健康保険法の資格喪失後の保険給付について

February 18 [Mon], 2019, 4:00
兵庫県労働保険指導協会です。
今回は、健康保険法の資格喪失後の保険給付についてご説明してまいります。


●制度の趣旨
健康保険の被保険者資格を喪失した際、ただちに保険給付を打ち切ることは、健康保持、医療の継続性、生活保護等の観点からみて問題があります。これを解決するため、一定の条件のもと、資格喪失後も継続給付を受けられる制度が設けられています。


●傷病手当金・出産手当金の継続給付
・傷病手当金・出産手当金の継続給付は次の要件を満たしたときに支給されます。それぞれの法定の支給期間が満了するまで受けられます。

@被保険者の資格を喪失した日まで引き続き「1年」以上一般の被保険者であったこと。
A資格を喪失した際に、「傷病手当金」または「出産手当金」の支給を受けている。又は
受けることができる状態にあること。

※傷病手当金・出産手当金の継続給付は、任意継続被保険者には支給されますが、特例退職被保険者には支給されません。


●資格喪失後の出産育児一時金に関する給付
・下記要件をいずれも満たした場合には、出産育児一時金を受取ることができます。

@被保険者の資格を喪失した日の前日まで引き続き「1年」以上一般の被保険者であったこと。
A資格喪失後の6カ月以内に出産したとき。

・支給額
1児につき定額「40万4,000円」支給されます。
尚、産科医療補償制度に加入する病院等での出産については「42万円」となります。

※出産育児一時金は、「出産費用の補助」。
※出産手当金は、「育児中の生活保障」。
※資格喪失後に、「家族出産育児一時金」は支給されません。
※資格喪失後に出産しても、「出産手当金」は支給されません。
※資格喪失後の継続給付の要件を満たした者が「国民健康保険の被保険者」となった場合、資格喪失後6カ月以内に出産すれば、「健康保険の出産育児一時金の支給」を受けることができます。


●資格喪失後の死亡に関する給付
・@〜Bのいずれかに該当するときは、その被保険者の最後の保険者から埋葬料又は埋葬費が支給されます。

@傷病手当金又は出産手当金の継続給付を受けている者が死亡したとき。
A傷病手当金又は出産手当金の継続給付を受けていた者が、給付を受けなくなった日後「3カ月以内」に死亡したとき。
B被保険者であった者が資格喪失後「3カ月以内」に死亡したとき。

※資格喪失後「3カ月以内」に死亡した場合は、資格喪失前の被保険者期間は問われません(継続して1年以上なくてもよい)。




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