「ロウ」のマトリクス1

January 12 [Sat], 2019, 10:32
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

昨年末、ボウイのベルリン三部作の一作目「ロウ」英国初版を購入。
昨今は価格が高騰気味で困った一枚。

David Bowie『Low』 UK RCA VICTOR PL 12030

Discogsによればこのアルバムにはいくつか条件がある。
フルセット揃ったものは市場にはなかなか出てこなくなった。

@曲目表示がジャケットの裏面にステッカー貼り。

うーん。。貼り方が雑。なんでこうなった?
貼付の精度は見つかるレコードによってかなりバラツキがあり、明らかに手作業。

普通に考えれば印刷時の指示ミスで「あっ!しまった」とタックラベル印刷で後追い貼付といったところだが、ボウイくらいの大物でもそんなことあるのだろうか?

A歌詞インサートが付いていること
まあ、これはマストだろう。


Bファンクラブリーフレットが付いている。
このリーフレットは流通の過程の問題か、他のレコードについていることもあるが、やはり圧倒的に「ロウ」で見かける。
できれば付いていて欲しい一品。



Cこれはなかなか見かけない「Featuring hit single SOUND & VISION」の丸ステッカー付き。


Dこれはどうでもいいかもしれないが、丸いくり抜きが入った「IMPORTANT NOTICE」の印刷付きのインナーバッグ。


私の購入したものはこれがフルセット揃っていた。

マトリクスも1/2、あるいは2/1が多い中、両面1/1ということでめでたきお正月になったはずなのだが。。。。

私の買った物は確かに両面1/1なのだが、A面とB面のマトリクスがなんだか違う。

両面手書きで、
Side A: PL 12030-A-1 A̶P̶L̶1̶2̶0̶3̶0̶-̶A̶ R̶S̶1̶1̶0̶8̶A̶-̶1̶ W A4G STERLING
Side B: PL 12030-B-1E A/E M1

あれ?末尾にEがついてる。

A面に付いているSTERLING刻印も無い。

DiscogsによればB面マトリクス1も末尾Eは無し、修正アリ、STERLING刻印があるらしい。

とすると末尾Eとはなんぞや?

まず通常の両面1/1は、STERLING刻印付きなのでアメリカのNYCのSTERLING SOUNDマスタリングであろう。
マトリクスナンバーも手書きだし、USカッティングが間違いない。

ちなみにベルリン三部作はいずれも手書きマトでSTERLING刻印が入っている。
ということはB-1E STERLING無しは素性が違うということか?

こうなると俄然B面マト1 STERLING刻印アリが聴きたくなる。

というわけで買ってきました両面1/1STERLINGアリ。
あーアホだな〜



聞き比べてみると、そんなに差はないがSTERLING有りの方がコンプが効いているのかハリのある音。
1E STERLING無しも悪くない。ハリは劣るが奥行きがある音だ。
両方持っていろってことだろうか。

個人的にはこれまで「ロウ」って「聴きづらい」レコードだった。
同じベルリン三部作でも「ヒーローズ」はボウイを代表する名曲が入っているし、「ロジャー」はリアルタイムで聴いた馴染み深いレコード。
それにくらべ「ロウ」はインストが多い。B面はほとんど聴かない。
それが英国初版マトリクス1を聴いたら、良い音で聴くことで楽曲に対する認識が変わった。
新年から「ワルシャワ」ばかり繰り返し聴いている。
所謂「ハマった」というやつだ。
最初からこの音質で聴いていたら、ボウイ観も大きく変わっていたかも知れないし、価値がわかっていなかったかもしれない。
まあ、あり得ない仮定なので考えても無意味だけど。
「ワルシャワ」に関しては、末尾1Eの方が好きかな。。

本作が録音されたのはベルリンのハンザスタジオ。
インサートにはHANSA BY THE WALLと表記。
ググってみると有名なチェックポイントチャーリーから約500mくらいのところにある。
「ベルリンの壁」を一度だけ見ているが、東西ベルリンに分かれていた頃の認識だとベルリンの中心は動物園駅あたりで、壁際のクロイツベルグ地域は家賃が安めで、トルコ人やお金の無いアーティストたちが住んでいた地域という認識だった。
最初から「ロウ」が好きだったら、その時ハンザスタジオ詣をしていただろうか。。

スティーヴン・ウィルソン meets ジェスロ・タル

December 29 [Sat], 2018, 10:00
2018年の最後のブログはジェスロ・タルのスティーヴン・ウィルソン・マスタリング(以下「S.W.M.」)DVDにする。

デジタルリマスターはどれがどれだかわからないくらい出ていて、中には知らない間に出ていて売り切れですっかり入手困難化しているものもある。またリマスター後のメディアもDVD-Audioだったりブルーレイだったり、ハイレゾダウンロードもあったりで実に悩ましい。

だが昨今は、既に聴いたことのある作品のリマスターを悩みながら買うくらいなら、徐々にCDとの音質差が顕著になってきたアナログの初版を買った方がずっといいと考えている。
デジタルリマスターで音質向上が向上すると言っている人もいるようだが、これまで聴いた限りではリマスターがアナログ初版に音質的に勝ることはめったにない。
アナログ初版の音質がイマイチなレコード(例えばクィーンの「オペラ座の夜」)ならリマスターも気にならなくはないが、なんとなくCD音質で聴いているとストレスを感じるようになってしまった今、DVD-AudioやSACDのような上位フォーマットでないと、まず買うことは無くなってしまった。

といったわけで今やデジタルリマスターで買うとすれば、必ずマザーテープを元に5.1chとステレオバージョンとハイレゾのステレオバージョンを出してくるS.W.M.くらいものになってきた。
S.W.M.はいたずらにコンプをかけてゲインを上げるリマスターをしないので、再生環境によってはゲイン不足になりそうだが、音質、バランスともに非常に好ましいものばかりで、クリムゾンのリマスターなどは元々オリジナルの音質は悪くないにも拘わらず、一通り揃えてしまった。
イエスの「危機」などはオリジナルの初版に大いに不満を持っていたので、S.W.M.が出た時はその音質に快哉を叫んだものだ。
ジェントル・ジャイアントはメディアがBlu-rayなのでデジタルの再生環境が貧弱な私には不向きでパスせざるを得なかったのが残念だ。

さて、ジェスロ・タルのS.W.M.に話を戻そう。
タルのS.W.M.は、私はすっかり情報が抜け落ちていて気がついたらもう殆どの作品が過去のリリースとなっていて、しかも入手困難状態となっていた。中古市場に出てもお安くはなく、ついついレコード購入の方に少ない資金を回すようになり、興味はあったもののなかなか聴けないでいた。

そんなところに「ジェラルドの汚れなき世界」のS.W.M.バージョンが新品価格に近い値段で出ていたので試しに買ってみた。
CD+DVDのセットで分厚いカラーブックレット&ハードカバー装丁も豪華。

Jethro Tull『Thick As A Brick〜40th Anniversary Set』 US CHRYSALIS 5099970461923

だが私の場合、レコードと違いS.W.M.の音源は良い音質で聴くまでに手間がかかる。

我が家のデジタル再生環境は貧弱だ。
DVD-AudioやBlu-rayは録画用に使っているBlu-rayレコーダーを持つのみ。
当然5.1chは再生できない。
5.1chの再生環境の整備は部屋のスペースの関係でもずっと二の足を踏んでいる。
S.W.M.の利点を半分も享受していない。
ステレオバージョン再生の音もBlu-rayレコーダーに時代遅れのDACを繋いでの再生なので音質的によろしくない。
いつかの日かOPPOのプレーヤーを買って再生する日を夢見ながら、メディアを大切にキープしている状態である。

今は主にPCオーディオとDACの組み合わせでの再生が我が家のデジタル再生環境の中では最も音質が良く、購入したDVD-Audioをfoobar2000というソフトを使って一度Flacフォーマットにリッピングして聴いている状態。

クリムゾンやイエスのDVD-Audioはfoobar2000を使うとわりとあっさりFlac化できるのだが、このタルはそうはいかなかった。
確かに音声は24bit96kHzなのだろうが、DVD-Audioのフォーマットではないらしくfoobar2000では認識しない。
仕方なくDVD DecrypterでVOBファイル化した後、XMediaRecodeで音声を抽出するしかない。
「ジェラルドの汚れなき世界」はアナログだとA/B両面あわせて一曲約44分という長さなのだが、リッピングしてみるとVOBファイルが約17分のデータが二つある。
「あれ?」と思って音声を抽出してみると、どうやらひとつめのファイルは本当に17分くらいでアナログのA面の途中で切れている。すかさずもうひとつのファイルが切れた部分から始まっている。
2ファイル足しても35分くらい。
「あれ〜?操作間違ったかな?」と思って何度かやり直しているうち、3つめのVOBファイルがDVD内にあることに気付いた。
リッピングして音声を抽出してみると、ああ、あったあった。残り 10分弱のトラック。
普通にBlu-rayレコーダーで再生するとパート1とパート2で一度切れるようにオーサリングされているので、てっきりファイルはふたつだと思い込んでいたのだ。
アナログ人間の悪いクセだ。
VOBファイルは17分くらいで分割されるようにできてるのかな?

とにかくこの3のトラックをつなげるとオリジナルの約44分になる。
PCオーディオで再生するとソフトによっては3つのファイルをまたいで再生する時に音切れしてしまうので、得意のAudacityで3ファイルを連結し、ひとつのFlacファイルのまとめて書き出した。

ようやく再生。

「ジェラルドの汚れなき世界」の英初版は変則新聞紙ジャケットに包まれた「i」アイランドマーク入りのクリサリスレーベル。

マトリクスはA面3U PORKY刻印 / B面2U PECKO刻印。
手持ちのマザー/スタンパーはA面 1R/B面 1Aなのでそんなに悪くないハズ。

最初に聴いたのは国内盤。内容は疑いなくプログレッシヴ・ロック史上に残る名作なのだが、いかんせん音が「眠い」。
まずイントロのアコースティックギターの音量が小さい。
追って出てくるイアン・アンダーソンのヴォーカルも小さめ。
バンド演奏になって少しボリュームが上がってくるが、ゲイン不足感がいなめず迫力に乏しい。
しかも高域が落ち気味で靄がかったような印象だ。

やがて英国初版を入手したが、音質は向上したものの全体の心象は変わらなかった。
90年代に出たリマスター紙ジャケはその装丁に惹かれて買ってしまったが、音質はひどかった。

そう言えばタルは最も好きなバンドのうちのひとつだけど、どうにも目の醒めるような音質のレコードは少ないような気がする。

内容的には文句なく最高傑作の「ジェラルドの汚れなき世界」をいつかいい音質で聴きたいと思っていたのだが、イエスの「危機」に続きS.W.M.がまたやってくれたという感想だ。

S.W.M.にはめずらしくゲインが高め。
もしかしてスティーヴン・ウィルソンは私と同じようなストレスをかかえて聴いてたのだろうか?

各楽器の輪郭が明らかになり、楽器間の隙間がよく見えるようになったが、ヴォーカル、メイン楽器とバックとの差もきちんをついている。
特にアナログでは不満だったドラムの音が非常にクリアになりつつ、コンプレッサーの掛け方が絶妙なところで控えられている。
少しシンバルを上げすぎな印象を受けるが、これまでの靄のかかったドラムに比べればかなりマシ。
中間部ではシンバルにわざとフェイザーを掛けているように聞こえるが、そこもオーディオ的な空間演出を感じる。

これまであまり気にしていなかったブラスセクションの音もバックには徹しているがキレイに聞こえるようになった。
付属のCDの音源も新規リマスターと同じミックスを使用しているが、うまく16bit化してる印象。ヘッドフォンステレオで外で聴く分にはこれで十分だろう。だがやはり高域、低域の伸びが24bit/96kHzに比べかなり劣る。

DVD-Audioフォーマットの24bit/96kHzのバージョンはオーディオ的愉悦に満ちている。
サンプリング周波数が高く、スピーカー離れの良い音で、空間性が優れいている。
両スピーカーのさら外側からも音が聞こえるように感じられ、靄のとれたドラムと輪郭がハッキリとし、地を這うように出てくるベースラインも演奏のダイナミズムを伝える。
タルのリズムセクションといえば、初期のクライヴ・バンカー&グレン・コーニックが圧倒的だと思っていたが、いやいやバリーモア・バーロウ&ジェフリー・ハモンド・ハモンドのコンビも勝るとも劣らない。
レコードに比べ心地よく音圧がありながら、ハイレゾ感も高いので聴いていて気持ちいい。

一度S.W.M.を聴いてからアナログ初版を聴くと、これまで抱えていた「もやもや」への答えがインプットされたおかげで、微妙に脳内で補正しながら聴いている自分に気付く。
初版ならではの「音の鮮度」とS.W.M.の持つ楽器の輪郭がうまく補正されて「こうなんじゃなかったかな〜?」的な音像が頭のできあがる。
さすがに、レコード最内周の音質は少し力なさが目立つ。片面の収録時間も長めなので致し方ないところ。
でも。。やはり両方持ってないとダメだね(笑)
いささか音質の話に偏ってしまったが、DVD-Audioを映像付きで再生するとふだん余り見ない新聞紙ジャケットを、曲の進行につれて自動的にめくってくれるのも悪くない。

ジェスロ・タルの中期はどれも内容はいいのにレコードの音は今ひとつのものが多いので、この出来なら他のS.W.M.のジェスロ・タル作品も買わなくちゃね。

さて、このアルバムを聴く度にいつも気になるところがある。
歌詞で言えば「The poet and the painter casting shadows on the water」のすぐ前をはじめ、ベースの弾いているある音程がどうにも心落ち着かず、不安定な気分になるフレーズが何度か出てくる。
これ、こういうものなのだろうか?
S.W.M.でもそこは同じだった。当たり前か。。

ハンガリーからオーストラリアへ

November 10 [Sat], 2018, 23:15

Syrius『S/T』 AUS SPIN SEL-934377
ハンガリーのプログレッシヴ・ロック・グループ、シリウスのファーストアルバムの初版。

このアルバムに出会ったのは1990年代後期、西新宿でレコード屋をしていた頃だ。その頃まではSBBなどを一部を除き、東欧のロックに積極的に興味を持つことも無かった。最初に聴いた東欧ロックはキング・レコードのユーロピアン・ロック・コレクションで国内盤として発売されたハンガリーのオメガ「ガマポリス」で、当時の印象は「なんとものんびりとして緊張感の薄い、かといって牧歌的魅力があるわけでもない音楽だなあ」といったものだったと思う。確かさっさと売却してしまったはず。

それがレコード屋稼業を始めるにあたり、ベルリンでは安くでゴロゴロしていた東ドイツやポーランド、チェコ、ハンガリーのレコードをまとめて買ってきて聴いみてみたわけだが、(今聴くとそんなことは全然ないのだが。。)当時の耳ではどうにも西欧のグループにくらべ陳腐で野暮ったいものばかりで、「これは!」というものに出会うことは極端に少なかった。特に東欧のレコードはロシア盤やルーマニア盤を筆頭に録音がヘンものが多く、文字通り「音で勝負」できないものばかりだという印象だった。このへんはレコードの再生カーブがRIAA(Recording Industry Association of America)規格はでないだろうと想像していたし、適正カーブの資料も手に入れるのは絶望的だったので、半ばあきらめざるとえなかった。

そんな東欧ロックのなかで数少ない発見がこのシリウスのファーストアルバムだった。

Syrius『Az Ördög Álarcosbálja = Devil's Masquerade』 HUN PEPITA LPX 17439
当時は情報が無く、当然これがオリジナル盤だとばかり思っていたが、後にこれはセカンドプレスで初版はオーストラリア盤だと聞き、俄然興味が湧いた。さらにはオーストラリア初版のジャケットの装丁が特殊との情報でどうしても欲しくなった。

音楽的にはオルガン、ピアノのキーボードにギター、サックス、フルートのアンサンブルにBS&Tのデビッド・クレイトン・トーマスばりのしわがれ声ヴォーカルが載るもの。音楽的にもBS&T的なジャズテイストが感じられる。ところがこれが変拍子が加わりプログレに仕上がっている。ヴォーカルこそ大きく異なるが(まあそれでは意味ないかもしれないがww)リズム・セクションの重さも相まって中期VdGGの音楽に近い。しわがれ声のヴォーカルも得意ではないが、聴き慣れるとハマってくる。

それにしてもこのオーストラリア初版のジャケット、パッと見ると完全にダサいのだが、なにを考えたのかグループ名「syrius」が印刷されているのはアウタービニール。


発売元のSPINはビージーズのオーストラリア時代のレコードをリリースしているレーベルで、それなりにお金があったのだろうか? その割には本作は極端にプレス数が少なく、発見されてもこのアウタービニールが紛失して何のレコードかわかならくなっているものもあるそうだ。

完品は市場に出ると中々の高価格で取引されることが多い。
このアルバムをdiscogsで検索するとレーベルのカタログ請求シートのようなものの写真が写っているが、今回入手したこの品にも同じくそのプロモーションシートが付いていた。

もしかしてプロモーション用途に毛が生えたくらいしたプレスされなかったのかもしれない。

ハンガリーPEPITA盤も、盤が分厚くて音質もまあ悪くないが、オーストラリア初版の生々しいスタジオの空気感を伝える音を聴くとちょっと元に戻れない。優れた内容に変則ジャケットも加われば正真正銘「プレミア盤」の風格だ。

それにしてもハンガリーのバンドがなぜオーストラリアでデビューアルバムをリリースしたのだろう?
「Made in Hungary: Studies in Popular Music」という電子書籍にはSyriusのことがちょっと書かれていて、本作のリーダー格Miklós Orszáczky(後のJackie Orszaczky)によれば、グループは1962年から母国ハンガリーで活動していたがレコードを制作することができず、機会を求めてオーストラリアに渡ったのだそうだ。鉄のカーテンの向こうから新天地を求めて渡った先がなぜオーストラリアだったのだろう?1971年、Syriusは願い通りオーストラリアで本作を発表し、同年ハンガリーに戻ったそうだ。翌1972年ハンガリー国内のファンの為にPEPITAから同内容のレコードもリリースされたが、結局Jackie Orszaczkyは再びオーストラリアに渡る。
「ハンガリー動乱」が1956年。「プラハの春」が1968年。
1971年のSyriusのオーストラリア行きは帰国できているので、「亡命」のようなもではなかったということだろうか?
ミュージシャンが鉄のカーテンを越えるのは大変なことだったのではないだろうか?

シドニーに移住したJackie Orszaczkyは1975年にはプログレッシヴな大傑作「Beramiada」を発表。本国に残ったメンバーたちは1976年にセカンドアルバム「Széttört Álmok(愚かな夢)」を発表する。こちらはファーストからプログレテイストが抜かれたものだが、グルーヴィーで悪くない作品。後にジャズ系DJたちに発掘されクラブでプレイされることになった。

ちなみにJackie Orszáczkyは1997年に大ヒットしたSavage Gardenのデビューアルバムでストリングアレンジメントを行っており、このアルバム中のヒット曲「I Want You」は最近ではTVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』でも流れたので馴染みのある方もいることだろう。


そして恐るべきことにSyriusの映像がYoutube上にあった。


こうして見てみるとBS&T、Jackie Orszaczkyが影響を受けたというザッパ、そしてVdGGと、そのいずれからの影響も感じさせるような気がする(年代的にはVdGGは同時くらいなので偶然だろう)。
特に頭を振りながらトラディショナルグリップで叩くドラミングはガイ・エヴァンスを思い出す。

今一度、Syriusが見直されてもよいのではないかと思う今日この頃なのである。

P R
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40代は第2の思春期なのだそうです。思春期に惹かれたものをもう一度ひっぱりだしてきて後生大事に整理を始める今日この頃。プログレを中心としたアナログレコード集めに人生の貴重な時間を費やすささやかな記録です。
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