女王の教室

August 18 [Sat], 2018, 13:33

 いつだったか一挙放送してて、今年はお盆連休が上手いこととれたのでまとめて見た。
 小学6年の担任としてやってきた女教師は生徒にとって今までの人生で出会ったことのない存在だった。世の中の諸々に対し自論をきっぱりと示し、テストの成績で分担を割り振り優秀な生徒の負担を減らし受験に関係ない生徒を有効利用する徹底した指導。そしてそれを学校・保護者・生徒に有無を言わせず強行するだけの実力と凛とした姿勢。
 クラスの生徒は、彼女に大して全力で立ち向かう中で成長していく。生徒だけでなく親も同僚も上司も。始めのころは見ていてイライラした生徒たちが、だんだんと自分たちで考え学び力強くなっていく様子は気持ちよかった。「何で人を殺したらいけないのか」に対する彼女の答えや他の場面で発せられた言葉の数々は問題があるのかも知れないが現実をとらえた聞いていて気持ちのよいものだった。天海祐希の配役ははまってたし。彼女は途中で「教育委員会」によって放校処分にされるけど、彼女の「教育」を受けたクラスは教えを守り素晴らしい姿で卒業していく。
 卒業式ですでに担任ではなくたまたま教室を訪れていた彼女に、生徒たちが「仰げば尊し」をその歌詞を理解した上で彼女にむけて泣きながら歌うシーンは本気でよかった。よいドラマだった。


「未来」湊かなえ

August 18 [Sat], 2018, 13:28

 病気で亡くなった大好きだった父、ほとんどぼんやりとした「人形」状態で時々調子のよいときは「人」になる美しい母。いじめ、不登校、教師への不信感。ふとしたきっかけで家庭でも学校でも生きづらくなる中学生の章子のもとに届いた未来の自分からの手紙。半信半疑、気まぐれに書き溜めたお返事で語られる少女の日々。現在と過去においてそれぞれの登場人物の視点で話は語られ、一つひとつのピースが合わさり全容が最終章でわかる。
 好きな構成で話も面白かったのだけど、どの登場人物の話も嫌悪するところがあり。どうもこの「いや〜な感じ」が若干抵抗があり面白いんだけど読みたくないなぁ、でも読もうかなという存在の作家でありました、やっぱり。私にとって、今回も。

ブラックパンサー

August 09 [Thu], 2018, 18:34

 シビル・ウォーが前作かな?マーベル映画どんどん作られて頭が追いついていないです。ポロポロ登場していたブラックパンサー、そして彼の国ワカンダ。今回「ブラックパンサー」とのタイトル通り、彼とその能力の起源や国の伝統などいろいろわかった。
 テロで死んだ父にかわりワカンダの国王となったテイ・チャイ。ブラックパンサーの力をめぐる戦い(儀式)で敗れて力を失ったり、かわって力を得権力も得た従兄弟(長年その存在を知られてなかった彼の生い立ちに関する話は、革新的な外交を彼が掲げたことに納得いくものだった)といろいろあったり、部族同士の戦いになったりけっこうな規模の話だったが、総じて面白く観終えた。「農業国」という外向けのワカンダをやめ超文明国である真実のワカンダを世界に現し技術提供をする決断を国王として下したラストはすがすがしい。マーベル映画の楽しみになってるエンドロールのあと(Cパート?)のワンカット、今回バッキーが出てきた。次回作のインフィニティー・ウォーにどうつながるのかな。レンタル始まるまで覚えとけるかな。

デッドプール

August 03 [Fri], 2018, 18:17

 これ観たのいつだったか・・・、もう2がアメリカ公開されてるし。デッドプール、今までのマーベルのヒーローとちょっと違うとこがある。それは自分たちを観ているお客さんがスクリーンの向こうにいることを知っている、第4の壁に干渉しまくるヒーローってこと。作中でしょっちゅうスクリーンの中からこちらに彼は話しかけてきたり説明したり。それが印象に残りまくって映画の内容はほぼ忘れてしまってた。
 2を観る前に(自分のために)記録しとこと思ってちょい調べて。あ、X-MENのシリーズだったのか!とそんな初歩的なことまで忘れていたことに驚き。結婚を前に自分がガンと知り、生きるために研究対象となり能力を得たけど火事でやけどを負いそれを隠すためのコスチュームをまとい婚約者に醜い姿をみせれず傭兵デッドプールとして生きる、その活躍が今回の内容。けっきょく正体ばれて、婚約者にもばれて、そんな姿でも愛はかわらずハッピーエンド・・って感じ?あまりキャラに共感しなかったせいかほんと覚えてない。2はもうちょっとしっかり観よう。

オール・ユー・ニード・イズ・キル

July 13 [Fri], 2018, 17:49

 ずいぶん前に観ました。「死ぬたびに強くなる」っていう感じのコピーの宣伝だった気が。コミック原作の映画化、いまいちかな・・と思いながらだったけど、予想は良いほうに裏切られた。
 もう詳細を忘れてるんだけど、地球外生命体と戦っていて主人公のT・クルーズが殺した相手が特殊な固体で、その体液をあびたせいで死ぬたびに決まった時間に戻るというループにはまる。記憶はそのまま、彼は敵を倒すため何度も何度も死にながら様々なパターンを試し、しだいにその世界の仕組みと敵を倒す方法を見出す・・ってな話だったような。とにかく面白かった〜と思ったのを覚えている。

「逃亡刑事」中山七里

July 12 [Thu], 2018, 18:11

 入院中の母に会いたくて、少年は児童擁護施設から脱走した。しかし彼は途中で殺人を目撃してしまう。殺害されたのは刑事、至近距離からの一発。少年は現場で会話の断片を耳にし犯人の顔も見た目撃者。型破りではあるが群を抜いた検挙率を誇る班を率いる高頭冴子警部は、事件の核心に迫った結果「犯人」に仕立て上げられ目撃者の少年を連れて逃げた。
 意外な協力者たちの援護を得て実行犯を明るみに出し、そして最後は黒幕に引導を渡す。逃亡の過程で出会うホームレスの親切、ともに時間を過ごすうちに子ども嫌いだった警部が少年を理解し少年もまた警部を信頼していく変化など心にくるシーンもあり、事件自体も先が気になり一気に読んだ一冊。

「恩讐の鎮魂歌」「悪徳の輪舞曲」中山七里

June 25 [Mon], 2018, 18:28
 「贖罪の奏鳴曲」「追憶の夜想曲」に続く御子柴礼二シリーズ。最初の一冊は猟奇殺人を起こした少年犯罪者が弁護士になるという設定に拒絶と興味を持ち、けっきょく話に引き込まれ読み終えたが。あれよあれよで続く4冊目が出てた。3冊目読んで放置しててほぼ忘れてしまった・・・。少年刑務所で彼の人生を変えた刑務官が殺人の罪にとわれその弁護をする話だったな、くらいの記憶。おもしろかった印象はあるんだけど。
 4冊目もちょい忘れかけ。容疑者は母。再婚の夫の殺人容疑がかかった母を弁護してほしいとの依頼人は妹。「御子柴礼二」と名を変え切り離した家族と、実父の自殺の真相。冒頭の殺人描写が物語の終わりに結びつく、私の好きな構成。4冊目になり、話を重ねるごとぽつぽつと現れる御子柴の「人」を成す面。彼の言葉に同意を感じる時もあり、死体配達人と称された過去は変わらないし過去も現在も同じ人間であることに違いはないが、1冊目では感じなかった類の魅力をかすかに持ち始めた。すごいシリーズだな。

 

「ケモノの城 」誉田 哲也

June 08 [Fri], 2018, 18:57

 何冊か読んだけど好感をもてたりあまり好きでなかったりと一定しない作家で。図書館でまぁ新しい入荷のものだったのでどんなのかなと読んでみたら。実際にかつて起こった連続殺人事件を背景にしたフィクションだった。
 互いを監視の目で縛りあった監禁、限界を越え人間であることを手放し殺されていく人質たち、その後の死体解体。「なんで、どうして、逃げない、助けを求めない?」と読んでいると思うが、現実の状況だと判断力も行動力もおかしくなるんだろう。犯人を追い続けた父と娘の結末もなんだかモヤモヤして、先が気になりページは進むが読み終えて気持ちが沈んだ。人ってなんなんだろうと思ってしまう内容。

ある天文学者の恋文

March 18 [Sun], 2018, 14:30

 原題は「The Correspondence」、単語の意味は「対応」。学者は教え子と関係を持っていた。真剣な愛情を惜しみなくそそいでいた彼は、ある日自分の余命が数か月と知る。
 いつものように彼の講義を聴きに教室に入る教え子の携帯に彼から連絡が入る。自分の行動を見透かしたような一歩先をいくたわいもない言葉。しかし、足を踏み入れた教室では壇上の職員から彼の死が学生たちに告げられていた。数日前に亡くなったと。
 彼は彼女が寂しくないように、ずっとそばに自分がいられるように。彼女の予定や行動をよみ先の先まで、ずっと連絡やプレゼントが彼女に届く仕掛けをしていたのだ。彼女は辛くて寂しくて、病気を黙って逝ったことに腹が立ち、彼の死を受け入れ現実を確認するため、自分と同じ年の学者の娘に会いに行き追い返されたり。「重いと感じるなら断ってくれて構わない」との彼からの言葉に衝動的にのってしまい、後悔して再びメッセージを受け取ろうと奔走したり。
 彼はいないけれど彼の思い出そしてはかり知れない愛を感じる日常を大切に愛しみながら静かに前を向き生きていく彼女。人生最後の日々を費やし仕掛けたサプライズ、その学者の心境。学者の娘が、彼女に言った「私にはそんなに愛してくれる人は現れないと思う」(確かそんな意味だったと)との言葉がものすごく素直に響いた。とても美しいものを観た気持ちになった映画。とても、よかった。

モアナと伝説の海

February 18 [Sun], 2018, 18:47

 オープニングからしばらく洗い物したりごそごそしてたのでちゃんと理解してないんだけど。島になった神様が「命」を生み出していて、自分も「何か」を作り出したかった半神がその神様から「心」を盗んで。そしたら命が生まれなくなりあちこちの島や海が枯れて行き出して、半神に神様に心を返させようと海に選ばれた女性モアナが海に出る話・・・かな。
 モアナは無事半神を見つけ、くじけかけたけど心を返すことに成功し、海に平和が戻ると(いった感じだったかと)。おばあちゃんの魂が死後言葉とおりエイになりモアナを勇気づけたり、半神の行動も彼なりの意味があったり。話はそれなりによいものだった、とくに心に響くことは私はなかったんだけど。それよりなりより、映像が素晴らしかった。キャラデザインは好みではないんだけれど、それでも驚愕するほど美しい画面だった。こんな色彩を表現できる時代なんだ。すごいな。昔スクエアのファイナルファンタジー(ゲーム)の映像に感動した頃が懐かしい。

プロフィール
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    ・読書
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バカボンのパパの年も追い越し、でもあまり変わらない現状にやれやれなこの頃です。
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