子どもが相談しやすい親とは

2007年03月01日(木) 15時16分


 報道される出来事を見ていると、子どもの側で何か問題が起こった時、子どもが問題や悩みを抱えた時、『どうしてもっと早く親に言わなかったのだろう?』と思います。思春期の、特に男の子は、親とあまり会話をしなくなると良く聞きますが、それでも‘自分で解決できない事や命に関わる事は話すだろう?’‘親に助けを求めて当たり前だろう?’という思いが私にはあります。

 どうして話さないのでしょう?どうして話せないのでしょう?
『教室の悪魔』に書いてあるように、子どもの中に‘親に話す事が自分へのいじめを助長してしまうという恐れ’もあるのかもしれません。

 でも、もし自分が親として子ども(未成年)に頼りにされなかったとしたら、私は自分の事を情けなく思います。

 我が家の子どもは、どの子どもも保育園や学校での出来事を良く話してくれていると思います。
 保育園や学童のお迎えの帰り道であったり、ランドセルを置きながらであったり、お風呂に入っている時、食事の準備をしている時や食事の時、布団に入った時など、あらゆる時間を見つけてはその日の言いたい事を話します。我先にとか同時にという時もあるので、ちょっと聖徳太子になった気分になります。
 時に息子は、さりげなく言うことがあるので、『えっ、今のって大切な事だった?・・あぶない、あぶない聞き逃すところだった。』と思う事もしばしばですが、話してくれています。
 普段の生活の中で、それぞれの子どもの中に、自分の事を聞いて欲しいという思いが多く存在しているように感じます。

 『続子どもへのまなざし』には、次のように書いてあります。

 「・・少年時代には誰かとつながりを持っていれば、自殺は起きないと私は思っています。ですから、彼らには、本当に安心して頼れる、親も教師も友達もいなかったということではないでしょうか。・・

 ・・けれども実際には、たとえ問題が起きなかったとしても、だいいち、子どもたちは安心して親に相談なんてしないでしょう。いろいろな要素があると思いますが、子どもたちには、親に失望されることに対する恐れがあります。親に失望されるという事は、自分の自尊心がひどく傷つくことになるのです。さらに、親を傷つける事はとてもつらいことだという事も、子どもたちには分かっているのです。だから、親に言えないわけです。

 また、子どもたちは親に相談したって、らちがあかないと思っているし、それに親が解決してくれるとは思えないのでしょうね。小さい頃から親にいろいろな事を相談して、解決してもらっってきた経験があればいいのですが、そういう経験がなければ、子どもたちは相談してもだめだろうって思ってしまうのです。

 確かに、子どもたちの気持ちを親だけがあれこれ聞いてあげるということは、なかなかできないことだと思います。かつては、祖父母や親戚の叔父さんや叔母さんや、近所の人たちの手や心を借りながら、みんなで子どもたちを育てていたと言ってもいいでしょう。

 けれども、現代の私たち大人は、そういう他の人たちとの関係を持たなくなってしまいました。その結果、親は孤立し自己愛の強い生き方をし、自分たちの要望を子どもたちにたくさん伝えますが、相手の希望や願望を聞く態度を失っています。

 ですから、今の子どもたちは、何かがあった時、教師とか他の人に話す事ができないという前に、親とも相談できないのです。できれば普段から、親には安心して相談できるという親子関係になっていれば良いと思います。・・
 何かあった時に、‘さあ話してみなさい’と言われても、そう簡単に相談なんてできるものではないと思います。それには、日々のささいな、つまらないと思えるような事でも、話し合えるという雰囲気が、家庭の中にあることが大切だと思うのです。

 また、『思春期にがんばってる子』医者・カウンセラー 明橋大二薯 一万年堂出版
には、次のように書いてあります。

 「・・思春期になった子どもにも、してやれることが、少しはあります。

 まず、一番簡単で大切なことは、話を聞いてやる、という事です。
しかし思春期の子どもは、あまり親に話をしてきません。親と話をするより、友達と話をしている方が楽しいからです。それはそれで良いのです。無理にこちらから、話を聞きだそうとする必要はありません。しかし、ごくたまに、親に聞いて欲しいと思うことがあります。そういう時は、いくらこちらが忙しくても、しっかり聞いてやるという事です。

 話を聞くことに限らず、思春期に入ると、親に求めてくることが少なくなります。でも、ゼロではありません。ごくたまに助けを求めてくることがあります。その時に、しっかりと応えてやる、という事です。

 病気になったら、病院につれていってやる。学校や部活で必要な物は、いちいち恩着せがましく言わずに、ちゃんと買ってやる。子どもとの約束は、ちゃんと守る。

・・親にして欲しい事もたまにはある。しかしそういう時は、‘忙しい’とか‘そんなことやっても仕方がない’とか言われて、拒否されている事が多いのです。・・‘後でするから’と言って、結局忘れてしまったりします。

 でも、思春期の子どもが、親に頼み事をしてくる、という事は、よほどの事情があるのです。ですからそういう時は、こちらは、徹夜をしてでも、真剣に応えてやる必要があるのです。

 ・・ところが、肝腎な時に、親に拒否されたり、無視されたりすると、子どもは‘親に何を言っても仕方がない’と思ってしまいます。特に、思春期の子どもには、敗者復活戦はありません。いったん、大きく信用を失ったら、もう子どもは親をあてにしなくなります。そうすると、本当に困った時にも、親に相談してこなくなります。

 つづく
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