20万中くらいですからねぇ。

2波同時受信できるFTDX-101Dはどんな価格設定でしょうね。こちらは7610にぶつけてくると思いますが、YAESUさんはソフトウェア設計がどちらかというと苦手ですからねぇ。。

使い勝手改善用ソフトウェア(1):IC-7300

August 11 [Sat], 2018, 16:38
普段使いで個人的に最も大事なソフトウェアはLogger32になります。DXとのQSOは全てこのツールに保存して管理していますので必須ソフトウェアになります。無線機の周波数をリアルタイムで取得できますし、ALL NewなのかBand Newなのか、LoTWに参加している局なのかを確認できますので非常に便利です。国内QSOにはHamlogを利用していますが、皆さんご存知のとおり国内交信用の情報としては完璧ですので便利に使わせていただいています。Logger32との同時立ち上げ使用する場合が多いですが、そもそもHamlogは無線機との通信速度設定が低めのものしか選択できないので、接続は諦めて周波数入力は手打ちで構わないと判断しています。

このようにIC-7300を使う上での便利ソフトウェアはLogger32との同時利用を考慮することになりますが、単純に組み合わせて使うと組み合わせによってエラーが出ることが分かりました。VSPE(バーチャルCOMポート)は標準で使用する前提です。

<N1MM−Logger32>同時使用〇
N1MMはIC-7300のバンドスコープがUSB経由で取り込めるので大画面で確認ができる様になるのと、バンドチェンジ時に便利です。(IC-7300はバンドボタンがありませんので。。。)このN1MMとLogger32の組み合わせは、DATAモード以外で利用します。

・利点
 バンドスコープ機能(しかも「本体EDGEでFIX No.1」を選択しておけば設定外へ周波数を動かしても自動で画面が切り替わります。(IC-7300本体とN1MMの画面双方。その際No.1の内容も自動で書き換わりますが)
 両ソフトウェアはそのまま同時使用可
・足りない点
 DXとのスプリット交信時のTX周波数確認などの機能がない(スプリットはDXLaboが便利、別途説明)

<Dxlablauncher−Logger32>同時使用〇
DXLaboはバンドスコープはありませんが(たぶん)、それ以外の無線機操作が非常に便利です。(バンドスコープ画面があればN1MMは不要かも)機能一覧は下記。

・利点
 バンドチェンジ
 モードチェンジ
 フィルター切替(3段階OK)
 VFO(A/B)切替
 スプリットON/OFF
 XFC機能
 マウス操作で周波数Up/Down
・足りないところ
 バンドスコープ
実はIC-7300はデュアルモニタがありませんので、スプリットでのピックアップ周波数の確認としてIC-7300を2台使用する方法を検討していたのですが(IC-7610を1台購入するよりIC-7300x2+αの方が安価)、上記の機能をうまく使えばかなり補完できる事がわかったので2台体制は不要かなと考え始めています。

<JTDX−Logger32>同時使用✖(エラーで動作停止。但しOmni-Rig使用することで改善)
JTDXは最近流行りのデジタルモードFT8での利用を考えていますが、Logger32との組み合わせでエラーが出ることが分かりました。両方立ち上げて暫く時間が経過すると必ずエラーが出ます。ログはJTDXからLogger32へ転送されるのでこれを利用することとして、JTDXを使用する時はLogger32と無線機との接続を都度OFFにする必要があります。しかし、「Omni-Rig」を使用することでこの問題を回避できる様なのでこの問題はなくなりました。(他の方のHPを参考にしました。TNX!)
また、デジタルモード時のバンドチェンジと周波数調整ですが、デジタルモード(特にFT8など)の場合は運用周波数がほぼ固定されているので、IC-7300自身のメモリー機能を使えば不便ではありませんね。

・利点
 FT8運用で個人的に使いやすいと判断(但しPediモードの場合はあのソフトを使用する)
 QSOログのLogger32への転送機能
・欠点
 エラーで停止→但し「Omni-Rig」で解決

 →「Omni-Rig」によるエラー回避については別記事で設定をまとめておく予定。










使い勝手改善用ソフトウェア(リスト):IC-7300

July 28 [Sat], 2018, 21:09
IC-7300は性能自体は素晴らしいですが、小型だけあって使い勝手に少し課題があります。ということで、このあたりはソフトウェアの力を借りて改善しようと考えています。当然PCを使うことになるので、ログ用ソフトウェアやデジタル通信用ソフトウェアとの同時使用の相性問題などもでてきます。

<使用できそうなソフトウェア一覧>
 Logger32(DX用のログソフト)
 HamlogWin(全QSO対象ログソフト)
 Dxlablauncher(バンド/モード/フィルタチェンジ用と対DXスプリット交信で便利)
 WSJT-X(FT8のDXペディション対応ソフト)
 JTDX(上記以外でFT8などで使用)
 N1MM(スペアナ&ウォーターフォールとバンドチェンジ用)
 VSPE(バーチャルCOMポート)
 Omni-Rig
 その他

複数ソフトを同時利用する場合はVSPEを利用しますが、相性があるのでやはり全てのソフトウェアが同時に動かせるわけではないようです。用途で組み合わせるソフトウェアを変える必要がありますがなんとかなりそうです。いろいろと分かってきたので、別途細かく整理していきます。

つづく
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