実録武富士詐欺事件5話

September 25 [Mon], 2006, 20:58
派遣会社を作らせたものの、社長と決別してしまい会社は廃業。
二人はなお、派遣会社を作るという目標は持っていた。
会社設立には300万が必要。
手持ちの金ではまだ足りない。
ある日、東区の晩酌御殿という居酒屋で二人は奇妙な男から声をかけられる。
「金になる話はあるよ」
そう話す男は40代後半から50代かと見える中年だった。
金になる・・・。
二人は金が入ったその後をすでに想像するまで時間は掛からなかった。
中年男は驚くべきことを話した。
「中国に行って現地の女性と偽装結婚して日本に連れてくれば一人50万円の報酬になる」
中年男はそう言うと連絡先を教えた。電話番号だった。
「周さんという中国人だ」
そう言うと、自分の名も連絡先も明かさず去っていった。

「50万か」
「二人で100万」
すでにその気になっていた。

牛丼再開

September 18 [Mon], 2006, 17:45
吉野家の牛丼2年ぶりの再開で行列?
興味がまるで湧かないニュースだ。
10年以上前から好んで食おうとしなかった。
今は牛肉は黒毛和牛しか食わんもんね。

ちなみに肉食の生活が攻撃性に関連づけられるという研究結果もかなり示されており、やはり米国人は肉の食い過ぎであると思われる。動物性蛋白が尿酸代謝に与える影響で性格にも及ぼすことは高校時代に知っていた。

ついでにハンバーガーはおごりと言われても食う気はしない。理由はいろいろある。

この季節は秋サンマ食ってたほうがはるかに財布にも体にもやさしい。

くそったれ

September 12 [Tue], 2006, 21:45
詐欺事件では道警に協力したが今後一切いかなることも協力しないことにする。
道警の不祥事は全て公開することにする。

くっそー、なんで覆面いるんじゃ〜。
(;。;)(;。;)(;。;)

道警改革、リストラ、縮小を選挙公約にする政治家がいるなら全力で応援するで!

立ち直ったら詐欺事件の続きを書くことにする。
しばらくたちなおれない。

実録武富士詐欺事件4話

September 10 [Sun], 2006, 18:36
小木は田中の3学年上である。平成13年当時29歳。田中26歳。
新聞奨学生として札幌市中央区の読売新聞販売店で一緒に働いていた二人は10年来の友人であった。
小木は私大の法学部卒業後、武富士社員として3年あまり勤務し、退職後は人材派遣会社に登録し、主に引っ越しの現場に派遣されていた。
田中も同じ派遣会社に登録していた。
小木は無類の女好きであったが特定の彼女はいない。
田中には付き合っていた女が居た。
運転免許は小木は持っていたが田中はない。しかし、無免許で運転することはあった。

二人は現場に派遣されながら、人材派遣業は儲かるのだと感じ取っていた。
以前防水工事の会社に派遣された2人はそこの社長に派遣業は儲かるなどと吹き込み、合資会社を作らせた。
2月のことである。
防水工事の社長は冬仕事がほとんど無くなり、いっちょやってみるかとその気になった。
最初に田中が本部長として乗り込み、後に田中が「小木は有能だから」といって部長として雇わせた。
二人ともスーツを着て営業活動を行ったが、なかなか取引契約を結ぶには至らなかった。
春になり、小木が「帯広に大きな仕事がある。契約を取るために出張したい。25万要る」と社長に持ちかけた。
社長は25万渡した。小木のことを口が達者で物知りな男とみて信頼していた。
しかし、契約は持ってこなかった。

しばらくして社長は経営コンサルタントの男と知り合い、アドバイスを受けて2人が仕事をせずに金だけ無心している疑いを持つ。
そして二人が宿泊したというホテルに連絡をとると全く宿泊の事実がないことが分った。

社長らはまず田中を呼び出して責め立てた。ぶん殴って事実を吐かせた。
睨んだ通りだった。しかし、それが誤算だった。
翌日田中から連絡があり「暴力事件として警察に被害届を出す」と。小木が法学部出と言うことを忘れていた。
捕まってしまえば本業の防水工事もできない。今後の商売にも支障が出る。そう思った社長は、示談金として200万円もの金を二人に取られてしまうことになった。

派遣業を諦め会社をたたむ決心をした社長は二人に「もう派遣はやめる。事務所も閉める。やりたければ二人で勝手にやれ」と言い、決別した。5月下旬のことである。

残された二人は200万円と、それに登録者の履歴書数十人分を手にしていた。

実録武富士詐欺事件3話

September 08 [Fri], 2006, 23:18
帰宅した蝦夷桃は憤慨した。
武富士北24条支店に電話し、問いただした。
「詐欺として容疑者が逮捕されているのに支払い請求を送りつけるとはどういうことなんでしょうか」
「少々お待ち下さい」
電話口の若そうな声の女性が対応する。
しばらくして
「武富士本部からの郵送でありましてその書類は破棄して下さい」

蝦夷桃は思った。武富士は濡れ手に粟で金を取れたらそれでokの会社方針なのではあるまいか。
もし仮に借りてもいない金を支払ってしまった場合はそうなるのか。振り込め詐欺だろうが。

2日後、再び中央署から電話があった。今度は年期の入ったケーサツ臭プンプンの声質である。
「共栄サクセスに心当たりありませんか?」
春先に無職で休職中だった頃、人足派遣会社に登録してその後全く仕事の連絡がなかったのを思い出した。
「ええと、そういえば春先に一度履歴書だけを持っていった記憶があります」
「何月頃ですか?」
「4月か5月かそのあたりだと思います」
「蝦夷桃さん、一度来てもらえませんか」
「別に構いませんが」

次の日午前11時。中央署に車で乗り入れる。
取調室に案内される。
室内は広さ2畳くらい。意外に明るいが窓はない。
安っぽい照明スタンドもなければもちろんカツ丼もない。
刑事ドラマと違って対面する米田という中高年刑事はノートPCと格闘していた。

小木、田中の二人はすでに逮捕されていた。
写真を見せてもらう。
派遣会社で一度だけ欠員が出たのでヘルプで来てもらえないかと言うことで白石区の現場に行ったことがある。
そのとき別の車で先導した幹部がこの二人だった。
結局その日仕事はすことなく、交通費として1000円だけもらってその後音沙汰無しだった。
そのことを刑事に伝える。

詐欺事件の首謀者は田中、小木の二人。実行犯が油矢。
さらに驚くべき事実は、小木ナオヤは元武富士社員だった。

実録武富士詐欺事件2話

September 07 [Thu], 2006, 13:08
数日後、再び警察から電話が来た。
「田中ヨシアキと小木ナオヤという人物を知っていますか」
聞き覚えがまるでない。
「名前は全く知りません」
「一度資料を見てもらいたいので蝦夷桃さんの都合の良い場所と日時よろしいでしょうか」
「では私の仕事場に明日午後なら大丈夫ですよ。私しか居ません」

翌日、曇り空の中、刑事が豊平区の事務所にやってきた。
警察らしからぬやや気弱そうな普通の青年であった。
聞くと、元々警察官ではなく社会人から転職して刑事になったのだという。
なるほど、日が浅いのでケーサツ臭がしなかったのだな。

資料を見せてもらうとひどい文字のオンパレード。
逮捕されたの油矢伸は21歳のメンズパブ従業員。茶髪。
それで当時30歳の蝦夷桃になりすまそうとして逮捕された。
こいつと先の二人が関係あるらしい。
しかも、サラ金に申し込む書類に自分の名前を間違えて書いている。
しかしながら住所は合っているし、実家が本籍地住所でこれも合ってる。10年以上前に死んでいる父親がなぜか札幌で生きていることになっていたのは驚いた。
蝦夷桃名義の郵便ぱるるの通帳、なぜか東区郵便局で作られている。
セイコーマートのカード、それに保険証。保険証は偽造ではなく役所で発行された本物。
一体どうやって?

事務所で青年刑事と「道警ってでぶ警官多いですよねえ。あれなら私は走って逃げ切れますけどね」
「壁にイエローカードになるよって張り紙貼ってあるんですけどね。でぶしょう、デブじゃなくて、出不精のひとたちが多いです。ずっと座ってる」
などと談笑しながら調書にサインする。

夕方帰宅すると、武富士北24条支店から支払いの督促が郵便受けにあった。

自衛隊誤射で思い出した

September 06 [Wed], 2006, 14:51
学生時代、警備のバイトをしていたことがある。
そこの正社員にT山という若者がいた。
何をやっても不器用で車の車庫入れも何度もやり直してなおずれている。
善良ではあるのだが、見ていて使えんなあと誰もが思う。
T山は元自衛隊員だった。
自衛隊はクビになった。
クビになった理由は、演習でバズーカを前後逆に撃ったからであった(実話)。

唐突ながら

September 06 [Wed], 2006, 11:57
小説、実録武富士詐欺事件スタート。

エピローグ

2001年10月某日。
札幌市北区のアパートに電話が掛かってきた。
知らない男の声だった。
「もしもし、蝦夷桃さんですか? こちら札幌中央署刑事2課知能犯罪係です」
「!?・・・はい?」
「油矢伸という男を知ってますか?」
「知りません」
「この男が蝦夷桃さんの保険証で武富士から金を借りようとして逮捕されたんですが」
「はああ?」
「覚えはありませんか?」
「ありません。保険証もちゃんと持っています」

いわゆる呼び名について2

September 06 [Wed], 2006, 11:04
日本名:ハダカカメガイをクリオネと呼ぶのはヤマメやヒメマス、シロサケ、キングサーモンを全て「オンコリンカス」と呼ぶのに等しい。
クリオネは学名だからである。
同じ論理でイワナはサルベリナスとなる。

俺はハダカカメガイで行くぞ。

いわゆる呼び名について1

September 06 [Wed], 2006, 10:51
日本にいる固有の生き物をわざわざ英名で呼ぶ釣り人(自らをアングラーという外来語で呼ぶのが多い)に違和感を覚える。
まあどう呼ぼうがその人の勝手であるので直接非難することはないが、見かけると「けっ、こいつもかよ」と腹の中で思っている。

日本のサケ科渓流魚に個別にトラウトという英名は付いていない。
個別に付いているのは全て外国産である。ブルック、レイク、レインボー、ブラウン・・・。

もうひとつ、ブリやボラ、黒鯛などと同じ出世魚として成長によって名前が変る鱸(スズキ)について。
関東ではセイゴ→フッコ(関西ではハネ、中京圏ではマダカ)→スズキである。
それを大きさに関係なくシーバス・・・。見事に釣り業界に洗脳されてますなあ(笑)
スズキでいいじゃん。何が悪い?何と言おうと正式名称はスズキだ。

言葉は文化である。使うなら日常でも使いやがれ。使い分けるな。
日本料理屋に鱸の〜というメニューがあってもシーバス〜と注文しやがれ。
ちゃんとした料理屋でほんとにやったら褒めてやる。

イワナの骨酒。塩焼き。ヤマメの甘露煮。
それをトラウトの骨酒、トラウトの塩焼き、トラウトの甘露煮と使っておくれ。

げ、レストランではすでにシーバスメニューがある?未確認だが。
日本人の言語文化を勝手に放棄するやつはすればいいさ。

私としては断固として鱸(スズキ)は鱸。佐藤はサトウ。ん?違うって?