2018年読書のまとめ

January 05 [Sat], 2019, 17:43
2018年読書のまとめ。

特に印象に残っている良書は、以下の10冊(読んだ順)。

「日の名残り」 著者:カズオ イシグロ
「信用の新世紀 ブロックチェーン後の未来」 著者:斉藤 賢爾
「予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 著者:ダン アリエリー
「1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣」 著者:ケビン・クルーズ
「幻夏」 著者:太田 愛
「AIとBIはいかに人間を変えるのか」 著者:波頭 亮
「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」 著者:北野 唯我
「誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性」 著者:セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ
「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」著者:田中 修治
「NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く」 著者:パティ・マッコード

2018年の読書メーター
読んだ本の数:61
読んだページ数:17771
ナイス数:499

ロスト・ケアロスト・ケア感想
重すぎる介護問題。個人が抱えるには重すぎるが、国は頼りにならず、企業にとっても障壁が高い。時として現場は地獄のよう。「かつての自分が誰かにして欲しかったことをした」という犯人を責められるロジックが見当たらない。本当に早めになんとかしないといかんのでは。
犯人に関してちょっとしたサプライズが仕込まれているのはにやりとさせられた。重いテーマを扱いながらもエンタメ小説であることを放棄していない。
読了日:12月22日 著者:葉真中 顕(はまなか・ あき)
百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)感想
軽やかかつ繊細な文体で描かれる不安定な青春とちょっとしたミステリー。表題作も良かったが、わけありな事故による昏睡から覚めた先生の話「なみうちぎわ」と、ルックスがよすぎるがゆえに嫌な想いをしてきた少女の恋物語「小梅が通る」が特に良かった。
読了日:12月08日 著者:中田 永一
600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)感想
ユーザビリティに関するこだわりが細部まで具体的に書かれている。読み物としてはそんなに面白くはないが、インターネットサービスを運営する人にとっては興味深い内容。
「毎日の料理が楽しみになる」「ナンバーワンになれる」「儲かる」の三つが得られるものしか絶対に手を出さないらしい。

読了日:11月30日 著者:上阪 徹
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器であるなぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である感想
・取り掛かりを前倒しする精神を持つ
・ロケットスタートで一気に仕事の全体を終わらせ、流しの期間を持つ
・最初から100%の仕事をしようとしても、ほぼ間違いなく徒労に終わる
・指定の2割の時間がすぎた段階で、8割方終わっていればスケジュールどおりと考える
・マルチタスクを放棄する
読了日:11月25日 著者:中島聡
ともに戦える「仲間」のつくり方ともに戦える「仲間」のつくり方感想
ビズリーチの立ち上げ物語。得意分野でないインターネットサービスに参入し、周囲の反対にめげず、優秀な仲間を見つけてなんとか立ち上げまで進んでいく。
ビズリーチは立ち上げからもすごい勢いで成長しているのでそこからの話も気になる。
大味ではあるが、ベンチャーの立ち上げの話に興味があればおすすめできる。
小説形式にするなら著者名は自分にすべきではなかったような。第三者の心理描写で自分を誉めさせるのはどうかと思う。
読了日:11月25日 著者:南 壮一郎


三日間の幸福 (メディアワークス文庫)三日間の幸福 (メディアワークス文庫)感想
生きていても良いことがない。無価値な人生。残りの寿命を売り払って、心機一転。死ぬまでにやりたいことをやってみても明るい気持ちになれるようなことはなかなか起こらず、主人公はコテンパン。
ヘビーな前半ではあるが、取り返しのつかない過去にも決まりきった未来にも存在するはずのない監視員ミヤギが彼の人生を変えるのである。
哲学的で絶望的でロマンチック。予想できそうでできなかったラストも素晴らしかった。
読了日:11月17日 著者:三秋縋
罪の余白 (角川文庫)罪の余白 (角川文庫)感想
映画はイマイチだったが原作は面白かった。首謀者の子は悪魔的なキャラクターではなく、どこにでもいそうな自己中で浅はかな娘。自分のしてしまった事を隠蔽し、正当化しようとして引き返せなくなってしまう。
被害者の父親の行動として、復讐は理解できるが、こういう娘への罰って本当に何が正しいかわからないね。
読了日:11月09日 著者:芦沢 央
孤狼の血孤狼の血感想
映画鑑賞後に読了。映画版は過激さを膨らましていた上、役所さんの迫力がすごすぎたからか、日岡がガミさんに感情移入するのが若干不自然だったが、流石に原作はその辺り丁寧で、ガミさんももっと人間味溢れる人だった。
ストーリーも、対立や抗争が色んな思惑とともに進む複雑さはあるが、非常に分かりやすい文章で、先が気になってグイグイと読み進められた。面白かった!続編も読む!
読了日:11月05日 著者:柚月裕子
NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築くNETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く感想
人事戦略に課題を抱えるすべての採用担当者と経営陣必読!人事戦略の本質と理想がここにある。
・良いことも悪いこともフィードバックはオープンに。
・ハイパフォーマーを揃えること以上に大切なことはない。
・バーベキューよりも事業理解や議論の場を設けるべし。
・目標の未達成はやる気ではなくスキルの不足。
・報酬の根拠を説明する。オープンにする。
などなど。ドライだけどとことん合理的で、解雇のくだりは日本ではまだ難しいだろうが、参考にできるところはかなり多い。
読了日:11月02日 著者:パティ・マッコード
天才はあきらめた (朝日文庫)天才はあきらめた (朝日文庫)感想
内から沸き上がる嫉妬や怨念。山里氏はそんな負の感情を前に進む力に変換する天才と言えよう。そのストイックさを一方的に求めて相方を罵倒するような人格であったがために、すべてを台無しにしそうになる。しかし後半では自らを省み、しずちゃんとの関係も修復できたようでほっとしたし、二人で次のステージに向かおうとしたところにはグッと来た。
読了日:10月10日 著者:山里亮太
100万人が笑った! 「世界のジョーク集」傑作選 (中公新書ラクレ)100万人が笑った! 「世界のジョーク集」傑作選 (中公新書ラクレ)感想
「笑いとは、地球上で一番苦しんでいる動物が発明したものである」
ジョークそのものより、その背景の方が興味深い。考察のボリュームがもっとあっても良かった。

読了日:10月10日 著者:早坂 隆
破天荒フェニックス オンデーズ再生物語  (NewsPicks Book)破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (NewsPicks Book)感想
超面白い!!自分の資産が潤沢なわけでもないのに、赤字状態で負債もどっさりの企業を買収して経営するというのは、起業より高難度では?
本当に初っぱなから倒産寸前なのに、社運を賭けた高田馬場店や、ファンファンの買収劇はことごとく失敗。
もうどうにもならんでしょ!というとこまでいっては起死回生を繰り返すという、とんでもない山あり谷ありの経営物語。
ここまでギリギリで生き残る経営者というのはほんの一握りだろう。どこか一つでもうまくいかなかったらこの本が世に出ることもなかったかも。
読了日:10月08日 著者:田中 修治
孤島の鬼 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)孤島の鬼 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)感想
正に怪忌憚。人造障害者という、えげつないネタを扱いながら耽美的かつダイナミックな一級品アドベンチャーミステリー。読みやすく、1930年の作品という古さはほぼ感じない。むしろ新鮮ですらある。
身体障害者と同性愛に嫌悪感を示しながらも、信愛の情も描かれているのが印象的。

読了日:09月22日 著者:江戸川 乱歩
誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性感想
人は誰にも言えない差別性・変態性・思い込み・悩み等を持っている。でもそれは、時に自分すら気づいていない。だから、人間は人間のことを分かっちゃいなかった。
しかし、Googleは別だ。現代では、誰にも言えない悩みを真っ先に相談する相手はGoogleだ。だから、これを分析することで、今まで表に出てこなかった人間の本性があぶり出されることになる。このデータは悪意の露出とも言えるが、人間のこれからを方向付ける有益なデータになるだろう。
読了日:09月22日 著者:セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ
(148)黄金のアウトプット術: インプットした情報を「お金」に変える (ポプラ新書 な 9-1)(148)黄金のアウトプット術: インプットした情報を「お金」に変える (ポプラ新書 な 9-1)感想
成毛流アウトプット術。インプット過多のこの時代、やみくもに情報収集していて、それで賢くなった気になってしまってはいかん。社会人が書くべきなのは紹介文!
「アウトプットを前提にするとインプットががらりと変わる」「得た情報をお金に変えることを意識する」 「アウトプットするだけで、インプットだけの人よりはるかにクリエイティブ」。
読書メーターやフィルマークスへの投稿も、面倒がらずに質の良い、意義あるアウトプットにしていかねば。
読了日:08月24日 著者:成毛 眞
かめくん (河出文庫)かめくん (河出文庫)感想
壮大なSF超大作の完結後にスピンオフ的に作られた後日談のような雰囲気の物語。なのでエヴァンゲリオンばりの設定はありそうなのに、読者にもかめくんにもほとんど説明はされない。かめくんは戦う理由も自分が何物なのかもわからない。
そういった不可解な状況に置かれたときの思考自体が本作の主題。これはSFではなく、哲学的な純文学なのである。どこか達観したかめくんの視点を通じて、私達が世の中や自分の生きる意味なんかを見つめ直してしまうような、不思議で味わい深い作品なのである。
読了日:08月24日 著者:北野 勇作
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読了日:08月07日 著者:
一生ものの資格-19人の行政書士の輝く姿一生ものの資格-19人の行政書士の輝く姿感想
事例が多すぎて頭に入らないが、最初のうちは皆さん苦労している。巧く人脈と強みを作ることがカギのようだ。開業を考えたらまた読もう。
・行政書士法の目的は二つあり、まず一つが行政に関する手続の円滑な実施に寄与すること。もう一つは国民の利便に資することです。
・相談者がきたら、できるだけ依頼されるような振る舞いが必要です。ここが営業力です。
・行政書士の仕事ではないと思われているような仕事を一から作り上げていくくらいの気概がなければ、第一人者にはなれません。
読了日:08月04日 著者:
こうすれば必ず人は動く(文庫)こうすれば必ず人は動く(文庫)感想
人を非難する前に自分自身を正すこと。相手のことについて話をする。締め切りの目標こそが大きな成果をあげる。自らの意思に反して納得させられた人の意見は変わっていない。リーダーシップの能力にこそ高い給料を出す価値がある。自己愛に陥ったら一生涯続く。自分を蔑むものは人もまた彼を蔑む。「瑣末事は、結局のところ瑣末事にしかすぎない。そしてそのような些細な悩みを乗り越えて、そのようなことで決して不幸になったり、不愉快になったりはすまいと決意するのは、あなた自身であるのです」
読了日:08月01日 著者:デール カーネギー
ミステリー「トリック」の作り方—「常識反転法」によるトリックの発想方法ミステリー「トリック」の作り方—「常識反転法」によるトリックの発想方法
読了日:07月26日 著者:中村あやえもん
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法感想
転職を考えた時に非常に有益な内容だった。
転職エージェントは自分に会う会社を教えてくれない。意味のある意思決定は何かを捨てること。専門性のある人間にこそ貴重な経験が回ってくる。転職できる人間が転職しない会社が強い会社。中途入社が活躍している会社かどうかを確認する。得意なことを好きなことに近づけ、好きなものを明確にし、自分にラベルをつける。必要なのは楽しめることではなく楽しめる状態。伸びている市場に身を置け。
読了日:07月19日 著者:北野 唯我
どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルールどこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール感想
ドコモ、リクルート、Google、楽天からベンチャー企業まで12回転職したという著者の仕事の仕方というか生き方。
どこでも誰とでも働けるようになるために。見返りを求めずギブする。情報開示、自己開示する。やらないことを決める。DoとCheckを繰り返す。投資対効果を意識する。なにかが始まる場所にいる。制約条件を疑う。信じて頼る。等々。
読了日:07月14日 著者:尾原 和啓
「組織が結果を出す」非常識でシンプルなしくみ「組織が結果を出す」非常識でシンプルなしくみ感想
たまにいいことも言っているが、無駄なカタカナ語を使って新しいことを言っている風なところが痛いし頭に入ってこない。ストーリーも薄っぺらい。
読了日:07月14日 著者:田島大輔,久野和禎
超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか感想
無意識の関連付けや思い込み、暗示によって、変なものを見てしまうってことを、とことん追及する夢のない研究。面白かった。お化けなんか怖くない。
読了日:07月11日 著者:リチャード・ワイズマン
一生使える 見やすい資料のデザイン入門一生使える 見やすい資料のデザイン入門感想
即、使い始めた。本当に使える本。ただ、これとほとんど同じ情報のスライドが公開されてるのよね。なので本としての意義はやや弱い。
読了日:07月09日 著者:森重 湧太
友罪 (集英社文庫)友罪 (集英社文庫)感想
少年時代に凶悪犯罪を犯し、更正した(ように見える)者と友人になれるのか。最初から知っていれば、距離をとりつつ付き合えたかもしれないのに。
加害者側は素性がばれれば拒絶されるから、こそこそ生きなければならないというのも1つの罰になるのだろうが、後から知らされた方はたまったものではない。
映画を観てから気になって原作を読んだが、原作では益田くんの鈴木くんに対する親しみと嫌悪感で葛藤する様が丁寧に描かれていて良かった(映画だとただの良いやつにしか見えなかった)。
読了日:06月28日 著者:薬丸 岳
カルト宗教信じてました。 「エホバの証人2世」の私が25年間の信仰を捨てた理由カルト宗教信じてました。 「エホバの証人2世」の私が25年間の信仰を捨てた理由感想
エホバの証人は規律でがんじからめ。輸血できないのは有名な話だが、それ以外にも色んな規律でがんじがらめ。周りの圧力も凄い。罪をおかした人は排斥される(無視される)。そして虐待が横行しているようである。
読了日:06月26日 著者:たもさん
一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)感想
SF界でトップクラスに有名な、監視社会の恐ろしさを描いた作品。正直、読みづらい。主人公がクーデターを起こすようなスペクタクルを期待しているのに、全然話が進まない。女とイチャイチャしたり、息を潜めて生活するばっかり。
しかし、第三部(終盤残り30%くらい)から急に面白くなる。天才的なボスキャラが吐き出す超理論の数々に、何が正しいか混乱させられ、叩きのめされる。おそろしや。これは、完全に民を服従させ、完全なる権利を手に入れて世界を支配するための必読書だった。
三部までは割と流し読みで問題なし。
読了日:06月24日 著者:ジョージ・オーウェル
お金は寝かせて増やしなさいお金は寝かせて増やしなさい感想
方法論は、並行して読んだ別著者の「最高の家計」とほぼ同じ。低手数料のインデックスファンドで国内外の株式と国債にバランスよく振り分けて、毎月定額で積み立てるだけ。本書の方では海外国債が不要と書かれている。全体的に本書の方が名言も多く、良い意味で細かい。本書一冊あれば足りる。
メモ/インデックス投資を15年間実践するなかで、なににいちばん力を使ったのか。投資したインデックスファンドを「売りたくなったときに我慢すること」でした。
読了日:06月18日 著者:水瀬ケンイチ
お金が勝手に貯まってしまう 最高の家計お金が勝手に貯まってしまう 最高の家計感想
低手数料のインデックスファンドで国内外の株式と国債にバランスよく振り分けて、毎月定額で積み立てるだけ。やはりこれが王道ですね。
読了日:05月28日 著者:岩崎淳子
働く大人のための「学び」の教科書働く大人のための「学び」の教科書感想
メモ/背伸びのアクションを成したあとは、必ず振り返りの時間をもつ。 
「大人の学び」を加速する「7つの行動」
@タフな仕事から学ぶA本を1トン読むB人から教えられて学ぶC越境するDフィードバックをとりに行くE場をつくるF教えてみる
学んだら仕事で使ったり、友人や家族に話すなどアウトプットをすること、また実践したあとでもう一度学んでみること。
読了日:05月27日 著者:中原 淳
笑うハーレキン (中公文庫)笑うハーレキン (中公文庫)感想
ホームレスをメインに描いた物語。みんなそろぞれ過去があり、素顔を隠して生きている。仲良くやれてる共同生活でも、どこかほの暗い雰囲気が漂う。物語は静か目に進行する。なので、終盤急にドタバタ劇に変わってビックリした。
読了日:05月25日 著者:道尾 秀介
キングダム 最強のチームと自分をつくる (神ビジ)キングダム 最強のチームと自分をつくる (神ビジ)感想
漫画のコマ等イラストすら入っていないので、キングダムを読んだことがあってもあんまりピンと来ない。キングダム人気に便乗した平凡なビジネス書でしかない。それはともかく、打ち上げって大事よね。
読了日:05月10日 著者:伊藤 羊一
AIとBIはいかに人間を変えるのか (NewsPicks Book)AIとBIはいかに人間を変えるのか (NewsPicks Book)感想
AIの発展によりベーシックインカムが現実的になってきて、その可能性をコスト等様々な点で現実的な検証した上で実現可能と論ずる良書。勉強になった。巧くいくならすごく魅力的な未来だ。
メモ/AIの画像認識制度は人間を超えた。これからの課題は電力・エネルギー問題。AIはあくまでも知能で、万能ではない。BIへの障壁となるのが「働かざる者、食うべからず」という社会通念。新しいステージでは生きるために仕方なくする仕事はなくなる。
読了日:05月07日 著者:波頭 亮
ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たちニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち感想
メモ/変わらないこともリスク。これから求められるのは情熱・創造性・率先。成功とは、持続的に成長していることと、選択肢があること。パフォーマンスと最も相関関係があるのは挫折経験。コミュニケーション能力の評価は人が動いてくれたかどうか。必要なのは自己認識と自己開示。世界に何をもたらしたいか世界から何を得たいかをしっかり決めて生きる人がニューエリート。
読了日:05月07日 著者:ピョートル・フェリクス・グジバチ
幻夏 (角川文庫)幻夏 (角川文庫)感想
逮捕され、冤罪が明らかになった直後に死亡した父親。それと同時期に不可解な失踪をした子供。何年も経ってから、その子供を探してくれという母親の依頼から始まるミステリー。
謎の明かし具合が巧く、謎だらけの物語がだんだんくっきり見えてくるのが気持ち良い。しかし明かされる真相の裏にある司法制度の闇はなんともやりきれない。恨みません調書とか、警察らはどんだけ腐ってるんだ。
読了日:04月29日 著者:太田 愛
1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣 (フェニックスシリーズ)1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣 (フェニックスシリーズ)感想
個人単位の効率化の書籍としてかなり有益。世界の著名人の引用も面白く、唸らされる。1440分を意識して、以下できるだけやる。
・タスクはToDoリストではなくスケジュールに入れる
・何をやるにも期限をセット
・重要度の高いものは早い時間にとりかかる
・適当なところで切り上げる
・完璧を目指すよりまずは終わらせる
・忘れたくないことは手書きでメモ。必要ならそれをスキャン
・5分でできることはその場で処理。一度しか触らない。
・やりたくないこと、苦手なことは誰かに委託
・睡眠、休憩をしっかりとる
読了日:04月13日 著者:ケビン・クルーズ
宗教を物語でほどく アンデルセンから遠藤周作へ (NHK出版新書)宗教を物語でほどく アンデルセンから遠藤周作へ (NHK出版新書)感想
扱う物語を誰もが知ってるような有名な物語に絞って、実はこういう宗教観でこうなってるんです
、的な気付きのある内容があれば良かった。
そもそも宗教色があるんだかないんだかわからない物語を取り上げられてもピンと来ないし、聖書を使わずにわざわざ小説を扱う必要性も感じられない。
読了日:04月11日 著者:島薗 進
その可能性はすでに考えた (講談社文庫)その可能性はすでに考えた (講談社文庫)感想
奇跡を証明するために、あらゆる可能性を否定する。相手の提示する仮説に明確な根拠を示して「ありえない」と否定できなければ負け、という一風変わった、そして、難関きわまりない推理に挑む探偵ミステリー。設定勝ちのようなところはあるが、漫画みたいな妙なキャラクターも作品の雰囲気とマッチしていて非常に面白かった。
読了日:04月10日 著者:井上 真偽
話すより10倍ラク!  聞く会話術話すより10倍ラク! 聞く会話術感想
相手の魅力を引き出し、相手を主役にすれば好かれる。
・事前に共通点、好きなところ、聞きたいことをほどほどにリサーチする。
・質問をするときは、先に自分の答えを言う。
誉めるところは「〜も良いですね」と、「も」を使って誉める。
・誉められたら、あなたに誉められたことが嬉しいと誉め返しをする。
読了日:04月06日 著者:西任暁子
自動車会社が消える日 (文春新書)自動車会社が消える日 (文春新書)感想
デジタル化により日本の自動車会社の強みが弱まり、競争力を失いつつある。海外のIT企業も台頭してきている。マツダは復活した。ホンダはどうだ?
読了日:04月04日 著者:井上 久男
人生の勝算 (NewsPicks Book)人生の勝算 (NewsPicks Book)感想
ゴリゴリ働いて結果を出してきた前田さん。世の中の課題は大抵、モチベーションで解決できる。
読了日:03月31日 著者:前田 裕二
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)感想
お金の価値は下がり、人は労働から解放され、お金で手に入れることのできない信用などが重視される世の中になっていく。新しい世界はきっと今よりも良い世界。そんな世界を見てから死にたい。
読了日:03月29日 著者:佐藤 航陽
予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)感想
面白い!行動経済学といってもかなり心理学的な面が強く、マーケティング論のようにも見えるし、哲学的ですらある。説得力のある実験をもとに説明されるといかに我々が不合理な行動をとっているかが思い知らされる。社会規範と市場規範の話は本当に感心させられるし、品性の話は身につまされる。普通の人々はチャンスがあれば簡単に不正はするがとんでもなく悪いことはしない…か。なるほどなぁ。
読了日:03月22日 著者:ダン アリエリー
住んでみた、わかった! イスラーム世界 目からウロコのドバイ暮らし6年間 (SB新書)住んでみた、わかった! イスラーム世界 目からウロコのドバイ暮らし6年間 (SB新書)感想
個人の判断に任せているような部分も多く、思ったよりガチガチじゃない。でも、結構複雑なところもあり、往訪するなら気は使わないといけないな。
読了日:03月16日 著者:松原 直美
ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)感想
不穏で不気味な第一章、視点の変わる第二章と、ここまではかなり面白い。化物の仕業であるならば、ちゃんと非科学的な対応をしないといけません!でも、家族に優しくして楽しく明るくすれば大体大丈夫!?
第三章のバトルはちょっと超現実過ぎて置いていかれた。映像化に向きそうなので映画も楽しみ!
読了日:03月05日 著者:澤村伊智
23区大逆転 (NHK出版新書 528)23区大逆転 (NHK出版新書 528)感想
もっと娯楽的な内容かと思いきや、23区それぞれの課題や取り組みを数々のデータと照らし合わせながら分析していく、真面目な内容。どの区がいけててどの区がダメだとかではなくて、一長一短、栄枯盛衰があるなぁと思った。
読了日:02月21日 著者:池田 利道
裁判官・非常識な判決48選 (幻冬舎新書)裁判官・非常識な判決48選 (幻冬舎新書)
読了日:02月21日 著者:間川 清
FinTechの法律 2017-2018 (日経FinTech選書)FinTechの法律 2017-2018 (日経FinTech選書)
読了日:02月19日 著者:森・濱田松本法律事務所 増島雅和,堀天子,石川貴教,白根央,飯島隆博
中内功のかばん持ち中内功のかばん持ち
読了日:02月10日 著者:恩地 祥光
「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))感想
「空気」という、どんな理論にも優先する絶対権をもった妖怪は、無謀な軍事作戦等での数多の無用の悲劇を生んできた。時代は変わっても「空気」の猛威は衰えることを知らない。重要な決定においてこそ、水を差す自由を積極的に認めていかなければならないのだろう。ということを改めて認識した。
読了日:02月04日 著者:山本 七平
御不浄バトル (集英社文庫)御不浄バトル (集英社文庫)感想
ブラック企業に入ってしまって、その苦しみをトイレで発散したりするお話だが、もっとドラマを膨らませてほしかった。
短編の方が、意識高い系の兄さんの何のこっちゃな話だが、もう少し読んでみたい感じがした。
読了日:01月25日 著者:羽田 圭介
リーガルテックリーガルテック感想
まあそうだよね、という話。日本遅れてると言うのは分かったが大きな発見はなし。
読了日:01月24日 著者:佐々木隆仁
信用の新世紀 ブロックチェーン後の未来 (NextPublishing)信用の新世紀 ブロックチェーン後の未来 (NextPublishing)感想
面白い!現在ある技術をベースにした未来予想の話だが、冒頭の短編小説からワクワクさせられた。お金の概念がなくなり、信用ベースの世界になるという理屈は理解しきれない部分があったが、ありそうな話と思えた。また読み直す。
読了日:01月23日 著者:斉藤 賢爾
タダイマトビラ (新潮文庫)タダイマトビラ (新潮文庫)感想
本作でぶち壊される既成概念は「親子愛」。子に対して湧いてでるような愛情がなく、仕事同然に子育てする母親に育てられ、それを当たり前で都合が良いことと思おうとする娘。娘が母を形容する言葉にさりげなく嫌悪がにじみでているところが恐ろしい。そして、そこ渇望をカゾクヨナニーという発明で処理するのである。結末にはポカンとしてしまったが、これまた常人の視点では描けないような常識離れした作品だった。
愛情があって当然という常識のせいで、必要以上に苦しんでいる人もいるんだろうな、と思わされた。
読了日:01月16日 著者:村田 沙耶香
ザ・プラットフォーム IT企業はなぜ世界を変えるのか? (NHK出版新書)ザ・プラットフォーム IT企業はなぜ世界を変えるのか? (NHK出版新書)感想
こういう本はすぐ古くなってしまうにしても、もっと未来の話や知られざる事実を書いてほしかった。GoogleとAppleの理念の比較は面白かった。
読了日:01月16日 著者:尾原 和啓
日の名残り (ハヤカワepi文庫)日の名残り (ハヤカワepi文庫)感想
ジョークを言うのが苦手で、くそ真面目だけどとても優秀な由緒正しい執事さんが、ちょっとした旅をして、ちょっとしたことを思い出したりして、昔馴染みに会うだけの話なのに、凄く面白い。上品で謙虚な語り口がユーモラスで美しい。もうホントに鈍感なんだから!ラストも素敵。
読了日:01月07日 著者:カズオ イシグロ
成功するシステム開発は裁判に学べ!  ~契約・要件定義・検収・下請け・著作権・情報漏えいで失敗しないためのハンドブック成功するシステム開発は裁判に学べ! ~契約・要件定義・検収・下請け・著作権・情報漏えいで失敗しないためのハンドブック感想
内容は薄めだが、読みやすく、参考になるところもある。法務担当ではなく現場担当者向けとしては良いかも。
読了日:01月04日 著者:細川 義洋

読書メーター

2018鑑賞旧作映画ベスト20

January 05 [Sat], 2019, 17:22
自宅鑑賞は114本から選出。

1位:イカロス

ドーピング検査ってざるじゃないの?
という疑問から、軽めのノリで自らを実験台にしてスタートしたドキュメンタリーだが、
途中から想像を絶するヤバい展開になっていく。
プーチンを敵に回し、下手したら監督も消されるレベル。
音楽や映像などの演出面もバッチリ決まっていてかっこ良いし、
手に汗を握りながら一息で見れる。凄すぎる最上級のドキュメンタリー。


2位:50回目のファースト・キス(米国版)

こんなに切ない話なのに、本気で笑わそうとしてくるふざけ心が素晴らしい。
変なやつばっかり出てくるが、大体イイヤツ。
あの手この手で出会いを演出する卵形プレイボーイの
アダムサンドラーがだんだんカッコよく見えてくる。
ドリューもとってもキュートだし、セイウチの演技もすげえ。
ゲラゲラ笑えるのにとてもええ話!という妙なバランスの珠玉のラブコメ。
日本版よりこっちが断然オススメ!

3位:スイス・アーミー・マン

死体は友達、怖くない。
人間臭い死体ラドクリフの便利さに抱腹絶倒!
こんな映画見たことない!!
タイトルが出るまでの五分くらいで完結しても問題ないくらいの
最高の始まりかただけど、その後もちゃんと面白い。
おならとチンコで笑える人には文句ナシにオススメ!

4位:マダム・イン・ニューヨーク
5位:鴛鴦歌合戦
6位:帰ってきたヒトラー
7位:海底47m
8位:弁護人
9位:おとなの恋の測り方
10位:ドローン・オブ・ウォー
11位 ドリーム
12位 女神の見えざる手
13位 ロック・オブ・エイジズ
14位 フレイルティー/妄執
15位 ザ・ハリケーン
16位 華麗なるリベンジ
17位 オフェンダー ?コソ泥珍道中?
18位 新感染 ファイナル・エクスプレス
19位 ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり
20位 ストップ・メイキング・センス

●次点
亜人
わたしは、ダニエル・ブレイク
訴訟
暗くなるまで待って
バーフバリ 伝説誕生
マザー!
バックコーラスの歌姫たち
否定と肯定
カンフー・ヨガ
ゾンビ・サファリパーク
gifted/ギフテッド
コーチ・カーター
僕のワンダフル・ライフ
シャークネード
NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム
あゝ、荒野 前篇
KAMIKAZE TAXI
カーズ/クロスロード
デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2
ショッカー
ヒットマンズ・ボディガード
パトリオット・デイ


●良かった!
ノー・エスケープ 自由への国境
マンマ・ミーア!
幼な子われらに生まれ
セブン・シスターズ
散歩する侵略者
クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ
狂覗
LOGAN ローガン
ファイナル・デッドコースター
プリティ・リーグ
ドライビング Miss デイジー
バーフバリ 王の凱旋
ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
50年後のボクたちは
雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
帝一の國
20センチュリー・ウーマン
打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?
人斬り与太 狂犬三兄弟
ミックス。
ガーディアンズ
サニー/32
ジーパーズ・クリーパーズ
ヤバい経済学
アキラ AKIRA
ビッグ
北陸代理戦争
裁き
HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY
ぼくは明日、昨日のきみとデートする
ショート・サーキット
パターソン
ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者
あゝ、荒野 後篇
キアヌ
ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣

●イマイチ
愛のむきだし
暗黒女子
アスファルト

ザ・エージェント
バリー・シール/アメリカをはめた男
この世に私の居場所なんてない
ロスト・ボディ
パワーレンジャー
プレイタイム
メン・イン・キャット
PARKS パークス
クロコダイル・ダンディー
ドーン・オブ・ザ・デッド
ビジランテ
マイティ・ソー バトルロイヤル
グレイヴ・エンカウンターズ
南瓜とマヨネーズ
おとなの事情
ReLIFE
メン・イン・ブラック
グッド・タイム
50回目のファーストキス(日本版)

●う〜ん…
奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール
アブノーマル・ウォッチャー
アメリカン・スリープオーバー
シンクロナイズドモンスター
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章
夜明け告げるルーのうた
リバーズエッジ
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(アニメ版)
ユリゴコロ
ムーンライト
アナイアレイション -全滅領域-
ベイビー・ブラッド
モーテル


以上!

2018映画ベスト20

January 05 [Sat], 2019, 16:35
毎年恒例、2018年に日本で公開された映画で良かったものを紹介してまいります。
映画館で観たもの52本、家でDVDなどでみたもの11本、計63本の中から選出しております。

感想の方は、filmarks に書いているので、そこからの抜粋。


1位:カメラを止めるな!

今年はカメラを止めるな!の年だったと言っても過言ではないでしょう。
前評判が高すぎて斜に構えて見たが、とんでもなく面白かった!
素晴らしい映画は最初から面白いという俺の固定概念を打ち破った!
何も予備知識入れずに行って良かった。あらすじすら見ない方が良い。
もう一回観たい!


2位:リメンバー・ミー

あんまり期待していなかったが、こちらも素晴らしかった。衰えないピクサー恐るべし!
死んだらどうなるっていう死生観っていうのは人によって国によってバラバラで、
宗教的な考えとかも絡んでくるから普遍的な物語にするのはかなり難しいと思うんだけど、
全く違和感なく説得力のあるファンタジーとして仕上がっていた。

終わったあと、墓参りとか死者を悼む気持ちとかが自然に沸いてきて、
まさに心が洗われるような気持ちになった。これは宗教を超えた完璧な道徳映画。


3位:犬ヶ島

なんなんだこの底抜けのセンスは!?
退屈なシーンがひとつもなく、情報過多。
シリアスなストーリーなのに、シュールかつナチュラルな小ボケがこれでもかと詰め込まれている。
結末はちょっとチョロ過ぎる気もするが、終始楽しくて可愛い唯一無二の作品。
キツネちゃんにも負けない面白さ!


4位:犬猿

兄弟姉妹の喧嘩や嫉妬の話で、基本的にはコメディテイストなんだが、
誰かに感情移入するとなかなか複雑な感情にさせられる。

兄弟姉妹がいない人であっても本作に出てくる四人の人物は、
それぞれありがちなコンプレックスを持っていて、多くの人は
誰かしらのどこかしらには感情移入できるんじゃないかと思う。
派手な話ではないが、すべてのシーンがヒリヒリしていて面白い。
家族だからこそできる本音全開の喧嘩が最高。


5位:ワンダー 君は太陽

外見による偏見を描いている。
彼は優しい大人に見守られていたって、同年代の普通の連中とは
比べ物にならないぐらいの苦難を乗り越えていかねばならない。

でも、手のかからないお姉ちゃんだって人知れず悩んでて、
そこに丁寧にスポットを当てているところがとても良い。

同級生の距離の取り方や距離のつめかたもとても自然。
「普通じゃない」人に直面したときの正しい振る舞いをみんなが知っていて体現できるはずもない。
本当に人の中身が見えたら、「普通じゃない」人だらけなのに。
優しすぎるくらい優しい物語に心が洗われた。


6位:タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜
いい稼ぎになるからという理由で横取りしたタクシーの客の行き先は、地獄だった…。
彼が目にし、体験するのは理不尽すぎる暴力。なぜこんなことを?という問いかけには誰も答えてくれない。
自らの心に従い覚醒する運ちゃんと、命がけのジャーナリストの戦いに心が震える。
序盤はコメディとして楽しいし、クライマックスでは、
いかにもエンタメ映画なカーアクションもあったりする欲張りな作品。


7位:スリー・ビルボード
警察を煽るような広告を出したミルドレッドさんは、サスペンス映画の主人公というポジションではない。
明らかに「正しくない」であろう行動もいっぱいする。
敵役であるディクソンもシンプルなくそ野郎ではなく人間らしさを見せる。
そんな人物たちが絡み合い、色んな感情が生まれていくのである。
その表現の仕方が繊細で色々なところでグッとさせられる。

8位:レディ・プレイヤー1
原作は正直あんまり面白くなかったけど、スピルバーグが監督するなら
絶対面白くなるだろうな、という予想は正しかった!
原作の面白いところだけ抜き出して、自分の好きなようにアレンジしてらっしゃる。流石。
楽しすぎるスピルバーグの集大成的な作品。こんなの撮れて良かったね!

9位:バッド・ジーニアス 危険な天才たち
学生のカンニングでここまでハラハラドキドキできるとは!
時に大袈裟に感じる音楽、カメラワーク等の演出が際立っている。
短い映画ではないが、まったく時間が気になることなく終わった。
あの追跡者の恐ろしさときたら、本当に命を取られそうな緊迫感である。

10位:ジオストーム
めっちゃ面白かった。
どういう理屈か分からないが、自然災害をコンピューターで制御してて、
それをウイルスに感染させて悪用すると自由自在に天変地異起こせたりするけど、
再起動すれば直るらしいとかワケわかんないんだけど、そんなことはいいんだ。
むしろそんな大味さが気持ちよい!
災害シーンも大迫力だったし、宇宙も負けずに大変だったし、
カーチェイスもいかしてたし、兄弟愛も良かった。見所たくさんの大味ムービー!!

11位:グレイテスト・ショーマン
12位:シェイプ・オブ・ウォーター
13位:万引き家族
14位:へレディタリー/継承
15位:ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ
16位:シュガー・ラッシュ:オンライン
17位:響 -HIBIKI-
18位:ブリグズビー・ベア
19位:孤狼の血
20位:ボヘミアン・ラプソディ

次点:
ザ・プレデター
search/サーチ
レッド・スパロー

その他の作品は以下の通り。

●良かった!
RAW〜少女のめざめ〜
去年の冬、きみと別れ
ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
羊の木
オーシャンズ8
ジュラシック・ワールド 炎の王国
エイリアン:コヴェナント
キングスマン:ゴールデン・サークル
A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー


●悪くなかった!
MEG ザ・モンスター
空飛ぶタイヤ
友罪
トレイン・ミッション
ちはやふる ー結びー
ヴェノム
ルイの9番目の人生
インクレディブル・ファミリー
悪女/AKUJO
ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
ハッピーエンド
ぼくの名前はズッキーニ
来る
15時17分、パリ行き
プーとおとなになった僕
ミスミソウ
ハード・コア
志乃ちゃんは自分の名前が言えない
暁に祈れ
君の名前で僕を呼んで
殺人者の記憶法
ブリムストーン
検察側の罪人

●う〜ん
クワイエット・プレイス
アナと雪の女王/家族の思い出
坂道のアポロン
未来のミライ
イット・カムズ・アット・ナイト
愛しのアイリーン
グリンチ


以上!

2017年読書のまとめ

January 07 [Sun], 2018, 12:07
2017年の読書まとめ。
今年は行政書士試験の勉強をしていたので、読書は大分減った。
参考書もいくつか混ざってるし。
去年112冊なので半分以下。

特に印象に残っているのは、以下4冊。

騙されてたまるか 調査報道の裏側/清水 潔
凶悪―ある死刑囚の告発/「新潮45」編集部
人体 失敗の進化史/遠藤秀紀
代償/伊岡 瞬 (何故か下のまとめに反映されていないが、小説ではダントツに面白かった)


2017年の読書メーター
読んだ本の数:60
読んだページ数:18584
ナイス数:369

伊藤真の民事訴訟法入門 第5版: 講義再現版伊藤真の民事訴訟法入門 第5版: 講義再現版
読了日:12月15日 著者:伊藤 真
司法記者 (講談社文庫)司法記者 (講談社文庫)感想
検察を中心に、殺人事件と汚職事件の二つの事件が、時間を前後させながら描かれる。二つの事件の関連性が徐々にあきらかになり、真相が立体的に浮かび上がっていく。後半になるとバラバラの時間軸なのに、ストーリーとしては直線になっていくところが気持ち良い。検察の横暴がひとつのテーマになっているが、著者は経験者のようなので、ただのフィクションではないかもしれない、というところもまた興味深い。
読了日:12月09日 著者:由良秀之
論より詭弁 反論理的思考のすすめ (光文社新書)論より詭弁 反論理的思考のすすめ (光文社新書)感想
「発言する人間性と意見の中身は切り離して考えるのが論理的であり、人格攻撃は非論理的であり、論点のすり替えなんてもっての他である」
という考え方にノーを突きつける。公平公正の議論なんてあり得ない。説得力と論理性は別問題。結局、自分と違う意見は詭弁なのであって、論理的に相手を説得しようとすることは非合理的。テクニックと皮肉とユーモアに満ちた、楽しい修辞学の本。
読了日:12月02日 著者:香西 秀信
瑠璃の雫 (角川文庫)瑠璃の雫 (角川文庫)感想
子供の誘拐や殺人の話のせいか、暗い。母子家庭で母がアルコール依存症で、弟も憎たらしいってのはキツイ。その上、三部構成で焦点がぼやけ、必要以上に引っ張っている感じがするし、事件にも臨場感はない。文章も固い。あまり読み進める手が進まなかった。

読了日:12月02日 著者:伊岡 瞬
黒い夏 (扶桑社ミステリー)黒い夏 (扶桑社ミステリー)感想
冒頭の殺戮シーンがなければただの小悪党にしか見えないレイを中心とした、ある町の人々の日常が丁寧に描かれる。
レイがいつ何をしでかすかと怯えながらぐんぐん読み進めていっても割と普通に生活していて、恋をして、プライドを傷つけられても、すぐにプッツンしなさそうだと安心していたら突如…!降って湧いたような天災のような暴力。抗うのは至難の技。
怒濤の後半は一気読み。
ケッチャム作品のなかではマトモな方?
読了日:08月11日 著者:ジャック ケッチャム
常識として知っておきたい日本の三大宗教―神道・儒教・日本仏教 (KAWADE夢文庫)常識として知っておきたい日本の三大宗教―神道・儒教・日本仏教 (KAWADE夢文庫)
読了日:08月05日 著者:
いつだってマンガが人生の教科書だったいつだってマンガが人生の教科書だった感想
漫画のイラストもなく、セリフも直接的に引用してるものばかりではなく、結局自分のセリフが言いたいだけ。他の千田本と比べてもパンチがない。
読了日:08月03日 著者:千田 琢哉
ニュースの“なぜ?"は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問 (SB新書)ニュースの“なぜ?"は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問 (SB新書)
読了日:08月02日 著者:茂木 誠
1日で学び直す哲学 常識を打ち破る思考力をつける (光文社新書)1日で学び直す哲学 常識を打ち破る思考力をつける (光文社新書)感想
一日で学べるような薄い内容ではなかった。メモ:鶏の卵が存在するためには鶏という種が先に存在していなければならない/人間は死を意識し理解し始めることで人間となった/腐敗物や死体がおぞましいのは、それが、生命の基礎にある物質性に私たちを直面させるから/空間に時間を読み込むからこそ、人間には三次元の空間が開ける/私たちの生は死へと向かい、死において完結し完成する
読了日:07月18日 著者:甲田 純生
知っておきたい世界七大宗教 (角川ソフィア文庫)知っておきたい世界七大宗教 (角川ソフィア文庫)感想
神道楽チン!多神教は寛容でいいけど、日本人は宗教観がテキトーすぎて他の宗教の人を怒らせかねないので、しっかり学ぶべき。
読了日:07月15日 著者:武光 誠
疫病神 (新潮文庫)疫病神 (新潮文庫)感想
地の文は読みにくいが、肝の座った切れ者の堅気と自由気ままな強欲やくざさん二人の関西弁の漫才のような会話が楽しい。しかし、長い。後半になると話が複雑になりすぎて、だんだん乗れなくなってしまった。図がでてくるけど、それみてもよくわからないレベル。
読了日:07月14日 著者:黒川 博行
人体 失敗の進化史 (光文社新書)人体 失敗の進化史 (光文社新書)感想
ナメクジウオから強引な設計変更を繰り返し、巨大な脳をもった二足歩行の怪物(失敗作)が誕生するまでの五億年超のストーリー。解剖大好き著者の熱く、独特かつ乱暴な語り口が魅力的で難しい話も楽しんで読める。
女性が男性と同じように働いたり、そもそもオフィスワークなんて設計段階では組み込まれていなかったんで、そりゃあ無理も生じる。数百年ぽっちじゃ進化もできないけど、我々には肉体的進化を超える叡智がある!
しかし、今をいきる自分のなんとちっぽけなことよ。
読了日:07月11日 著者:遠藤 秀紀
ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)感想
社会人野球ってあんまり馴染みはないけど、部活ではなく、仕事としてやっていたのか。やっぱそう考えると費用対効果もみえにくく、業績悪いときに切らざるを得なくなるのは当然だよなーと笹井さん派で見てしまってい。こんなの余裕のある会社じゃなきゃ無理だよ。
企業の業績不審と、野球部廃部に関わる人々の思惑が入り乱れ、誰を主人公としてもおかしくない人間ドラマがとても面白かった。最後はちょっと調子よすぎたが、やっぱり笹井さんが主役だったんじゃないかな。
読了日:06月17日 著者:池井戸 潤
目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)
読了日:06月08日 著者:伊藤 亜紗
後悔病棟 (小学館文庫)後悔病棟 (小学館文庫)感想
あのときああすれば良かった。あんなことしなきゃ良かった。生きてればいろんな後悔があるもの。そんな後悔の残る選択のやり直しを死ぬ間際に体験できるというお話。結局なるようにしかならないし、そうなるべくしてなっているんだから、やり直したってしょうがないんだけど、自分の選んだ道の正しさが証明されるんなら、それは良いことだよなあ。
読了日:06月07日 著者:垣谷 美雨
ハリー・ポッターと炎のゴブレット 上下巻2冊セット (4)ハリー・ポッターと炎のゴブレット 上下巻2冊セット (4)感想
ハリー・ポッターの世界には悪役以外に嫌なやつが多くて結構読むのに体力使う。差別がひとつのテーマにあることも大きいんだろうけど。今回は暗い展開も続くし、読む手がなかなか進まない。
ストーリーも今まででいちばん面白くなかった。ダンブルドアさん、脇が甘いよ…。
終盤では一気に展開して次が気になる終わり方。いよいよ本格的に戦争だ!
読了日:06月01日 著者:J.K.ローリング
海外ドラマはたった350の単語でできている海外ドラマはたった350の単語でできている感想
これなら楽しくできそうな気がする。暇になったらやりたい(やらないんだろうな…)。
読了日:05月05日 著者:Cozy
伊藤真の民法入門 第5版伊藤真の民法入門 第5版
読了日:05月05日 著者:伊藤 真
国家試験受験のためのよくわかる行政法国家試験受験のためのよくわかる行政法
読了日:05月05日 著者:神余 博史
おカネの教室(後編)おカネの教室(後編)感想
子供に読ませるにはちょっとシビアかな?と思うくらい踏み込んだ授業。毎回の宿題の結果が気になってどんどん読み進めてしまう。ストーリーも良かったし、素敵な教室だった。
読了日:05月02日 著者:高井浩章
パプリカ (新潮文庫)パプリカ (新潮文庫)感想
派閥争いを中心としたサスペンス風味の前半はとても面白い。精神科医の専門的な話と夢に入り込むマシンの説明も説得力あって、設定も超緻密。しかし、後半は夢の描写全開で訳がわからなくて、だんだんどうでもよくなってくる。後半は、常人の頭ではうまく映像が想像できないだけに、アニメ向きだったんだな。
読了日:04月21日 著者:筒井 康隆
ビットコイン解説本ビットコイン解説本
読了日:04月17日 著者:足立 明穂
ヒポクラテスの誓いヒポクラテスの誓い感想
天才的解剖医が、死体に宿るメッセージ(死因)を解剖により明らかにするという法医学ミステリー。臭いまで伝わってきそうな解剖描写も見所だが、もっともドラマチックなのは遺族から解剖の了承をとるくだり。遺族感情を突破して真実を追求するのは大変。七里さんにしてはオーソドックスな構成で、テンポも良いし、分かりやすいし、キャラクターもドラマ映えしそうだし、ドラマ化見据えて作ったのかも?
読了日:04月09日 著者:中山七里
凶悪―ある死刑囚の告発 (新潮文庫)凶悪―ある死刑囚の告発 (新潮文庫)感想
実際に殺されている人がいるので不謹慎かもしれないが、凄く面白い!!と、言えちゃうくらい現実感がない。死刑囚が闇に葬られた事件を暴露し、その回想を入れながらも、現実でその証拠を追っていくという構成が、まさに小説的。穏やかにはなっていても到底改心したように見えないぶっこみの『後藤』と、つかみどころのない黒幕『先生』という二人の悪役も際立っている。でも文庫版で加えられた最終章がなかったら物足りなかったかも。牛丼屋で店員を土下座させるようなやつは、平気で人を殺させるやつかもしれない…。
読了日:04月01日 著者:
ネット世論が日本を滅ぼす (ベスト新書)ネット世論が日本を滅ぼす (ベスト新書)感想
頭がコチコチになっているネット右翼左翼やそれに近い人たちので発言・論争・デモ等について、一歩引いた視点で、論理的にその不毛さを述べるところは、本当にその通りだなーと思う。でも、この著者が本当に書きたいことは大衆コントロールとアメリカのジャパンハンドラーズの話のようで、それにより論点がちょいちょいズレて長くなりがち。それはそれで面白いけど。
読了日:03月31日 著者:中田 安彦
人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 (文春新書)人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 (文春新書)感想
面白い!以下要約。2045年に到来すると言われるシンギュラリティで起こることとは?事務労働には雇用破壊が発生するが、すべてを機械任せにすることができない程度にしかAIは発展しない。AIと人間には生命の壁があり、人間と同じような感覚は持てない。しかし、創造性を要しない仕事は機械に奪われ、資本家階級がすべてを手にする。需要は不足し、資本主義の終焉し、ベーシックインカムの時代になる。役立つことが人間の価値のすべてであるのなら、ほとんどの人間はいずれ存在価値を失う。有用性の権威は地に落ちて、至高性が蘇る。
読了日:03月28日 著者:井上 智洋
いつか、虹の向こうへ (角川文庫)いつか、虹の向こうへ (角川文庫)
読了日:03月20日 著者:伊岡 瞬
基本行政法 第2版基本行政法 第2版感想
お勉強用。事例が豊富で読みやすかった。これで基本なの?ってくらいには詳細で複雑な部分まで踏み込んでる。
読了日:03月15日 著者:中原 茂樹
ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何かザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
読了日:02月28日 著者:エリヤフ・ゴールドラット
罪火罪火感想
構成が巧く、読ませる。前半の身勝手な主人公の思考回路は非常に面白い。それだけに、主人公は最後までとことん悪どいぐらいのほうが良かったんじゃないかな。
読了日:02月18日 著者:大門 剛明
封印されたアダルトビデオ封印されたアダルトビデオ感想
海外の宗教の祭典に潜り込み、磔になってどMが歓喜するくだりとか、常識を超えた笑いと感動がここにはある。身分証偽造未成年の罠、墓でのSMからの祟り、児童ポルノのチキンレース…そして立ちはだかる数々の良識の壁。流石にバッキー事件レベルは絶対に許しちゃいけない最低最悪の犯罪だが、18禁だからこそできる「表現」への挑戦は、批判・発禁に負けずどんどんやっていってほしい。
読了日:02月11日 著者:井川 楊枝
烏金 (光文社時代小説文庫)烏金 (光文社時代小説文庫)感想
西條奈加さん三作目。賢く金貸しする前半から後半は復讐やらなんやらで荒れてくるのかと思いきや、割とシンプルにいい話だった。スマートにまとまっている分、盛り上りに欠けた。
読了日:02月04日 著者:西條 奈加
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)感想
人工知能が自身よりも賢い人工知能を作れるようになった瞬間から無限に知能の高い存在が出現するという技術的特異点(シンギュラリティ)は、2045年になるらしい。そこでカギとなるのは、「データの中のどこに注目するか(特徴量をつかむ)」という人間にしかできないはずだったことをコンピューターが学べるようになる、ディープラーニングである。特異点から先は何が起こるかわからない。楽しみでもあり恐ろしくもある。実現まで死ねない!
読了日:01月08日 著者:松尾 豊
騙されてたまるか 調査報道の裏側 (新潮新書)騙されてたまるか 調査報道の裏側 (新潮新書)感想
被害者を貶める報道がされた桶川ストーカー事件、冤罪を生んだ足利事件の真実を暴いた調査報道。馴れ合いの公式発表だけをソースにして記事を書く方が簡単でリスクも低いが、「生産性の低い」調査報道の社会的意義は非常に高い。芸能人のしょうもないスクープは社会的意義はなくても、生産性が高いんだろうな。
読了日:01月06日 著者:清水 潔
伝わっているか?伝わっているか?感想
アイデアがでなくて行き詰まっている人向け。可愛いイルカが楽しく教えてくれる。ただ、景品表示法的にグレーな宣伝方法も紹介されているので注意が必要。
読了日:01月04日 著者:小西利行
白洲次郎 占領を背負った男 下 (講談社文庫)白洲次郎 占領を背負った男 下 (講談社文庫)感想
上巻で憲法ができあがったので、下巻の前半は復興のための国内の政治・経済(電力)の話がメイン。アメリカとの憲法にまつわる対決以上にエキサイティングな話はもうないかと思いきや、安保条約の話が残っていた。もともと吉田らは安全保障してもらいたいなんて思ってなくて、占領状態の回復こそが至上の命題だったとのこと。
読了日:01月03日 著者:北 康利

読書メーター

2017映画ベスト20

January 07 [Sun], 2018, 11:12
毎年恒例、2017年に日本で公開された映画で良かったものを紹介してまいります。
映画館で観たもの47本、家でDVDなどでみたもの16本、計63本の中から選出しております。
2016年までは、映画館で鑑賞したものに絞っていたのですが、あまりその意味もないので2017年の新作という括りに変更しました。

2017年は試験勉強などもしていた割には、そこそこ観ていますね。
感想の方は、filmarks に書いているので、そこからの抜粋。

1位:WE ARE X

特にファンだったわけでもないが、X JAPANよりすげえバンドってこの世に存在するの?って気持ちになった。
エピソードには事欠かないし、見映えもするとは言え、バンドものドキュメンタリーの中でもトップクラスの面白さ。よくこんなにコンパクトかつドラマチックにまとめたものだ。
ToshIとYOSHIKIが仲良く喋ってるだけで泣けてくる。

2位:チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話

オープニングからイケてないし、酷いタイトルは大画面で見ると更に酷い。
でも、いつの間に時間を忘れて食い入るように画面を見つめていた。
トップを目指すだけの説得力のあるお話運びも丁寧で、スポコンムービーとしても申し分なし。

3位:アシュラ

全員悪人、プッツンバトル!
血で血を洗う激しい大乱闘にはゾクゾクした。

4位:トリプルX:再起動

無敵の人達がニヤニヤしながら悪い人たちを楽しくぶっ殺しまくるだけの素敵なお話。
癖になるような豪快さで、あっという間に終わってしまった。
こういう映画を定期的に摂取しておきたい。

5位:スウィート17モンスター

こじらせてひねくれて口の悪い頑固な少女、ネイディーンのキャラクターが絶妙。
どうにも嫌いになれないどころか、父親のような気分で、応援せずにいられない。


6位:お嬢さん
エロと下ネタ満載な上、三部構成の緻密な脚本により、長さをまったく感じなかった。
とにかく面白い大人のサスペンス。ほどよく力が抜けているのでシリアスになりすぎないところも良い。。

7位:ゲット・アウト
白人の彼女の家族とその周辺の人々のなんとも言えない不自然さが絶妙。
単純な差別的感情とも違う異様さがプンプン漂い、得体の知れない恐怖を煽る。
すべてのシーンに意味がある質の高い作品。もう一度見たくなる。

8位:メッセージ
SFかと思いきや、パーソナルで哲学的なお話。
いろんな表現が新鮮で次はどうなるのか、アドベンチャー感があってワクワクする。
訳の分からないパーツを使いながらも理屈を使って感情に働きかけてくる知的素敵映画。

9位:勝手にふるえてろ
巧く映像化のハンデを逆手にとった素晴らしい演出。
それに加え、松岡茉優の魅力が大爆発。
観ているこちらを笑わせたり、ムカつかせたり、心配させたり、もう放っておけない。

10位:ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
マクドナルドのフランチャイズ化で金儲けしようとする男と、創業者の兄弟のやり取りが見もの。
兄弟が元祖マクドナルドを作った話も大変興味深かった。

11位:ドラゴン×マッハ!
12位:スノーデン
13位:ザ・コンサルタント
14位:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
15位:パッセンジャー
16位:スケア・キャンペーン
17位:サバイバルファミリー
18位:彼女がその名を知らない鳥たち
19位:ジェーン・ドウの解剖
20位:ファウンド

次点:
ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走
ディストピア パンドラの少女
夜は短し歩けよ乙女


その他の作品は以下の通り。

●良かった!
怪物はささやく
スプリット
SING/シング
ナイスガイズ!
ダークレイン
ハードコア
レゴバットマン ザ・ムービー
エンド・オブ・トンネル
インビジブル・ゲスト 悪魔の証明
KUBO/クボ 二本の弦の秘密
バイバイマン
ライフ
22年目の告白 私が殺人犯です
沈黙ーサイレンスー
潜入者
ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
アウトレイジ 最終章
ダンケルク
ベイビー・ドライバー
皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ
怪盗グルーのミニオン大脱走-
LION ライオン 25年目のただいま
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
T2 トレインスポッティング
モアナと伝説の海

●今一歩
14の夜
三度目の殺人
エル ELLE
東京喰種 トーキョーグール
アイム・ノット・シリアルキラー
ラ・ラ・ランド
美女と野獣
ひるね姫〜知らないワタシの物語〜
トゥー・ラビッツ
LUCK-KEY/ラッキー
全員死刑
美しい星
愚行録
マグニフィセント・セブン
グリーンルーム


ちなみに2017年初鑑賞の旧作は以下の通り。
旧作といっても2016年以前のものなので新しめの作品が多い。
今年はネットフリックス作品も何本か入っています。

1位:ソウル・サーファー


2位:PK
3位:思いやりのススメ(ネトフリ)
4位:明日、君がいない
5位:アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場
6位:暴走パニック 大激突
7位:ゾンビーワールドへようこそ
8位:バッドママ(ネトフリ)
9位:マザーハウス 恐怖の使者
10位:ネイバーズ2
11位:ケンとカズ
12位:リトル・ボーイ 小さなボクと戦争
13位:ジャッジ 裁かれる判事
14位:オクジャ okja(ネトフリ)
15位:ステイ
16位:コウノトリ大作戦!
17位:ネイキッド(ネトフリ)
18位:ザ・ベビーシッター(ネトフリ)
19位:リトルデビル(ネトフリ)
20位:世界の果てまでヒャッハー!


○とても良かった!
スターダスト
これが私の人生設計
鬼はさまよう
クリミナル 2人の記憶を持つ男
スパイダー パニック!
聖の青春
後妻業の女
イップ・マン 継承
ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります
湯を沸かすほどの熱い愛
グランド・イリュージョン 見破られたトリック
ザ・ギフト
ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years
メガマインド
好きにならずにいられない

○良かった
映画「立候補」
トマホーク ガンマンvs食人族
歌声にのった少年
シークレット・サンシャイン
風が吹くとき
モンスターVSエイリアン
PAN ネバーランド、夢のはじまり
木屋町DARUMA
マイケル・ジャクソン THIS IS IT
ラウンダーズ
父を探して
この子の七つのお祝に
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
黒い暴動
ソング・オブ・ザ・シー 海のうた
TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ
ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ
HiGH&LOW THE MOVIE
ワン・デイ 23年のラブストーリー
デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム!
ロード・オブ・ドッグタウン
地獄に堕ちた野郎ども
GANTZ:O
セトウツミ
仮想通貨 ビットコイン(ネトフリ)
テキサスタワー(ネトフリ)
人生はビギナーズ
クローズZERO
DRAGON ドラゴン
デジモンアドベンチャー
きみに読む物語

○今一歩
キング・オブ・エジプト
ヒップスター
奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ
ドロメ 女子篇
仄暗い水の底から
BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント
ターザン:REBORN
ぼくのおじさん

○TOO BAD・・・
キネマ純情
ライチ☆光クラブ


以上

2016年読書のまとめ

January 30 [Mon], 2017, 14:34
遅ればせながら2016年の読書まとめ。

中山七里「連続殺人鬼 カエル男」、村田紗耶香「コンビニ人間」
の2作は、特に印象に残った面白い小説。
が新たに知った作家さんなので、今後も追っていきたい。

今年は月額読み放題のkindle unlimited も活用。
・ハリーポッターシリーズ
・夢をかなえるゾウ
・仕事は楽しいかね?
・世界から猫が消えたなら
なんかを読んだ。

マンガだと
・新井秀樹作品(「RIN」「キーチ!」「宮本から君へ」など)があるのが嬉しかった。


2016年の読書メーター読んだ本の数:112読んだページ数:31670ナイス数:742

映画にまつわるXについて (実業之日本社文庫)
映画にまつわるXについて (実業之日本社文庫)感想映画となると、生々しく人間を丸裸にしてしまう監督だが、文章はちょっとイメージが違った。繊細で正直で面白い文章を書くなー。最後に装丁と本文設計の話が書かれているが、私はこの本をKindleで読んでいたのでなんだか申し訳ない気持ちになった。読了日:12月17日 著者:西川 美和
白洲次郎 占領を背負った男 上 (講談社文庫)白洲次郎 占領を背負った男 上 (講談社文庫)感想戦後の日本国憲法作成をめぐる日本陣営とGHQの攻防戦が超ドラマチック!いくら食い下がっても、マッカーサー達の心を動かすことはできず、結果は完敗。まあ一般市民にとってはこれで良かったんだろうけど、当事者たちは悔しかっただろうなぁ。日本側の窓口となった主人公の白州次郎も、堂々と戦ったが、ボコボコにされた。下巻での大活躍に期待しよう。ノンフィクションと思えないほど人物がいきいきと描かれていて夢中になって読んでしまった。読了日:12月12日 著者:北 康利
国家試験受験のためのよくわかる民法国家試験受験のためのよくわかる民法読了日:12月10日 著者:神余 博史
黒冷水黒冷水感想心の底から憎みあう兄弟喧嘩物語。アサり、壊されれば、罠を張り晒す…という陰湿で小さな話だが、めっぽう面白い。カウンセリング受けて、心が清らかになっちゃうくだりがツボにはまった。チャゲアスオチで終わらなくて良かった。読了日:12月10日 著者:羽田 圭介
ナニワ金融道 ゼニのカラクリがわかるマルクス経済学 (講談社+α文庫)ナニワ金融道 ゼニのカラクリがわかるマルクス経済学 (講談社+α文庫)感想資本論を下地に資本主義の問題点をピックアップしてボロクソに叩いている。そりゃ理想通りにいけば共産主義のが良いけど、形にするのが資本主義よりよほど難しいし、腐敗もしやすいんじゃなかろうか。読了日:11月20日 著者:青木 雄二
コンビニ人間コンビニ人間感想正常な世界は異物を排除しようとする。異物といっても誰に迷惑をかけるわけでもなく、コンビニの店員を天職として、アルバイトを18年も勤勉に続けている30代独身処女のことである。自分では問題と思ってなくとも、正常な世界とずれることは何と生きにくい、面倒くさいことか。まあ白羽君のような憎たらしいやつは身近にいたら排除したくなるけど…。目の付け所が素晴らしく、線を引きたくなるような名言だらけであっという間に読了。しかし、社員化という選択肢はなぜないんだ?読了日:11月20日 著者:村田 沙耶香
元警察署長が教えるお巡りさんの上手な使い方元警察署長が教えるお巡りさんの上手な使い方感想お巡りさんだけでなく、警察組織の仕組みの分かる解説本。良書だとは思うが、身内ひいきが強い。反省すべきところ、正すべきところも書くべき。どの警察官も善良で親身に相談にのってくれるなんてのは、理想でしかない。読了日:11月15日 著者:石橋 吾朗
国会議員の仕事―職業としての政治 (中公新書)国会議員の仕事―職業としての政治 (中公新書)感想国会議員のお仕事っぷりが分かりやすくかかれていて面白いが、自民党と民主党の二人の作者の話が交互に書かれているので、今どっちの話をしてるか混乱しやすい。政権交代直後の時期の話だが、今振り替えって彼らが何を思うのか気になる。読了日:11月06日 著者:林 芳正,津村 啓介
実録!いかがわしい経験をしまくってみました実録!いかがわしい経験をしまくってみました読了日:10月09日 著者:藤山 六輝
ハリー・ポッターと賢者の石 (1)ハリー・ポッターと賢者の石 (1)感想Kindleアンリミテッドで遂にハリー・ポッターデビュー。魔法学校に入るまでがやや長く、じれったかったが、入学してからはぐんぐん面白くなり一気読み。二巻へ続く。読了日:10月09日 著者:J.K.ローリング
変身 (講談社文庫)変身 (講談社文庫)感想脳をサイコパスに侵略される。じわじわと物騒な人間になっていき、それを止められないもどかしさ、恐ろしさ。先が気になり一気読み。面白かった!読了日:10月07日 著者:東野 圭吾
立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術(ありがとう出版発行)立ち読みしなさい!~美しいほどシンプルな成功術(ありがとう出版発行)感想どこにでもある平凡な啓発本。変なカタカナ語を使って独自性を出そうとしているが、中身は薄い。読了日:10月07日 著者:苫米地 英人
夢をかなえるゾウ文庫版夢をかなえるゾウ文庫版感想舐めてたけど、多数の高名な成功者を育てたという関西ノリの自由な神、ガネーシャ言動が思いのほか魅力的ではまった。鶴瓶師匠の声で再生。よくある啓発本的なところもあったが、刺さるところも多かった。「人間は意識を変えることはできないから、決めたことを実行するためには環境を変えなきゃあかん」「世の中の凡人のほとんどは面倒臭がり」「やりたいことが分からないって言うてるやつのほとんどは何もやっとれへん奴」等読了日:09月06日 著者:水野敬也
ウェブサービス利用規約10のポイント: 会社を守りユーザーの信頼を高めるウェブサービス利用規約10のポイント: 会社を守りユーザーの信頼を高める読了日:09月06日 著者:藤井総
恐怖箱 崩怪 (竹書房文庫)恐怖箱 崩怪 (竹書房文庫)感想エピソード刻みすぎて、ある程度パターンが限定されてくるので後半は飽きてきてしまった。読了日:09月03日 著者:神沼 三平太
波のうえの魔術師 (文春文庫)波のうえの魔術師 (文春文庫)感想若者向け作品が多い印象の強い石田衣良の投資小説。自分も株をやるので話はわかるんだが、投資に興味のない人はまるでついてこないような内容に感じた。大金を動かしているわりには、緊張感がなく淡々としている。ドラマが弱すぎる。読了日:09月03日 著者:石田 衣良
企業不祥事の研究: 経営者の視点から不祥事を見る企業不祥事の研究: 経営者の視点から不祥事を見る読了日:08月13日 著者:井上 泉
世界から猫が消えたなら (小学館文庫)世界から猫が消えたなら (小学館文庫)感想文章や主人公の考え方が少し稚拙に感じるが、映画好きで、猫飼っていて、トイレ長くて、母親を亡くしていて、親父と疎遠な30代男性って俺か?ってとこで大分感情移入。母親、父親、猫とのエピソードは結構ぐっときてしまって、人間ドラマとしてはとても良かった。ただ、なにかを消すという設定は練り込みが甘く、何かを消したあとの変わった世界をほとんど描かないのは肩透かし。電話を消したあと、彼女と電話の話してたのは、悪魔が電話=携帯電話と勘違いしてたからなのかな?読了日:08月06日 著者:川村 元気
第2版 インターネット新時代の法律実務Q&A第2版 インターネット新時代の法律実務Q&A感想この手の本のなかでは、根拠(法令や判例)がしっかり書かれていて信頼性が高い。読了日:08月02日 著者:
キヤノン特許部隊 (光文社新書)キヤノン特許部隊 (光文社新書)感想クロスライセンスの交渉として使うための特許戦略とか、まったく縁遠い世界だったので興味深かった。ただ、もっと現場の息づかいや交渉の場面が分かるような描きかたを求めていたが、終始説明的だったのは残念。読了日:08月02日 著者:丸島 儀一
ゲームウォーズ(下) (SB文庫)ゲームウォーズ(下) (SB文庫)感想生身で敵のアジトに潜入したりするシーンはハラハラできて面白いが、ゲーム内でのバトルはなんでもありだし、敵も味方も身の安全が確保されているとただの茶番にしか見えない。全然燃えない。練り込まれた設定とギークな知識の物量は凄まじいが、ストーリーや文章に魅力がなく、稚拙。小説としてはイマイチ。読了日:07月13日 著者:アーネスト・クライン
出世するなら会社法 (光文社新書 524)出世するなら会社法 (光文社新書 524)読了日:07月11日 著者:佐藤孝幸
気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている (講談社文庫)気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている (講談社文庫)感想安定的なチェーン店も多いが、ここ数年で、王将、日高屋、かっぱ寿司は躍進。マック、すき家は凋落。チカラ飯は、ああ本当に一発屋だったなあ。だじゃれ混じりでややおっさんくさい語り口だが、チェーン飲食店トークのツボをおさえていて、とても楽しい。松屋と富士そばが入ってないのが惜しい!読了日:07月10日 著者:村瀬 秀信
元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術[改訂第3版]元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術[改訂第3版]読了日:07月07日 著者:吉田 利宏
かんたん解説!! 1時間でわかる 電力自由化 入門 (NextPublishing)かんたん解説!! 1時間でわかる 電力自由化 入門 (NextPublishing)読了日:06月11日 著者:江田 健二
マンガで民法判例がわかーる。<未完成版!>マンガで民法判例がわかーる。<未完成版!>読了日:06月05日 著者:シバキヨ
現代語訳 武士道 (ちくま新書)現代語訳 武士道 (ちくま新書)感想道徳の基盤としての宗教がないかわりに日本には自然発生的な侍階級の規範、武士道があった!もっと極端な精神論が展開されるのかと思いきや読んでみるとなかなか理知的な内容だった。感情的すぎて激しやすい性質であった日本人は、すぐ殺したり死に急いだりしちゃわないように、忍耐とか名誉とか勇気とかの意味をちゃんと理解して体現する必要があったんだな。読了日:06月05日 著者:新渡戸 稲造
さよならドビュッシー (宝島社文庫)さよならドビュッシー (宝島社文庫)感想どんでん返しがあるって言うことを知った上で読んだら、火事のタイミングで入れ替わっているってのは容易に想定できちゃう。とは言え後半はミステリーの真相が気になっているのに、ピアノの演奏描写が長々入るのがじれったい。全体的にテンポが悪めに感じた。読了日:06月04日 著者:中山 七里
天下無双の建築学入門 (ちくま新書)天下無双の建築学入門 (ちくま新書)感想自分の興味から遠い分野の本を読もうという試みで手に取った一冊。日本以外のドアは内開き、天井は住まいのフタ、床下と忍者の関係、防犯に役に立たない塀の格式、夢の中で安定しているのは建物や町並のみ…等々、いままで気にも留めていなかった物に、様々な歴史があることに気付き、ガッツリ食いついてしまった。著者の語り口が軽妙なこともあって、「建築の歴史は奥が深くて面白い!」と思えた。読了日:05月10日 著者:藤森 照信
竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫)竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫)感想寺田屋騒動、生麦事件と血生臭い事件が発生。脱藩した竜馬は、開国派の勝海舟を斬りに行くことに付き合い、なんとその足で勝への弟子入りを果たしてしまう。無礼なくせに、出会う人々にことごとく気に入られる竜馬の人間力は止められない。敵も味方もなく、他の誰にもできない「事をなす」ために邁進し、遂に軍艦塾長というポジションをつかむのであった。読了日:05月08日 著者:司馬 遼太郎
闇に香る嘘闇に香る嘘感想盲目でネガティブな主人公視点であり、中国残留孤児の兄を持つという設定のせいで雰囲気は暗いし固い。視覚表現はほぼないのが新鮮。物語における盲人は他の能力がやたら発達しているものだが、本作の主人公はそんなことのないか弱い障害者なので、簡単に騙されてしまう。そんな要素を存分に活かした秀逸なミステリー。最後まで暗くなくて良かった。読了日:05月05日 著者:下村 敦史
スーパーヒューマン誕生! ―人間はSFを超える (NHK出版新書 480)スーパーヒューマン誕生! ―人間はSFを超える (NHK出版新書 480)感想身体の傷害はもはや傷害足り得ない!SF作品の引用が多いのは楽しいが、驚きのある内容は少なかった。似たテーマだったら『魔法の世紀』のが断然上をいっている。読了日:05月02日 著者:稲見 昌彦
魔法の世紀魔法の世紀感想人間も物体である以上、コンピューター制御が可能である。デジタルの可能性は人間の能力を越えているが、越えても感知できないため制限されている。その可能性は我々の想像ができることを、当然に越えている。読了日:04月09日 著者:落合陽一
ケネディ―「神話」と実像 (中公新書)ケネディ―「神話」と実像 (中公新書)感想病弱ながら、財力、演説力、演説力と、綺麗事だけでない平和思想で多くの人を魅了したケネディの功績が書かれている。ちょっと文章が固苦しい。読了日:04月06日 著者:土田 宏
異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養感想自分はあまり外国人と仕事をすることがないが、それでもこの本は皆に広めたい。文化と言わずともコミュニケーションにおいていかにその人のバックグラウンドを理解することが重要かがわかる。自分達の常識は決して善ではないし、悪でもない。この本で示される8つの要素について、自分やチームがどのようなスタンスをとっているかを明示しておくことで、多くの食い違いを予防できそうである。そしていかに自分が外国人をステレオタイプで見てたか思い知らされた。読了日:04月05日 著者:エリン・メイヤー
会社の値段 (ちくま新書)会社の値段 (ちくま新書)感想M&Aとは?企業価値とは?っていうややこしい話の本質が、分かりやすく書かれている良書。読了日:04月05日 著者:森生 明
折れた竜骨 下 (創元推理文庫)折れた竜骨 下 (創元推理文庫)感想二冊でも足りないくらいにスケール感はあったものの無駄なくきっちりまとめてくれた。臨場感のある戦争シーンは、ミステリーであることを一時忘れるほど。あり得ないけどあり得ないと言うべきでない密室トリックの破り方にも驚いた。意思に関係なく殺人をおかしてしまうことによる動機の不在が、話をつまらなくしてしまいそうだったが、それを逆手にとるかのようなクライマックスと、二段構えの結末。上巻の序盤はとっつきにくかったが、下巻は文句なしに面白かった!読了日:03月10日 著者:米澤 穂信
「うつ」かもしれない 死に至る病とどう闘うか (光文社新書)「うつ」かもしれない 死に至る病とどう闘うか (光文社新書)感想自殺者のほとんどが精神疾患、その多くがうつ病に罹っているが、そう認識されないことがほとんど。身体の病気と間違えず適切に治療すれば回復したかもしれない。だから、うつをちゃんと理解しておくことは自分や身近な人の命を救うことになるかもしれない。以下引用。私的な用事は回復のためのステップであり楽しめるものではない/自律神経失調症という病名は存在しない/自殺する人は必ず自殺したいという意思を発しているもの/自殺者の半数以上は自殺一ヶ月前に精神科以外の医療機関を受診していたという報告がある読了日:03月04日 著者:磯部 潮
折れた竜骨 上 (創元推理文庫)折れた竜骨 上 (創元推理文庫)感想卑劣な術により、奇怪な死を迎えた父親。上巻では登場人物紹介を終え、犯人探しが始まったばかりといった感じ。迫り来る脅威が暗示され、続きが気になる。ファンタジーだから何でもあり?いやいや、理性と理論は魔術をも打ち破るはずだ。読了日:03月03日 著者:米澤 穂信
ビジネスパーソンのための契約の教科書 (文春新書 834)ビジネスパーソンのための契約の教科書 (文春新書 834)感想契約書入門以外の話が、読み物としても非常に面白かった。日本人は悪意がないことを確かめるために問い合わせるというのは、かなりあるあるだ。契約に関しては、シビアに危機意識を持って取り組まないといかんね。読了日:03月02日 著者:福井 健策
スタート!スタート!感想監督は、深作欣二を思い浮かべながら読んだ。『災厄の季節』を今映画化するなら園子温くらいしか適任者はいないかな。コテコテなキャラクターがおりなす映画作りの物語が楽しく、サクッと一気に読めた。ミステリー要素はそれなり。もっとボリュームがあっても良かった。読了日:02月14日 著者:中山 七里
夜は一緒に散歩しよ(MF文庫ダ・ヴィンチ)夜は一緒に散歩しよ(MF文庫ダ・ヴィンチ)感想なかなかゾクゾクできるホラー小説。子供の配役と青い顔の女の絵のクオリティ次第では相当怖い映像化も期待したくなる。後半の展開はとってつけた感じがしたが、前半の得たいの知れない何かが子供に宿っちゃってるくだりはかなり恐ろし面白かった。もう少しコンパクトにまとまっていれば良かった。読了日:02月13日 著者:黒史郎
ニュースのニュースの"なぜ?"は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問 (SB新書)感想池上本とはるくらいの読みやすさ、面白さ。読了日:02月12日 著者:茂木 誠
ヒートアップヒートアップ感想物語の導入から、麻取とヤクザがコンビを組んで犯人探しするところの流れはワクワクして一気読み。だが、後半の潜入のくだりから脱出がだらだらと長く、話の面白さにブレーキをかけてしまっていた。ヒートってタイトルは、そういう意味もあったんだねってのは感心したが、取ってつけたような犯人は嬉しくない。読了日:02月06日 著者:中山 七里
鐵丸先生のこんな法務じゃ会社がつぶれる―最新ビジネスロー問題を5分で解決 (鐵丸先生の“明快答”で、どんな法務トラブルも一発解決!)鐵丸先生のこんな法務じゃ会社がつぶれる―最新ビジネスロー問題を5分で解決 (鐵丸先生の“明快答”で、どんな法務トラブルも一発解決!)感想仕事をしているうえで身近にありそうな事例を易しく解説。読みやすい。「行政指導はあくまで指導であって従うべき義務などそもそもない」「原価割れの販売は不当廉売に該当する可能性が高い」「アメリカの判決が日本で無条件に承認・執行されると考えるのは大間違い」「法は自らの権利保全に勤勉な人間を保護する」「国立大学教授は公務員とされる」読了日:01月09日 著者:畑中 鐵丸
基礎から学ぶSEの法律知識基礎から学ぶSEの法律知識読了日:01月04日 著者:大澤 恒夫,市毛 由美子,鮫島 正洋
連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)感想陰惨奇怪な連続猟奇殺人、翻弄される警察、暴走する市民、疑惑のかかる精神病患者。後半、三度に渡って主人公が痛めつけられるシーンがそれぞれ長すぎるのには辟易したし、無茶も多いが、それ以外はテンポもよく、惹き付けられっぱなし。吐き気がするような胸くそ悪すぎの真相から、変な悲鳴が上がりそうな最後の1行でノックアウトさせられた。無茶も多いけど、これなら許せる。18禁で映画化希望!読了日:01月02日 著者:中山 七里
「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)読了日:01月02日 著者:
読書メーター

2016年映画館鑑賞映画ベスト20

December 31 [Sat], 2016, 10:37
今年も残すところ、あと数時間。
2016年に映画館で観た映画で良かったものを紹介してまいります!

2016年はかなり豊作だったのではないでしょうか。
映画満足度の高い年だったので、80本喰らいみてるかと思いきや、57本でした。
100本以上観ても、イマイチな年もあるので、やはり打率を上げることが大事。

ベスト10の半分以上が邦画なんてことは、ブログ始めて以来初めて。
急にどうした邦画勢。この勢いが続けば、日本でも映画がもっと盛り上がって、もっといい映画に予算が回って、楽しくなりますね!


1位:怒り

李相日監督の「悪人」が嫌いだったので、本作もまた登場人物がわんわん泣いてばかりの湿っぽいお話なんだろうなと思って、見ようか迷っていたが、そんな予想を遥かに上回って突き抜けるほどの高濃度の作品だった。
理不尽な暴力への怒り、愛する人を信じきれない自分への怒り、ろくでもないヤツを信じてしまった怒り、出所不明な怒り。怒りと悲しみは、こうも似た感情であったのか。
私は感情の爆発には引いてしまう方なんだが、本作では登場人物の怒濤の感情の嵐に飲み込まれて、ぐらぐら揺さぶられてしまった。感情酔いして吐きそうになった。素晴らしい作品だが、もう見たくない。終わったあと、しばらく戻ってこれなかった。綾野剛、広瀬すず、森山未來と代表的な実力派の若手達の実力を見せつけられた。

2位:ドント・ブリーズ

年末のリーサルウェポン。
呼吸困難、神経衰弱、緊張と緩和の無限地獄!!
金目当てで忍び込んだのは、盲目の退役軍人の家。最初は寝ぼけ眼で全然気づかれないから案外チョロいんじゃねーかと思ったんだけど、甘かった。警戒心マックスで、研ぎ澄まされたモードになってからは、ためらいなく殺しにかかってくるし、いっちゃってる感じするし、勝てる気がしない。
カメラワークがうまくて、仲間の一員として殺されるような気がしてくる。
もう勘弁してくれと泣きたくなる。この恐怖をみんなに広めたい。絶対に映画館でみるべき傑作。

3位:この世界の片隅に

のほほんとして笑いに満ちた可愛らしい日常。美しい風景。
戦争の映画を見に来ているんだけど、戦争の描写がなくてもいいとさえ思わされる。
しかし轟音とともに破壊される日常。悲しくてやりきれなくても、日常は続く。
日本で有名な戦争映画と言うと、暗く悲しい「火垂るの墓」だが、
本作の描き方の方がむしろ正統派な気もする(どちらが良いという事ではなく)。

4位:シン・ゴジラ
興業で言えば、「君の名は。」だろうけど、今年最も芯から邦画界を盛り上げたののはゴジラでしょう。
邦画史上最高クラスの破壊描写。怪獣がもったいつけず、序盤から登場してガンガン壊すのが素晴らしい。
物語も個人のドラマは最低限にして、日本の国家機関の普通の人々が、たくさん会議しながら奮闘する姿は滑稽でありながら、ハリウッド映画とは違った熱さがある。
進化したゴジラの禍々しさ、圧倒的パワーには絶望し、恐れおののくばかり。よくやった!!

5位:ヒメアノ〜ル
日常に迫る、身近な殺人鬼。リアリティのある恐怖に背筋が凍る。意表をつくタイミングでタイトルが出たときには鳥肌が立った。一見独立しているようなラブコメとスリラーの要素が互いの邪魔になっておらず、むしろ効果的な演出を生み出している。もはや何を撮らせても凄い吉田恵輔監督恐るべし。
今年は、ほかにもクリーピーや葛城事件など、サイコパス映画が充実していた。

6位:ルーム
ホラー以外の洋画だと唯一のランクイン。
監禁、脱出、その後を人間ドラマとして描いたのが新鮮。
子供目線の世界の見え方もとても印象的な作品。

7位:永い言い訳
西川美和監督の作る世界は、誰よりも正直で、痛くて独特。
突き放したような優しさに、心がざわざわする。

8位:ライト/オフ
今年はホラーの当たり年でもある。
ドント・ブリーズと同じく暗闇をテーマにした作品だが、これまたハイセンスな演出で恐怖させられた。

9位:シング・ストリート 未来へのうた
どうにもできない大人の事情に翻弄されながらも、音楽も見た目も垢抜けて成長していく少年たちがまぶしい!
なんか変なところでぐっと来ちゃったんだよな。この感覚は忘れちゃいけない。

10位:アイアムアヒーロー
もっと下かなーとも思ったけど、邦画史上最高レベルのゾンビ映画を広くリリースしてくれたことに敬意を込めて。

11位:貞子VS加椰子
怖がった末にゲラゲラ笑える、みんな幸せホラー&コメディ。

12位:オーバー・フェンス
蒼井優、久々に良い役!

13位:ソング・オブ・ラホール
最高のライブ映像がここに!

14位:ソーセージ・パーティー
最低の下ネタアニメがここに!

15位:日本で一番悪い奴ら
綾野剛の暴れっぷりが最高。

16位:ハドソン川の奇跡
良い映画の見本。ただのいい話じゃない。

17位:葛城事件
嫌〜な気持ちになれる、最悪の家庭崩壊。

18位:ちはやふる 上の句
こちらに比べて下の句がイマイチだったので、上の句もちょっと下がった。
広瀬すずが、ここまでハマるとは。カルタしよっさ!

19位:トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
カッコイイ、穏健派共産主義者である脚本家の話!
ブレイキング・バッドでおなじみのブライアン・クランストンがハマってた。

20位:ペット
かわいさと勢いがフルスロットル!


今年はブログをサボり始めたので、この機会に、映画館で観たその他の作品も全部記録しておこう。

●とても良かった!
オデッセイ
殺されたミンジュ
映画 聲の形
ブリッジ・オブ・スパイ
手紙は憶えている
DOPE/ドープ!!
FAKE
クリーピー 偽りの殺人

●割と良かった
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
何者
エクス・マキナ
デッドプール
海よりもまだ深く
疑惑のチャンピオン
ちはやふる 下の句
ズートピア
マネー・ショート
イット・フォローズ
君の名は。
ロブスター

●今一歩
ミュージアム
グッバイ、サマー
SCOOP!
スーサイド・スクワッド
溺れるナイフ
ゴーストバスターズ
ディストラクションベイビーズ
サウスポー
コップ・カー
ヘイトフル8
スティーブ・ジョブズ

●好きじゃない
淵に立つ
アズミ・ハルコは行方不明
少女
バットマンVSスーパーマン
ザ・ウォーク
団地


以上。








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    ・映画観る-結局のところ、あまり頭使わない映画が好きなんです
    ・バンド演る-ベース弾き。曲も作ります。
    ・本を読む-小説が好きです。
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