真実の瞬間

2005年12月31日(土) 22時48分
「すぐれた映画は必ずわれわれを、解釈の欲求から完全に解放してくれるところの直接性をもっている」スーザン・ソンタグ/北条文緒訳

今年の〆は佐藤佐吉脚本・監督の「東京ゾンビ」。「セクシードリンク大作戦」の脚本でもあった佐藤監督のこの映画。首は飛ぶは東京はゾンビタウン化するは哀川翔さん(ミツオ)はヅラだは浅野忠信(フジオ)はアフロだは…途中でCOOLなアニメが出てきたり如何にも泣かせる女の子のエピソードが入ったり、もう少しでありがちな「おっしゃれ〜」な映画になりそうな要素がてんこ盛り。

だが、そうならないで踏みとどまっているのは、それらの意匠の下に「人間と人間の結びつき」がきちんと描かれているから。そして、翔さんと浅野さんがまさに身体を張って柔術にすべてをかける師弟を造りあげたから。(ええ、ゾンビよりもロシアに行って最強の男を目指す方が大事なんです)

ゾンビ化したミツオとプロの格闘家となったフジオが対決するシーン。ミツオを見詰めるフジオの眼差し。
あえてフジオを挑発するミツオの声音。おばさんは見た。隣のお洒落な兄ちゃんが涙をぬぐっていたのを。アリーナの師弟バトルシーンは、スーザン・ソンタグの言うところの「直接性」をもって訴えかけてくる力を持っていた。漢と漢のバディ・ムービーは邦画の真骨頂だ。

映画館を出る時、なんとなく強くなった気分になった。今ならゾンビに襲われても噛み付く位は出来るかも。渋谷で肉食って帰りました。

今年もいろいろな方のお蔭で、いろんな場所で燃えたり萌えたり楽しかったです。来年もみなさまに素敵な出会いがありますよう。
Hasta la vista Baby!いい夢みろよ!


レビュー書かなきゃ

2005年12月31日(土) 11時02分
なにか(誰か)好きになると全部見ずにはいられない、それがヲタク気質。プラス体系づけて暗記、分析するのが好きなアナリスト気質があるもんだからさぁ大変…いつの間にか本田隆一監督作品はほぼコンプリしていました。

監督作品リスト
(制作年と公開年がずれているのが気になるけれど、とりあえず。☆は個人的評価。)

戦 IKUSA 武侠(つわもの)どのも戦(まつり)(2005) 監督 ☆☆☆
あさってDANCE(2005) 監督 →未見
プッシーキャット大作戦(2004) 監督/脚本 ☆1/2
[ずべ公同級生(2004) 監督/脚本 ☆1/2
穴(2004) 監督 (「青春の穴」)☆☆☆
ウォーターメロン(2004) 監督 ☆☆☆
脱皮ワイフ(2004) 監督/編集 ☆☆☆
帰ってきた!刑事(デカ)まつり(2003) 監督 (短編「背徳美汁刑事」)
セクシードリンク大作戦 神様のくれた酒(2003) 監督 ☆☆☆
東京ハレンチ天国 さよならのブルース(2001) 監督/脚本 ☆☆


ブログでレビューをUPしてあるのが「ウォーターメロン」と「戦」と「東京ハレンチ天国」だけだったとは不覚。がんばって書かなきゃ。「あさってダンス」はめんどくさいけど(4つに分けて上映だから)観にいくべきか…。「刑事まつり」は下北沢で公開時に見たんですが一時帰国中に無理したのでほぼ寝ていました…。

「東京ハレンチ天国・さよならのブルース(2001年)」

2005年12月30日(金) 13時35分
本田隆一監督が大学院の卒業制作で撮った自主制作映画。2001年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門でグランプリを受賞し、後に一般公開された。

「戦」や「ウォーターメロン」のようない商業作品を観たあとだと、この作品は粗い。フィルムも安そうだし(失礼)キャストもいっぱいいっぱいな感じがする。しかし、それでもワクワクするようなビートが感じられる。若くて、向こう見ずで、寝てなくても食べていなくても好きなことに夢中になっている人の匂いがする。

話(公式参照)殺し屋に憧れてようやくなった黒川の苦い「デビュー戦」と、GSバンド「ドンキーズ」の一攫千金作戦が偶然交錯し、黒川は「ドンキーズ」のボーカルとして迎え入れられるが…。というトンでも話。

ええ〜っこんなのアリ〜という怪演技・怪演出の連続なのに、黒川とドンキーズのメンバーが打ち解けていくシーンは不思議と瑞々しい。文化祭前夜徹夜でフラフラになっている時、ふだんは感じ悪いと思っていた奴と意外と話があったりする(だけど翌日からは元に戻る)ような、奇妙な触れ合い。

そしてなんと行っても黒川を演じる山本浩司。この人は21世紀の渥美清になれる。どこの日本大使館も「日本文化イベント」というと黒澤映画と寅さんが定番だけど、世界中どこでも渥美清のアップになると観客はうける。圧倒的な顔と繊細な演技。黒川withドンキーズの「東京A GO!Go!」の、喜びと気恥ずかしさ混じったパフォーマンスはこの人にしか出来ない。いい役者だと思っていたけれど、こんな初期から凄かったとは…!!

えーと、ラストが本当に衝撃なのでファミリー向けではないですが、映画が好きな方にはおススメ

神様ありがとう!

2005年12月29日(木) 16時24分
2ちゃんで拾った情報。

川村亜紀さんのブログ12月26日の記事に松田賢二さんがっ!!

2006年公開予定の「怖い顔きらい」という映画で、川村さんは松田さん演じる「桜井君」の憧れの同級生役だそうです。あのー怖い顔っていうのは松田さんなんでしょうか…?写真だとスーツにコート?という感じがするのですが、普通のサラリーマン役だったらうれしいな。

「怖い顔きらい」はファンプレースがプロデュースしている映画のようです。映画公式サイトはこちら 準備中とのことですが、ブログは始まっています。撮影日誌には主演:松田賢二。しかもこれワタシが愛してやまない本田隆一監督じゃないですか!!!あの「脱皮ワイフ」と「ウォーターメロン」と「戦」の本田監督。やった〜。すごい楽しみ!!!!

おめでとう!中村くん

2005年12月28日(水) 21時01分
書店をうろうろしていたらオーディション雑誌月刊「De-View」の表紙に見覚えのある顔が。
桐矢京介役の中村優一くん。(なんとなく「さん」より「くん」が似合うなぁ)

インタビューでは、桐矢は難しい役だったけれど先輩たちが親切だったと語り、ネットで難聴の方の(桐矢はいやな役だけど中の子はがんばっている)という書き込みを読んで自分のような新人でも人の役にたてると涙が出たこと、大学にどうしても進みたいので撮影の合間もがんばり推薦入学が決定したこと…などを語っていてとても感じがよかったです。

大学では言語学を専攻するそうで、その理由が「俳優にとって言葉は大事だから」。中村くん、よくがんばったと思います。これからスタートする大学生活も、これからの俳優人生も実り多いものでありますように。

鬼が来る!

2005年12月27日(火) 22時10分
…とうとう作ってしまいました、「小沢和義」カテゴリー

だって皆さん、聞いてください。「ミラーマンREFLEX」で和さんが演じる矢尻祐一郎は

政策コンサルタントであり、呪術者。かつては恭太郎の下で『鬼道』を研究していたが、現在は『鬼道』によって日本を再興しようとする野望を抱いている。42歳。(公式サイトキャラクター紹介より)」

しかも、石田信之さん演じる影山恭太郎は愛娘を「返魂の儀」で蘇らせたため幽世に引き込まれてしまった、と。

おおお。和さんの。見たい〜

巷では先代ザンキさんをキャスティングするなら和さんしかいない!とも言われていますが(どこの世間だ)、ミラーマンREFLEXで鬼の和さんが見られるわけですね!なんて酒池肉林ゴージャスな!この際、「返魂の儀」を行って斬鬼さんを手下に…ってここは円谷さん家(爆)

これは観にいくしかないですよ、tさん!「居酒屋に入って和さんと松田さんがいたら、ソッコー和さんの前に座る、松田さんへの愛が頂点であっても絶対そうする」と言ったのをワタシは忘れないwww

「どんてん生活(2001)」

2005年12月27日(火) 7時38分
熱は35.2℃に戻りました。心配して下さった方々、ありがとうございます。今回の風邪は「鼻がいちじるしく詰り、眼の奥が痛くて、熱が出る」タイプでした。夜の教会でガタガタ震えていた時にひいたものと思われます。

熱でぼーっとした状態で見た山下敦弘監督の「どんてん生活」。現在、たいへん評価の高い、一部では「日本映画期待の星」と言われる山下監督。主演は山本浩司さん。

どーしようもない男2人の救いようのないダラダラした日々(汚部屋・パチンコ・裏ビデオetc)の話なのに、どことなくチャーミング。「こんなの私にも書けるわ!」というエッセーがプロにしか書けないように、こんな素材を、飽きさせない映画に仕立て上げてしまうのは多分凄いことだと思います。それがセンスっていうものでしょうか。

「真・善・美」とも「努力・友情・勝利(だっけ)」とも無縁な映画ですが、体力が弱った時など「ま、こーゆーのもあり?」と肩の力が抜けます。ワタシの場合、これ以上抜けたら無脊椎動物という恐れはありますが(爆)

王様ラジオキッズ&公式更新

2005年12月27日(火) 7時34分
ラジオ関西王様ラジオキッズ公式ページにご出演時の写真が。

松田賢二さん公式HPのコメントが更新されていました。松田さんらしく、熱く、暖かく、必死にボケているメッセージ。チャーミングなお方です。

さよならザンキさん

2005年12月25日(日) 19時25分
さようなら、ザンキさん。お疲れさま、松田さん。
そう言いたくなるような幕切れでした。
トドロキに向けた最後の言葉「ありがと」が関西弁っぽいイントネーション(と、で上がるあたり)でなんとなくザンキというより松田さんからの一言のように思えました。

ザンキというキャラクターは「引き際を間違えた男」でした。
自分の闘いぶりに限界を感じ引退してしまったザンキさんはトドロキを通じてずっと「鬼」として闘い続けていたのではないでしょうか?ザンキさんの気持ちはずっと「俺はおまえと一緒にやってきて楽しかった」ままだったのかもしれません。自分は一人でやっていける、とトドロキに言われた時の寂しい表情にザンキという男の悲しさが出ていました。




失われた時を求めて

2005年12月24日(土) 11時38分
昨夜の[牙狼-GARO-]の録画を今見て、泣いてしまった。
特撮で泣くのは今年初めてかもしれない。

去年の今頃、「響鬼preview issue」を見てワクワクしていた頃の気持ちを思い出した。
鍛えて鬼になるとはどういうことなのだろうか?少年は鬼の背中を見て何を感じるのか?
ブレイドに今ひとつノリきれなかった分、響鬼への期待は大きかった。

そして今。2005年12月。
他作品と比べるのは本来よくないことなのだけど(GAROはGAROとして楽しむべきものだし、それだけの内実をもった作品だから)、自分が見たかったのはこういうものだったんだ…というのを画像で見せられると…言葉を失ってしまう。

「完全新生」の名の下に高寺プロデューサーが切り捨てたものはひどく大きなものだったのだと、今更思う。



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