『カミュなんて知らない』という映画を見て

August 19 [Tue], 2014, 18:24
「人殺しを経験してみたかった。人を殺したらどうなるか、実験してみたかったと言ってもいいです」。2000年5月、愛知県豊川市で実際に起きた老婆刺殺事件を題材に、カミュの『異邦人』をオーバーラップさせて描いた作品。

大学の映研でこれを主題に自主映画を撮る企画が進行している。同時に彼らには、就活等現実的問題が横たわる。当然男と女、友情も絡められる。

彼らのこの事件に対するアプローチと現実問題に対するアプローチがシンクロされて物語は進む。

やはり衝撃的なのはラスト。映画用の撮影なのか、現実なのか境界線がはっきりせずに、殺人が進む。敢えて曖昧な表現になったのは、現代の混沌とした世相を表している。夢かうつつか、うつつか夢か。一歩間違えば、自分の身に降りかかりかねない。噛み砕くには一回だけの鑑賞では足りないのかもしれない。
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