東京サウンド Valve 300 SE Part 2

July 08 [Sun], 2018, 9:56
先週引き続き東京サウンド Valve 300 SE修理レポート。

メーカーについてもアンプについてもさほど知識が無かったが、記事をアップ後Facebeookで色々情報をいただいた。
メーカーの「東京サウンド」の前身はギターアンプで有名な「グヤトーン」なのだそうだ。
よく見ると全面パネルのボリュームやセレクターツマミは独特の形をしていて、それはギターのテレキャスターを意識しているのだそうだ。
予備知識を入れて改めて見ると色々興味深い。
(こちらを参照)

オリジナルのアンプに興味が出てきたので、劣化部品を交換しての修理にも挑戦してみようと、実体配線とテスターをにらめっこしながら回路図を辿ってみた。



いやいや、フォノイコが無いとはいえ、実装品から回路図を起こすのは大変だ。
人が考えたものを実体配線を見ながらの作業。
できれば悪くない部分はいじらずに修理したかったが、配線の一部を切断しないとプリント基板の裏側を見ることができず、作業効率が悪すぎる。

ということで、配線を切断し修理長期化決定。。。

写真右にある銀色の四角いものはチョーク。
B電圧は500Vを超える高電圧。1KVを超える高電圧が必要ない送信管ほどではないが、6L6GCをフルスイングするために高電圧の設計だ。
美観を考えてか、ケミカルコンデンサーはほとんどチューブラー型でシャーシ上から見えないようにしている。
ちなみに目立つ赤い電線はヒーター線。
段間コンデンサーはASCの0.47μFのフィルムコンを使ってる。
ただし部品で高級品を使っているのはここだけ。
信号部分は一般的はカーボン抵抗。
ボリュームのごく一般的なもの。
価格コムの掲示板で本アンプの部品を高級品に交換する記事を書いておられる方がいらっしゃるが、本ブログでは回路まで変更する予定なので、趣旨は違ってくることになるだろう。

12AT7 - 12AT7 - 6L6GCプッシュプルという構成だが、とりあえず出力管部分とその一歩前の位相反転段まで書いてみた。



回路の特徴は
・6L6GCプッシュプルは固定バイアス。
・位相反転回路はカソード結合。
・初段から位相反転段は直結。
・6L6GCは普通のビーム管接続ではなく、プレートから反対側のスクリーングリッドへ3.3kΩの抵抗を介して接続していて、さらにはB電源へも470Ωを介して繋がっている。

というものだった。
「Hojun」と称する回路は初段12AT7周辺にまつわるものなのでまた次回。

昨今の真空管アンプのほとんどが部品寿命を考慮して自己バイアス回路が圧倒的多数の中、固定バイアス回路採用というのが興味深い。
ここはギターアンプメーカーのノウハウなのか?
あとはやはりプレートから反対側のスクリーングリッドへ返してる点だろう。
どのような効果があるのか?

部品劣化による故障だとするとやはりケミカルコンデンサーの寿命か?

最終的には固定バイアスではなく自己バイアスに変更する予定だが、オリジナル回路での部品交換修理をするかどうかは次回以降に考えることとし、疲れたので今日はここまで。
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