パリ生活とギリシャ頻回訪問で開眼したこと

February 12 [Tue], 2019, 13:47
もともと料理が好きで、

フランス料理や中華料理などを結婚前には色々とならっていたんです。

しかし、
現実生活では、
うまく食材と家計をやりくりをしながら、美味しいものを提供することが
いかに難しいか、ということ。



家事は色々煩雑だし、
そんなときに、
例えば、ホウレンソウのお浸しなんて、
料理教室で教わった通り、あるいは料理本と同様、
いちいち巻きすできれいにまいて整えて、なんてまでやっちゃったら、
その一品だけで、くたくたですよ。


実際の生活のなかで、
いかに、短時間に手抜きで美味しく感じられる料理を家族に提供するか、、、というのは
かなりの難題でした。


パリで暮らしながら、
知り合いのフランス人との食の経験から
「無理しない」「手間をかけすぎない」料理を徐々に体感していったんです。



知り合いのフランス人は
有名なポワラーヌのパンがお気に入りだったんですが、
それを買ったばかりのものは、それなりに食し、

当然、食べきることなく、少し余るんですが、
それを、数日後の朝食には、オーブンでカリカリに焼いて
お手製のジャムやヌテラをたっぷり塗って食べたり、

また、そのカリカリにしたものをサラダに加えたり、
あるいは、トマト煮に加えたり、と

そして、それは食感が変わって美味しく思え、イケると思うわけです。


あるときは、
話が長くなって、なら夕飯ウチで食べる?
とかいうことになり、

しかし、彼女の家には、牛肉は買い置きがあり、
レタスが常備、ジャガイモも常備、チーズも何かしら常備、という状況で。


ささっと、ステーキを焼き、みんなで取り分けるスタイルにし、
そして、バゲット、
レタスに賽の目に切ったジャガイモをさっとフライにしたもの、とオリーブ油と黒コショウでサラダ、

最後に、チーズ。

スタイルがあるので、ちゃんと食事した感もあり、すごく満足させてもらったことを覚えています。


それって、
日本の場合、
天然鮭の甘塩、

レタス?かジャガイモ?で、時間をとらないサラダを作り、
ジャガイモも賽の目に切ると、あるいは薄切りにしてさっと油で揚げたら美味しく食べられますよね?
もしくは、人参でも同様。薄切りにして、素揚げして、レタスとか、白菜とか、キャベツとかに合わせる。


そして
作りたければ、かつおだしのお味噌汁?乾物のわかめか青のりで。


最後は、チーズ買ってなければ、ヨーグルト?
もしくは、貰い物のフルーツ?残り物のチョコレート?
もしくは、アイスクリーム?

もしくは、残り物のパンか、クラッカーにジャムをつけて

そしてお茶?


っていう具合でしょうか?


食の目的は
まずは、身体を作る補給をすること、
そして
食を媒体として、家族や、他の人とコミュニケーションをとれるチャンスを利用する、
あるいは、一人ごはんでも、
まったりして一日を振り返ったり、音楽を楽しみながらの手段にする、とか、


最も、大切なことは、
そういう準備を、大げさでなく、
食事をともにする人たちを巻き込んで、さりげなく用意し、
気持ちを盛り上げ、
身体の栄養をとる食事としていくこと。



家族にたべさせるのに、一人こもって、
一人だけで、ひたすら食事の用意をするなんて、楽しくないですよね。


さりげな〜〜く食のシーンを作っていく、そのフランス人には色々と教えられた気がします。



そして、
一方、
ギリシャ、ギリシャのタベルナ(庶民的なレストラン)では、
必ず、メニューに紹介されている料理があるわけではなく、
今日はない、ということがよくあります。

そして、何が食べたい?厨房を見ていいよ、となり、
今日はこれがある、というようなことになります。


だから、
私が大好きなギリシャ風キャベツの煮込みは、
無いよ!ということがあったり、なんていうのはよくあることです。
そして、客のほうも、おたくねぇ!おたくの得意料理のキャベツの煮込みがないなんてダメでしょう!!なんていうことも言わない。



そして
野菜のお浸しなんていうのは、

いちいち巻きすできれいにプレザンタシオンなんかしてなくて、
スープ皿みたいなものに、どさっと、
おまけに、数種のその日に入手できた緑色野菜をゆでドサッと器に入れているだけで、
あとは、お客が塩とレモンとオリーブ油をかけて食べて、というようになっています。


そんな食を何度も何度も経験していくと、

わたしって、いったい何をやって、時間がかかるとか、ぶつぶつ言ってたんだろう?
だし取らなきゃ、料理はできない、とか、(味噌汁だって)
ホウレンソウの洗い方ひとつにしても、日本のめんどくさいやり方とは全く違い、、、、

もう、こんな手抜きで美味しいことを知ってしまったら、
料理教室で教わってきたこと、なんだったんだろ、と思いました。

元々、
ワタシは、こんなに大変なこと、手間がかかることを一生懸命やってるのよ〜〜なんていうことを
人にアピールするのは好きではないし、
料理も、さりげなく、
家事もさりげなくありたい、ということを信条としていたワタシには、
そういった経験が、
はまりすぎました。


だから、
それ以来、
子供のお弁当なども

ちょっと他のおうちと違ったものを
出すようになってしまったのでした。






















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