はじまり

2007年11月08日(木) 22時44分
もういい加減時効だろ。
Tのことを書いておこうと思う。

最初は、「友人Eの知り合い」として会った。
以前から、Eを通して話は聞いていて、「面白そうな女の子だな」と思ってはいたのだけど。
ある日、Eと電話で話していて、「明日Tと会うんだけど、お前も来るか?」と誘われた。
一人きりの暇な休日をすごすよりはと、僕は待ち合わせの喫茶店に行く事にした。

第一印象は「かわいいじゃん」。
僕好みの丸顔と、キツい感じの目。
待ち合わせの時間に大幅に遅れていった僕を責めるEを適当にあしらいながら、僕は持参したホチキスとじの冊子を二人に渡した。
この駄文を読んでくれてる人には冗談としか思えないだろうけど、当時の僕はまだ、文章で食っていく事を夢見ていたのだ。
サラリーマン生活に飽き飽きし、いい加減夢の実現に向けて本腰を入れようかと思った、その立場宣言として、僕はその冊子を、知人という知人に配りまくっていたのだった。
彼女が趣味で絵を描くと知っていた僕は、「良かったら、子の文章に絵をつけてくれないか」と頼み、連絡先として電話番号を教えた。

そのあとは、ゲーセンとかを適当にぶらぶらした後、3人で飲みにいった。
友人も一緒とはいえ、ちょっと好みだな、と思える女の子と酒を飲むのは楽しかった。
戯れにTの目をじーっと見つめると、彼女は「なんだか怖い」とか、言っていたな。
話がシモに流れそうになるのを必死で止めるEが、なんだか可笑しかったっけ。

もちろん、その後はみんなそれぞれの家に帰った。
Tは旦那のまつ家に。
僕とEはそれぞれ一人きりの汚い部屋に。

その時は、まだ、それが当たり前だと思っていた。

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