卒業式そして卒業しなければならない風景

March 13 [Thu], 2008, 18:08
 東大阪市内の中学校卒業式に来賓として参席した。
今は中学生からブレザーになっている。私の中学時代
といえば黒い詰襟とボタンの制服の記憶にある。

 例年、学校長が巣立ちゆく生徒達に人生の道のりをし
っかり歩む旨の祝辞を述べている。そうして子供たちは
一つの区切りを涙とともに終えて卒業していく。
 国歌斉唱になると例年変わり映えのしない同じ風景が
大人達の間で繰り返される。今回も国歌斉唱となると起
立したのは学校長と他一名ほどで、残りの教職員は着座
したまま歌うことすらしない。明朗快活に国歌を歌う来
賓席の姿を見て、着座したままの教職員は何も感じない
のだろうか。子供たちは毎年、学業を終えて卒業してい
く。学校の現場でも、そろそろこの無意味な信仰とでも
言うべき国歌斉唱拒否という大人げない姿を卒業できな
いものだろうか。
 教育の上で、大人が特定の思想を基に国歌を歌わない
という姿を子供達に晒すことは好ましくない。子供達の
自我、歴史認識の上でも非常に偏った悪影響を及ぼすこ
とは間違いない。

 国の旗を掲げ、国の歌を歌うことが強制になるだろう
か。私はならないと思う。各国の人々が各国の旗と歌を
持つということは自然であり、義務だとか強制という視
野ではなく自我の感覚である。教育の上で、日本人なら
日本人としての日本への自我を持つということは極めて
自然で重要なことであり、将来に子供達が国際社会で国
際人たろうとすればするほど、日本人としての日本の自
我が不可欠になってくる。世界に出れば、世界の現実と
世界の空気を吸えば自ずと芽生えるのが自我である。
 戦争はいけない。極力戦争を回避させるのが政治と外
交の最大の使命であり、歴史として回顧した際に戦争が
いかに非人道的で悲惨であるか、だから戦争は避けなけ
ればならないことを次世代に教えていくことが教育の使
命でもある。

 国旗と国歌が戦争の象徴だという認識から教職員が国
歌斉唱を拒否しているのだとすれば、その視界は間違って
いる。どの国々も国旗を掲げて戦争をし、戦場でも国歌
を歌った。日本人だけが掲げ歌ったのではない。そうして
いかに戦争が悲惨で避けなければならないかということを
人類は歴史として肌で学んだ。
 戦争をしてはならないと教育しよう。そして自然に自
国の旗に向き合い歌を歌おう。先ずは大人から。
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