木犀の香を嗅ぐころぞ

November 01 [Thu], 2012, 16:17
木犀の最盛期は過ぎつつあるか。
街を歩いていて、あちこちで香りを感じる。
茂吉には、刊行歌集、拾遺篇も含めて、おそらく木犀の歌はこれ一首。
裏山うらやまの径みちをのぼりて木犀もくせいの香を嗅ぐころぞ秋はれわたるのぼり路昭和14年1939年の九州の旅。
吾平山上陵という一連の鹿兒島遂石體錘ミという詞書のある歌のすこしあと。
あとにつづく3首を引いておく。
鹿兒島の大御社おほみやしろの杉木立すぎこだちその下かげに一とき立ちぬ梛なぎの木のふと木にとまり鳴く禽とりを顧かへりみしつつ山に入るなり罪けがれここに祓はらひて秋ふかき十日とをかの旅の行方ゆくへたのしも拾遺篇を拾ってゆくと、昭和11年以降かなりの数におよぶ永井ふさ子宛の手紙が13年にぱたりと無くなる。
茂吉のいうところの罪けがれがどのようなものかは判然としないが、そういうことをちょっとだけ頭に入れておいてもよいかもしれない。
それから、木犀の歌が少ないことについて。
1首あれば、皆無というわけではないから、多いとか少ないとかいうものでもないかもしれないが、そもそも自身の体臭のつよい人であったから、香りを楽しむというのは例外的だったかなどと思ったりもする。
きょうは橋本恵美さんの歌集のらねこ地図の批評会。
お世話いただいたスタッフのみなさん、ありがとうございます。
詰襟服の次男さんが会場にあらわれて、おばさまがた、おねーさまがたがどよめく。
いろめきたつ。
いや、ネットビジネスしっかりした少年でありました。
あれは、息子のほうが保護者だね。
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