電話会議って

2006年12月29日(金) 17時41分
もう少しなんとかならないもんだろうか。

不肖管理人aの出稼ぎ先はいわゆる「グローバル企業」というやつなので電話会議がやたら多い。

会議室にこもってやってくれればまだしも、一般ぴーぽーの電話でも出来るようになっているので自分の近くでやられた日には悲惨である。

スピーカーから雑音まじりのインド英語やChinglishやら奇妙な音が響くだけではない。宴?タケナワになってくると、普段穏やかで物静かなアナタお隣さんが口角泡をふき、眼を血走らせ、手を振り回しているではないか。

電話会議のルールその壱。会議のテンションは最もテンションの高い参加者のレヴェルで決する。

対人間のコミュニケーションで「非言語手段」つまり顔の表情や身振りの果たす役割は意外と大きいという。膝つきあわせての会議だと、「なんとなく煮詰まった感じ」とか「こいつの言うことはみんな聞いていない」とか自然と議論の終了に向けて働く要素が電話会議の場合には伝わらない。第一、あまりよく知らなかったり、利害関係が対立する相手に「そろそろここらへんで手をうちましょうや、ま、両者痛み分けで」なんて微妙な発言はそうできるものではない。

電話会議のルールその弐。長引く会議はチキンレースの様相を呈する。

色々と科学は進歩しているはずだから、もう少しなんとかならないものだろうか。不自然な間とか「さっきも説明したように…」を延々と聴かされる身にもなってほしい。「緊急脱出ボタン」とか「がんばりましたねサウンド」とか、もうちょっと……

電話会議のルールその参。電話の前でヨガのポーズをとってもばれない


魑魅魍魎

2006年12月27日(水) 18時38分
日本映画専門チャンネルで「しとやかな獣」を見る。いやもう凄いよ。マトモな登場人物が出てこないホームドラマ(って言っていいんでしょうか爆)。魑魅魍魎ばっかり。ライオン丸Gの豪山だってかなわないっすよ。監督はなぜか増村保造と思い込んでいたんですが川嶋雄三だったんですね。

先日時代劇専門チャンネルで観たマキノ省三の「忠臣蔵 天の巻・地の巻」はみんなが忠臣蔵を知り尽くしている!ということを前提に名場面だけサクサクつないで1時間40分ではい終わり!という凄いシュールな作品でしたが、昔の日本映画はすごいなぁ。

ライオン丸G最終回

2006年12月25日(月) 9時33分
夜中に起きて見ちゃったよ〜
ああ〜これも終わっちゃったんだ。寂しいです。
某所ではバッドエンドだと怒っている人がいっぱいいるけれど、いいんじゃね?(投げやり)
おもちゃ番組をスポンサーとする(=子供がターゲットの)番組じゃないんだから。
人生は理不尽なものですよ。(番組内容にCMがマッチしていないのが実にシュール)
それにしても豪山こわかった〜。さすが蓮司。深夜見るとお歯黒がすごい迫力〜
吐く息がもろ毒、って感じで(「戦争とはそういうものだ」はやや唐突な感じがしたけれど)
久々に「悪」らしい敵を見た感じがします。
波岡さんは逸材だな。これからどんどん伸びていく感じがします。
最後に、おっぱいとかキンタ●とか連呼していた小林恵美さんおつかれさま

慶次郎縁側日記3−最終回−

2006年12月22日(金) 16時34分
とうとう「慶次郎縁側日記3」が最終回を迎えてしまった。現在制作されている日本のドラマの最高峰と信じて疑わないこのシリーズ。「峠」にはじまり「峠の果て」まで、登場人物と一緒に悩んだり、怒ったり、笑ったり、途方に暮れたり、旅をしてきたような気持ちだ。

昨夜半、ふと思った。クリント・イーストウッドにこのシリーズを見せたらどうなるだろう?彼もまた、慶次郎シリーズのテーマである「暴力による理不尽な死と、その傷痕を背負っていく者たちの生」をずっと描いているからだ。

イーストウッドの描く世界の根底には<罪を裁き、赦す力を持つ神>の歴史があるが、慶次郎の江戸にいるのはそんな絶対的な力を持たない<仏>だ。キリスト教では、主こそ(そして主だけが)自分の真の姿−罪も、哀しみも、喜びも−をわかって下さる。その主の下で、人は等しく、罪を背負った存在だ。

神に縋れない人間達は、重荷にあえぎ、惑い、それでも何とか歩んでいく。それが出来るのは「人はただ一人、己を知る者がいればいい」。一緒に泣いてくれる隣人や、母代わりに叱ってくれる女将さんや、煎餅を奪い合える朋輩。忘れられないほど憎い敵、思いきれない恋人、あるいはただのゆきずりの人かもしれない。そこにあるのは<世界>ではなく<世間>なのだろう。おっと、いらぬ講釈が永すぎました。

スタッフ、キャストのみなさま、今期もありがとうございました。また会える日を心から願っています。

嗚呼それにしてもシリーズ2をDVD化するか再放送してれよぉぉ。あれは日本の宝だって。

ヤられた

2006年12月20日(水) 20時36分
ある方の企みにより、頭の中で「山よ〜」のメロディがぐるぐる…
ちくしょう(失礼)、伝播してやる!

山よ〜山よ〜を消すためにiTunesのラジオでクリスマスソングを聴いている。Religiousのセクションはいろいろ濃いのが多いにゃ〜

そんなワタシのもっかの最大関心事はノロウィルス。外人さんにその恐ろしさを説明してもなんとなくピンときてもらえない。やっぱり語感は大切だよな〜振り込め詐欺、と言われると他人事だけどオレオレ詐欺だとオレでも出来そうな…違う違う。それを思うとドリトル先生のpushmepullyouを「オシツオサレツ」と訳した井伏鱒二先生は偉大だ。

偉大といえば…岸田今日子さんのご冥福をお祈りします。ムーミン、大好きでした。そしてワタシにとって大奥はあのメロディ(ちゃ〜りら〜り らりらら〜)と岸田さんのおどろおどろしいナレーションが無くては!






ゴボウ色のときめき

2006年12月20日(水) 11時04分
ワタシはデニーズが大好きである。
うちの隣にあるだけでなく、メニューが月ごとにかわるのですごく楽しい。
あの、いかにも「冷凍食材をチンしました」を隠さない感も好き。
万人向けに作られているので冒険してもあまり当たり外れはない…が時々チャレンジングなメニューにぶちあたるのもまた善き哉。

そんな私も「五穀とごぼうのリゾット」を観た時は一瞬「…」となった。
直前までノロウィルスの話をしていたのも不味かった。
とっさに出たコメント「ゴボウの色素って…強力なのね」家人「人工着色料じゃないってことで」
味はまぁまぁでした。

そういえば、捕虜にゴボウを食べさせて「木の根を食べさせるなんて酷い虐待だ!」と戦犯にされた可哀想な方もいました…日本人以外には理解されないゴボウ…海外にいると時々むしょうに食べたくなるんだYO!初めて食べた人はよっぽど勇気があるかおなかすいていたんだろうな。

「スタジオはてんやわんや(1957年)」

2006年12月20日(水) 10時59分
日本映画チャンネル「市川雷蔵 現代劇全仕事シリーズ」中の珍品。まだ放映があるのでぜひお奨め。
大映オールスター総出演、ということで東京と京都の撮影所の中身やスタァさんたちの様子がのぞける。ナレーションの古びた感じとか、女優さんたちのうっとりするようなドレスや、どことなく間延びしたかくし芸とか、てんやわんやと言いつつのどかな感じがステキ。まだどっか戦後をひきずっている1950年代後半の匂いがする。

それにしても京マチ子さんはふくよかで美しいなぁ。若尾文子さんのドレスはディオールかしらん。

硫黄島変奏曲(ネタバレあり)

2006年12月16日(土) 17時58分
先に書いたように、映画を観終わった時点での感慨(というものも変だが)は「父親たちの星条旗」の方が「硫黄島からの手紙」より深かった。

しかし、時間が経つにつれて、しみじみと「ああ、やっぱりイーストウッド映画だ」という想いがじわじわとこみ上げてきた。「ミスティック・リバー」や「ミリオンダラー・ベイビー」から貫かれるイーストウッドの「生
」に対する考え方の深化をようやく感じ取れるようになった、と言うべきか。

イーストウッド映画は「暴力によってもたらされる不慮の死」と「生き残った者が負う荷」を常に驚くほどの率直さで描いてきた。インタビュー等によると、彼にとって日本兵の「バンザイ・アタック」は理解しがたいものだったらしい。それは当時のアメリカ人にとって脅威と恐怖の源だったし、今の日本人にとっても謎だ。

「硫黄島からの手紙」は一見「ある特定の時代、状況下の異常な行動」と片付けられそうなこのテーマを丁寧に分けて描いていく。「天皇陛下バンザイ!」と叫ぶ士官。命令と集団心理で同じ道を選ぶ兵卒。足を傷めた競走馬の薬殺と重なるバロン西の選択。中村獅童が好演した将校(よくこの役引き受けた!えらいよ!)や加瀬亮の元憲兵のように、「意外な死(?)」もある。


(以下は核心部のネタバレを含みます)


「硫黄島からの手紙(2006年)」

2006年12月14日(木) 11時22分
日本映画でこんな行列見たの初めて!しかもラセットとかAXとかではなく有楽町のでっかい映画館で。やっぱりキム蛸&山田ヨージは凄い…と思ったら「硫黄島からの手紙」もほぼ満席でした。前の方で鑑賞したのでニノの顔が歪みっぱなしw

結論から言うと、いい映画です。出来るだけ多くの人に観てほしい。でも個人的には「父親達の星条旗」の方が楽しめた。クリント・イーストウッド&彼のチームが最大限に異文化にリスペクトを払ってくれたおかげで善玉・悪役がはっき分かり過ぎ。

たとえば「ミスティック・リバー」の葬式や「ミリオンダラー・ベイビー」のウェイトレス生活の描写みたなエグさがイーストウッド映画のワタシにとっての吸引力なので。

しかしケン・ワタナベはかっこいい。「薔薇の名前」のショーン・コネリーなみのかっこいいW字禿。そして誰もがいうように二ノ宮和也は飄々としていい。彼のことを「ジャニでへへら踊らせているのは勿体無い、役者に専念すべき」という意見を時々見るけどニノの肩の力の抜け方とか「見るべきほどのものは見つ」みたいな眼差しはジャニ世界の有為転変を観てきたからだと思う。クレジットのThanksにJohnny's Jr Kidsとあったのを観た時にはびっくりしたけれどジャニ−さんの出自を思うとよかったのかも。

註1)管理人は蛇煮世界のを愛するので「小僧」と呼ばれていた当時から「なぜニノがこんなにも推されるのか?」が不思議でならなかった。でもやっぱジャニーさんの慧眼は凄いよな〜

註2)バロン西の描き方が不評なようだけれど、あれはアメリカのWW2世代へのサービスでしょうね。バロン西は本当"dashing"だったと亡母や亡祖母が語っていました。

「父親たちの星条旗(2006年)」

2006年12月11日(月) 20時22分
「硫黄島からの手紙」に切り替わる前日に駆け込み鑑賞。大画面で観てよかった。

なにはともあれ、簡単に結果を求めたがる、世界を善悪や黒白に分けたがるこの時代にフクザツで曖昧な<世界>をありのままに切り取って見せるクリント・イーストウッドの技量と誠実さに敬意を表したい。

戸田なっちの字幕なしで観られたらもっとよかった…と言うのは本音だけどw シンプルな言葉や仕草で語られる物語の力強さったらない。

ちょうど一月ほど前、(決して仲のよくない)父と会話していてこの映画の話題になった時、「あそこではだいぶ友達が死んだ…いい奴がいっぱいいたな…」と珍しくしんみりとした口調になったので胸を衝かれた。(その頃父は本部配置だったので東京の自宅から電車で通っていたそうだ…嗚呼…)まったく映画の台詞通り、本当の勇者は語ることが出来ない。だからこそ、伝え継がなければならないのだろう。

しかし、ワタシは今まで父にも祖父にも「あなたは戦場で人を殺したことがあるか?」と聞いた(聞けた)ことはない。美辞麗句で彩られていても、戦争の本質は人が人を殺すこと。日本人は決して被害者だけではない。そのことを忘れてはいけないと思った。

決して見易い映画ではないが、ラストシーンはしみじみと美しい。どんな時、どんな場所にあっても笑いや喜びは存在するのだ。






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