自然に無理なくダイエット
2016.07.21 [Thu] 11:14

ダイエット効果
 カフェインには、脂肪を燃えやすくする働きがあります。とすれば、カフェインを含む紅茶にもダイエット作用があるハズ。著者の研究室では、マウスを使った実験でそれが立証されています。
 マウスを以下の2群に分けて一年間飼育し、その後、それぞれの体重の増減を比較しました。

@【通常の餌十水】を摂取し続けたマウスの群
A【通常の餠十紅茶】を摂取し続けたマウスの群

 このように一年間続けた結果、紅茶を一緒に飲食させたA群のマウスのほうが、体重の増え方が2割も少なかったのです。
 このとき同時に脂肪のつき方を比較してみたところ、@群の方の肝臓のまわりには脂肪がたくさん沈着していましたが、A群では全くそれが認められませんでした。
 また、血液中のトリグリセリド(中性脂肪)の値は@群のほうがはるかに高い価を示すことがわかりました。
 紅茶の減量効果はほぼ間違いないといえます。
 ただし減量効果をねらう場合は、紅茶に砂糖を入れるのは禁物。砂糖のほうがカフェインより体内に吸収されるスピードが早いので、作用も砂糖のほうが先に出てしまうのです。
 ミルクは影響ありませんが、できればストレートティーを飲むようにしたいものです。





おいしいだけじゃない 紅茶はえらい!
おいしいだけじゃない 紅茶はえらい!



 

食中毒の解消に短時間で対処
2016.07.21 [Thu] 11:14

「感染型」と「毒素型」中毒
 細菌性の食中毒は、つぎの2種類に大別できます。
 ひとつは、食べ物と一緒に取り込まれた菌がその後体内で繁殖する「感染型」。もうひとつは、食物自体が産出した毒素を食べた場合に発症する「毒素型」の食中毒。
 いずれにしても、症状が重い場合は、生命さえおびやかす危険なものです。

菌の繁殖を抑制する
 紅茶が食中毒症状の改善に、極めて有効な作用をもっているとの研究報告がされたのは、つい4年前(平成元年)のことでした。
 昭和大学医学部細菌学教室の島村忠勝教授らのグループが、コレラ菌の研究を進めているなかで、お茶にコレラ菌の活動を抑える働きがあることを発見したのです。
 以後、煎茶や焙茶などさまざまな種類のお茶で実験を行ない、抗菌作用の有効性について発表しています。そのひとつが紅茶でした。
 紅茶に関する実験と報告は以下のとおりです。
 まず、菌を接種して固めた寒天の上に、紅茶液をしみ込ませた直径8ミリのパルプディスクをのせ、一日培養しました。
 その結果、ディスクの周辺に菌の繁殖が進行していないことが判明。つまり紅茶には、菌の繁殖を抑制する作用があることが確認されたわけです。

腸炎ビブリオを1時間で殺菌
 島村教授の研究グループはその後、さらに一歩進めて、紅茶の殺菌作用を調べる実験も行なっています。
 こんどは、菌を増やすための液体に紅茶を注ぎ、一定数の腸炎ビブリオ(菌)を加えてその分量の変化を観察しました。
 すると、感染型の腸炎ビブリオが、1時間後には全滅したのです。これほど短時間で殺菌されたことに教授も驚いたといいます。
 この実験は、腸炎ビブリオ以外にコレラ菌、毒素型のブドウ球菌についても行なわれ、同様の有効性が証明されました。



おいしいだけじゃない 紅茶はえらい!
おいしいだけじゃない 紅茶はえらい!




 

優れた薬効を生みだず成分
2016.07.21 [Thu] 11:12

有効成分カフェインとカテキン類
 ヨーロッパ諸国で茶は「東洋の神秘薬」として愛飲されてきました。万病に効くとまでいわれる茶の薬効が、どのような成分のどんな働きに起因しているのか、
順に見ていくことにしましょう。
 紅茶の主要成分はカフェインとカテキン類(タンニン)。身体に吸収されると、以下のような有効作用を発揮します。

〈カフェイン〉
@利尿・発汗作用で体の老廃物の排出を促す。
A強心作用(心臓の機能を高める)で体内の血液循環や新陳代謝を活発化す
B大脳の中枢神経を剌激して、思考力のパワーアップに役立つ。
C疲労回復作用。
D筋肉収縮の力を高める作用、等々。

〈カテキン類(タンニン)〉
@血中のコレステロールを減少させ、成人病の元凶ともいうべき動脈硬化の予防に役立つ。
A過酸化脂質の生成を抑える働きがあるため、老化防止に有効。
Bガン細胞の増殖を抑制する作用があるとの報告もある。
C風邪のウイルスを抑制するため流感の予防、治療に効果的。
D脳卒中などによる死亡を予防し延命効果がある。
E下痢を止める。
F1991年の茶国際シンポジウムで、エイズ予防に効果的と報告される、
 等々。

ビタミンとアミノ酸の働き
 カフェイン、カテキン類以外の成分では、疲労回復に役立つビタミンB群、甘み(うまみ)成分のアミノ酸(タンパク質)の働きも見逃せません。生の茶葉に含まれるビタミンCは、発酵の際に失われます。
 紅茶が、動脈硬化に関わる成人病、ぜんそく、インフルエンザ、食中毒などの諸症状の予防・改善に有効なのは、こうした成分の相剰的な働きによります。


※表省略


おいしいだけじゃない 紅茶はえらい!
おいしいだけじゃない 紅茶はえらい!


 

緑茶、ウーロン茶との違いは?
2016.07.21 [Thu] 10:28

紅茶と緑茶は同じ茶樹からできる
 紅茶が緑茶と同じ茶樹の生葉からつくられていることは、あまり知られていないようです。ついでにいえば、ウーロン茶もまた同じ樹からつくられています。
 茶はその学名を Thea sinensis L といい、ツバキ科の植物に属します。
 紅茶、緑茶、ウーロン茶の違いは、その製造工程によって類別されます。
 お茶を作るには、茶の芽や葉の汁に含まれている酸化酵素の働きを活用します。生葉を蒸すことにより酸化酵素の働きを止めて作ったのが緑茶、完全に発酵させたものが紅茶、そして発酵を途中で止めたものがウーロン茶です。
 茶葉を緑茶にするか紅茶にするか、あるいはウーロン茶にするかは、生産地の気候風土、茶樹の品種によって適・不適があります。日本では紅茶の生産は昭和20年代を最後に、以来ほとんど行なわれていません。

日本の茶樹は「中国系統」
 紅茶の生産に適しているのは、高温多湿で昼夜の気温差が激しい亜熱帯地域の茶樹です。一般に「アッサム系統」と呼ばれており、タンニンの含有率が高いため、香り、味ともに濃厚で、紅茶向きの品種といえます。
 現在、紅茶は世界二十ケ国余りで生産されていますが、なかでもインドのダージリンとアッサム、スリランカのウバ、中国のキーモン(祁門)は、独特の香りと滋味をもち“四大銘茶”といわれています。
 ちなみに日本や台湾、中国の茶樹は「中国系統の茶樹」と呼ばれ、葉に含まれるタンニンの比率が低く、アミノ酸が比較的多く香味がデリケートであるため、緑茶やウーロン茶の生産が中心になっています。
 最近はインドネシアやケニア、トルコの紅茶生産量が増え、日本にも輸入されています。




おいしいだけじゃない 紅茶はえらい!
おいしいだけじゃない 紅茶はえらい!




 

スギ花粉症に対する甜茶の効果
2016.07.21 [Thu] 10:23

花粉症独自の試験計画
 以上述べてきましたように、通年性のアレルギー性鼻炎において医薬品と同じような効果を認めましたので、スギ花粉症に対しても同様の効果があるのかどうか検討いたしました。
 花粉症に対する効果を検討するときに最も注意しなくてはならないのが、花粉の飛散量により臨床症状が変動するため、甜茶の効果を評価がし難いことです。そのために通年性アレルギー性鼻炎とは異なった花粉症独自の試験計画を立てることにしました。
 図に示しましたように、花粉の飛散前から甜茶を摂取するグループ(初期投与群)15名と、飛散が始まって症状が出始めてから摂取する(発症後投与群)15名の二つのグループで比較いたしました。

試験食品は甜茶飲料を1日2回
 試験食品は1缶(190g)に甜茶ポリフェノール含量を高めた甜茶抽出物40mgを含有する甜茶飲料を使用しました。
 1日2回、朝夕に各1缶を飲んでもらいました。飛散前からのグループは飛散の少なくとも2週間以上前から飛散開始後2週間以上に渡り飲用を、発症後のグループでは少なくとも2週間以上の飲用をお願いいたしました。

試験結果
 結果は次頁の表に示しました。花粉症状の始まった最初の1週目と続く2週目における患者さんの状態を鼻の症状日記と、お薬の併用頻度から算定し、飛散前から甜茶を飲んでいたグループと症状が出てから飲み始めたグループを比較してみました。
 すると、鼻や目の症状の比較では両者の間に差は見られませんでしたが、併用薬の使用頻度においては、発症後1週目も2週目も飛散前から甜茶飲料を飲んでいたグループの方が著しく少ない結果がでました。
 このことは、飛散前から甜茶を飲んでいれば併用薬がなくても花粉シーズンを乗り切れることを意味しています。



甜茶はアレルギー性鼻炎・花粉症のAストッパー
甜茶はアレルギー性鼻炎・花粉症のAストッパー




 

お茶科じゃなくバラ科の植物
2016.07.21 [Thu] 10:20

 中国語で「甜茶」というと、ふつうはある特定のお茶のことを指すのではなく、「甘いお茶」の総称になります。広大な中国大陸では、各地でいろいろな「甜茶」が飲まれているそうです。代表的なものを挙げると、次の四種類の甜茶があります。
 @アカネ科の「牛白藤(ギュウハクトウ)」。暑気あたりや咳、胃腸炎、腰や腿の痛み、骨折、皮膚の湿疹を治すと言われている。
 Aユキノシタ科の「臘蓮繍球(ロウレンシュウキュウ)」。マラリアや、利尿、咳どめ、などに効くと言われている。
 Bブナ科の「多穂柯(タスイカ)」。高血圧に効くと言われている。
 Cバラ科キイチゴ属の「甜茶懸鈎子(テンチャケンコウシ)」。解熱作用や鎮咳、去痰、糖尿や高血圧に効果がある。

 私たちの臨床試験でアレルギー性鼻炎に効果が確認されたのは、Cのバラ科の甜茶です。以上のことから、これから述べる甜茶はバラ科のものを意味しているとご理解ください。






甜茶はアレルギー性鼻炎・花粉症のAストッパー
甜茶はアレルギー性鼻炎・花粉症のAストッパー


 

中国南部の甘いお茶甜茶
2016.07.21 [Thu] 10:18

幸福を呼ぶお茶
 甜茶の「甜」という字は、「甘い」という意味の漢字です。つまり甜茶は甘いお茶ということになります。「甘い」という意味には味覚の甘さのみならず「うれしい」「やさしい」「こうふく」といった意味があるのです。そのため、この甜茶は、中国では「おめでたいお茶」「幸福をよぶお茶」と考えられており、中国のお正月にあたる春節に「一年間、無事でありますように」という願いを込めて、甜茶を飲む習慣があるそうです。
 ひと口に甜茶といってもいろいろな種類があるのですが、この本で述べる甜茶は、中国南部にある広西壮族自治区にしか自生していない植物です。しかも自生している場所が標高500〜1300mのかなり険しい山のなかです。
 この広西壮族自治区には観光地で有名な桂林が含まれます。香港やマカオの西方にあって、ベトナムと国境を接しており、少数民族の自治区がたくさんあり、桂林を除いて奥地のほうは、原則として外国人は立入禁止になっているそうです。

プロポーズに甜茶の実を
 甜茶は、この地区に住む人たちの中でも、とくに遥族とよばれる民族が、私たちがお茶やコーヒーを飲むのと同じように、毎日飲んでいるものです。この人たちには、甜茶は嗜好品としてだけでなく、健康茶として親しまれています。
 昔からこの甜茶は、熱を下げたり咳や痰を止めたり、糖尿病や高血圧を治すといわれており、また食欲増進の効果もあるので、「開胃茶」とも呼ばれています。
 茶摘みは、毎年夏から秋にかけて行われています。摘んだ葉っぱを熱湯につけてから取り出し、それを干し、炒めると、甜茶が出来上がります。このとき葉を漬けた熱湯には甘味成分が溶け出しているので、遥族の人たちは餅米をそのなかに漬けておいて、甘いお餅やちまきをつくるのだそうです。
 遥族の人たちは甜茶の実も食べます。実はキイチゴによく似ており、この実をプロポーズの印として好きな女性にプレゼントし、食べてもらえれば承諾したものと考えてよいそうです。


甜茶はアレルギー性鼻炎・花粉症のAストッパー
甜茶はアレルギー性鼻炎・花粉症のAストッパー