お直しの定義(ikuko-nailの場合)

July 29 [Fri], 2011, 9:00
ジェルネイルってお直しできますか?

お戻り頂いた時のジェルの状態によっては出来ます。

※以下の文章は「ikuko-nail」の場合です。
お客様から質問の多い「ソフトジェルのお直し」について、まとめました。
「前のサロンではお直しできたのに?」 とか
「お直しって、新しくジェルを付け替えるより安いんでしょ」とか
「時間がないからお直しで!」とか
皆様、さまざまな「お直し」の解釈があります。
今まで曖昧だった「お直しの定義」は以下の通り。
「お直し」をご希望のikuko-nailのお客様はご一読下さい。

※ジェルネイルはお直しが出来ます。
但し、それはジェルのメーカ推奨やネイリストさんの解釈の仕方によって違うのだと、私は思っています。
なので、これから書く事は私の個人的な考え方であり、ジェルネイルの全てではありません。
他のサロンに通われているお客様で、担当ネイリストさんからジェルネイルについての説明と
私が書いている事が違っていた場合は、担当のネイリストさんの考え方を基準にして下さい。
また、これを読んでくださっているネイリスト様で、私が書いていることに
「それ、違うよ!」というご意見は左のメールフォームからお知らせ下さい。
私も、まだまだ勉強中なのでご指導いただけると大変嬉しく思います。


*************


基本的に、ジェルネイルはハードジェルとソフトジェルに分類されます。

ハードジェルの場合は必ず1〜2回のお直しをさせていただいています。
その理由はハードジェルはオフの時やジェルの下準備の時に自爪を削る必要があるのです。
ハードジェルを外す時もハードジェルはアセトンに溶けないので、全部を削り取る必要があります。
もちろん自爪を全く触らずオフ出来れば良いのですが、若干ファイルが自爪にあたって削れてしまったりします。
その為、自爪が薄くなりやすいのでオフの回数を減らし、少しでも傷みを軽減させる為にお直しを推奨しています。
ハードジェルに関しては、どのサロンでも「お直し」を推奨されていると思います。

ではバイオジェル・カルジェルなど「ソフトジェル」の場合。
こちらも一応お直しは可能です。
ただし、お直しの場合はジェルネイルの状態を見てから判断させて頂きます。
その理由も併記しますのでikuko-nailのお客様は参考にして下さい。

ハードジェルはどこのネイルサロンもお直しを推奨されると思いますが、
ソフトジェルは「お直しをするサロン」と「お直しをしないサロン」があります。
さて、どちらが正しいのでしょうか?
正直なところ、私も分からないのです。
ソフトジェルは爪のタイプや手の使い方によって「ジェルの持ち」に大きく差が出ます。
なので、ソフトジェルをひとくくりにして「絶対にコレが正しい!」は存在しないと思います。
お直しをした方が良いお客様・お直しをしない方が良いお客様。
ケースバイケースですので、以下は参考までに・・・・。


**********

バイオジェル・カルジェルの場合はジェルを塗る下準備オフの時に自爪を削る事はありません。
(細かいスポンジファイルで表面を整える位はする・・何もしない時もある。)
なので正しくオフできれば、毎月付け替えていても爪が傷む事はありません。
もちろん1ヶ月に2〜3回という頻繁なオフは、爪の周りの皮膚や爪も傷めますのでNGです。
私の場合は、大体の目安として「1ヶ月に1回の付け替え」を基本としています。

例えば、こちらのジェルネイル↓
付けてから約4週間が経過しています、浮きも欠けもありません。
10本全ての指がこのような状態の場合は、お直しが可能です。
お直しの工程は、このベージュ色を残し、この色の上からクリアジェルを掛けるお直しになります。



(Beforeーお直し前)

例えば、「9本は浮きも欠けも無いけど1本は浮いている」場合は、残念ですがオフがオススメです。
「なんでー?1本だけオフすれば?」と思われると思いますが、私の場合のお直しは
「前回のデザイン・カラーを活かしたお直し」だからです。
9本が前回の色を残したままで、1本はクリアの状態からお直しをしても
やはり発色の違いから美しく仕上がらない事が多いのです。
この1本はきれいに仕上がらないかもしれない・・というリスクを負って作業を進めると
たいていの場合は納得のいかない仕上がりになるのです。


(Afterーお直し後)



お直しの方法は「クリアのみでお直しする方法と「ラメやアートを追加する方法」の2パターンです。
「クリアのみでお直し(↑写真・左)」は前回のカラーの上からクリアジェルで伸びた部分を埋める作業です。
もちろんクリアのみですので、仕上がりは前回と同じ色・デザインのまま仕上がります。
「ラメやアートを追加する方法(↑写真・右)」でのお直しは、前回のカラーやアートの上に
ラメやホログラムなど、アートを追加する方法で、ガラッと印象が変わります。
右の写真ではラメを追加しましたが、例えば上から前回の色より濃いカラージェルを塗り
ベージュの色を隠してしまう事も出来ます。
逆に、黒を塗っている状態からのお直しは、上に何色を重ねてもきれいに発色しません。
濃い色からのお直しは、クリアでのお直しorラメやホログラムなどの追加のお直しになります。
そう考えると、「次回はお直しをしよう」と思っている場合、初回のベースの色は淡い色を選んでいた方が
お直しの幅が広がりますので、楽しめますよね。
なんとなーく分かってきましたでしょうか?

「10本とも浮きも欠けもない状態」
この判断は私にお任せ下さい。
「今回は全部キレイに残ってるのー。お直ししたーい!」と思ってサロンに来られ、
お客様から見て浮いていなくても、ネイリストから見ると浮いている場合があります。
例えば↓この場合・・残念・・・先端が浮いていますよね。





例えば、↓この爪・・・一見根元も浮いていないし、
きれいな状態に見えますが・・・





残念・・・実は横から亀裂が入っています。





この場合、「じゃあ浮いている部分だけ削ればいいんじゃないの?」と思いますよね。
じゃあ、写真で工程を追ってみましょう。





この指、浮いている・・・けどお直ししよう。


↑→
ジェルの部分だけファイルをあてます(サンディング)。
この時に、自爪は削らない事、ここで自爪を削ると自爪が薄くなります。
浮きが無い場合はこれで下準備は完了し、クリアジェルを塗布するのですが、
今回は、やはり右側の亀裂があります・・・。
このままクリアジェルを乗せても、またリフト(浮き)の原因やカビの原因になりますので
私なら「オフ」しますが、今回は実験です。削ってみましょう。





かなり浮いてるのが見えますか?
(白くなっているところ)
PCの画面、斜めからみると見やすいかも?

↑→
まだ浮いてる・・・
ジェルを削る時には全体的に削ります。
浮いている箇所だけを削ると、表面が凸凹に仕上がります。
全体的なフォルムを見ながら、ジェルネイルの形が崩れないように削ります。
もう自爪が見えちゃってるけど、まだ浮きの部分が見えるので削ります。






あ!
ジェルが破れましたねー。
でも、もうちょっとで浮きが無くなる・・。

↑→
ここまで削ってみましたが、まだ浮いてました。
浮いてた・・というよりもファイルをあてて削る工程の振動で浮きが進んで行く事もあります。
自爪もだいぶん削れてしまいました・・。

上記は分かりやすく再現した「悪い例」です。
この場合はオフした方が正解でした。
そんな訳で、私の場合は「浮きがある場合=オフ」です。
この「浮いてる1本だけオフして他の指はお直し」の場合は前述の通り。
10本揃って美しく仕上げられない為、オススメしておりません。
ただし、デザインやお客様の希望で(指ごとに少々色が違っていても気にしない人)
浮いている指だけオフする・・・と言う選択肢もあります。


では、そもそも「なぜ前のカラーを残さないといけないの?」という質問です。
前のカラージェルも全部削り取って、ベースのクリアジェルだけを残してお直ししてくれれば
今回のデザインも好きに選べるのにー。と思いますよね。
たしかに、お直しだけど毎回違うデザインを提供しているサロンもあると思います。
例えば・・・今回はわかりやすいようにラメジェルで実験します。





↑この爪。
付けてから4週間が経過しています。
浮きも欠けもないので、お直しが可能です。
例えば、「ラメジェル」から「淡いピンク色」にしたいとご希望された場合。
本来ならこのラメの上に淡いピンク色を掛けてもピンク色は発色しません。
なので、基本的にはラメジェルのままクリアでお直しか、ホログラム・アートを追加するか
ラメの色よりも濃い色を重ねてのお直しとなります。
どうしても「淡いピンク色」にしたい場合はオフするのがベストですが、
ラメの部分だけを削ってみたらどうでしょうか?
実験してみましょう。






ラメの部分だけ削ろうと思っていたんですが、自爪の部分まで削れてしまいました。
なぜ、こうなってしまうのでしょうか?
それは、ラメジェルの下層、ベースのクリアジェルが薄いからです。
上の写真を見ても分かるように、私は本当に薄ーくしかベースを塗らないのです。
このあたりはネイリストさんの考え方でバラつきが出るところですが、
カルジェルとバイオのクリアをお客様の爪のタイプによって使い分けしていますが、
どちらのジェルでもジェルを厚く乗せる事はしていません。ぶ厚くジェルを乗せると、
まず「美しくない」そして「オフに時間がかかる」そして「巻き爪になりやすい」のです。
「美しくない」と言う理由は、完全に私の好みなのですが、
ソフトジェルは自爪とジェルの段差がなく「え?ジェル塗ってるの?」くらいの薄さが私の理想です。
なのでベースも薄くしか塗りません。
ゆえに、私の技術ではカラージェルやラメジェルだけを削り取る事が出来ません。
オフした方が総合的に見ても良いと思うのです。



************


でも、まぁ結局のところ。
私の場合、「お直しは面倒」なんですよね。
ネイリストの方々に「それを言ちゃ〜おしまいよ」と言われそうですが(笑)
お直しって・・・重ねて塗るからジェルは厚くなるし、ダスト(ジェルを削った細粉)は舞うし、
削るのも時間はかかるし、爪は巻きやすくなるし(過去記事参照)、
その割りにデザインも制限されて選べなかったりさー・・・
お直しって何かメリットあるのかな〜?と私は思うのです。
お直しのメリットって「オフ剤を使わない事」くらいじゃないでしょうか?
確かにアセトンは爪や皮膚を乾燥させるので良くないかもしれません。
でも、私の場合は薄く施術しているので短時間でオフできるはずです。
1ヶ月に1回の頻度ならオフした方がキレイだし、早いし、爪にも良いと思うんだけどなー。
それでも「オフの作業」が、とてつもなくキライだと言うお客様。
仕事の都合上「毎回決まった色しかしない」と言うお客様にはお直しもオススメかもしれません。

私は『オフ=爪に悪い』とは思いません。
「お直しは爪に優しいのよー」と言いながら、バリバリ自爪を削ってれば逆効果。
『お直し=爪に優しい』の方程式は一瞬、聞こえが良いかもしれませんが、
正しいお直しは非常に難しい作業であると思います。
「前のサロンではずっとお直しでした」と言うお客様。
お直しで重ね塗られたぶ厚いジェルネイルを外してみると
自爪は削られてペラペラの薄い爪だったり・・なんて事もあります。
リスクのあるお直しよりもオフが簡単に出来て、
仕上がりもお直しよりきれいで早いなら、それが一番良いんじゃないの?
と言うのが今のところの私の意見です。

だけど、ネイル業界も日進月歩。
どんどん新しい商材や技術が開発されているので
今後、「お直しの定義」も変わっていくと思います。
現時点での私の考え方は上記ですが、
万が一「お直し・推奨派」に転向した場合はその都度、お知らせいたします。


爪は健康第一。
それはどのネイリストさんも共通するのだと思います。
私たちネイリストにとってもグレーゾーンな「お直し」は、
お客様からしてみると、もっとワケワカンナイと思います。
お客様のなんで?どうして?はどんどん聞いてください。
私の分かる限りの範囲でお答えします。
ネイリストとお客様。
作る側と使う側。
ジェルネイルは共同作業だと思っています。
どんなにいいデザインを提供しても、短期間ではがれてたら意味無いもんね。
ノンデザインでも1ヶ月キレイに持ったら最高じゃない!
自爪を傷めず、長持ちしてこそがソフトジェルの特性です。
あーでもないこーでもないと相談しながら、爪に優しいジェルネイル生活を送りましょう。


※ソフトジェルのお直しはサロン・ネイリストさんによってかなり考え方が違います。
 使用のジェルメーカーや、技術によって出来たり出来なかったりとありますので
 あくまでもご参考まで・・でお願いします。

※ネイルサロンによっては、「フィル」「フィルイン」「リフィル」「リタッチ」などと呼びますが、
  呼び名は違っていても、全て「お直し」という意味です。

※ジェルの状態が良くても、以下の場合はお直しをおすすめできません。
 ・ストーンやシェルなど硬い物を埋め込んでいる場合
 ・根元からカラーを塗ってある場合
 ・カビの経験のあるお客様
 ・デザインを大きく変えたい場合
 ・フットのジェルネイル

※ikuko-nailの場合は、「お直し料金」は設定しておりません。
 お直しをしても、新しくジェルを乗せるのと同じ料金です。

※ikuko-nailの場合、「新しくジェルを乗せる」よりも「お直し」の方が時間がかかります。
 お時間に余裕をもってお越し下さい。

※施術後1週間以内の「保証お直し」は上記のお直し方法とは異なります。
 保証期間のお直しに関しては特に変更ありませんので、ご心配なく。   

  • URL:https://yaplog.jp/ikuko-nail/archive/617
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東京都大田区大森



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静かにネイル活動中

JR大森駅・徒歩10分

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現在、新規のお客様は
ご予約をお受けしておりません。
申し訳ありません。

インスタグラムは
「ikuko.photo」

こちらのストーリーでも時々
ネイルをご紹介しております。

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