下風呂温泉 かどや旅館(青森)

July 19 [Tue], 2016, 22:43
マネージャーに青森温泉旅計画の宿泊部分を任せると、毎度下風呂の宿を予約してくれます。それだけ何度でも行きたくなる魅力的な温泉地なのでしょう。
今回予約してくれたのが「かどや旅館」。共同浴場新湯に向かう通り沿いにあります。風間浦村商工会青年部が運営する下風呂温泉郷HPを見ると、このかどや旅館は明治13年開業らしいです。歴史ある宿だ。
宿の場所は分かっているので、向かいながら駐車場を探します。宿の少し手前に駐車場の案内がありましたので直接駐車場に車を停めてからチェックインいたしました。


[新湯から坂を下ったところにある宿]

宿泊
料金:8,640円+入湯税150円(1泊2食 2名1室/人) 
    じゃらん予約

訪問日:平成28年4月


予定の時間よりちょっと遅れて到着。帳場付近はあまり広くありません。まあ、個人客がチェックインするには十分な広さは確保されています。


[帳場付近 自販機もここにある]

すぐに係の人が対応してくれて、お部屋に案内していただきました。お部屋は3Fのお部屋でございました。御宿についてこのお部屋に向かう時が結構ワクワクします。エレベーターなんてありません。全て階段で行きます。足腰の悪い人は少し辛いかも。


[館内廊下]

お部屋は6畳の和室。じゃらんで予約時にそう書いてあったのでべつに問題ありません。ただ、縁側部分とでもいいますか、そういう空間が無いので狭くは感じます。お部屋の設備としては、テレビ(地上波のみ)、ポット、お茶セット、石油ファンヒーターが用意されています。タオル、バスタオル歯ブラシなども準備されています。浴衣は早めにサイズ確認したほうが良いかもね。
お部屋の鍵は内鍵のみ。従って、貴重品管理には気をつける必要があります。このへんが元々、湯治宿だったという名残なのでしょうか。壁も一般家庭のお部屋とほぼ同じ程度の防音仕様。
無線LANなどの設備は無いようです。docomoの携帯は十分圏内ですけど。


[宿泊した部屋 6畳和室]

お部屋にも廊下等共用部分にも冷蔵庫は無。館内の自販機でビールは販売されていますが・・・もし、館内自販機で売っていないようなものを飲みたい時は一工夫する必要があるかもしれません。
ちなみに、350_缶ビール300円。


[持参した荷物はこの部分に置くと部屋を広く使える]

一息ついて、テーブルにおいてある煎餅を見ると、わたくしの大好物の煎餅でした。サキイカがついているやつです。


[この煎餅大好き]

さて、お部屋に無い設備も確認。
部屋に洗面台やトイレは無いので共用のものを利用します。
3Fの洗面台は2面、まあ、普通に問題ありませんがお湯は出ませんでした。トイレですが、古い建物のため男女別になっておりません。このへん、女性だと嫌がる人が出てしまうかな。久々に和式トイレを利用することになりました。


[共同の洗面台 左側にはトイレ有]

浴衣に着替え、ちょいと落ち着いたところで早速お風呂に向かいます。お風呂は1F。結構階段を降りて向かいます。男女別脱衣所前に洗面台があります。歯磨きする時、こちらの洗面台を使用している人もいましたね。


[脱衣所前洗面]

お風呂は男女別内湯×1。
脱衣所、まあ、そこそこの広さが有ります。
脱衣棚は8人分、一応、脱衣籠もあるのですが使ってる人最後まで見かけませんでした。


[脱衣所]

シンプルな脱衣所は反対側にイスと灰皿が用意されてるだけ。


[脱衣所反対 灰皿は無いほうが嬉しい]

そして、よくある貼り紙シリーズなのですが・・・ここの貼り紙もまたなんともいえない味があります。
「よい温度」という表現を使い、特に何度以下にしちゃいけないとか明記されていないのです。よい温度の基準は人それぞれですから。それに合わせてOKということだと理解。ただ、埋め過ぎるなよ!という警告的なものを感じるのは私だけでしょうか。


[貼り紙は宿の特徴表します]

浴室、宿の規模の割にはそれほど大きくありません。湯船も3人程度入ればいっぱいの大きさ。そこになみなみとすばらしいお湯が満たされておりました。


[乳白色の湯が美しい]

早速、置いてある洗面器で揺れていない水面からそっとお湯をすくい掛け湯。ちょい熱かな。ビリビリ熱いというほどではありません。硫黄のお湯独特の香りも浴室内に充満しており、なかなかよい雰囲気でございます。ゆっくりと体を沈めると、お湯がざば〜っと溢れ、浴室床が一瞬だけ洪水状態。これがまた、なんともいえず温泉旅情を掻き立てるのです。
お湯は乳白色。湯船の底がまるっきり見えない程度の濁り度合い。44℃強ぐらいの温度になっていたかと思います。ビリビリというほどではありませんが、お湯が攻めてくる感じの熱さです。ほぼ中性の湯のため、強酸性の湯とは違い肌への刺激はマイルドです。この、マイルド感があって硫黄成分というのは人によって好まれると思います。ただ、若干あっさり目の湯に感じてしまうかも。十分濃いのですが。


[脱衣所から浴室へは段差あり]

湯船の縁を見ると、小さなタイルを使った湯船になっています。この部分は結構古いまま利用していると思われます。浴室床部分のタイルは、改装して張替えしているでしょうね。


[この湯船の縁デザインは好みのタイプ]

湯口を見ると、これまた下風呂スタイルとでもいうのでしょうか。ストッキング式湯花キャッチャーになっています。これ、なんとも言えない形ですよ。でもなぜこんなことするのだろう?湯船の中に湯花が入るとなにか問題あるのでしょうか。必要以上に湯花が浴槽内に入らず、濁り湯を保つというのでこういう仕掛けなのかしら?正直、なんでこうやっているのかほんとうの意味は理解していません。湯花をお客が汚いと思うのは、10年以上昔の話で、だいぶ理解されているとは思うのですが。
湯口からお湯を少し口に含むと、硫黄のえぐみというのでしょうか、それにプラスして塩味も感じます。正直あまり美味しくない。この不味さが何かに効くのではと思ってしまうのです。


[湯花キャッチャー付の湯口 下風呂標準タイプ?]

この浴室、シャワーは有りません。洗い場には水と湯のカランがあるだけ。リンスインシャンプーと石鹸が用意されています。正直、男性はこれでもよいかと思いますが、女性はたいへんでしょうね。
実は今回の宿泊で入浴している時、親子連れと一緒になった時ありました。シャワーしか使った事のない子供が、洗う時すごい面倒くさそうにやっており、親に対して不満をぶちまけていました。そして、親も同調するようにイマドキシャワーもないなんて・・・という雰囲気なのです。
この件については、2つほど残念だと思いました。一つは、宿側がそういう情報配信をしていないこと。もう一つは、そういう宿に泊まってしまったら、シャワーのない生活をうまく楽しもうとしない親子であったこと。個人的には、こういう時こそ親は子にシャワーがない場合どうすればよいのかしっかり教育すれば良いと思うのです。臨機応変に対応する事ができなくなってるのは、子供というより親の方なのかもしれませんね。


[洗い場 シャワー無]

この湯、肌への刺激は強酸性の湯と比べると少ないとは思います。ただ、長湯するとヒリヒリするのでは?と思いました。なんとなく。今回はそこまで入らなかったのでわからず。
でも、宿泊中に5回はお風呂入りましたよ。1回の入浴時間は短めですがね。
ちなみに、半分ぐらいの時、お風呂で誰かといっしょになりました。狭い浴室なのでお互いが遠慮し合いながらの入浴となります。今回お風呂で一緒になった人とは挨拶程度で会話が終了してしまい、それ以上話が発展することありませんでした。ある意味気楽なのですが、なにか寂しさがどこかありましたね。なんか、長距離運転してきて疲れているという雰囲気の人多かったです。


女湯はというと・・・男湯よりさらに狭いらしいです。だいたい、2人入浴するといっぱいかと思うぐらいの広さ。湯口も男湯と基本同じようです。


[女湯]


[女湯 湯口]


[女湯 洗い場(シャンプーと石鹸はあります)]

脱衣所も狭い。脱衣棚4人分しか無いし。


[女湯 脱衣棚]

男湯と女湯は固定なのかそれとも状況に応じて入れ替えするとか今回何も確認して来ませんでした。下風呂温泉郷HPを見る限り、臨機応変にそのへんは対応しているようです。宿泊客の男女比で決めるのかもしれませんね。
ちなみに、チェックインして最初に入った時と翌朝1回目入った時が一番お湯を楽しんだ気がします。


さてさてお食事。夕食は部屋食でした。今回はスタンダードなプランのため、とびっきり贅沢なお料理は出てきません。例えば、アワビとか鮟鱇とか。そういうのがなくても正直満足できます。


[夕食 下風呂名物イカ刺し有!]

さすが下風呂って感じです。あん肝はでてきました。刺し身もおいしい。3点盛りの刺し身とは別にイカ刺しが出てくるところが下風呂流なのかもしれません。温かい鍋物もあります。正直、これでも十分すぎるほどお腹いっぱいになります。もちろん、素材の鮮度もあるのだと思いますが、味が好み。だから下風呂の宿に来るの辞められなくなるのです。マネージャーも、お風呂はもちろん最大の楽しみなのですが、下風呂を選ぶ理由としてお料理の影響が大きいようです。マネージャー、イカ好き。だから下風呂選ぶのかな。
夕食が終わると布団を敷いてくれます。


せっかく泊まったのだから、いろいろやってみたいなとも思ったり、ゆっくり寝るのも温泉宿に泊まることの意味だと思ったり。結局、いつもどおり11時ぐらいには就寝。
翌朝、いつもより若干早めに目が覚めました。せっかくなので、早朝散歩です。と言っても、近くを少し歩いただけですけど。目的地はもちろんここ。


[毎度なんとなくここに行ってしまう]

無難に足湯も体験しちゃいます。ところで、下風呂は「しもぶろ」じゃなく「しもふろ」が正解なのでしょうか。ずっと濁るのだと思っていたのですが。
磯の香りと湯の硫黄の香り。なんかそれだけでも下風呂にいるぞ〜って実感。ぼ〜っと海を眺めていたら、地元の方から気持ち良い挨拶をいただきました。ただなんともない挨拶なのですけど。観光客を大事にしてくれているという感じがあり、なんか嬉しかったです。
宿に戻ったら早速朝風呂。贅沢しているっていうのは朝風呂で実感。


[足湯もなかなか 「しもふろ」なのですね]

朝食は2Fの大広間で頂きました。全ての宿泊客がここにいる雰囲気では有りませんでしたので、朝食も部屋食の方もいたと思います。
朝食はわりとシンプルではありますが、温泉宿とした場合十分な内容。朝からイカ刺し。これが下風呂流。イカ刺しもあるのですがイカの塩辛もあります。なぜか朝から枝豆も。個人的には、枝豆はおかずというよりおつまみの部類。朝から一杯飲んで頂戴!って事では無いと思いますが・・・
しっかりごはんお代わりして食べていました。普段はそんなに食べないのに、たくさんお風呂入ると結構体力使っているのか、朝からモリモリ食べてしまいます。


[朝食 味噌汁ありますが写真に入っておらず]


かどや旅館、宿泊してみての感想としては、値段なりに満足出来る宿というところでしょうか。スタッフも一所懸命がんばっている姿があります。宿のお爺ちゃんもいろいろ教えてくれて助かりました。ちょいと話し好きですね。つかまると長い。中にはちょいと話しの苦手なスタッフの方もおりましたが、仕事はきっちりこなしてくれます。若旦那かな、なんかあまり表舞台にはでてきておりませんが、裏方作業みたいのを頑張っている雰囲気が見受けられましたね。まあ、温泉宿ってそんなもんだと思います。若旦那が全面的に出てくる宿ってそうそう無いですから。

ただ、やはり時代の流れと共に改修なりなんなりやるか、又は、古い建物なので古い設備のままである事をHPなどで明記ておいて欲しいと思います。
例えば・・・
・トイレは男女別になっていないこと
・お風呂にシャワーが無いこと
・部屋の鍵は内鍵しか無いこと
のような事です。
ようは、情報があればお客はそれを納得して泊まるだけ。来てみて初めてわかってがっかりしたとなると、ネット上とかで苦情が書かれたりしてしまい、宿にとってはマイナスイメージになってしまうと思うのです。そういうのは、宿側としても不本意でしょうから。
それと、館内全体がなんとなくタバコ臭いのを感じます。昔はどこでもタバコを吸うのが当たり前でしたからね。臭いがいろんな部分に染み込んでいるのだと思います。これも、ふすまを張り替えるとか多少内装を変更することにより改善される部分もある気がします。補修や改修もかなりお金がかかる事。宿側とすれば、そういう経費はなかなか掛けたくないと思いますが、どこかで思い切ってやってほしいと思います。


[脱衣所のガラス こういう昭和の美しさは残してほしい]

参考までに、お風呂にシャワーが無い件、うちはネット上の先輩ブロガーさんや温泉関連レポHPを作ってくれている人の熱い熱い温泉レポを見て予習してから行きました。そして、マネージャーがとった対策は、体をしっかり洗うために共同浴場の新湯を利用すること。新湯にはシャワーの設備があります。そこでしっかりと頭からつま先まで洗ってくるという事をしたのです。こんな感じで、予めわかっていればそれに合わせた行動もできます。なので、そういう情報は宿側の公式HPにこそ載せておいてほしいなと思うのでした。

かどや旅館を後にする時、もちろん最後宿泊料金を払います。領収書の印鑑を見てわかったのですが、ここは漢字だと「角谷」なのですね。
最後、宿の方が道路まで出て見送りしていただき、とても温かい宿だなと思いました。毎度、下風呂を後にする時思うのは、また来るからね!って気持ちで帰れる事でしょうか。これが下風呂温泉の魅力だと思います。
下風呂温泉、けして近くはありません。でも、行ってみると遠くまで行った価値があり魅力ある温泉地だと思います。温泉好きの人には是非訪れてほしい温泉の一つです。


主婦湿疹 ◎






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