母乳☆☆☆

2009年08月26日(水) 21時50分
2010年2月4日追記 自然食品に関するサイト
 
『ふみまるのおっぱいいくじはたのしいよ』
(母乳に良い食事悪い食事の一覧表あり)
『もぐもぐ共和国アトピー&アレルギーを持つ子どものためのメガストア』『(楽天市場)アレルギー生活改善総合研究所』
『(楽天市場)無農薬野菜の宅配ミレー』

『ドイツ・マリエン薬局 自然療法ショップ』(授乳・乳腺炎対策ブレンド(ハーブティ)ほか)


石けん洗剤シャンプーなどに関するサイト
『シャボン玉石けん(シャボン玉石けん株)』
『パックスナチュロン(太陽サービス株)』
『アラウ』


2009年6月25日メディカ出版発行の『母乳育児支援ブック』NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会代表理事涌谷桐子氏編集と、『母乳と環境 安心して子育てをするために』日本人初の国際認定ラクテーション・コンサルタント 本郷寛子氏著 2009年7月3日岩波書店発行より、
母乳についての新しい知識です。


母乳を与えている母親は、1回の睡眠時間は短くとも、オキシトシンの働きによってより質の高い睡眠が得られている。

母乳の消化時間は短く、胃の中の半減期は47分(人工乳は65分)。

<新生児の胃の大きさ>
生後24時間で5〜7ml(ビー玉大)
生後10日で60〜81ml(大きめの鶏卵大)
母乳の分泌に見合った大きさに成長します。

母乳の出をよくするためには、1日に8〜12回、もしくはそれ以上の授乳が必要です。赤ちゃんが飲めば飲むほど母乳はよく出るようになります。1回の授乳に要する時間も、1日の回数も制限する必要はありません。乳頭裂傷を予防するための授乳の制限は根拠に欠けます。乳頭トラブルの予防は、適切なラッチ・オンとポジショニングのみであり、授乳時間の長さではありません。

適切なラッチ・オン→赤ちゃんをお母さんの体と向かい合わせて、ぴったりと抱っこし、おっぱいを深く吸いつかせる。その際、赤ちゃんの上下の唇の角度は、130〜150度くらい大きく開いて、特に赤ちゃんの下あごができるだけ多くの乳房を含み、ゆっくりとあごを動かしながら「ごくごく」飲めていることが大切です。

赤ちゃんが片方のおっぱいを長く飲み続けることで、後乳と呼ばれる脂肪分を多く含むカロリーの高い母乳を飲むことができます。この脂肪分が、赤ちゃんの体重を増加させたり、便になって排泄されることで黄疸の軽減に貢献することが分かってきました。ですから、赤ちゃんが満足しておっぱいを離すまで片方のおっぱいを飲ませてから、もう片方のおっぱいに替えるようにします。
片方の授乳だけで終わった時は、次の授乳をもう片方のおっぱいから始めましょう。授乳しなかった方のおっぱいが張って痛ければ、楽になる程度に搾っておくとよいでしょう。

母乳を与える基本は、赤ちゃんのペースで、いつでも、いくらでも、です。
そして、母乳がどれくらい産生されるかは、おっぱいからどれくらい母乳が外に出たか(乳房の中がどれくらい空に近いか)で決まります。つまり、赤ちゃんの需要に応じて、母乳は供給されるのです。

赤ちゃんに授乳するタイミングは、赤ちゃんが飲みたがっているサインを出した時で、‘泣くこと’は遅めのサインです。

赤ちゃんの満足度を高めるためには、飲みたいサインを早めにキャッチすることが大切のようです。出産直後から赤ちゃんの側にいて、赤ちゃんとの信頼関係を築きましょう。

<乳汁分泌の生理>
分娩前には、血中プロラクチンの濃度が非任時の約10倍になる。しかし、胎盤から分泌される多量のエストロゲン・プロゲステロン・hPLによりプロラクチンの作用は抑制されている。

出産後、胎盤が娩出されると上記3つのホルモンが急激に低下することにより、プロラクチンの作用が働き始め、本格的に母乳を産生する。そして、児がおっぱいを吸う度に脊髄神経を通って脳に送られる信号によって、プロラクチンが血液中に分泌され母乳が産生される。また、オキシトシンが乳腺の周囲にある筋肉を収縮させて乳汁を乳管に押し出す働きをする。

産後1〜2日は、胎盤由来のホルモンが消出する期間であるため、初乳の分泌は少ない。出産直後から頻回に授乳するほど乳汁の分泌量が増加する。

産後36〜96時間頃から、腺胞細胞が膨張する。産後1日後半から4日目にかけて、乳汁の分泌量が急激に増加する。この時、乳房緊満感と痛みを感じることがある。赤ちゃんの欲求に合わせた授乳ができず、乳汁が乳房から取り除かれていない場合は、乳房の緊満が強くなり、疼痛、熱感、発赤、浮腫、腫脹、微熱(38.4℃以下)などを伴う病的緊満に移行する。

出産直後から適切なラッチ・オンの体勢で頻回授乳を行い、病的緊満を予防する事が大切だそうです。「母乳育児成功のための10か条」は、病的緊満を予防するうえでも効果的な支援と考えられています。

頻回に授乳している場合は、産後1週間で分娩時の約半分のプロラクチン濃度を保つ。しかし、乳頭への刺激がない場合は、産後2週間で非妊娠時の濃度にまで低下する。

プロラクチン濃度は、授乳や搾乳ごとに2倍に上昇し、その後45分で低下していく。24時間に8回以上と授乳の回数が多い方が、次回までの血中プロラクチンの濃度を高値に保つことができる。このことが乳汁分泌の増加につながる。

産後9日以降、乳汁産生量(供給)を調節するのは、授乳や搾乳によって乳汁が母乳から取り去られた量(需要)による。需要が増せば供給が増加し、需要が減れば供給が減る。

また、オキシトシンは、赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激や母親が赤ちゃんのことを考える、泣き声、赤ちゃんのにおいなどに反応して分泌する。オキシトシンは、抹消の血流を増加させ皮膚温を上げたり、鎮静作用や愛着行動の促進作用もある。

<赤ちゃんが母乳を十分量飲めているかの見分け方>
母乳の量が増えてくる生後3〜4日を過ぎて、1日に尿で紙おむつ5〜6枚がぬれていること。
生後3日〜6週間ほどまでは、1日に3〜5回以上便(うんち)が出ること。(6週間以上たつと、1週間に1回しか便が出ないという子もいますが、やわらかく多量の便であれば、問題ありません)

<赤ちゃんの急成長の時期>
母乳で育てていると、赤ちゃんがおっぱいを求める頻度が、それまでに比べて突然に増えることがあります。
生後2〜3週間目、6週間目、3ヶ月目にくることが多いです。
成長にともない母乳がより必要となった赤ちゃんが、何度もおっぱいを吸うことによって量を増やしているのです。時間や間隔を気にせず何回でも吸わせていれば、その刺激と乳房が空に近くなることで分泌量が増え、次第に需要と供給が合ってきます。


ただし、身体的あるいは精神的な理由で母乳の量が赤ちゃんの必要量だけ出るようにならないお母さんもいます。その場合、粉ミルクを足しながら少しづつでも母乳をあげ続けることができると、その期間が長ければ長いだけ赤ちゃんへの恩恵は大きいものです。

赤ちゃん側の理由で母乳を与えることができない疾患もあります。母乳中の糖の一種であるガラクトースを代謝する酵素を先天的持っていない「ガラクトース血症」の赤ちゃんの場合は、治療としてガラクトースを除去したミルクを与える必要があります。

お母さんがHIV(AIDSを発症するウイルス)陽性で赤ちゃんが陰性の場合、WHOのガイドラインは、安全な母乳の代用品(粉ミルク)が手に入る国では母乳育児を勧めていません。しかし、「安全な粉ミルクが購入できる価格、安全で清潔な水や哺乳瓶などの確保」ができない国においては、母乳だけで育てることが推奨されています。混合栄養の方が母乳だけで育てたよりもHIVへの感染率が高くなるというデータがあること、HIVに感染して死亡するよりも母乳を与えないで下痢などの感染症で死亡する率の方が高いことがわかっているからです。

ATL(成人T細胞白血病)という疾患もあります。感染した場合、20〜50人に1人が、40〜50年の潜伏期間を経て発病する可能性があります。母乳を通じて感染する可能性があるウイルスなので、陽性である場合、母乳を選択しないお母さんもいます。母乳で育てる期間が生後6ヶ月未満だとミルクで育てる場合と比べても感染率にあまり差はないというデータもあり、短期間の母乳育児をするお母さんもいます。
なお、母乳をマイナス20℃で12時間凍結すると、このウイルスが死滅する可能性が高いこともわかっています。


アルコールは、体重50kgの女性の場合、350mlの缶ビール1缶かグラス1杯のワインを時々飲む程度であれば、2~3時間で代謝されるので許容範囲。それでも、アルコールの血中濃度が高い時期(30分〜1時間半)に授乳するのは控えた方がよいでしょう。

タバコはやめるに越したことはありません。しかし、禁煙できないからといって、粉ミルクに替えて喫煙を続けると、赤ちゃんに呼吸器疾患をはじめとした健康上のリスクが高まります。受動喫煙の害の方が大きいことが分かっていますので、やめられない場合は、赤ちゃんと離れて戸外で吸い、手洗い・上着を着替えるなどの工夫をして、できるだけ害を少なくするようにします。

カフェインは摂り過ぎると赤ちゃんの機嫌が悪くなったり、体重の増え方が少なくなったりすることがありますが、1日にコーヒーカップ5杯(約750ml)くらいなら、ほとんど影響はないとされています。

アトピー性皮膚炎との関係→母乳だけで育てた方が予防効果がある。(アメリカ皮膚科学会誌)

ダイオキシンと心身発達との関係→ダイオキシンは、母親の脂肪に蓄積し、胎内においても胎盤を通過すると言われています。母乳のダイオキシン濃度が高かった場合、その児は胎内から高濃度のダイオキシンの影響を受けていたと考えられます。しかし、母乳のダイオキシン濃度が高くても心身発達指数のデータにおいては粉ミルクとあまり違いはなく、むしろ生後4ヶ月以上継続して母乳を飲んでいる場合には、発達の指数がミルクを飲んでいるよりも向上することが分かっています。母乳の利点によって、胎内からの悪影響は相殺された可能性が示唆されています。


<母乳中の成分と機能例>
(母乳中の機能性たんぱく質)
IgA IgG IgM(免疫物質)
α−ラクトアルブミン(母乳の産生の調節、がん細胞を殺す)
ラクトフェリン(鉄の運搬と吸収の補助、抗菌作用)
リゾチーム(酵素、バクテリアや細菌から守る)
リパーゼ(脂肪分解酵素)
成長因子(細胞の成長と増殖の調節)
プロラクチン(ホルモン、抗炎症作用など)

(抗酸化物質…人体を毒素から守る)
酵素類
ラクトフェリン
ビタミン類
L−ヒスチジン(必須アミノ酸)

母乳を飲む限り、赤ちゃんは栄養も免疫も適切なものを得る事ができます。
新生児が初乳を飲むと、IgAが腸粘膜の上皮細胞の上に広がり、細菌やウイルス感染から赤ちゃんを守ります。また、また腸管からのアレルギーの原因となる異種タンパク分子の進入を防ぎます。

母乳中のIgAは、免疫機能の発達を促すので、やがて赤ちゃんが自分の胃腸内でIgAを作り出しよりしっかり自分の体を守れるように働きかけます。赤ちゃんが自分でIgAを作れるようになるまでには数ヶ月かかるので、母乳以外のもの(粉ミルクも異種タンパクです)を早くに与えると、アレルギー発症のリスクを高めてしまいかねません。アレルギー家系の赤ちゃんは、平均よりIgAを作り出す時期が遅いとも言われています。

母親が母乳育児を望んでいるならば、お父さんは、母乳を与えやすい環境をつくる支援をしてあげる事が大切です。食事作りや掃除、洗濯などの家事は、何よりも母乳育児への支援になります。おむつを替えたり、抱っこをしたり、ゲップをさせたり、遊んであげたりすることによって、父親と赤ちゃんとの絆も深まっていきます。「忙しくてできない」というお父さんは、まずは、自分のことは自分でする、「よく頑張っているね」といたわりの言葉をかけることが大切でしょう。


<母乳育児を支援している主な団体>

ラ・レーチェ・リーグ日本(LLL日本)
NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会(JALC)
母乳育児支援ネットワーク(BSNJapan)
日本母乳の会
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