Gift

2007年05月30日(水) 16時49分
どこから書いたらいいのだろう。

入院中の猫の面会に行ってきた。まるで刑務所の面会のようにパイプ椅子に座り、柵ごしの見舞い。彼の上のケージではダックスフントが狂ったように吼えたてている。2個となりのケージではエリザベスカラーをしたシャム猫がわおんわおんと抗議している。先週から一回り小さくなってしまった彼は、しきりと柵に頭をこすりつけゴロゴロ言って甘えてくる。そうだね、家に帰りたいね。早く帰ろうね…

彼が弱っている原因はまだ確定していないのだが、猫FIPの疑いが濃厚になりつつある。昨夜、担当の獣医さんと電話で話した後、もう一匹の猫が怯えて逃げるくらいのいきおいで号泣した。どうしてこんなに泣けるんだ、という位シャワーの中でも泣き続けた。だけど、今日の方がつらい。涙は出ないけれど、胸が痛い。何かがつかえているようで息が出来ない。

ふらふらしながら、いつも曲がらない角を入ったら、アメショと会った。クリーニング屋さんのカウンターの横に椅子がおいてあって、北の湖親方か奈良の大仏かというような立派な体格のアメショが正座して、ワタシをじっと見ていた。蜂蜜のようなメロンのような不思議な瞳にひかれて、ふらふらと店に入ってしまった。アイロンかけに忙しいご主人の許可を取って、恐る恐る手を伸ばすと、たいそう広い額に指先が触れた。

その柔らかく温かく円い頭蓋に触れた途端、胸がすっと楽になった。猫は相変わらずワタシの眼をじっと凝視している。猫はわかっているのだ、とふと思った。ワタシがどんなに慌てふためいてジタバタしようが、猫の生命は猫のもので、ヒトにコントロールできるものではない。猫と一緒に過ごす時間は猫からの贈り物なのだ。贈与は、贈り主が一方的にするもの。受け取る側はありがたく頂けばよい。

親方w から教えを授かっていたら、中からもう一回り小さいアメショが出てきてワタシの横を通って往来にでようとしたので、慌てて屋内に誘導し、その場を去った。ありがとう、クリーニング屋の猫(たち)。今度、お礼に猫用ふりかけでも持っていこう。

「うそつき弥次郎」

2007年05月29日(火) 12時32分
明治座にて千秋楽公演を鑑賞。もちろん目当ては要G3-X潤。切符を手配して下さった方のお蔭で1階2列目という好席。間近で見上げる要潤は…やはりデカかった(ふつう芸能人はテレビより小さく細く感じるものだが、以前握手してもらった要は巨神兵のようにデカくその手はサンドイッチメーカーのごとく広かった)。でも心配していたほど突出していなかったよ!S様!浴衣の袖がつんつるてんだったけどなw(何故両国で誂えなかった…?)

主演の風間杜夫さん、平田満さんは流石の芸達者。緩急自在の台詞に身をゆだねていればおかしいやらホロリとさせられるやら。初舞台の要は心配していたより声が通ったし、へんな気負いはないし、大物だのう。初めての舞台がこれだけ芸達者な俳優さんに囲まれてというのはとても幸運なことだ。っていうかアギト第1話を考えると信じられないほどの出世ぶり。個人的に要はすごく負けず嫌いの野心家だと思うが、ここのところエネルギーのベクトルがどっちを向いているのかイマイチ判らなかった。ドラマやバラエティある程度名が売れて、家を買ったり副業でお店?とかやりつつ、芸能人としてこの世界でやっていくのか(目指せ!チャリティゴルフやKanemeブランド路線)、それとも演技者としてトップを狙うのか(目指せ!世界のJ・カナーメ路線)。とりあえずこの舞台を機に殺陣や乗馬を習ってみたらどうでしょう。

男の貌(かお)

2007年05月26日(土) 19時28分
「よろずや平四郎活人剣」が面白い。藤沢周平の原作がしっかりしている、と言うだけでなく正統派時代劇を見せようという「志」と、それを型にする「技」がきちんとあって見応えのあるドラマになっている。今期絶不調、というか凝りすぎて?とっちらかっている木曜時代劇「柳生十兵衛」と好対照だ。

金曜日の第5話のゲストは遠藤憲一さん。(この所各局の時代劇のゲストは蓮司、エンケン、電オーナーで回してるな)よろずもめごと仲裁業にいそしむ平四郎は料亭の女将・おこまから、かつての幼馴染でいまは三人の子を抱える男やもめの吉次(エンケンさん)を危ない仕事から愛を洗わせてよしいという依頼をうける。吉次一家が住む長屋を訪ねた平四郎は幼いながら家を切り盛りし、父のケガの手当てまでする吉次の子供たちに驚くが、吉次は「女の世話にはならない」と頑なな態度を崩さない。ご禁制の高利貸しのために違法な取立てをやってのけた吉次は高利貸しから消されかけ、長屋から一家は消えてしまう。おこまと平四郎は意気消沈するが、吉次の子供たちは(かつて平四郎が案内した)おこまの料亭を尋ねてくる。子供がいなくなって呆然と座りつくす吉次のもとを平四郎が訪れ、子供たちの行方を教え、おこまの料亭からほど近い長屋に転居したのは吉次の気持ちが揺らいでいる証拠だろうと指摘して帰っていく。

この後の演出がよかった。説明台詞やナレーションを一切入れず、薄くらがりの中の吉次の顔を丁寧に追うのだ。エンケンさんはまばたきや目線の動きで吉次の心の揺れを存分に語らせる。大げさな顔芸やジェスチャーを使わなくても、優れた俳優は雄弁に物語れる。やがて吉次は立ち上がり、箪笥の中からよそいきの着物を取り出す。背筋を伸ばし、帯をきゅっと結ぶ。そこにいるのは修羅場をくぐってきた影のある男ではなく、新しい男である。

よろずや平四郎が古典的な時代劇でありながら大胆な演出だと感じさせるのは、このエピソードをここで切ってしまう点である。吉次がその後どうしたかは明示的に描かれない。可愛い子供たちのその後とか、おこま・吉次の邂逅とかをまったく見せずに、話は平四郎と兄の探索に切り替わるのだ。昨今のすべてを説明されないと納得しない視聴者ならば不満に思うかもしれない。だが、吉次の後日談をいれないことで、物語はより余韻が残るものになった。

本田隆一欠乏症

2007年05月22日(火) 14時40分
「荒くれKNIGHT」を観た後に考えたもう一つのこと。

この題材を本田隆一が撮ったらどんなになっていただろう?

深刻な本田隆一欠乏症です。「戦第弐戦〜二本松の虎〜」以後新作を観ていない弓削さん脚本の映画の公開を待つしかないのでしょうか。


本田隆一が撮っていたら、絶対になんかヘンで、だけど愛すべき映画になっていただろうと思う。あと女の子をもっと可愛く撮っていたに違いない。ホラーでもヤクザものでもポルノでも本田隆一の映画はどれもファニーでバカで素敵だ。前にも書いてけれど宝くじにあたったら本田隆一に一千万円渡して好きな映画を撮ってもらいたい。


邦画の興行成績が好調なのは喜ぶべきことだけれど、制作本数が増えた分ハコ(映画館)の数は一定だからミニシアター系の映画の上映がますます難しくなっているとしたら哀しいな・・・

超私信:「脱皮ワイフ」制作の裏話はここですよん。
もひとつオマケ
最後の質問「今後の展望」の答え
とにかく数えきれないほど沢山の映画を撮った後、「土曜ワイド劇場」を撮りたい。
泣ける。泣けるで。本田隆一の撮った明智小五郎とかおとり捜査官とか家政婦は見たとか観たい!

酒と革袋

2007年05月22日(火) 10時51分
新しい酒を古い革袋に入れるな」は聖書マタイ伝の言葉。解釈はこちらに。「新しい酒は新しい革袋に」は同じ意味ですね。

この言葉のもじりとして
古い酒を新しい革袋に入れる(=昔からある概念を新しいスタイルで見せる)」
というのがあります。リメイクやオマージュやパロディというのはこれですね。

それでは「古い酒を古い革袋に入れる」とどうなるのか?

…昨日「荒くれKnight」という映画を観にいった後、上のようなことをつらつらと考えてしまいました。「湘南爆走族」の作者・吉田聡原作の漫画を映画化したもので、伝説のチーム「輪舵(りんだ)」と凶悪な「がらがら蛇」との抗争の話です。

自由を求める男達の熱い闘いと友情、という古典的なストーリーを、たぶん原作に惚れ込んだ制作者が忠実に映像化したものなのだろうと思うのですが、如何にせん脚本と演出が…。

原作命!の人には「輪舵(りんだ)」は速い!強い!かっこいい!というのが刷り込まれているのでしょうが、一般向けの映画である以上、予備知識がゼロの人間にも判るようにそれを描写しなければならない。夜の道を自由に走ることがどれだけワクワクすることか、どれだけ凄いライディングをするかを「映像」で見せてほしい。

アクションも見せ場らしいのですが、殺陣師さんがついていないせいか、全部単調な殴り合いに終始してしまっています。同じ殴り合いでも「暴れん坊の仲間同士のじゃれ合い」、「後輩のためを思ってふるう鉄拳」、「残忍ななぶり殺し」、「ぶち切れて乱闘」は違う表象として描きわけないと…。

どう見ても難しい言葉や理屈を並べそうにないキャラが突然「孫子の兵法」みたいな説明台詞しゃべったりするのはギャグなんでしょうか…たぶん違うよね…

盗んだバイクで走り出し…みたいに古典的な物語を2007年現在映像化するならば、それなりの工夫が必要だと思う。古い酒を古い革袋に入れて通用させるのは、実はすごくお金と手間ヒマがかかる。(歌舞伎やオペラがどれだけ贅沢か、ということですね。)それが出来ないなら演出で工夫するしかない。後半はDVDで出るそうですが、そこらへんが改善されているといいな、と。

以上悪口ばかりになってしまいましたが、制作者は誠実に作っている感じが伝わるので後味はそんなに悪くありません。特撮やテニミュ役者を揃えて、CDをタイアップにして…みたいなあざとさはなく、一生懸命作った感はひしひしと感じます。(オレみたいな意地悪な客が観ちゃいけないってことですね笑)

収穫としては小谷嘉一さんがいい演技をしていたこと。アギトの真島くんの時はひょろひょろしていた彼がかっこよく成長していておばちゃん感激眼力があるし、独特の印象的な顔立ちなので、いい役者さんになってほしいと思います。

それが望みか

2007年05月19日(土) 17時55分
iPODを買ってから、猛然と80年代〜90年代にリアルタイムで聴いていた曲を聴きたくなっている。当時はiPODもインターネットもYouTubeなんてものもないからベストヒットUSAとかAmerican Top 40とかラジオ関東(だっけ?)のBest Hit UKとかを必死にチェックしていたよ!砂の嵐に近いミュージック・トマト(なぜトマト)も見たさ!

iPOD世代は好きな音楽に身を浸していられる分、「マイ・シャローナ」とかdでもなく趣味が悪いけどキャッチーな一発屋メガヒットに出会う可能性も少ないんだろうな。

でYouTubeでLionel Ritchieの「Hello」(べた甘なバラード)を探していて見つけたのがコレ。名前はアレですが、まったくポルノではないのでぜひご覧あれ。
ネタバレ感想は折りたたみます。携帯の方は注意。

菓子折りに…負けたwwww

2007年05月19日(土) 9時11分
小沢アニキ、意外と甘党なのかしら…ぷぷぷ

コワモテ小沢兄弟…今回は“乳もみ”で骨折!?」

役柄はいつもアレですが、舞台挨拶でお見かけした小沢兄弟はサービス精神にあふれる、本当の意味でのジェントルマンでした!

しかし和さん…「『普段の呼び方は兄貴』と照れながら明かす和義」って、「お兄様」だったらヤバイっすよwwwww

さて評判の高い録画を見なければ。(続きは後ほど)

唐ハッシーwwww

2007年05月17日(木) 22時26分
「麗しき鬼」は多分ちゃんとレビューを書かないので、ここで叫んでおく。

唐ハッシーよくやった

録画を見ている間中「ここはどういう観点から鑑賞すべきなのか」となんとなく内臓が裏返ったみたいなモニョモニョする感覚が。中島先生、文語調だと気にならないけれど、現代?になるとものすごい台詞がびみょー。それを力技でねじふせる唐ハッシーの横顔。いやー本当に綺麗な顔だ(そこですかポイントは)いつまでご存命かわかりませんが、力いっぱい頑張ってください。

そして栄子お義姉さまでなく、病院長の奥様。掃除まで宝塚スタイル。素敵すぎ。

やっぱり東海テレビの昼ドラは「濃くてナンボ」の世界。増沢望さんはいきなり白髪!この枠の主役男性は暴走しがちなキャラクターに「美味しいところ」をもっていかれる損な役周りですが増沢さんがしっかりしているからちゃんと観られるのよ〜。神保さんに負けないくらい頑張って男を見せて〜。

カン様…w

2007年05月16日(水) 23時00分
昨日は爆睡してしまったので「セクシーロボアンドボイスVol.6NH」は録画を今日視聴。
カン様って…うっかりよっちゃん金の牛乳瓶のフタ…

たぶんこのドラマは愛している人と全然ダメな人にはっきり分かれるタイプの作品だと思う。今回のエピソードは確かにストーリーとしての呈を成していないし、演出が練れていないし、ダメ出ししはじめたらキリがない。それでもこの作品を見ているとなんかニコニコしてしまう。どこかにこんな街があればいいと思う(いきなりドンパチはいかんけど)。古い商店街を歩いていたら、やけに美人な店長のいる花屋とか怪しげな古道具屋とか探してしまいたいくらいに。

自分のためのメモ*ミステリチャンネルで名探偵ポワロ(長編)をまとめて再放送するので録画を忘れないよう*
1 エンドハウスの怪事件 5/17(木) 17:00-19:00
#2 スタイルズ荘の怪事件 5/18(金) 17:00-19:00
#3 ABC殺人事件 5/21(月) 17:00-19:00
#4 雲をつかむ死 5/22(火) 17:00-19:00
#5 愛国殺人 5/23(水) 17:00-19:00
#6 ポワロのクリスマス 5/24(木) 17:00-19:00
#7 ヒッコリー・ロードの殺人 5/25(金) 17:00-19:00
#8 ゴルフ場殺人事件 5/28(月) 17:00-19:00
#9 もの言えぬ証人(終) 5/29(火) 17:00-19:00

何度も書いているが、グラナダTV制作のこのシリーズはセットや美術が本当に素晴らしい。アールデコや大戦間期のファッションが好きな人は必見。けばけばしくないのにゴージャス。いつもの庭園・いつもの邸宅使いまわしの日本のドラマだと絶対にこれは出来ないよなぁ。

あと、今回は二ヶ国語版なのでデビッド・スーシェの「dでも英語」にもご注目。そりゃぁ「なんだこのへんな外人の小男は?」とびっくりしますわ。

今週のドラマ

2007年05月13日(日) 21時25分
ばたばたしていたのでまとめ記事。

セクシーボイス&ロボ…どうも合わなかった。ニコもロボも巻き込まれ型キャラなのでゲストが強烈じゃないと話がもたつく。黒川智花ちゃんというよりも役自体が作りこみ不足な感じがした。

バンビーノ…脱落w

田中3号…塚本ショックではないけれどwまだ録画を見ていません。

柳生十兵衛最後の闘い…奥方を早く消してくれw どうして最終作でこんなクォリティ下がるかなぁ。十兵衛に心理ドラマを求めている視聴者なんているのか?せっかく村上さんなのに殺陣の見せ方もイマイチ。はやく「夏雲あがれ」が観たい。

名探偵ポアロ完全版「戦勝舞踏会」…心のオアシス。セットも衣装も小道具も完璧。

エリートヤンキー三郎…うーん、色々変化つけようとしている努力は買うんだけどなんか違うような…

仮面ライダー電王…篭城話はあの一発ギャグがやりたかったから?エリートヤンキー三郎第1話の方が見せ方は上手だったなぁ。なんかモタモタした感じ。あと良太郎のお姉さんは綺麗なんだけど、すごく苦手wwww観ているとストレスたまる美人さんですよね

…と今週はアレレ続きだったのでドキドキして観た今期の大本命
【風林火山】「呪いの笛」のサブタイトル見て「え?の、のろい…?カピバラが来たりて笛をふく…?」とビビったのですが45分間緊張しっぱなしの見応え。いや〜いいよ〜いいよ〜(コリッ)ほかの国の軍議は真剣なのに武田家だけ田舎の親爺のセクハラ爆発!なのもいいよ〜(コリッ)
でも今週のVIPは三条夫人ですね。最近のドラマはわかりやすくするためか、演者のレベルに合わせてなのか「嬉しい=にっこり」「嫉妬=眉をひそめてキーっ」「怒る=怒鳴る」みたいなぬいぐるみ演技・演出のオンパレードですが、風林火山は違う。善くありたい、正しくありたいと願いながらも腹の底にわだかまりが消えない三条夫人に背筋がぞくぞくしました。実社会でもそうですよね。口が悪い人が腹まで黒いとは限らない。にっこり笑って人を蹴落とす人もいる。弱さからつい人を傷つけてしまう人もいる。それにしても祝言の夜の勘助はさびしそうだったよー
来週は久々に合戦ですか!赤備えの飯富に山伏?の真田さま!イイヨイイヨー!




2007年05月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新コメント
アイコン画像管理人a
» ブログ、再開します (2010年09月08日)
アイコン画像まいきー
» ブログ、再開します (2010年08月21日)
アイコン画像tama-cho
» ブログ、再開します (2010年08月15日)
アイコン画像かれん
» 「あたしんちの男子」脱落 (2009年04月30日)
アイコン画像管理人a
» 春節 (2009年04月11日)
アイコン画像ねこげぼく(面倒くさがりなので短縮形)
» 春節 (2009年01月31日)
アイコン画像管理人a
» 大晦日 (2009年01月27日)
アイコン画像たいら
» 大晦日 (2009年01月26日)
アイコン画像茶トラのマイキー
» 凄いものを見た (2008年12月20日)
アイコン画像お嬢&坊主
» 一『連』托生 (2008年12月06日)
■プロフィール■
管理人:a
ネタへの愛は溢れているが
生まれつき口が悪いので暴走しがち
連絡先:arikui55@yahoo.co.jp
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:hylajaponica
読者になる
Yapme!一覧
読者になる