てんこもり

2007年01月27日(土) 16時21分
体の具合が悪い、ちょいとマズイ位に悪いと言うことになればまあ病院に行くわけでありまして、病院に行ったなれば先生の見立てに応じて薬なんぞも処方して貰うのではありますが、大抵の場合において「三日分出しておきますね」とか「一週間分出しておきましょう」あたりが相場だと意識する事も無しにそんなものだと思っていたのではありますが、よる年波には敵わぬと言うか若い頃の無茶が祟ったと言うか一丁前に慢性病持ちなんぞと言う偉そうな中年になった私は朝の集会所代わりに病院を訪ねる婆さんの様にちょっとしたスーパーの袋のような薬を貰ってくるのでありました。

家に帰って山のような薬を前に鋏を駆使して区分けを始める。元来ちまちました事が嫌いでない私はひたすら薬を切り分けていく。ストック分・仕事のカバン用・出張用…ちまちま、ちまちま

こう見えても結構車は点検しているんだぞってか

2007年01月27日(土) 4時11分

ごそごそと車の中を引っ掻き回してジャッキを取り出しリアタイヤの前にセットする。ホイールカバーをこじ開けてナットを緩め、えっほえっほとジャッキアップしてスペアタイヤに交換する。
悲しいなあ、なんで車がこんなに壊れるんだろ。
最初は高速のトンネルの中でディーゼルのエンジンが焼けてぶっ飛んだ。どえらい音がして煙ももうもうと上がってなかなかに怖かったなあ。次はこれも高速、料金所で一旦停止して発車しようとしたらクラッチが抜けて入らない。原因不明でクラッチ版が粉々に割れてたんだよな。それから高速走行中にタイヤがバーストした事もあったよな。んでもって今回は朝起きて、車に行ったらこれだもんな。免許を取って22ヶ月でこれじゃあたまんねえよな。ハア〜やれやれ、この次はバネでもビヨ〜ンと飛び出して車の屋根でも飛んでいくのかなあ。

けっ!

漬物、大阪風に言えば「つけもん」

2007年01月26日(金) 10時35分
日本人は漬物が好きである。韓国やイタリア・中国と比べても種類も多様さも圧倒的に多い。塩漬けから糠・醤油・味噌・酒粕、伝統的なものの他にヨーグルト漬けやオイスターソースに漬けた物と新しい展開が時代を追うにつれて出来てくるところから見ても日本人の食の根底に漬物がどっしりと居座っていると言える。変わったところでは若狭の魚を糠に漬けた「へしこ」や昆布やスルメ・数の子と漬け込む松前漬け・小さな西瓜を漬けた物や茄子の辛子漬けなんかも嬉しい。
今回紹介するのは見栄えになんの変哲も無い漬物ではあるけれど実際にはなかなかお目にかかれないものを…二つ

手前は一見沢庵の様に見えるが沢庵である。大根を干して塩に馴染ませてから漬けるのは普通だが、これは糠には漬けない。魚醤と言うのを御存知だろうか、魚や烏賊のアラを塩漬けにして発酵させたエキスでベトナムのニョクマムや秋田のしょっつるが有名だが意外と各地にあって地方によっては日常的にも使われている。これは干した大根を越前の魚醤「ととだし」に漬けたもの、臭みもなく柔らかな味がご飯に実にあう。
向こうは私の漬けた葉山葵漬け。醤油と味噌に辛味を出すための砂糖で漬ける。そのままで食べても勿論美味いが肉や魚の料理に乗せて一緒に食べるのも良い。1キロほど作ったが一週間持たずに食べてしまった。

ミナミと言う居場所

2007年01月25日(木) 10時59分
ミナミと聞いて想像するものは色々とあるだろうが、大阪の人間に聞けば十中八九が巨大な繁華街をイメージする。大阪市をぐるりと回るJRを環状線と言い、その内側を三つに分けて上が[キタ]、中央が本町を中心とするビジネス官公庁街、下が[ミナミ]と大まかに言えば事足りるのでそう理解して頂きたい。ここはあくまで[ミナミ]であって[南]ではない。東西2キロに及ぶぎっしりとビルの立ち並ぶ街は24時間活動し続け東西南北に整然と走る道路の表が陽ならば、毛細血管の様に入り組んでいく裏路地には陰の、言い換えれば静の街が無限縁のごとくどこまでも深くうごめいている。ミナミの飲食店は約6,000軒、その一軒づつに物語があり日夜その1ページを書き加えていき続ける。

私は人生の何分の一かをこの街で過ごし、思い出も経験も出会いもここに埋まっている。私にとっては出掛けていく場所ではなく帰る場所。日が暮れると時にはふらりと表通りを歩き、知り合いに声をかけたりしながらやがては毛細血管の中へ入り込み時の止まった自分の場所へ埋もれていくのだ。

ヨーグルトと懐メロ

2007年01月23日(火) 5時22分
今ではどこにでも売っている、誰もが食べた事があって好きとか嫌いとかを自覚しているプレーンなヨーグルトも初めて日本に紹介されてからまだ35年ほどしか経っていないそうな。要するに爺さん婆さんの世代では中年以降になって初めて口にした訳で、昔からある日常的なと言うにはまだちぃとばかり新しいのである。その時代と言えば私は小学生で、もう充分に記憶の残る年齢に達して居た訳だから色々と日本に入ってきた他の食べ物も覚えていそうなものなのだが、オイルサーディンとかスパムとかホワイトアスパラなんぞの様に現在でも普通に世間に残っているもの以外の記憶はほとんど無いのである。有体に言えば大した事の無かったものは意識から消え去り、良いものだから現在まで生き残り当時の記憶にも残っているのである。
これは懐メロファンが「昔の歌はイイ!」と口を揃えて言う事の矛盾と似ている。昔の歌が良いと言うのは今でも残っている歌が良いのであって、全ての古い歌謡が良いのでは無い事くらいは少し考えれば解る事である。実際、一時期音楽をかける(レコードだよ)店をやっていた関係で60年代から70年代にかけての歌謡曲やオールディーズも随分と聞いたが、好景気の中をただひた走る時代に作られた歌はかなりの頻度でとてもじゃないがまともに聞けないような代物が多く、どちらかと言えば音楽的にはかなりふざけた時代と言っても可笑しくはないのである。美味くて日常的に嗜好されるべき食品は現代にも残り、現代まで歌い続けられるほど良い歌だけが今に残っているから懐メロは良いのである。正しく言い換えれば「昔の歌にも良いものがある」である。

そう言えば昔からダイエットをしている女性は何故か不思議と口を揃えてヨーグルトが美味いと言っていて些か気色の悪さをも感じていてのであるが昨年、病気をして食事療法なんぞをやる羽目になった私は必然的に低カロリーダイエットをしている状態に不本意ながらなっている訳で、そんな折ふとしたきっかけで食べたプレーンのヨーグルトが異常に美味く、ヨーグルトの味そのものは知っていたのであるがその味以上に乾いた喉にジュースを流し込む様な特別の美味さを感じてしまい我ながら情けないほどにヨーグルトにハマッてしまっているのである。

あの越前の蕎麦は…と天皇陛下が言ったから越前蕎麦と名がついたのだ

2007年01月21日(日) 4時09分
出先の土地で美味いものもそれぞれあるが、それとは別にそこに行けば必ず食べたくなる、そんな楽しみが幾つかあって、土佐のウツボのタタキ・讃岐の生醤油・南紀の秋刀魚鮨…思い出すと幾らでも出てきそうだが、それらはそれぞれの土地に行った際に少しでも時間があれば必ずと言って良いほど口にしている。その中でも越前の下ろし蕎麦は特にお気に入りで、本場の出来立てを食べて初めてほっとすると言って決して大袈裟ではないほど他の土地ではお目にかかれない美味さなのである。信州の蕎麦は確かに美味い、美味いのだけれども本質的に同じ蕎麦とは言い難い違いがあって同列では語れない独特のものなのだ。コシがあると言うよりよく締まったと表現したほうが良い蕎麦は比較的太く切り揃えられ、野趣の溢れる蕎麦の香りが青首大根や辛味大根と相まって、上品にではなく一気に「ずぞぞ!」と喉に放り込む快感がたまらなくイイのだ。味は到底表現出来ないが本当に美味いものとして記憶にとどめておく価値は充分にある。

二日間で三回食べたのである。

こちらは前出のT社長が打ってくれた自然薯蕎麦

三題話

2007年01月18日(木) 23時54分
囲炉裏・猪・山葵の三つで出来上がる話を作れと大喜利のシメみたいな書き出しをしてしまう訳で、いま思い出してもニヒニヒと笑いが込み上げてきつつ生唾が口の中に溢れてきてしまうのだ。
何年か前にもお世話になったT社長の自宅には立派な囲炉裏がありまして

遠慮と言うものを知らない50前の男は挨拶もそこそこにその一角を陣取るのであります。咥え煙草の失礼な態度の前にドカンと置かれた猪肉はうわべだけ偉そうな男を一蹴してしまうほどの迫力で、そこいらのステーキなんぞそっちいけと言わんばかりに燦然と輝いていたのでした

男二人でようよう持ち上がるかと言うくらいの立派な体躯の(と見た)猪肉の鮮やかな赤、そして滋味を彷彿とさせる脂の白の混じりあった美しい肉片は惜しげもなく炭火に焼かれ

塩と胡椒以外余分な手を一切掛けないうま味そのものを蓄えた肉がパチパチと薫り高い脂をはぜさせながら出来上がっていくのでございます。そのよく焼けた肉に一つまみのおろしたて天然山葵を乗せて…喰うっ!


あかん、ホンマによだれが出てきた。もう無茶苦茶に美味かったんだから…もう

葵よりなほ気高く

2007年01月18日(木) 2時36分
山の葵と書いて山葵(ワサビ)と読む。葉の形が葵に似ているのでそう言う当て字を用いているのだが、瑞々しく清廉な佇まいを見せる山葵の葉はやはり山の清流のもとが似つかわしい。

野草、山菜の薫る水のような青臭さは香りと言うより山の気と呼びたい。わんさと摘んだ天然山葵を水洗いしつつ立ち上る清浄な山の碧さに親しむ

洗ってから余分な葉を取り、その姿を楽しむのだ

髭根と葉を落とせば山葵らしくなる。鼻の奥に微かに清涼な気が届いてくる

更に綺麗に仕上げ、私のものになった貴重な山葵を前に小躍りして喜んでいるのはお見せ出来ないが実に嬉しい

葉山葵を漬ける。酒粕を使うのも良いが私は山葵そのものを楽しめるシンプルな方が好きである。アク抜きと砂糖の具合で辛さが生きてくる

口中幸せ

2007年01月17日(水) 3時08分
キノコと言うのは大体において美味いものである。香りと言い歯ざわりと言い、独特の風味も種類によって実に多彩で素材を生かした調理を心がければ素直に姿を変えてくれ、しみじみと地の味を感じさせてくれる。無論それが天然であれば言うことは無い。
その素敵なキノコが先日、私の手元にあった。山にワサビを採りに連れて行ってくれた友人がついでにと採ってくれたのであるが数時間のワサビ採りの間、私には一つも見つける事は出来なかった。感心しつつも舌なめずりをしながら戴いてきた次第である。

モノはキノコの代表格の一つヒラタケ、越前ではカンタケと呼ぶそうで家に帰ってからもう一度調べ直して確認してから調理開始。

先付けにはワサビの葉と共に天麩羅。塩を利かせたシンプルな衣を重くない様につけて風味を閉じ込める。口に染み込むカンタケの香りがえも言われぬ味わいである。

キノコそのものに出会うために欠かせないのが焼きである。焦がさないように程よく水気をとばしつつじっくりと炙る。全体から立ち上る香りと共に肉厚な身に一気にかぶりつくのだ。

メインにはバターソテーを、少量の油で軽く炒めてからたっぷりのバターを馴染ませ白ワインで風味を引き出す。仕上げに醤油をたらせば誰もがうなる感動の一皿が出来上がる。香辛料などは絶対に使ってはいけない、キノコの風味そのものが最高のスパイスなのだから。

シメは勿論キノコ汁。私は味そのものを楽しみたいので味噌は使わない、優しい豆腐と相まって悦楽の彼方へと彷徨うこと請け合いである。

しあわせとはこう言う事を言うのだ。ん〜もう
てな訳で次回は採れたて天然ワサビへと続くのだぁ

やまのうんち

2007年01月16日(火) 11時34分
沢をつたい倒木を避けて高巻きし、泥だらけビッショリ濡れねずみになりつつ山の斜面を眺めると、手をついても登れないような急斜面に足跡が点々と上に向かってついている。どんな人がここを登るのだろう、いや人ではあるまい天狗でもいるのかといぶかりながらちょっと開けた足場で息をつくとそこに鹿の糞があってやっと足跡の秘密が解った。糞の量が一塊に多いので鹿と言ってもカモシカのもの

下りには何の動物か見分けのつかない糞もあっていずれも新しいもの。沢にも雪はほとんどなく山の獣たちも普通に活動しているのだと今年の暖かを感じもするのである。
P R
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