14.BGM

August 04 [Sat], 2007, 19:35
「じゃあね」
「ああ」

テレビを見つめたまま、洋人は軽く片手を挙げた。
鞄を手にして靴を履くと、あたしは振り返ることなく、部屋を後にした。

ドアを開けると、冷たい空気があたしを覆う。
さっきまでの温かさが一気に遠のいて、あたしは駅までの道を想い、白い息を吐いた。