その185 少女の決断

December 09 [Sun], 2018, 10:30
少女の決断

ルカの福音書1:26-38

1:26 ところで、その六か月目に、御使いガブリエルが、神から遣わされてガリラヤのナザレという町のひとりの処女のところに来た。
1:27 この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリヤといった。
1:28 御使いは、入って来ると、マリヤに言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」
1:29 しかし、マリヤはこのことばに、ひどくとまどって、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。
1:30 すると御使いが言った。「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです。
1:31 ご覧なさい。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。
1:32 その子はすぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また、神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります。
1:33 彼はとこしえにヤコブの家を治め、その国は終わることがありません。」
1:34 そこで、マリヤは御使いに言った。「どうしてそのようなことになりえましょう。私はまだ男の人を知りませんのに。」
1:35 御使いは答えて言った。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。
1:36 ご覧なさい。あなたの親類のエリサベツも、あの年になって男の子を宿しています。不妊の女といわれていた人なのに、今はもう六か月です。
1:37 神にとって不可能なことは一つもありません。」
1:38 マリヤは言った。「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」こうして御使いは彼女から去って行った。

小さな少女マリヤの決断が世界を変えました。
マリヤによる決断は・・・

1、 主に仕える決断
「わたしは主のはしためです。」自分は小さな、取るに足らない娘です。しかし主に仕えます。そのような決断によって、神様の御子がこの世に生まれるというご計画が動き出しました。神様は必ず人を通して、ご自身のご計画を推進されようとします。それも、人々から認められるような、能力のある人ではなく、誰も気にもかけないような小さな人を選ばれ、その人を通して、ご自身のご計画を全うされようとされるのです。

主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力をあらわしてくださるのです。  2歴16:9

このクリスマスの物語が小さな少女の決断から始まったように、私たちも今決断が求められています。自分を無にして、「主よ、あなたに仕えたいのです」と決断をするのであれば、私たちの人生を通して、大きな神の御業が起こることでしょう。神様に仕える決断をしましょう。

2、 自分を変える決断
マリヤは「お言葉どおりこの身になりますように」と答えることによって、自分が今までと変わってしまうということを恐れませんでした。人が変わるためにはその人の外側ではなく、心の内側から変わらなければなりません。

誰でもキリストのうちにあるなら、その人は新しくつくられた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、全てが新しくなりました Uコリ5:17

人は自分の力では決して変わることはできません。聖霊の力によらなければ、人は新しく生まれ変わることはできないのです。この聖霊に委ねて、自分を変える決断をしていきましょう。

3、 世界を変える決断
「神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります。彼はとこしえにヤコブの家を治め、その国は終わることがありません。」
私たちは自分が幸せになるためだけではなく、周りの人々に良い影響を与えるために救われたのです。神様はあなたを通してこの世界に光が広がることを願っておられるのです。救い主を待ち望んでいるのは、なにも2千年前のユダヤの人々だけではありません。今、現在の日本にも数多くいるのです。

私たちクリスチャンが主に従い、主に用いられたいと決断するならば、私たちの周りの世界が動き出すはずです。

主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人は、何と幸いなことでしょう。ルカT:45

今年一年で皆さんはどんな決断ができたでしょうか。またどんな決断ができなかったでしょうか。小さな女性の決断が、やがて全世界の祝福のスタートとなりました。私たちもほんの小さなことであっても神様のために何かをする、自分の力でするのではなく、神様の言葉が自分に働くように、委ね切っていくという決断をしていきましょう。

今週の暗証聖句
「主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人は、何と幸いなことでしょう。」 ルカ1:45

その184 クリスマスの前触れ-神は見放さない

December 02 [Sun], 2018, 13:29
「クリスマスの前触れー神は見放さない」 

ルカ1章5−25節

1:5 ユダヤの王ヘロデの時に、アビヤの組の者でザカリヤという祭司がいた。彼の妻はアロンの子孫で、名をエリサベツといった。
1:6 ふたりとも、神の御前に正しく、主のすべての戒めと定めを落度なく踏み行っていた。
1:7 エリサベツは不妊の女だったので、彼らには子がなく、ふたりとももう年をとっていた。
1:8 さて、ザカリヤは、自分の組が当番で、神の御前に祭司の務めをしていたが、
1:9 祭司職の習慣によって、くじを引いたところ、主の神殿に入って香をたくことになった。
1:10 彼が香をたく間、大ぜいの民はみな、外で祈っていた。
1:11 ところが、主の使いが彼に現れて、香壇の右に立った。
1:12 これを見たザカリヤは不安を覚え、恐怖に襲われたが、
1:13 御使いは彼に言った。「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。
1:14 その子はあなたにとって喜びとなり楽しみとなり、多くの人もその誕生を喜びます。
1:15 彼は主の御前にすぐれた者となるからです。彼は、ぶどう酒も強い酒も飲まず、まだ母の胎内にあるときから聖霊に満たされ、
1:16 そしてイスラエルの多くの子らを、彼らの神である主に立ち返らせます。
1:17 彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、父たちの心を子どもたちに向けさせ、逆らう者を義人の心に立ち戻らせ、こうして、整えられた民を主のために用意するのです。」
1:18 そこで、ザカリヤは御使いに言った。「私は何によってそれを知ることができましょうか。私ももう年寄りですし、妻も年をとっております。」
1:19 御使いは答えて言った。「私は神の御前に立つガブリエルです。あなたに話をし、この喜びのおとずれを伝えるように遣わされているのです。
1:20 ですから、見なさい。これらのことが起こる日までは、あなたは、ものが言えず、話せなくなります。私のことばを信じなかったからです。私のことばは、その時が来れば実現します。」
1:21 人々はザカリヤを待っていたが、神殿であまり暇取るので不思議に思った。
1:22 やがて彼は出て来たが、人々に話すことができなかった。それで、彼は神殿で幻を見たのだとわかった。ザカリヤは、彼らに合図を続けるだけで、口がきけないままであった。
1:23 やがて、務めの期間が終わったので、彼は自分の家に帰った。
1:24 その後、妻エリサベツはみごもり、五か月の間引きこもって、こう言った。
1:25 「主は、人中で私の恥を取り除こうと心にかけられ、今、私をこのようにしてくださいました。」

 神様はいきなり御子を誕生させたのではなく、イエスの到来と働きのための道備へを用意しておられました。それがバプテスマのヨハネの誕生です。彼の誕生には「わたしは決して見放さない」と言う神様からのメッセージが込められています。

1、 神は忠実な者を見放さない。

1:6 ふたりとも、神の御前に正しく、主のすべての戒めと定めを落度なく踏み行っていた。

ローマ帝国に支配され、ヘロデというユダヤ人ではない暴虐な王がいたイスラエルは希望のないところでした。当時のエルサレムには、2万人の祭司がいましたが、祭司であっても、ひどく堕落していた人がたくさんいたのです。そのような中で、「神の御前に正しく」生きていた2人は、神様にとっても特別な存在でした。この2人に神は救い主誕生の前触れとなる「希望」を与えられたのです。
悪い時代にあっても、神様はご自身に忠実な者を決して見放すことはありません。神様を信じ、忠実に仕えるならば、希望が与えられます。

2、 神は祈る者を見放さない。
祭司たちは組ごとに、順番に、神殿で奉仕をすることになっていて、2年毎に1週間の周期でその機会がおとずれました。神殿の奉仕の担当はくじで決められていました。香壇の奉仕をしていたザカリヤに御使いが表れます。

1:13 「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。」

ザカリヤとエリサベツには子がありませんでした。長年祈っていたのでしょう。神様は御使いを通して、子どもが与えられるという、彼らの長年の願いが実現することを宣言されました。
 クリスマスの前触れには、神は祈って求める者を決して見放さないと言うメッセージが込められています。この一年、どれほど祈ってきたでしょうか。叶えられた祈りがある一方で、叶えられていない祈りがあるかもしれません。でも諦めてはいけません。神は必ず祈りを聞いてくださいます。

3、 神は人間を見放さない。
 クリスマスは、全人類に対する「神は決して人を見放さない」と言うメッセージです。世界がますます混乱し、暗闇が増し、希望を見出せなくなる中で、神様は私たちに希望を与えてくださっています。それが主キリストによる救いです。神様はヨハネが生まれる前から、彼の生涯に明確な使命を与えておられました。神様は私たちの人生にも、計画を備えておられます。このクリスマスのシーズンそのことを覚え、感謝しましょう。そして最後まで希望を持ち続けましょう。

今週の暗証聖句
この人はあかしのために来た。 光についてあかしするためであり、 すべての人が彼によって信じるためである。彼は光ではなかった。 ただ光についてあかしするために来たのである。ヨハネ1:7-8