みなさんに知ってもらいたいことーストリートパズルより

February 24 [Sun], 2013, 0:10
KDC/ここみゅが入会している「軽井沢学園を応援する会」。
この広告の出先の会報は年に数回発行されています
私は一度寄稿した事がありますが、ここには毎回、この学園の主任さんをしている私の幼なじみ、たかねっちくんがコラムを書いています
このコラムを毎回私は涙ながらに読んでいるのですが(^^;
ぜひJBでも紹介したいと思い、連載という形で原稿を頂きました。
2月17日のラジオJBでも紹介しましたが
知ってもらうことがまず第一だと思うんです。
経済的にも施設運営は厳しいとのこと。
簡単な問題ではないのですが社会で支えていくことができたらなと思います。

今日から毎週日曜日、たかねっちが書いた分だけ連載して行きたいと思います。
今準備しているだけで4月いっぱいはありそうです。
みなさん思うところはあると思います。


‐学園の庭をはきながら‐

夢で逢えたら

たかねっち☆
 「ボクのお母さんはいつ迎えに来るの?」週末になる度、タケシ(仮名)は職員に尋ねます。小学校へ入学したばかりのタケシは2歳の時にこの学園へ入所しました。入所当初は面会に訪れた母でしたが、今では連絡が途絶えタケシに会いに来ることはありません。そんな状態がここ数年続いており、きっとタケシは母親の顔をはっきりとは覚えていないでしょう。「お母さんはお仕事が忙しくてタケシくんに会いに来れないんだよ。」と、まだ色々な事が理解できないタケシに対し職員はそう話します。
この学園には、2歳から18歳の計50人の子どもたちが一つ屋根の下で暮らしています。入所理由や家庭事情は様々であり、帰省(一時的に親元へ帰ること)で家に帰ることが出来る子と、帰るどころか親に会うことすら出来ない子もいます。ですから、全く家に帰れないタケシにとって、週末帰省する子どもの後ろ姿を玄関先で見送るということは、羨ましくて切ない瞬間なのだろうと私はいつも思っています。
そんなタケシがある朝「ボク昨日お母さんに会ったんだよ。」と、他の子に自慢げに話していました。他の職員の話では、最近タケシはそのような話をよくするそうで、幻想?妄想??などと少し気になった私は、タケシを傷つけないよう別室に呼んで話を聞くことにしました。「ねえ、タケシくんは最近お母さんによく会うんだってね。」そう尋ねると、タケシは「うん、昨日ね、お母さんと公園に行ったんだよ。」と、さらりと話します。ますます心配になり私は更に尋ねました。「でもタケシくん、昨日は一日中学園にいたよね。一体いつお母さんと会ったの?」そう尋ねた次の瞬間、タケシから返ってきた言葉に胸が苦しくなりました。「・・・ボクね、お母さんと夢の中で会ったの。ボク寝る前にお母さんに会いたいって思うと、お母さんが夢の中に出て来るんだよ。」更に話は続きます。「でもね、今日はボク仮面ライダーKABUTOに会いたいからお母さんには会わないんだ!」と。幼い子どもが母を慕いこの学園で暮らすために身に付けた術(すべ)。皆そうやって必死に生きている。そんな子どもたちに対し本当の親には到底なれない我々職員に一体何が出来るだろう。せめて、学園に来て良かったと少しでも感じてもらうためにこの子たちをもっともっと大事にしたい。そんな気持ちにさせられたある生活の一場面でした。
 児童養護施設は、家庭的に恵まれない子ども達の生活している施設であることは皆さんご承知のことと思いますが、ここで暮らす子どもの大半が何らかの虐待を受けて入所しているということを皆さんはご存知でしょうか。冒頭のお話に登場した主人公もその一人です。今、児童養護を語る上で“虐待”というキーワードは切っても切れないものであり「児童養護施設=虐待を受けた子どもの施設」と言っても言い過ぎではないと私自身思っています。そのくらい身近に起きている虐待の問題。親が悪いとひと言で片付けるには余りにも無責任であり、格差社会、雇用や貧困の問題、家族の孤立化等、虐待とは、子育てしづらい世の中であるが故に起こってしまう社会全体の問題であると知っておきたいところです。
私は、この軽井沢学園に児童指導員として就職し、今年で14年目となります。このコーナーでは、意外に知られていない児童養護施設のことを少しでも多くの方に知って頂くために、私が14年間務める中で起こった様々な出来事や日ごろ感じていることなど現場サイドからお届けいたします。余談ですが7〜8年ほど前、ある日突然私は子ども達から“たかねっち”と呼ばれ始め、その呼び名が代々受け継がれて今に至ります。今後とも、たかねっちをどうぞよろしくお願いします。
2013年02月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28
プロフィール
  • アイコン画像 ニックネーム:KDC(kei hirosue dance club)
  • アイコン画像 性別:女性
  • アイコン画像 誕生日:2003年4月1日
  • アイコン画像 血液型:B型
  • アイコン画像 現住所:長野県
  • アイコン画像 職業:専門職
  • アイコン画像 趣味:
    ・ダンス-佐久平のとにかくダンス大好きなメンバーの集まりです。昼はそれぞれお仕事していたり学生だったりしますが夜や週末になると見事に変身!素敵なダンサーになります。
    ・ビューティ-美への追求も忘れません。内面から溢れ出る美しさ。なりたい自分になれるようにセルフプロデュースする。これがKDCで最も楽しいことの一つです。
    ・お笑い-KDCはダンスのクラブですがいろんなことに挑戦します。お笑い、コント、芝居に歌。ラジオ出演にラジオドラマ、プロモーションビデオ撮影ととにかく盛りだくさん!すべて趣味です(^^)v
読者になる
「そこにいるすべての皆様に、素敵な時間を、心輝ける人生を!enjoy our lives! by KDC!」を合い言葉に佐久平の文化振興に役立てるよう遊び心満載で活動しているダンスクラブという名の何でもありサークルです。人の和を大事にし、相手を思いやる心を持ったひとを育てる努力をしています。皆さんも一緒に楽しい仲間に加わってみませんか?
Yapme!一覧
読者になる