28週後...

January 27 [Sun], 2008, 12:43
世界的にスマッシュ・ヒットしたゾンビ・アクション・ホラー「28日後...」の続編。ウイルス感染発生から28週後、米軍主導のNATO軍監視の下、復興が始まったばかりのロンドンを再びウイルスの脅威が襲う様を描く。

出演は「トレインスポッティング」「フル・モンティ」のロバート・カーライル、「ホワイト・ライズ」「トロイ」のローズ・バーン、「サラ、いつわりの祈り」「スタンドアップ」のジェレミー・レナー、「マトリックス リローテッド」「LOST」のハロルド・ペリノー、「ブレイブハート」「サウンド・オブ・サンダー」のキャサリン・マコーマックほか。
監督は「10億分の1の男」のフアン・カルロス・フレスナディージョ。
ダニー・ボイルとアレックス・ガーランドは製作総指揮を担当。


ドーン・オブ・ザ・デッド」「ショーン・オブ・ザ・デッド」以来のゾンビ映画の傑作!(厳密に言うと"ゾンビ"ではなくて、レイジ・ウイルスに感染してしまった"感染者"なんですが、前作も含めこのシリーズは明らかにゾンビ映画)


全編に漂う圧倒的な絶望感と悲壮感、画面を覆う暗澹とした色彩と人間を突き放すかのような冷たさと美しさを放つ音楽。
この世界観はハリウッドではまず作れないでしょう。
前作も従来のホラー映画的手法とは違う形で終末の恐怖や、人間の孤独や恐ろしさ、家族の絆といったものを描いた見事な作品でしたが、まだ救いはありました。
しかし、今回はそれが皆無。
ほっと一息つけるようなシーンもなし。
徹底して、危機的状況下における人間の、群衆の、そして国家の恐怖を描いています。
そういった意味では、ロメロが描いた名3部作の遺伝子を最も受け継いだ作品かも知れません。


前作「28日後...」とこの「28週後...」は、例えるなら「エイリアン」と「エイリアン2」くらい完璧な組み合わせだと思います。
今後作られる終末映画(と呼ぶのかどうか知りませんが)の新たな指標となる傑作です。
スプラッター描写、アクション要素もかなりスケール・アップしているので、恐らくホラーがそんなに好きじゃない人には厳しい内容だと思うんですけど、傑作なものはしょうがない。
必見!!


ナイト・ミュージアム

May 11 [Fri], 2007, 20:30
ニューヨークの国立自然史博物館を舞台に、新任の夜警となった主人公の目の前で、展示物が次々と動き出し大騒動を繰り広げるさまをコミカルに描くファンタジー・コメディ。
主演は「ズーランダー」「ドッジボール」のベン・スティラー。
共演に「奇蹟の輝き」「ジュマンジ」のロビン・ウィリアムズ、「スタスキー&ハッチ」「ウェディング・クラッシャーズ」のオーウェン・ウィルソン、「シン・シティ」「ブラッド」のカーラ・グギーノ、「メリー・ポピンズ」「天国から来たジャズマン」のディック・ヴァン・ダイク、「少年の町」「ティファニーで朝食を」のミッキー・ルーニー、「バード」「イナフ」のビル・コッブスなど。
監督は「ピンクパンサー」「ジャスト・マリッジ」のショーン・レヴィ。

ずっと観に行きたかったんですよねこれ。
だってベン・スティラーだし(笑)
正直そこそこ楽しめたら良いかな、くらいの期待しかしてなかったんですが、これがかなり面白かったです。
まぁ予告編なんかで分かる通り、内容は博物館の展示物たちが夜になると動き出して、ベン・スティラーが大騒ぎするという単純明快なもの。

しかし!

そんなベタであざといくらい子供向けで王道まっしぐらの内容ながら、ダメ男を演じさせれば天下一品のベン・スティラーの存在と、適度なコミカルさをミックスしたリアルなCG、そしてテンポの良い演出によって、今後ファミリー・ムービーとして長く愛されるであろう必見作に仕上がっていました。
盟友オーウェン・ウィルソンと先輩コメディ俳優ロビン・ウィリアムズとの絡みも見事。
と言うか、オーウェン・ウィルソンって脇役の時の方が張り切ってないか?
今回もクレジットなしなのに目立ち過ぎ(苦笑)

ちなみに、僕は種族も文化も存在した時代までも違う歴史上の様々な人物や動物たちが心通わせていくクライマックスにちょっとウルウルきてしまいました。
散々バカな事やって笑わせといて突然良い事言うんだもんなぁ。
これを見て子供たちがお互いを想い合う大切さを学んでくれたらいいですね。


ナチョ・リブレ 覆面の神様

February 03 [Sat], 2007, 15:00
実話をヒントに、傾きかけた修道院を救う為、メキシカン・プロレス(ルチャ・リブレ)の覆面レスラーとして奮闘する心優しきダメ男の活躍を描いたスポーツ・コメディ。
主演は「愛しのローズマリー」「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラック。
共演にエクトル・ヒメネス、アナ・デ・ラ・レゲラ、リチャード・モントーヤ、「コンスタンティン」「プリズン・ブレイク」のピーター・ストーメア、セサール・ゴンサレスなど。
監督は「バス男」のジャレッド・ヘス。

「ハイ・フィデリティ」「愛しのローズマリー」「スクール・オブ・ロック」「隣のリッチマン」「キング・コング」…、準主役以上の役をやり出してからのジャック・ブラック作品に外れはありません。
そんなわけで、この「ナチョ・リブレ 覆面の神様」にもかなり期待していたのですが、全く期待を裏切らないどころか、これまで以上にジャック・ブラックという俳優を好きになってしまいました。

ストーリーはもうベタベタ。
決して真新しい要素はないですし、展開も簡単に読めてしまうのですが、この作品はジャック・ブラックの表情を、動きを、そして歌を楽しむのが正しい鑑賞法。
あのぽっちゃり体型のジャック・ブラックがレスラー役なんて、それだけで成功を約束されたようなものです。
相変わらずの目力、表情でアドリブ連発。
そして勿論歌も披露!
中でもヒロインのエンカルナシオン(ペネロペ・クルス似)に捧げる歌は爆笑必至!!
笑いすぎてお腹が痛くなってしまいました。
今のハリウッドでこれほど見た目も演技も個性的な役者はいないでしょう。

ジャレッド・ヘスの「バス男」でも発揮されていたトボけた演出も健在で、次々に登場する変な対戦相手たちが妙な豪華さを醸し出しています。
それにしても、イグナシオ(ジャック・ブラック)の相棒であるヤセ役のヘクター・ヒメネスはメキシコでは人気俳優らしいのですが本当なんでしょうか。
あんな惚けた顔なのに(笑)
あと、ピーター・ストーメアが胡散臭い占い師役で出てたのには驚いたなぁ。
音楽ガダニー・エルフマンだったのにも驚いたけど。
とにかくジャック・ブラック・ファンは絶対必見の作品です。
ジャック・ブラックは次回作「テネイシャスD/運命のピック」(ロニー・ジェイムス・ディオも出演!)も楽しみですが、ミシェル・ゴンドリー監督作の「Be Kind Rewind」が期待大!
突如脳が磁気を帯びてしまった男(ジャック・ブラック)が磁気のせいでレンタルビデオ店のビデオを消去してしまい、常連客であるお婆ちゃんの為に自ら映画を撮り直すというストーリー。
絶対面白いわこれ。

南極物語

July 08 [Sat], 2006, 1:04
実話を基に、南極に取り残された犬たちと大自然との闘い、そして彼らをやむを得ず置き去りにした人間たちの苦悩を描き記録的大ヒット作となった高倉健主演の感動作「南極物語」を、ディズニーがリメイクした感動ドラマ。
主演は「ワイルド・スピード」「イントゥ・ザ・ブルー」のポール・ウォーカー。
共演に「アイ,ロボット」「カポーティ」のブルース・グリーンウッド、「アメリカン・パイ」「世界で一番パパが好き!」のジェイソン・ビッグス、「ヘッケルの死霊」「トゥー・フォー・ザ・マネー」のジェラルド・プランケット、「トレマーズ4」「ニュー・ワールド」のオーガスト・シェレンバーグなど。
監督はスピルバーグ作品の製作総指揮などで知られる「いまを生きる」のフランク・マーシャル。

この作品アメリカでは初登場No.1、興行収入も約8000万ドルという大ヒットを記録したんですが、日本ではサッパリだったという噂の作品を見てみました。
日本版よりも如何にもディズニーなファミリー向け動物ムービーになってましたけど、思ってたほど酷くありませんでした。
人間側のドラマがやたらと平坦で薄いせいか、犬たちの可愛さ、見事に演技する賢さばかりに心奪われてしまってましたけど。
そのくらい犬たちは可愛らしいです。
犬好きの人には堪らないんじゃないでしょうか。

ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR 

June 15 [Thu], 2006, 16:05
セルゲイ・ルキヤネンコのベストセラー小説を映画化し、ロシア国内で歴代興行記録を塗り替える大ヒットとなった、話題の全3部からなるダーク・ファンタジー大作の第1部。
出演はコンスタンチン・ハベンスキー、ウラジーミル・メニショフ、マリア・ポロシナ、ガリーナ・チューニナ、ヴィクトル・ヴェルズビツキー、マリア・ミロノーワなど。
監督・脚本は「ザ・グラディエーターII ローマ帝国への逆襲」「エスケープ・フロム・アフガン」のティムール・ベクマンベトフ。

この作品、本国ロシアでは「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」「スパイダーマン2」を超える興収No.1を記録したらしいんですけど、だいぶ見るのしんどかったです…。
「マトリックス」と「ブレイド」と「ロード・オブ・ザ・リング」を足して5で割ったような感じで、かなり中途半端。
とにかくストーリーの分かりにくさと、ダラダラした展開、主人公の魅力のなさが致命的でした。
何となくやろうとしてる事は分かるんですが、とてもじゃないですがそれが観客に伝わるほど整理出来ていません。
そもそも、物語の基本となる光の軍勢と闇の軍勢の違いが分からないし…。
まぁ第2部以降で明らかになっていくのかも知れませんが、最初がこれじゃあ続き観る人は少ないと思います。

ただ、一番心配していたヴィジュアル面の安っぽさは皆無。
と言うかむしろ、ハリウッドの大作と比べても全く遜色の無いクオリティだったのには驚きました。
アイデアと脚本、経験次第で、今後ハリウッド以上の作品を作る事は十分に可能だと思うので、ロシア映画界の皆さんには是非とも頑張ってもらいたいものです。

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

March 29 [Wed], 2006, 20:32
「指輪物語」と並ぶC・S・ルイスの名作ファンタジー小説を、ディズニーが空前のスケールで映像化したファンタジー大作の第一章。
出演はウィリアム・モーズリー、アナ・ポップルウェル、スキャンダー・ケインズ、ジョージー・ヘンリー、「猟人日記」「コンスタンティン」のティルダ・スウィントン、「デューン 砂の惑星II」「ウィンブルドン」のジェームズ・マカヴォイなど。
アスランの声は「バットマン ビギンズ」「愛についてのキンゼイ・レポート」のリーアム・ニーソンが担当。
監督は「シュレック」シリーズのアンドリュー・アダムソン。

ファンタジーと名の付くものには無条件で反応してしまう身体に生まれてしまったので、当然の如く観に行ってきました。
半年ほど前から劇場へ行く度に予告編を見せられ、焦らしに焦らされたこの作品。
そのせいか、どうも期待し過ぎてしまっていたようです。
暗がりが多い「ロード・オブ・ザ・リング」と違って、殆どのシーンが昼間という難易度の高いヴィジュアルは良く出来てるし、喋る動物や半獣半人の生物盛り沢山の世界観とかも嫌いじゃないんだけど、どうもストーリーに捻りが無くあっさりしすぎていていつの間にやら終わっていた感じでしたね。
展開が簡単に読めてしまうだけにドキドキワクワク感も感じられず、「ロード・オブ・ザ・リング」には到底及びませんでした。
唯一の希望の星(笑)だった弟くんもダークサイドに堕ちずにあっさり戻ってくるし。
うーん、キレイ過ぎるのかな。
もともとが子供向けの本らしいので仕方ないのかもしれませんが、それにしてももうちょっとドロドロとした部分を描いて欲しかったですね。

NOTHING/ナッシング

March 14 [Tue], 2006, 21:10
全てに嫌気が差した主人公たちが願った事から生まれた無の世界で起こる出来事を描いた実験的な異色コメディ。
主演は共に「キューブ」に出演していたデヴィッド・ヒューレットとアンドリュー・ミラー。
監督は「キューブ」「カンパニー・マン」のヴィンチェンゾ・ナタリ。

一筋縄ではいかない作品ばかりを撮ってきたカナダの奇才ヴィンチェンゾ・ナタリ。
期待通り今回もやってくれました。
前作「カンパニー・マン」はそれなりの予算をかけた事が窺える内容でしたが、この「NOTHING/ナッシング」では原点回帰とばかりに(恐らく)かなりの低予算で撮影されています。
登場人物もほぼ「キューブ」コンビの2人だけで、しかも物語の大半は距離さえも掴めない一面真っ白の世界。
しかし、そこから生み出されるイマジネーションに満ちた不思議な世界観は、見る者を未知の領域へと誘ってくれます。

淡々と進むストーリーや、これまでの作品ほど刺激が無い事から、人によっては全く楽しめないかも知れませんが、その独特のヴィジュアルやコミカルな音楽、そしてアイデアとそれを具現化した手法こそを楽しむ作品だと思います。
特にオープニングのアニメ調のヴィジュアルや、何も無い世界でのカメラのアングルなどは独自のセンスを強く感じました。

明らかに万人向けの作品ではありませんが、「キューブ・ゼロ」に比べれば断然楽しめましたね。
これからもどんどん我が道を行く作品を作っていってもらいたいです。

人形霊

January 07 [Sat], 2006, 19:33
強い怨念を宿した人形が次々と惨劇を引き起こす韓国ホラー。
出演は「おばあちゃんの家」「品行ゼロ」のイム・ウンギョン、「威風堂々な彼女」「ボイス」のキム・ユミ、「子猫をお願い」のオク・ジヨン、「ビッグ・スウィンドル」「二重スパイ」のチョン・ホジンなど。
監督はこれが初監督となるチョン・ヨンギ。

劇場公開時に観に行こうかどうか迷ってた作品。
結局DVDで鑑賞する事になりましたが、それで正解だったと思います。
人形という題材も良いし、決して面白くないわけじゃないんですが、どうも詰めが甘い作品でした。
基本的に多少の突っ込み所なら大して気にしないのですが、この作品は結構気になる所が多かったです。
怨みの対象である本人じゃなく孫を呪うあたりなんかは、文字通り「末代まで呪ってやる〜」なわけですが、韓国の文化的には結構普通なんでしょうか。
確かに主人公たちからすれば不条理極まりない怖さというものはあるでしょうけど、見てる側としてはちょっとピンと来なかったです。
あと地下室の男は必要だったんでしょうか。
それに加え、キャストの演技がオーバーリアクション過ぎだったのもマイナスでした。
ちょっと日本のホラーみたいでしたね。
ミナ役のイム・ウンギョンのかわいさは思わぬ収穫でしたが。

人形というのは文字通り人に似せた形をしてるせいか、それがリアルであればあるほど、どこか不気味さを感じさせるもの。
その点ではこの作品はなかなか上手く人形を使っていたと思います。
客室やトイレにあしらわれた、嫌がらせとしか思えないほどの人形は怖かったです。
と言うか、引きました(苦笑)
あんな部屋やトイレが平気な人っているんでしょうか。
そういう意味での怖さはありましたね。

コックリさん」よりは面白かったです。

ノロイ

December 13 [Tue], 2005, 14:48
ある日突然行方不明となってしまった怪奇実話作家が残した“呪い”をテーマにしたビデオ映像を主な素材に事件の謎に迫っていく異色ホラー。
出演は、松本まりか、アンガールズ、荒俣宏、飯島愛、高樹マリア、ダンカンなど。
監督は数々の怪奇ビデオ作品を手掛けている白石晃士。

劇場公開時、ホラー・ファンの間ではそこそこ話題になっていたこの作品。
和製「ブレアウィッチ・プロジェクト」と言うのが一番分かりやすいかな。
所謂モンド映画(「世界残酷物語」「食人族」など)の流れにあるフェイク・ドキュメンタリーなわけですが、これがなかなか失笑ものの出来でした。
確かにジャパニーズ・ホラーも出尽くした感が漂ってきてますし、何か新しいものを作ろうという意気込みは分かります。
実際に、これまで日本のホラー作品でこの手の作品というのはあまり作られてませんからね。
でも、これはちょっとねぇ。

「ブレアウィッチ・プロジェクト」が優れていた点は、ドキュメンタリーに徹した事と、複数のメディアを使ってその世界を構築した事。
劇場であのラストを観た時、一緒に観に来ていた友達は「え〜、これで終わりはないわぁ」と言ってましたが僕は全然アリでした。
謎の正体を謎のままにする事で残る不快感や怖さが新鮮に感じられましたし、「よくこれだけ徹底したな」と感心したものです。
ところがジャパニーズ・ホラーは「幽霊」というものからよっぽど逃れられないのか、この「ノロイ」では明らかに作り物と分かるチープな心霊映像がこれ見よがしに登場します。
もう個人的にはその時点で興醒め。
全く同じ内容であっても心霊映像がない方が数倍不気味さや怖さは増していたはずです。

多少ホラーを見慣れている人にはかなり退屈な作品だと思いますが、普段ホラーを見ていない人なら案外怖いのかも。
これを見るくらいなら「ほんとうにあった!呪いのビデオ」シリーズをオススメしますけど。

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド

August 24 [Wed], 2005, 2:43
ホラー映画の新たな次元を切り開いたジョージ・A・ロメロの処女作にしてリビングデッド3部作の1作目。

結構前に一度見てるんですが、「ランド・オブ・ザ・デッド」が公開間近という事でもう一度見る事に。
やっぱり名作と言われるのはちゃんと理由がありますね。
この不条理さ、虚無感、一切の希望を感じさせない救いの無さは最近のホラーでは味わえない感覚です。
確かにスプラッター・ブーム以降を見慣れた目には残酷描写のショッキングさはあまり感じませんし、自主制作だけあってチープな所も目に付くのですが、それを補って余りある独特の雰囲気は特別なものを感じますね。
黒人の市民権運動やベトナム戦争など1968年当時の社会的背景を反映させ、皮肉ったテーマが根底にある事もその大きな要因でしょう。
あの衝撃的なラストは、個人の戦いや死は大きな争いの一部でしかない事を見る者に痛烈に突きつけてきます。

元々ヴードゥー教の呪術の一つとして描かれてきたゾンビを、後のゾンビ映画の雛形となるゾンビ像(人間を食糧にする。襲われた人間はゾンビになる。脳を破壊すると死ぬetc...)として作り上げた(「ゾンビ」という単語は出てきませんが)点もこの作品の特筆すべき点ですが、個人的には閉鎖された空間での人間の極限の心理状況を描いてる所こそがこの作品を名作たらしめている点だと思います。
自尊心の強い黒人青年、保守的な白人夫婦と娘、神経衰弱の女性、ステレオタイプの若いカップルら、社会の縮図と言える集団が死への恐怖と閉塞感から仲間割れし、自滅していく様子は、その淡々としたカメラワーク、そしてモノクロの映像と相俟って自分もその場に居るかのような異様な緊迫感と恐怖感を感じさせます。
最近で言うとスピルバーグの「宇宙戦争」も手法としてはこれに近いものがあると思いますね。
やはり真に怖いものは見た目のグロさやお化け屋敷的な驚きではなく、人間そのものなのだと改めて実感しました。

P R
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プロフィール
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sin
1980.4.1
ドラマーとして、FREEWILL、六合、SYMPHONIA、ALL IMAGES BLAZINGなど数々のバンド、プロジェクト、サポートなどで活動中。
ライヴ予定
2月23日(土) BTR (RUSH Tribute)
心斎橋 club ALIVE

3月9日(日) ALL IMAGES BLAZING
難波 ロケッツ

3月22日(土) BON VOJI (BON JOVI Tribute)
京都 都雅都雅

NP
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