母乳 ☆

2009年07月12日(日) 5時00分
2009年2月6日修正2009年7月12日修正追記

赤ちゃんや子どもの周囲の研究が進んで、私が自分の子どもに行ってきたミルク哺乳には問題がある花粉症やアトピーや喘息や鼻炎などのアレルギーおよびメタボリック症候群になります)ことが、さまざまな本や専門誌に明記されるようになりました。

我が家のミルクで育った子どもにも慢性鼻炎があります。

しかし、いくら母乳が良いと分かっていても、どうしても母乳で育てられない方もいらっしゃることでしょう。
私は、そのような方を追い詰めたり、非難するつもりはありません。
何らかの問題はあるにしろ、ミルクでも子どもは立派に育ちます。

子育てには、いろいろな部分からのアプローチが必要です。
母乳も大切ですが、その後の離乳食も食事も、スキンシップも話しかけなどのコミュニケーションも大切です。ですから、母乳育児が十分にできなかった方は、他の部分で頑張って頂けたらと思います。

ここでは、母乳育児の知識の普及を図りたいと思います。
知らなくてミルクを容易に選択してしまう方を減らしたいと考えます。

そして、できる限り多くの方が赤ちゃんを母乳でお育てになることを願います。
              

<参考文献>

赤ちゃん学81〜101
『病院出産が子どもをおかしくする』 奥村紀一氏著 2008年1月洋泉社発行
『よくわかる母乳育児』 水野克己氏ほか著 2007年9月へるす出版発行
『助産師のための母乳育児セミナー』1996・1999講演集 ふれあいゼミナール発行
『母乳不足をどうとらえるか』2002発行日本母子ケア研究会発行

<母乳で育てるために>
 
 母乳育児とはいっても、ミルクを一滴も与えず、完全に母乳だけで育てるにはお母さんの強い意志と覚悟が必要です。そして、スムーズな母乳育児を進めるためには、赤ちゃんが満期で出生し、その体重も2500g以上で、元気に出生直後からお母さんの乳頭に吸いつくことが必要です。

*なぜ2500g以上必要か…母乳が分泌し始めるまでの間に赤ちゃんの生理的体重減少が起こります。低出生体重児の場合、この体重減少が大きすぎると赤ちゃんにとってリスクが大きいため、ミルクを足す確立が高くなります。小児科の方針で、低出生体重児には完全母乳は許可しない施設もあります。


T.妊娠中の過ごし方

@タバコを吸わない。(お腹の赤ちゃんに十分な酸素や必要な栄養分を送り、低出生体重児での出産を避けるため)

A早産しないよう気をつける…早産は母子隔離の可能性が高くなり、直接授乳ができるまで期間があいてしまうため

B食事
・魚…いわし・さば・さんま・ぶり・にしん・あじ・ツナ(缶)などを週に340g以上食べる…胎児の脳の発達を助け、胎児の体重も増やす

・ご飯・味噌汁・野菜・海産物・(豆類:豆アレルギーのある方は避ける)などの質素なものが良い…母児ともに体に良く、アレルギーを避けられる。母乳の出も良くなる。

・肉・卵・乳製品などを多く摂取すると、自分と子どもの両方にアレルギーをつくりだしてしまうので注意する。

・塩分は取り過ぎない…水分を余計に体内に引き込み、むくみや血圧を高くしたり、腎臓へ負担をかける原因になるため。

・なるべく体に安心な食材を選ぶ。インスタント食品はなるべく避ける。

C乳頭マッサージ…37週に入ったら、5〜6個乳腺の穴が開いてにじむようになるよう、できるだけ毎日左右それぞれ5〜10分くらい行ってください。乳頭が陥没していたり、短めと思われる方は、母親学級・両親学級や28週の頃の外来受診時に、看護師や助産師にマッサージの仕方を教えてもらう事をおすすめします。

*乳頭が陥没していたり、短めだったりすると、赤ちゃんの舌に乳頭をうまく乗せることができないため、赤ちゃんが吸えるようになるまでに時間がかかります。妊娠37週からマッサージをして乳頭を柔らかく伸びをよくして頂けると、赤ちゃんが吸えるようになるまでの時間を短縮する事ができます。

ただし、胎盤が子宮の低い位置にある・前置胎盤・赤ちゃんが骨盤位・横位などで帝王切開予定と言われている方は、出血や破水を誘発すると困りますので(緊急帝王切開が必要になります)、乳頭マッサージは出産後から頑張ってもらった方が無難ですね。

Dシャンプーや石鹸や洗剤、歯磨き粉などに合成洗剤を使わない。保湿クリームなども自然素材のものを選ぶ。

Eお酒は飲まない・・・アルコールは胎児の脳に悪い影響を与えるようです。大人でも飲みすぎると脳が萎縮するそうです。


U.陣痛開始〜出産後2時間

陣痛とは、お腹の張りが10分以内に規則的になった事を言います。妊娠36週以降であれば正常範囲内と考えます。(週数が36週以前の場合や帝王切開の予定の方は、医師の指示に従ってくださいね)

経膣分娩の場合であれば、ご自分の可能なうちに(陣痛が強くなって自分でできなくなる前に)、乳頭マッサージを左右各30分くらい行うと、オキシトシンの分泌が増えて分娩時間を短くするよう助けますし、乳頭が柔らかくなり分娩直後の直接授乳がやりやすくなります。

分娩直後の直接授乳…病院での出産の場合、お母さんについては、胎盤の排出や外陰部の傷の処置などで、赤ちゃんについては、呼吸状態の観察や処置・計測他で、30分〜1時間は経ってしまいます。できるだけ1時間以内には直接授乳とカンガルーケアができるよう心がけてはいます。お母さんの方からも「おっぱいを吸わせたい」と声をかけてみてください。2時間くらいは分娩室にいますので、赤ちゃんもお母さんも元気であれば、その間直接授乳やカンガルーケアをする事ができます。

V.お部屋に戻ってから以降

助産院での出産なら、そのまま退院までずーっと赤ちゃんと一緒に過ごします。
病院では、その病院の方針によって違います。(事前に確認なさることをおすすめします)

病院での出産であっても、お母さんがお元気であれば、ずーっと赤ちゃんと一緒(母児同室)に過ごされることをおすすめします。

『胎教・入院中の母児同室と赤ちゃんの理解力』←母乳の事だけでなく他にも、母児同室することの意義があります。


お母さんの母乳は、出産しただけでは分泌してきません。赤ちゃんに何度もおっぱいを吸ってもらうことが必要です完全母乳育児を目指すのであれば、その回数は、出産後24時間以内に7回は必要と言われています。特に、夜間はプロラクチンの働きが活発になるので、夜間はサボらずに授乳する事が大切です。出産後数日間、夜間直接授乳を休んでいると母乳分泌量が増えてきません。

*ご自宅に帰ってから、日中のみの授乳にしていると母乳の分泌量が減少します。逆に、日中仕事で搾乳しなくてもよいくらい分泌量が減少しても、夕方〜夜間〜朝の授乳を続けていると子どもが2〜3歳まででも分泌可能です。(吸わせている限り分泌するかもしれません)

出産直後からの母乳の与え方は、赤ちゃんが泣いて吸いつきそうなら何度でもくわえさせます。時間的な制限はありません。この時間にあげなくてはいけないという時間的な決まりもありません。

生まれたての赤ちゃんは、2~3時間は起きていますが、それ以降しばらく入眠(個人差はありますが4~6時間くらい)します。お母さんと添い寝をしお母さんの心臓の音を聞かせてもらうと赤ちゃんは安心して眠れるようです。

その後は、泣いたらオムツ・授乳・抱っこや添い寝の繰り返しになります。「寝たかな」と思えばすぐ泣くので、ずっとおっぱいをくわえさせているという感じになります。その度に座っての授乳は疲労が増すので、日中でも添い寝の状態で授乳することをおすすめします。座ると傷も痛いことが多いので、添い寝での授乳の方が楽のように思います。そして、日中でも赤ちゃんと一緒に眠れる時は寝てください。母乳育児を続けるためには、どうする事が自分は楽で良いのかを模索してください。

赤ちゃんが少々満足するくらいの量が分泌するようになるまでこの繰り返しで、お母さんよっては体力気力が限界とおっしゃる方もいらっしゃいます。完全母乳を貫き通すには、この時期のお母さんの強い意志が必要です。

ラクテーションコンサルタントの学びをしているスタッフによりますと、
授乳は、おっぱいを片方ずつを飲ませきる(空にする)ように行った方が、母乳の分泌量も増えるし、赤ちゃんの体重も増えるのだそうです。

赤ちゃんが満足しておっぱいを離すまで同じ方のおっぱいをくわえさせ、次の授乳時に反対のおっぱいを満足するまでくわえさせるという方法です。

すわせない方のおっぱいがたまり過ぎないのかと心配になるかもしれませんが、前述のようにしていると、分泌量もコントロールされていくそうです。

赤ちゃんがおっぱいを吸い始めて5分くらいでやっと分泌しなさいという指令がお母さんの脳から出て母乳が分泌し始める。おっぱいにたまっている前半に出てくる母乳成分は、乳糖や水分が多い薄い母乳。後半に出てくる母乳には脂肪分が多く含まれ濃い母乳で、これを飲むことによって赤ちゃんが満足感を得るし、体重が増える。だから、この濃い母乳を飲ませるために片方ずつの授乳の方法にした方が良いとのことです。

片方のおっぱいを空にするためには、ある程度の時間をすわせないと効果がでないですよね。



しかし、赤ちゃんに乳頭を吸われているうちに、乳頭が赤くなってひりひりしたり、乳頭付け根の亀裂や乳頭の水泡や水泡が破れて出血したりと乳頭のトラブルによる痛みで吸わせることを続けられなくなる方もいらっしゃいます。

乳頭のトラブルを予防するために、乳頭を柔らかくマッサージして、また、良く分泌させた後に乳輪部まで深くくわえさせること。抱き方を換えたり、くわえさせる方向を変えるなどして、乳頭にかかる負担を少なくすることが必要です。

それでも乳頭に傷ができてしまった場合は、短時間授乳にするか、直接授乳をお休みして、搾乳したものを与えるという方法になります。1回に20〜30ml搾れれば母乳のみで乗り切れると思います。

それから、吸わせはじめの頃、乳頭に傷もないのに吸われると痛く感じる事があります。乳頭が硬いせいかもしれません。この痛みは吸われ続けているうちになくなります。

出産後2~3日くらいすると乳房全体がはり始めます。はりの強さに比例して痛みも強く感じます。そして、このはりは1~2日でおさまります。それ以降は、母乳の分泌量が増えて母乳がスムーズに出始めます。母乳がたまると乳房が硬くはり、授乳したり搾ったりするとその分乳房が柔らかくなるという状態になります。(この母乳がスムーズに出るようになるまでが結構痛いのです)

出産後4日くらいには、授乳時間の間隔も2〜3時間と開いてきます。

<向き癖>

生まれた直後から向き癖のある赤ちゃんがいます。
お腹の中にいた時の入り方のせいか、狭い骨盤を通ってきた時のせいか、などなど理由はあると思います。

向き癖が強いと授乳する際に、抱っこのされ方で赤ちゃんが嫌がる方向が出てきます。

抱っこの仕方をいろいろ試してみる必要があります。

最終的には、向き癖を治してあげることが必要です。母子整体研究会の地域別会員の方や、母子整体研究会でベビー整体を研修した事がある看護師・助産師などにご相談下さい。

2009年5月・6月・7月に『プチブレスト』さんがベビー整体の研修会を予定しているようです。

それから、お母さんの体、例えば腕のひねりなどが、赤ちゃんを抱っこする時に、赤ちゃんが心地よい抱っこにできない場合もあるようです。これも、改善の体操がありますので、同様にご相談下さい。

赤ちゃんが良く泣いて育てにくいと感じる原因が、赤ちゃんの整体にもあることが分かってきています。


(帝王切開でお産した方の場合)

手術室からお部屋に戻ったら、ベットの上で添い寝の状態でおっぱいを吸わせていくことができます。添い寝の状態で一緒にいる事もできます。赤ちゃんを反対側へ移動するやおむつ交換など、ご自分でできない援助はスタッフが行ってくれます。

翌日には、お母さんも歩きます。傷の痛みはありますが、赤ちゃんのことでご自分でできることは、経膣分娩のお母さんとかわりありません。(時折、麻酔の影響で頭痛がおこることがあります。医師にご相談下さい。)

W.退院後

個人差がありますが、(例えミルクを足したとしても)このように頻回授乳をしていると、7〜10日位で母乳だけで間に合うようになることが多いです。日数が経つと、赤ちゃんの吸う力と飲む量も増えます。出産後1ヶ月で1回120〜160mlくらい。

出産後2ヶ月になると、親も赤ちゃんも母乳の扱いに慣れ、母乳の出も良くなります。1回160〜200mlくらい出るようになります。 直接授乳の後、不足分をミルクで足している方でも、昼夜頻回に吸わせていれば、出産後2ヶ月くらいには母乳だけで足りるようになると思います。

<母乳の分泌を良くするために>

T.身体の血液循環を良くする

@夏でも温かい飲み物・食べ物をとる
A体を冷やさない

B授乳の前に、乳房の付け根(基底部)をよく動かす。
*胸周囲の血液循環を良くすると、顔の血行も良くなり、顔の皮膚の老化防止にもつながるそうです。

C姿勢を良くする。肩回しなどの体操を行って肩こりを予防する。
*肩こりがひどい方は、背中にホッカイロを貼ったり、整体的アプローチも必要かもしれません。

D骨盤を締める…骨盤高位にして締めることにより、下半身の血液の流れが良くなる。
*骨盤の締め方については、「骨盤と背骨について」をご覧下さい。

Eタバコは吸わない…血管を細くして血液の循環が悪くなる。子どもがアレルギーを起こしやすくなる、他、本人や家族の病気を誘引する。
 
U.食事内容

@乳製品・油っこいもの・ケーキなど甘いもの・肉類など脂っこいものは、乳腺をつまりやすくするので、なるべく避ける。
Aその他、妊娠中の食事の注意点と同じ

おっぱいがおいしくないと、赤ちゃんが嫌がって飲まなかったり、乳頭をかんで抗議をしたり、夜泣きやぐずぐずの原因になったりすることもあるそうです。

V.精神的安定を図る

産前産後の女性は、精神的に落ち込みやすい状況にあります。
その人のためを思って言った言葉でも、素直に受け止めるられない精神状態である方の方が多いかもしれません。
ご主人・実父・義父、特に、実母・義母の方々、母乳に関するコメントやアドバイスは避けて頂いた方が賢明のように思います。ストレスに感じて、出るはずの母乳も出なくなってしまいます。余計なことは言わず、見守ったり、赤ちゃんを抱っこしたり、オムツを取り換えてあげたりお母さんが十分な休養が取れるように家事の方を手伝ってあげて欲しいと思います。

最近、よく泣く赤ちゃんが増えたように感じます。
直接母乳を頻回にしても、抱っこをしても、よく泣きます。お母さんが耐え切れず、ミルクを足してもまたすぐに泣きます。

大人でもイライラして緊張が強いとなかなか寝つけませんよね。そこで‘足の指回し・足首回し・手の糸巻きまき回し、耳の後ろの首の所を指で暖める’をして、赤ちゃんの緊張をとき、おひな巻きをします。5分くらいそのまま、まーるく抱っこをしていると泣き止む場合が多いです。

それでもダメなら、母体音を聞かせ、おしゃぶりをくわえさせることがあります。

先日、ここまでやってもダメで、おしゃぶりをくわえさせたら、「ウチの主人が‘おしゃぶりはよくないから使わないように’と言うんで、使わないで下さい」とおっしゃるお母さんがいらしたんですね。

「分かりました。それでは、添い寝をしながらおっぱいをくわえさせてくださいね。」とお話したのです。

要するに、乳頭が痛くないのであれば、添い寝でおっぱいをくわえさせていればお腹もいっぱいのはずで、お母さんの側で安心できた赤ちゃんはそのうち満足して寝つくであろうと思います。

しかし、ここで、乳頭に傷ができ、痛みを伴っているのであれば、おしゃぶりに頼った方が、平和な時間を過ごせる可能性が高いわけです。

それとも、ここで、もっとミルクを足すことになってしまいますね・・・。

おしゃぶりが良いか悪いかと言われたら、決して良いとは言えません。完全母乳を推進しようとしている施設では、赤ちゃんが混乱を起こすからと、おしゃぶりも哺乳瓶もいっさい使いません。頼れるのは、お母さんのおっぱいとスプーンやぐい飲みくらいの小さいカップくらいでしょう。

お父さんの希望は理解できます。けれども、時にはそれはお母さんを追い詰める場合もあることを知って欲しいと思います。

完全母乳推進についてもそうです。推進できる状況の方とそうでない方がいらっしゃいます。

何が大切か。まずは、お母さんが前向きに楽しく育児を続けられること・・ですよね。

<私のおしゃぶりについての考え>

お母さんがおっぱいをくわえさせられるのであれば、使う必要はないと思います。
外出先ですぐにくわえさせられない状況の場合には、おしゃぶりで一時的にしのげるのであれば助かるとは思います。
しかし、歯がはえそうになったら、やめた方が良いでしょう。歯並びが悪くなる可能性があります。
それに、その頃には、赤ちゃんがなぜ泣いているかは、かなり理解できるようになっているのではないでしょうか。泣いている理由を取り除いてあげれば良いわけです。


<母乳育児と仕事の両立>

1歳まで育児休業をとる方が増えたので、働くお母さんも母乳オンリーで育てられる環境になりました。

産後8週間の休みで職場復帰した場合、またそれ以降でもおっぱいがはってきて痛い場合は、貯まったおっぱいを昼休みに搾る必要があります。おっぱいがはる場合は、帰宅前にも搾る必要があるかもしれません。

清潔に搾れる環境であれば、母乳パックに入れて、職場で凍らせ、自宅に持って帰ります。

母乳パックに入れた母乳は、保育園や赤ちゃんを日中お世話してもらう方に、解凍して哺乳瓶に入れ、哺乳瓶をお湯に入れて人肌くらいに温めて、赤ちゃんに飲ませてもらいましょう。

仕事が忙しいとおっぱいを搾る時間が取れない可能性もありますが、おっぱいが貯まりすぎて乳腺がつまると乳腺炎になることもありますので、痛みが少々楽になるくらいは搾りましょう。

乳房を吸われる刺激が減ると作られる母乳の量は減ってきます。それでも夕方〜朝まで何回か吸わせていれば、母乳は出続けます。

母乳は免疫が入っているので、少しでも飲ませ続けていれば、お母さんがかかったことのある感染症にはかかり難い状態になります。子どもが熱を出すと、仕事の休みを調節しなければならなくなるので、できれば母乳を少しでも続けた方が熱を出す回数が少なくてすむと思います。

 
生後7〜8ヶ月からは離乳食が始まります。離乳食の回数が増えると必要な母乳の量も減って来ます。1歳頃から3回食になります。食べる量も多ければ、母乳の役割は、免疫と子どもの精神面の安定の保持になります。
  
母乳をいつまで続けたら良いのかと良く聞かれます。子どもの精神面と親の事情との兼ね合いもあるのでいちがいには言えませんが、3歳まで続けると子どもの精神面は満足し、安定するらしいです。また、皮膚刺激や触れ合いが脳の発達にも大切のようです。抱っこやおんぶや添い寝なども赤ちゃんの脳の発達に大切な刺激なのだそうです。

それから、母乳に含まれている乳糖は、虫歯をつくりません。ただし、離乳食を開始し、その食べかすが残っていた場合は、虫歯になります。

<卒乳>      
                                     
私は、三女が1歳半の時、4番目を妊娠しました(出産後6ヶ月で生理が来ていた)。三女は我が家で唯一、母乳で育った子どもです。保育園ではミルクをあまり飲まず保育士さんにはご苦労をおかけしましたが、母乳のお陰で、一番熱を出さず丈夫な子でした。

そんな三女を卒乳(断乳)しなければならなくなりました。吸わせていると子宮が収縮し、新しい命を流産する可能性があるからです。

カットバンを乳頭にはり「ママ痛い痛いになったから、もう飲めなくなったんだよ。」と、説明しました。
「私がやったの?」と、聞かれましたが「違うよ。ママが自分で痛い痛いしたんだよ。」と、言いました。(この場合は、子どものせいにしない事が大切です)

卒乳(断乳)は、昔は乳頭に唐辛子を塗ったり、乳房に顔を書いたりしましたが、今は おっぱい大好きの感情を損なわせる事なく卒乳できるよう配慮する方向で行われます。

アイディアを駆使して、楽しく卒乳なさってください。
 
我が家の三女は、しばらくはおっぱいを触りながら寝ましたが、問題なく卒乳しました。

卒乳(断乳)の時期は、各家庭の事情によって左右されます。基本的には、子どもが満足感を得て止める事に同意し、子どもも親も体調が良い、暖かい気候の時が望ましいです。 


母乳を推進しておられる医師・助産師の皆様は、妊娠中も母乳を飲ませ続けてもそれが流産・早産につながることはないと書いておられます。

実際にはそうなのかもしれません。

しかし、現代は、流早産で入院なさる方が多いです。外来通院でお腹のはり止めを処方されお飲みになっていらっしゃる方も多いことでしょう。

ですから、私としては、安易に、妊娠中も母乳を続けて大丈夫とは言えません。個人差があると思いますので、医師に相談して下さい。
 

三女に1歳半まで飲ませた次の出産後は、おっぱいの痛みが少なく、分泌もスムーズに出て楽でした。母乳を続ける事はこんな利点もあるのだと感じました。 


我が家の残り3人は、生後2ヶ月からミルクです。1人目は職場で搾り続ける自信がなくて計画的に分泌量を減らすよう吸わせる回数を減らし、ミルクに変えました。2人目・4人目は、母乳よりもミルクを好みました。

母乳で育てる方が良いですが、子どもはミルクでも十分立派に育ちます。たとえ母乳が出にくくても、母親として自信を持って育てて下さい。

それから、哺乳瓶でも卒乳はあります。 

離乳食が完了するまではミルクを飲ませます。アレルギーがある場合は、医師に相談してください。

ただ、寝る時は、ミルクによって虫歯をつくる可能性もあるため、麦茶かお湯にした方が良いと思います。 

保健センターなどでの健診では、哺乳瓶を早く止めてほしいと言われますが、哺乳瓶なしで寝かしつけるのはなかなか大変です。

1歳半頃になると、親の説明を理解して、納得してくれるようになります。「そろそろやめようか」「うん」と、自然にやめてくれるのを待つ方が良いと思います。

哺乳瓶を使うとこぼす事がなくて親としては楽でよいのですが、徐々にストロー付きのマグやコップなどに換えていくと良いと思います。

<早産で出産なさったお母さんの場合>

もし万が一、予定日よりもかなり早く出産した場合は、赤ちゃんは抵抗力が弱いので、小児科の先生は、ミルクよりも母乳を使う事を望みます。

出産後、ご自分で定期的に乳頭マッサージや搾乳刺激を行います。例え0.2mlでも分泌し始めたら、赤ちゃんに届けて看護師さんに授乳してもらいます。

赤ちゃんが退院するまで、夜間も定期的に搾乳し、母乳パックに入れて凍らせ、病院に届けます。
赤ちゃんが保育器から出ることができたら、面会の度に直接授乳の練習をしていきます。
[お世話になった素材屋さん] アップルパイン様 素材のプチッチ様  にほんブログ村 マタニティーブログへ
にほんブログ村にほんブログ村 マタニティーブログ 出産準備へ
にほんブログ村にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村
最新コメント
アイコン画像佐々木
» 川口でのトコちゃんの骨盤ケア教室報告 (2018年10月20日)
アイコン画像佐々木
» 川口でのトコちゃんの骨盤ケア教室報告 (2018年09月15日)
アイコン画像佐々木
» 産後の骨盤ケア教室始めます♪ (2018年09月02日)
アイコン画像佐々木
» 産後の骨盤ケア教室始めます♪ (2018年08月31日)
アイコン画像佐々木
» 川口でのトコちゃんの骨盤ケア教室報告 (2018年08月16日)
アイコン画像佐々木
» 産後の骨盤ケア教室始めます♪ (2018年08月12日)
アイコン画像佐々木
» 産後の骨盤ケア教室始めます♪ (2018年08月09日)
アイコン画像佐々木
» 川口でのトコちゃんの骨盤ケア教室報告 (2018年07月17日)
アイコン画像佐々木
» 川口でのトコちゃんの骨盤ケア教室報告 (2018年07月01日)
アイコン画像佐々木
» 川口でのトコちゃんの骨盤ケア教室報告 (2018年06月27日)
https://yaplog.jp/familys_dream/index1_0.rdf