奥州平泉温泉 そば庵 しづか亭(岩手)

November 06 [Mon], 2017, 21:14
JR東北本線平泉駅から車で10分程度の所にある温泉です。かなり場所分かりにくいです。山間の田んぼに囲まれたところにあります。農道を走っていくので目印が無い。カーナビをセットしてやっと辿り着きました。それも、スマフォのカーナビで。車に搭載している古いカーナビでは出てこなかった。
ネット上の情報では、日帰り客はリピーターが多いこと。日帰りは食事をすると温泉に入れること。日帰りプランも充実していて結構人気であること。客室数10室の山間の静かな宿。そして何が凄いかというと客室稼働率75%という、この立地では驚異的な数値を叩き出している人気宿であること。
まあ、いろいろ情報があるのですが、基本的にマイナスイメージの情報が少ないので行ってみることにしました。
到着すると、なんか場違いかなと思ったり。なんとなく、料理旅館的な雰囲気があって、貧乏人であるうちには向かないかな〜というのが最初の印象でした。


[山間の田んぼに囲まれた場所にある宿]

日帰り入浴
料金:お食事代+入湯税75円
時間:10時半〜15時

平成29年6月 訪問



館内に入ると、調度品が統一されていて、結構綺麗な宿です。こちらに気づいた宿のスタッフがすぐに声をかけてくれました。お食事してお風呂入りたいと伝えると、受付でメニューをみせていただきます。お蕎麦が基本。ざるそばやとろろそば、天ぷらそばなどいろいろあるのですが、初めてなのでごまちゃんざるそば1000円、マネージャーとろろそば1100円を注文。これに入湯税だけ別料金でとられますが後は入浴可能です。お昼には少し早い時間の到着でしたので、最初にお風呂を利用させていただくことにしました。貴重品は受付で預かってくれます。

脱衣所に行くと、既にスリッパがあります。入浴客がいるようです。左側に脱衣棚&脱衣籠、右側に洗面台というレイアウトの脱衣所は、使い勝手なかなか良いと思います。脱衣籠が小さめ。浴衣だけなら十分なのですが、日帰りで荷物もあると1人2マス使わないと入り切りません。


[脱衣所 大きさも宿の規模にしては十分]

壁掛け扇風機、ドライヤー、綿棒、乳液が用意されています。トイレも脱衣所にあります。ここにおいてある乳液、日本酒の成分が入っている?そんな表示でした。何が良いのだろう?


[日本酒の乳液あり、貴重品ロッカーが何処かにほしい]

お風呂は男女別内湯×1、露天×1。
内湯のスペースに行ってまず気づいたのが、浴室内の床や湯船がすごく変色していること。茶色とも黒とも言えるような不思議な色合いになっています。温泉成分に鉄分は含まれていないと掲示されていますが、これを見るとほんとか?と思ってしまうほどです。
早速掛け湯してみるとすごく適温。42℃ぐらいじゃないでしょうか。微妙に白濁というかだし汁というかそんな色合いのお湯になっていました。炭酸水素塩泉ということで、鳴子だと東鳴子に旅館あたりに多い感じかもしれません。湯船の色、茶色というよりは黒光りしている。こういう色になるお湯、他でも経験あります。
肌にとても優しい湯。本当ならこの成分でも十分満足できるような成分バランスだと思うのですが、須川高原温泉のお湯に浸かった後に来てしまったため、どうも薄く感じてしまいます。見方を変えると、須川高原温泉で少し荒治療的に肌を酷使しているため、肌休めの湯として最適だなと思いました。


[内湯 床面も広めにとってありなかなかよい浴室]


[湯口 鉄分含まれていないのに部分的に茶色に変色]

どうも滑りやすいのが要注意。でもこの浴室、湯船以外の床面が広くとられているので、比較的安全に利用できると思います。


[内湯 別角度より]


[お湯 ほぼ透明だが若干だし汁みたいな色にも見える]

シャワーも十分な水圧を提供してくれます。使い勝手悪くない。


[シャワー]

置いてあるシャンプーやボディーソープ、女性が好みそうなものが置いてありました。使ってみましたが、なかなか良いです。髭そってもヒリヒリしにくいし。


[こういうのは女性の方が価値がよくわかると思う]

内湯から扉1枚で露天風呂になります。5人ぐらい入るのに丁度よいでしょうか。天気が良かったせいか、お湯がキラキラとしておりました。内湯で見るお湯とは全く違う感じ。
こちらは熱めに調節されています。44℃弱ぐらいかな。短い時間入ってさっと上がるにはこの温度の方が好みの人が多いでしょう。


[露天 塀が若干残念]

湯口も木製で雰囲気ある形になっています。残念なのは塀でがっしり囲まれすぎていることかな。見えてしまうのでは困りますけど、もう少し開放感ある作りにできなかったのかな〜と少し思ってしまいました。


[湯口 熱めに加温された湯が注がれている]

何故かカエルの置物あり。無事かえるとか何か意味があるのでしょうか。


[なにかお守り的な意味でもあるのでしょうか?]

入浴してしばらく考えてしまったのがこの排水部分。ソーラーのなにか置物があるのです。さて、これは何のためなのか?と意味不明だなと思ったのですが、夜のことを考えると、この排水部分で怪我されないように工夫してあったのでしょう。


[排水部分 なぜこのようにしているか最初全く意味不明だった]

ちなみに、この宿の湯、加温かけ流しです。源泉温度は低めなので加温しているそうです。できれば、非加熱湯船があるといいなと思いました。小さなもので良いので。

先客はかなり足腰の悪いお爺ちゃんでした。ゆったりとした動作で、内湯を楽しんでおられました。心臓への負担も考えてなのか、入浴時間はそれほど長くもなく。動作全てがスローモーションをみているような感じです。義父がパーキンソン病でほぼ同じような動きをするのでなんとなくそういう病気なのかなとか勝手に思っていました。歩けるうちにお出かけするのは良いことだと思います。
このお爺ちゃんが上がったと、少しの時間1人だったのですがまた別の人がやってきました。やはり人気宿ですね。午前中のうちから次々客がやってくるみたいです。十分満足するぐらい入ったので、程よい所であがりました。


脱衣所に戻ってみると、壁掛け扇風機のありがたさがよく分かる。この湯、結構体温まります。冷めません。色の濃い湯が苦手な人はここ良いかもしれませんね。


さて、風呂から上がって少しロビー的な所で一休み。先程のおじいちゃんもゆっくりと休んでいます。お連れさんでも待っているのかな?誰もいなくなったら写真撮らせてもらおうと思ったのですが、そんなタイミング全く無かったです。やはりここは人気宿だ。

予めお願いしていた時間になったので、食事会場に行ってみました。既にどのお客さんがどこのテーブルと割り振られているようです。案内された席に座り、お客が来たのを確認すると昼食の準備がスタートみたいです。ここはお蕎麦がメイン。確かにお蕎麦美味しいです。ただ、そばつゆはもうひとつかな。こればかりは個人の好みなのでこのそばつゆがよいという人も多いと思います。周りのテーブルをみていると、日帰りプランでお膳料理の人もいますね。お蕎麦だけという客も勿論それなりにいます。客層も30代ぐらいから高齢者までといろいろ。訪れたの平日だったのですが。
次々お客くる宿なのだと食事会場でさらに納得致しました。

もちろんこの宿でも宿泊やっています。参考までにHPで料金みてみたら、泊まれなくない価格帯ではありますが、うちの希望価格よりは若干高め設定。それでも、客室稼働率75%行くということは、やはり魅力的な宿だからだと思います。ここだったら、誰かを連れて行くのにいいなと思いました。


ここの経営者はそれなりにやり手ではないでしょうか。この立地でこれだけ客の集まる宿の経営を成功させています。小さな宿ではありますが、採算が採れるような仕掛けがあるようです。やはり、お湯にあぐらをかいているだけではなく、向かう方向性を明確に定め、どういう客を相手にするかというのがはっきりしているから、それに賛同できるお客がリピートするのだと思います。このような経営手法は他の温泉宿も見習うべきではないかと思いました。客が来ないとか採算が採れないとか嘆いているだけではなく、もっと知恵を絞り出し、創意工夫することで宿の再生の緒が見つかると思います。
ちなみに、この宿では「平泉心の故郷ファンド」を募り、将来エレベータ設置に向けて出資者を集めています。1口54,000円、目標額1200万円。こうやって高齢者からさらに喜ばれる宿になろうとしています。このような攻めの姿勢が共感を呼ぶのではないでしょうか。
まあ、今回はお蕎麦おいしかった、お風呂良かったよだけじゃなく、いろいろ勉強になる宿でありました。湯巡りしている立場として、このようなお宿が存在することはとても素晴らしいと思うし、今後、このような宿が増えていってほしいと思うのでありました。


主婦湿疹 △







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