とらみっき^p^

September 29 [Tue], 2009, 0:12
とらみっき^p^ 2009/09/27(日)
 深更。
 佐竹村の離れから、荒い息と衣擦れの音がする。敷かれた一組の布団の上では、体躯のよさそうな男が二人、こっそりと交合していた。
「先輩っ……」
 愛しい人の上に覆いかぶさり、指を絡めながら、余裕のない声でそう囁くのは佐竹虎若。忍術学園を卒業し、
晴れて佐竹衆の長となった。彼がかつての敬称で呼ぶのは、三学年上で同じ学園に在籍していた田村三木ヱ門のことだ。
「や、やめてください……、確かに、私はかつて、あなたの先輩だった。それは事実です……。しかし今は違うでしょう。……私はあなたの部下の一人、あなたは私を使役する立場です……からっ……ふうっ……」
「いえ……俺……いや、僕にとっては、いつまでも田村先輩は田村先輩です……。こうして気持ちを通じあえたのも、先輩が卒業後の進路にうちを選んでくれたから……んんっ」
「や、虎若っ、ふかっ……あ……!」
 虎若は三木ヱ門に口付けながらさらに挿入を深めた。
「誰かに聞かれたら……どうするんだっ……」
 交わっているときに気を抜くと、すぐに学園時代の口調に戻ってきっと睨みつける三木ヱ門に、虎若は苦笑する。
「先輩は、やっぱり先輩ですね」
「あっ……すみませんっ……」
「いいですよ。そっちの方が似合ってるし、僕も好きです……」
 虎若は、今度は三木ヱ門の額に口付けを落とし、そのまま唇で目蓋、鼻、唇と啄むように触れる。
「わ、私も……」
 唇に虎若のそれが触れたとき、三木ヱ門は自ら少しだけ唇同士を離し、舌を受け入れた。
「んっ、ふう……っ」
「好きですよ、大好き……」
「あ、あまり恥ずかしいことばっかりいうな……っあ!」
 虎若の注挿が三木ヱ門のいいところを突いたのか、身体をのけ反らせる。
「ここか……っ……」
「あっ、や……駄目……っ、音、出ると、誰か、きちゃ……うっ」
「心配いりませんっ……ここは離れ……っく……」
「ふあ、ああぅっ、や、やっ、虎、とらわっ、ああああっ!!」
 ぴゅくり、と三木ヱ門自身から白濁が噴き出した。
「たくさん……出ましたね……っ!」
 次の瞬間、三木ヱ門の中は熱い白濁で満たされた。
「あっ、あ……、っ……」

 交合を終えて、身体を清めたあと、二人は戸を開けてぼんやりと月を眺めていた。
「学園にいたころは満月は実習とかの天敵だったから、じっくり見たことがあまりなかったけど、こうして見るととても綺麗だな……」
「そうですね。でも……み、三木ヱ門ほどじゃ、ないと、お、おも、いますっ」
「……虎若、今なんて」
「聞かなかったことにしてください! ね、眠くなったから寝ますね! おやすみなさいっ!」
 そう言って頭までしっかりと布団をかぶった虎若を見て、三木ヱ門はくすりと笑った。
 月より綺麗か……。
 言葉の意味を考えて数秒後、三木ヱ門は顔を両手で覆ってじたばたしたい衝動にかられていた。
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