育ち合う

2007年01月03日(水) 21時27分
              育ち合う  

 私は同じ保育園に13年間お世話になっています。この保育園の保護者には、保護者主催の行事が伝統的に受け継がれています。年長クラスの保護者が中心になり、年に3回くらい、一緒に出かけたり、クリスマス会を企画運営します。小さい子供のいる家庭の参加はほとんどありませんが、年少くらいになるとお友達と遊ぶ事を子供自身が楽しむようになるので、土曜日か日曜日の開催ですが、参加できる時は何回か参加して来ました。

 でも実際には私は面倒くさがりなので、静かに家にいたいと思う方なのです。子供がひとりだけの時は良く出かけていましたが、多人数だし、年をとったのでできるだけ疲れたくないとか、出かけると雑用が残るとか・・子供への良い影響よりも自分の保身を考えてしまう訳です。

 次女が学童クラブに入った時は、学童クラブにも父母会が存在していて、同じように年2〜3回行事のお知らせが来ていました。当時は4子が小さかったので出かけるのが大変で、行かなかったら、お世話になっている学童クラブの父母会組織は、無くなってしまいました。その後私は、思いがけず法人委託問題で保護者代表になりましたが、今はもう保護者間の交流会を保護者主催で行い、皆が集まって楽しむ程の精神的余裕は、他の多くの母親にも無くなっているように感じます。

  最近、子どもへのまなざし』という本に出合い、私が面倒でできれば参加したくないと思う親子の集まりが、実は、親の育児力と子供の社会性の育成にとても大切である事を知りました。

 この本によると、育児の下手な親というのは、ほとんどが孤独で、育児の不安を人に相談したり尋ねたりできずに、育児書に頼る傾向があるそうです。実家の母親に聞くとか、夫に相談するとか、友達に聞くとか、近所の人で子供が大きくなったお母さん達に、「こんな時、どうしたらいいのでしょうか」と、気軽に聞く事をしない、人間関係が少ない親ほど、育児が下手になるし、抱えている育児不安も大きいのだそうです。それから、子供はお友達と一緒に遊んで育つ機会の多い方が子供社会の社会性が身に着くのだそうです。お友達と育ち合うという事も大切なのだそうです。以下は、本からの抜粋です。

 「親子関係だけを一生懸命やっても、親子の関係はうまくいかないし、育児不安もなくならないのです。夫婦関係、近所の人との関係など、いろんな人間関係の一部が親子関係なのです。ですから、多様な人間関係ができる人の方が、それだけ子供との関係も柔軟にできるでしょうし、育児不安にもならないとと思います。」

 「育児不安というのは、お母さんの自分の存在自体に対する不安だと、私は思います。人間のあらゆる努力の営みは、つまるところ、‘疎外や孤立を回避しようとするものである’と言った高名な心理学者がいますが、人間関係の中で安らいで生きたいと言う感情は人間の本能なのです。・・ですから、人間関係に緊張やわずらわしさを強く感じがちになっている現代人は、ある意味では、本能を破壊しながら生きている訳ですね。自然な育児や老人の介護ができずに、虐待になってしまう大人の世界も、クラスメートと共感できずに、ひどいいじめが生じてしまう子供たちの世界も、おそらく同質のものなのでしょう。
 ですから、自分の存在自体に対する不安を解消する為には、人間が皆、自分の周囲の人と、お互いに守り守られて生きているという気持ちになれば、存在への不安は小さくなると思うのです。そうすると育児不安も、とうぜん小さくなると思います。その結果、赤ちゃんに安心感を与えるような、抱っこや授乳が出来るようになり、楽な気持ちで育児が出来ると思っています。親子が互いに、相手によって生かされているという、喜びや感謝に満たされた気持ちがあれば、自然な育児というのは、必ずできるものだと思います。」

 「現代人のひとつの大きな不幸は、人との関係から解放されなくては、安らぐ事ができないというようなところにあることです。自由を求めすぎて、勝手気ままに生きようとして、かえって生きにくくしている自分に気づかないでいる、と言っても過言ではないでしょう。」

 「人間が人間関係を避けてくつろいでいるとか、安らいでいるとかいう状態では、親子関係は人間関係ですから、うまくいかないですよね。人間関係の中に、安らぎを求めるということも、できなければいけないのですね。・・人間関係の中でも、くつろげなければいけないと思います。そういう、一緒にくつろげる人を、どうやって得るかが大事な事ですね。
 本当は、相手の心に響き合うことのできる感性を、自分でどのように育てていくかということだと思います。・・不登校の子供というのは、友達との関係の中でくつろげないのだと思います。
 子供というのは、本来、独りでいるなんていうことは、退屈で耐えられなかったはずですね。友達と何かしていることが楽しかった。・・
 ですから、そういう時代には不登校の子供や、家庭内暴力の子供はいなかったのです。コンピューターゲームの普及は、このゲームがひとりでいることにしか、くつろぎを感じられない子供に、時間をつぶさせてやる為の最適なおもちゃだということを考えますと、よく理解できます。
 私達は、今日、どうしたら人と一緒にくつろげるかということを、多少、努力をしてでも、試みるべきだと思います。」

 「家族同士でさそいあって、ちょっと行こうじゃないかと言えるような、そういう、人に対する親しみを、私達は取り戻そうと呼びかけたいと思います。こういう事をしないと、もっともっと事態は悪くなると思います。遊園地だって、本当は親しい何家族かで行った方が子供の為には良いのです。その方がそれだけ社会の中にいることになるのです。・・子供の社会性という意味では何倍も成果が大きいのです。
 続き
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