チャッピー (2015)

June 12 [Fri], 2015, 23:32


CHAPPIE
アメリカ/メキシコ/南アフリカ
監督:ニール・ブロムカンプ
出演:シャールト・コプリー、デヴ・パテル、ヒュー・ジャックマン、ニンジャ、ヨ=ランディ・ヴィッサー、ホセ・パブロ・カンティージョ、シガーニー・ウィーヴァー、他


“…ボクを…なぜ怖がるの?…”

2016年。南アフリカの犯罪多発都市、ヨハネスブルグ。ディオンは警察用ロボットを開発する軍事企業テトラバール社に勤める才能溢れるエンジニア。彼は世界初となるAI搭載の戦闘用ロボットの製造を会社に提案するが、却下されてしまう。そこで、会社には内緒で独自にAIロボットを製作するが、あろうことかギャングに誘拐されてしまう。ギャングたちは、“チャッピー”と名付けたそのロボットに強盗を手伝わせようと目論んでいた。そんなギャングたちが与える知識を、スポンジが水を吸うように吸収し、急速に成長し始めるチャッピー。そんな中、ディオンの同僚で彼に激しい敵意を抱くヴィンセントがチャッピーの存在に気づき、ある奸計をめぐらすが…。 allcinemaより

第9地区』が最高で、『エリジウム』が微妙だったニール・ブロムカンプ監督最新作。
世界初、人工知能“AI”を搭載した廃棄寸前の無骨な人型警察ロボット“チャッピー”の物語です。

またしても舞台は南アフリカ、ヨハネスブルグ。
監督の出身地であるため思い入れは格別のようで
冒頭から『第9地区』を思い起こさせるカットで始まる近未来は来年の2016年設定。
お得意のブロムカンプ・ワールドに即突入です。



廃棄間近のロボットに世界初のAIをインストール。
この廃棄寸前というのが後半のキモですな。

人の子も、感情を持ち始めたチャっピーも同じで
育てられた環境で子供の人格が作られていく…というのは
『シティ・オブ・ゴッド』にも似た感覚でしたね。
貧困環境で生き抜く為に犯罪を犯すニンジャ(パパ)とヨーランディ(ママ)&アメリカ。
極悪非道の犯罪者ではありますが、この3人が根っからの悪者でないのがミソで、
チャッピーはこの世界で生き抜く術と愛情を教わります。
純真無垢であるがゆえ、すっかりギャングスター気取りのチャッピー
コレがなかなか可愛らしいんです。
無機質なロボットなのに色んな部品が細かく動くことで表情が出ているんですな。

しかし、ニンジャ&ヨーランディのキャラが良いですなぁ
特にニンジャ、
カタカナで書かれた“テンション”パンツ…上がるわ〜。



一体誰が悪人なのか…
おぅ、ヒュー・ジャックマン(アンタなのか)
見事なまでのクズ人間。


それでも大企業の競争社会で他人を蹴落としてまでのし上がるには
アチラではあれぐらいやらなきゃ残れないって事でしょうか。
クズ人間と言え根っからの悪人とも言い切れないかもしれませんな。
しかし、あそこまでカッコ悪いヒュー・ジャックマンは初めてかも…



意外にアクションは少なめで、ちょっと『ロボコップ』風になってましたが
チャッピーの哀愁度はかなり高めです。

しかし、後半の物語のテンポは荒っぽいですなぁ
思わぬ展開で予測不能でしたが、
急展開の急加速で設定や描写がちょっと雑になってしまいましたね。
結構好きなオチなんですが、若干説得力に欠ける感じがしましたよ。



とは言え…いやぁ〜良いですなぁ
成長する期限付きロボット&変わっていく不良人間の
人情ドラマってのはグッときますねぇ。
確かに既視感は拭えないし、ツッコミどころも満載。

割りと出尽くした感が強い人工知能モノで
目新しさはあまりないんですが、
南アフリカの格差社会や差別、少年兵など様々な現実問題の皮肉り方は分かりやすく強烈です。

多少荒唐無稽でもこの監督が描く世界観は
どこか現実味が感じられ見入ってしまうようでやはり好きなんですね。

ニール・ブロムカンプ監督…まだまだ目が離せません。

面白かった。

★★★★★★★★★★

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配給会社に勝手に編集された…というのがありましたが…まぁ鑑賞には支障なかったかな。
  • URL:https://yaplog.jp/gravelfield/archive/941
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【概略】
2016年―犯罪多発地区、南アフリカ ヨハネスブルグに世界で唯一の“感じ、考え、成長する”AI(人工知能)を搭載したロボットが誕生。彼の名はチャッピー。起動したばかりのチャッピーは真っ新でまるで子供のようだが、彼の余命はたった5日間しかない。ギャングにさらわれたチャッピーは、ギャング式の生きる術を覚え加速度的に成長する。
SFアクション



犯罪が多発するヨハネスブルグで心も知能も人間のように成長するロボットが犯罪組織に巻き込まれ、そこでの経験を元に成長する姿を描いた作品。まるで子育てシミュレーションのような展開が続きます。無邪気な子供が犯罪に手を染めやむを得ず悪に染まっていく姿の痛々しさに複雑な想いを抱かされる。生育環境ってすごく大事。
この監督の「第9地区」は好きなんですが「エリジウム」はダメで、どうもこの監督はむらがあるというか、雑な部分を多く感じます、とくに後半。「細かいことは気にするな」の精神なのかもしれませんが、SFがファンタジーへと変わっちゃった感が。
とくに、人工知能で動くロボットが作れる程度のテクノロジーレベルからかなり飛躍した「意識を取り出す事」が実現してしまう...
いやいやえん October 03 [Sat], 2015, 10:45
2016年、犯罪多発地区の南アフリカ・ヨハネスブルグ。 兵器企業テトラバール社の開発者である青年ディオンは、自分自身で“感じ、考え、成長する”AI(人工知能)を、上司に無断でロボットに搭載する。 ところが、ディオンとそのロボット“チャッピー”は、ストリート・ギャングに誘拐され、まっさらな状態のチャッピーは、ギャングの“子ども”として育てられる。 やがて、チャッピーは“人類の敵”として狙われることに…。 SFアクション。
象のロケット June 15 [Mon], 2015, 16:22
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でもかなりのビビリ。

説得力のない幼稚な文章は笑ってスルーしてください。

毒を吐くのもご愛嬌

楽しめてれば
それで良いじゃない。。。。
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