溝口健二ウィーク

2006年08月29日(火) 22時55分
ワタシを知るヒトなら予想通り、BS2の溝口健二特集にどっぷりはまっております

衛星放送が入るヒトの家を一軒一軒回って「日本人なら黙って見ろ」と布教したい位(をい)です。

昨夜の「雨月物語(1953年)」。上田秋成の怪談を元にした物語です。「家族をより豊かに、幸せにしたい」というまっとうな動機が欲にすりかわって一番大切なものを奪っていく。バブルと「失われた十年」を経て「清貧ブーム(じつにイヤな言葉)」の昨今ではなく、高度成長期にさしかかる「イケイケドンドン」な時代にこの映画を撮っていることが何よりも凄い。

そして今夜の「近松物語(1954年)」は近松門左衛門の「大経師絵暦」を元にした物語。人形浄瑠璃などでも有名なおさん・茂兵衛の物語です。「雨月物語」が豊かになりたい<欲>の果てを描いていたとするならば、こちらは欲得づくの日常世界をつき破る<情>の恐ろしさを描いたとも言えます。人形のように淑やかで従順だった大経師の「お家はん」おさんに、女としての生命の火が点く瞬間の美しさと怖さといったら!息もつまるようなドラマでした。

いや〜こんな凄いのばかり見せられて命がもつかどうか(大袈裟)明日の「山椒太夫」も楽しみです。

絶妙なコーナーワーク

2006年08月28日(月) 21時59分
「脱皮ワイフ」や「ウォーターメロン」を制作したフルモーション・レーベルといえば「夫婦の性」に特化してエッジの利いた?作品を次々送り出してきていますが、この度なんと

時代劇に特化したフルモーション・ビンテージレーベルをスピンオフ。その第一弾が
「ところてんの女」

公式サイトはこちら

新作時代劇にも山田洋次・キム○ク組からRAMBUまで色々ありますが、こういう方向で来たか。ジャンルが「倒錯官能時代劇ロマン」というのがまた凄いです。いや〜おもしろい所ついてくるなぁ。

そのうちぜひ和さんの出演作もお願いします!

関西女

2006年08月25日(金) 10時15分
夏バテのためちょっと間が空いてしまいました(ヴァンパイアにやられた?)

先週、古本屋の50円均一コーナーでふと手に取った「女系家族(山崎豊子)」がめちゃくちゃ面白かったです。店の暖簾を守るため、代々娘に婿をとらせる船場の伝統を「現代の怪談」として書いたものだそうです。昭和38年(1963年)作なので風俗や言葉遣いは今と異なっていますが、根本となる「浴にまみれた人間像」は今日でも、いや、今日の方が、身につまされるかも。着物の話がいっぱい出てくるので、映画が早くみたい〜(ツタヤDISCUSにDVDあり)

ついでに?観たのが「祇園囃子(溝口賢二)」と「ぼんち(市川崑)」。

「祇園囃子(1953年)」は木暮実千代演じる芸妓の元に若尾文子演じる少女が飛び込んできて舞妓になる物語。アプレな若尾文子と伝統的な価値観を持つ木暮実千代の対比が美しく、哀しく、時に面白く描かれます。宮川一夫の撮影がすばらしい。どこまでも奥に長く、薄暗い京の町屋。しかし最高なのが因業な置屋のおかみの浪花千栄子。この人が出てくるとなんでも面白い。言葉遣いは柔らかくあくまもしねしねした京女がどうやって因業婆に進化するのかw 最初から別のブリード(違)なんでしょうか。

「ぼんち(1960年)」は戦前〜戦後の船場の話だけれど、いかにも60年代って感じの雰囲気が漂っているのが謎です。いつ岡本太郎の太陽の塔が映るかと…w 市川雷蔵扮する船場の足袋問屋のぼんが祖母(北林谷栄)と母(山田五十鈴)の鉄の支配の下に、女遍歴(中村玉緒、若尾文子、草笛光子、越路吹雪、京マチ子の豪華キャスト!)を重ねていく話がメインです。お祖母さんとお母さんがなんとも強烈。

東京育ちのワタシにとって「関西の女」との初めての出会いは大学時代でした。
第一印象は「握力が強いなぁ
物腰が柔らかくて一見控えめでも、狙った獲物は放さない。
口は悪いけれど飽きっぽい関東の女にはかないまへんw

ザ・ダンス・オブ・ヴァンパイヤ

2006年08月22日(火) 20時34分
いや〜楽しかった

浦井健治さんの舞台には出来るだけ行くようにしていて、今回もマメなお友達のお蔭でかなり前にチケットを押さえてありました。あえて情報は仕入れていなかったので、何の前知識もなしに観たのですが、タイトルから「耽美な悲劇…?」を想像していたら

たっぷり血を吸えバンパイヤ!!

だったとは…RYUICHIさまでも気付きやしめぇ(爆) 注:画像は怖いので外しましたw

コーラスもダンスも開いた口が塞がらないほど高テンション高レベルで、真夏の暑さを忘れる素晴らしい一時でした。山口閣下、キャスト&スタッフのみなさま、ありがとう!

早起きした朝に…

2006年08月20日(日) 9時12分
寝苦しいのとぬこ様の「餌くれ〜」攻撃ですっかり早朝覚醒がデフォになった我が家。
いままでは何とかその後寝ていたのですが、家人は最近そのまま朝7時ごろに出勤するのがHISブーム。週末は朝1で近所のプールに泳ぎにいっています。
朝に弱い人間だとずーっと思っていたので、ワームにすり変わっているんじゃないかとやや心配

そして今日の「仮面ライダーカブト」というかむしろ「加賀美陸ショー」でしたねw
濃い芝居をさせると本田さんや山口さんの「口跡」のよさがひきたつなぁ。

ギャグ回だし、楽しめたんですが、ここままでグルメの話になるとワタシの中の「天邪鬼」が首をもたげてきますw 故・池波正太郎先生みたいに「まずいものを出されたら黙って箸を置いて立つべし」の人はもういないのかなぁ。

八月納涼歌舞伎

2006年08月16日(水) 21時33分
時間があいたので歌舞伎座の「八月納涼歌舞伎」第一部を観てきました。演目は
慶安太平記 丸橋忠弥 
近江のお兼
たのきゅう
 (新作舞踊劇)
です。みどころはこちらご参照。

「幕見」で観たので合わせてなんと1600円

夏休み真っ盛り&お盆ということもあって4階は外人観光客や親子連れでぎっしり。「丸橋忠弥」は立ち見でした。歌舞伎座は娘時代以来なので、それこそ二十年近くぶりなのですが、あの幕を見ただけでハレの気分になり、きのねを聴くと浮き浮きしてきます。若干遠いけれどw 舞台の動きにあわせて客席の空気が動いたり息を呑んだり…ああ、ナマの観劇は(も)なんて楽しいんだ頑張って働いてお金を稼いでまた来よう、と力が湧いてきました

耳の文化

2006年08月16日(水) 6時03分
一月ほど前にiPOD shuffleをプレゼントに貰い、とても気に入ったので、出張する家人に「もうちょっと容量の大きいの」を頼んだらiPOD 60Gbがやってきました。

286とか98とかの時代を知っている身としてはもはや理解できない容量ですつーか家中のCD載せても埋まらないよw

…なのでAUDIO BOOKに挑戦してみました。iTUNESの日本ストア(日本居住者はここでしか買い物できない)は品揃えがイマくらいなので
AUDIBLE(http://www.audible.com/)と契約してみました。

とりあえずGreat SpeechesというのをDLして聴いてみたのですが、かなり疲れますw ステッパーから落ちそうになったよ(爆)眼で字を追いながら脳みそを動かすのに慣れているから、耳→脳の回線が発達していない感じ。慣れたらよくなるのかなぁ。

ガタイが丈夫で朝から高血圧なアメリカ人はNY TIMESやWSJをダウンロードしてワシワシ走りながら聴くんですと…想像しただけで眩暈がしてきます

停電の朝

2006年08月15日(火) 7時26分
昨日、なんかマンションの廊下が騒がしいなぁと起きてみたら
電気がつきませんでした。
とりあえず歯を磨こうと洗面所に行ったら
水も出ない。
猫のトイレを掃除しようにも
トイレが流れない。

とりあえずデ●ーズで時間つぶそうかと外に出たら
信号が消えている。

停電が頻発するような国だと家に自家発電機があり水や食料もストックしてあったのですがまさか東京でこんな目に遭うとは。

…なんて気楽なことではいけませんね。防災袋や非常用トイレを常備しておかないのが悪い。反省します…

それにしても、うちは4階だからまだいいけれどタワーマンションの20何階とかだと大変だな〜

「十三人の刺客(1963年)」

2006年08月13日(日) 11時35分
既に定評ある名作だけを観るのは邪道と思うへそ曲がりですがw
これは本当に凄かった!
ツタヤDISCUSにもあるのでレンタルできる環境にある人は今すぐ観るべし!
2時間ちょっとがあっという間です。

時の将軍の弟であるため手がつけられない明石藩主を暗殺するために集められた十三人の刺客の物語。

どうやってそれを実現するのか?というプロットの部分も、暗殺者と暗殺を阻む者の心理戦も、アクションシーンもすべてに無駄が無く、一瞬たりとも見逃せない。素晴らしい脚本(池上君男、後の小説家池宮彰一郎)をセンスある監督(後の必殺シリーズの工藤栄一)が手がけると、予算不足の作品がこうも見事なものになるのか!

とにかく観て下さい!!!!

都会か田園か

2006年08月12日(土) 8時11分
マウンテンバイクが余暇の中心だった頃は「山の近くに住みたい!ネットもあるし、東京に住まなくてもいいかも」と思ったこともあるのですが、最近は「やっぱり映画館と大型書店が便利な場所がいい」派になりました。実際にはレンタルDVD・ビデオやネット書店利用が多いのですが、映画館の暗闇や本の手触りはアディクションがあるようです・・・

地方に住んでいる方からしたら「なんて贅沢な!」と怒られそうですが、阿佐ヶ谷がもっと近ければいいのに(爆)だってラピュタ阿佐ヶ谷のラインアップ見て下さいよ。

盛夏納涼和製ホラームービーコレクション



奇蹟の職人技 素晴らしき特撮世界

ですよ…うちからドア・ツー・ドア1時間強。がんばらなきゃ。
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