25年かけて取り戻したもの、今、一瞬に

September 08 [Sun], 2013, 18:22

お知らせ

『佐藤栄記の自然観察日記』が映像でも見られるようになりました。
当ブログでのカヌー競技場に関する反響が大きく130万を超えるアクセスと6万人の方からの『いいね!』を受けまして葛西臨海公園カヌー競技場予定地が一体どういう所かをユーチューブにアップしました。『ユーチューブ 佐藤栄記』で検索すると一番上に出ます。お聞き苦しい解説で恐縮ですが、貴重なギンヤンマの産卵シーンも含まれています。よろしければ是非ご覧ください。  youtube ビデオ版『佐藤栄記の自然観察日記』


   
 

本日早朝
2020年の夏のオリンピックが
TOKYOで開催される事に決定致しました。
楽しみですね。
オリンピック大好きです!!

ところで、とても重要な事で
皆さまと猪瀬都知事に是非、お伝えしたい事が
ございます。

以下、どうぞ読んで下さい。



 

拝啓、
猪瀬直樹さん
葛西の話を書きます。

先日、僕はある人と、葛西臨海公園を歩いていました。





そして、だいたいこんな事をその人と語りました。

『素晴らしい場所ですね』
『バブルの頃、
お金が余っていた時代に作ったんでしょうね』
『今じゃ、
こういう自然の為なんかには、巨額のお金が降りないでしょうね』
『お金のあるうちに、こういう自然を作っておいて良かったですよね』

『ここができて、何年ぐらい経つのかな?
ちょうど木々も馴染んできて鳥や、魚も集まって来て
人工の物が、本物の自然になってきましたよね』



葛西臨海公園は、猪瀬さんがよくご存じのように、
東京都が東京湾沿岸の汚染や埋め立てで
“破壊された自然環境を再生しようと”作った公園です。

開園は、平成元年(1989年)。
面積 約81万平方メートルは、上野公園(53万平方メートル)
新宿御苑(58万平方メートル)よりも大きい

“東京都が世界に誇る都市の中の自然公園”です。



荒涼とした東京を砂漠に例えるなら古臭い言い方かもしれませんが
まさにここは、オアシスでしょうね。




都会には、こういう自然が少しは存在しないと
人は精神をおかしくする気がします。




昔、
あれは今からもう四半世紀も前の話になってしまうけど、
僕は、あなたが書いたノンフィクション小説に心を打たれ、
猪瀬直樹という人物の名前を覚え、ある意味、尊敬しました。





『ミカドの肖像』という本でしたね。
1987年発売でしたか、・・・
1987年と言えば、
僕はAD3年目ぐらいの一番忙しい時で、
寝る事も許されない日々を送っていました。

でも、あなたが書かれた
あのぶ厚く、そして小難しい本を
僕はむさぼるようにして読みました。

『ミカドの肖像』の出だしは、たしか、こんな内容でしたね




もう、30年近くも前の話ですので違っているかもしれませんが、・・・

外国人は、『東京の真ん中には、空虚がある』とよく言う・・・

そんな出だしではなかったですか?
そして、
東京の真ん中にある、その空虚っていうのは、
空虚じゃなく、KOUKYOだっていう話。
地図や航空写真なんかで見ると皇居が、ぽっかりと空虚のように
東京の真ん中にあって実は、この緑色の空間で
東京の空気を作り、あるいは東京の空気を浄化し、
そして、都会の喧噪に住む東京人の心のバランスを
こういう空虚な存在が、保たせているのだと。

この出だしで、
僕は、心を持って行かれましてね、
猪瀬直樹っていう人は、凄い人だなあとずうっと思い続けてました。



あなたが副都知事になられた時に、僕は、
東京は良くなる!!と確信しましたよ。




拝啓、猪瀬さん、
あなたは、葛西臨海公園でゆっくり鳥を見た事なんか、あるんでしょうか?

今、すごいですよ!なんてったって、東京都江戸川区でタカが、見られるんですよ!!




目の前を、タカが通り過ぎた時の感動ったら、そりゃあ、すごいもんです。





すごい写真を見せましょうか?

タカが、糞を飛ばす瞬間の写真です。



こんな風に、尻を高く持ち上げるんですね、

そして、



鳥は、オシッコをしないんですね
全部、一緒に排出する。



白いのは、人間が痛風になるので有名な
尿酸です。
人間は、窒素を水で溶かし、尿素という化合物にして、
オシッコとして出します。
でも、この方法だと大量の水分を必要として
常に飛べるようにしておきたい鳥には不向きなんですね。
だから、尿酸という化合物にして、濃縮して出すんです。
白いのは、尿酸です。

猪瀬さんでも、タカがオシッコする瞬間はさすがに
見た事、ないんじゃないかな?
そんな貴重なチャンスがあるもんで
バードウオッチングなんてのも
この公園では盛んに行われていましてね
見てください!この人の数・・・



あなたはやはり先見の明があったんだ!!
あなたが、30年も前に言ったのは本当だったんですよ!!
人は、都会の中で“空虚”が必要なんですね。




多くの都会人が、週末になると心の傷を癒しに、
木を見に、花を見に、
鳥を見に、たくさん訪れています。




鳥だけじゃなく、チョウチョなんかもいます。
アカシジミっていう小さな蝶ですが、
いるらしいですね!葛西に。

僕は生まれてから一度も見た事がないんです、この蝶。

トウキョウダルマガエル。

大好きなカエルですが、

東京の名前が付いているのに、

東京じゃあ、ほとんど見かけない!!

このトウキョウダルマガエルも
ここにはいます。





アカガエルもいます。





こういうカエルなんかがいるから

鷹等の生態系の頂点に立つ猛禽類なんかが
暮らしていけるんですね

つまりね、

東京は、“人の手によって”

生態系を復活させたんですよ!!

人間が、一度ぶっ壊した生態系を

元通りとまでは言えないにしろ、

見事に復元させたんですよ!!




拝啓、猪瀬さん


この間、

オリンピックの誘致の一件で

世界のお偉いさんが東京に来てましたね。

あなたは都の代表者です。

その方々を、いろいろな場所に案内したでしょう。

でも、こういうところもアピールして欲しかったです。

『日本という国は、東京という世界一の規模を誇る近代のメガ・シティは、

その中に、生物多様性を見られるような自然も有しているんです!』と、

タカや、水鳥、野鳥、カエル、トカゲ、モグラなんかを見せて

どうだ、これが東京なんだと
そういうPRをしたらどうだったんでしょう。



あなたは、しきりに言う

『コンパクトに競技場をまとめられる』と。

それが最大の売りとして、

あなたの周りのYES MANや、YES WOMAN達も

『移動距離の少なさ』を訴え続ける。



でも、


柔道の選手は、カヌーの競技には出ない。

観客もそうですよね。

柔道見た後に、その30分後のカヌーの競技を
急いで見に行く人なんて、いますか?

そんなかんたんにチケットとれるの?

1種目ぐらい、少し離れた場所で
競技してたって、別にいいじゃないですか?

違いますか?

それを、半径8キロとか、あなたが言いだしたのか
知らないが、
その数値にこだわるあまりに
あなたは今、本末を転倒してはいませんか?

だいたい8にこだわる必要ございますの?


拝啓、猪瀬都知事殿

約170種類の鳥が戻って来た
“東京の奇跡の成功”
“都会人の心のオアシス”
人間が復活させた生態系を
誇りに思うどころか、

あなたは、また壊し、
カヌーの競技場にする計画だそうですね。
国民に、そういう話は
しているのですか?
僕は、少なくても
あなたから
あるいは招致委員会から
あるいは行政から、
そういった話は一切、聞いていない。
葛西臨海公園に行ったって、
そんな御触れは、貼り出されてもいない。
あなたは、実質、秘密裏に
事を運ぼうとしているのですか?

2020年オリンピック・パラリンピック

東京都が国際オリンピック委員会(IOC)に提出した資料では、
葛西臨海公園西側に
カヌー(スラローム)競技場を建設する計画になっていますね。

カヌーの競技場は、オリンピック終了後も
カヌーやラフティングの施設として残存という計画なんですね。
葛西臨海公園の面積の約半分は、
カヌーの競技場とその施設になるという計画なんですね。
(※葛西臨海公園を東側と西側に分けた場合の西側のほとんどという意味合いで当時は表現しましたが総面積的には、約4分の1です。)

都民の皆さん、
ご存知でしたかね?

カヌーと言えばね、湖水なんかを
ゆったりと、っていうイメージもあるかもしれませんが、
競技のカヌーってのは、激流を全身使って下る、
あのカヌーの事で、非常に高低差のある
巨大なコンクリートの人工の川を作って大量の水を流して行うんですよ。

25年もかかって取り戻した都会の中の切ない大自然。

25年ですよ、

一瞬でぶっ壊して大金を使う算段なんですよ。

カヌー、素晴らしいですよ。
でも、身の回りにカヌー競技やっている人はいませんね。
僕の身の回りにはね。

カヌー、やればいいじゃないですか、中央防波堤の付近とかで

半径何キロのコンパクトな場所で“全て”を!
そんなわけのわからん、メリットの少ない事に拘るから、
無理が出てくるんじゃないでしょうか?



拝啓、猪瀬さん
ミカドの肖像
あれは素晴らしい作品でした。
あの頃のあなたを知っている人はみんな、
あなたの優れた知性と品格に期待しています。

コンパクトに拘るのは、意味がないと思いますよ。
自然を大切にする方に拘った方が
世界的にも承知されやすいと思いますよ、
あの場所に、高さ9メートルの長い長いコンクリの壁でできた
1万人導入の観客席の塀、
似合わない事は、
あなたが一番イメージできてるでしょう。

都会の心の空虚を
あなたが埋めたら、
みんなは、どこに行けばいい・・・

話が違うじゃないですか・・・

猪瀬さん、
東京の世帯数、640万世帯もあるんですってね、

首都圏の人口は、今やなんと、3650万人だそうですね。

そのほとんど全ての人に緑は必要なんですよ。

でも、3650万人の中にカヌーの競技場が
必要な人は何人いますか?
あの場所にこだわる理由がありますか?

猪瀬さん、
あなたご自身が、今、一番、空虚な時間を必要とされてるんじゃあ、
ございませんか?
一度、
時間をとられて、
鳥の声を聞きに行かれては、いかがでしょう?

タカが、あなたに糞を飛ばすかもしれませんが。
『この裏切り者!』ってね。



拝啓、
猪瀬直樹東京都知事

カヌー競技場の新建設の事、
ちょっと考え直して見て頂けませんか?



木々や
花や
生き物たちの声を心で聞いて下さい。

数少ない動植物と
事実を知らない東京の子ども達に代わって
陳情致します。

   平成25年3月20日 佐藤栄記


これは、記載されていますように
今年の3月に当ブログで私が書いたものに
今日、ほんの少しだけ訂正を加えたものです。

猪瀬さんが
過ちを過ちと認め訂正できる人間である事を願います。

もう一度、あなたの信念を思い返してください。

さもなくば、壊す分の自然を、どこかに再生させてください。

『未来の子ども達に夢を』と謳う前に
空気と水を。

       平成25年9月8日 SUN.

EIKI SATO


追記 9月10日

当該ページのこの記事につきまして、
予想を遥かに上回ると言いますか、
予想もしなかった反響がございました。

昨晩から突如、
当ブログへのアクセスが急激に増えました。
手前味噌な表現になってしまいますが、
当ブログは以前からけっこう人気があり、
YAPLOGのブログの中でも
常にそこそこ上位にランクインされておりましたが、
昨晩は、5500件を超えるアクセスを頂き
本日のランキングは、
カテゴリー『自然』 1位
カテゴリー『地球』 1位
カテゴリー『最新ニュース』 1位
と所属カテゴリー全てにおいて、トップでした。

また、16万件存在するYAPLOGの全ブログの中で
総合ランキングで17位となりました。

ところが、本日の0時に入ってから
当ブログへのアクセス数が
異常な急上昇を見せ始め

先程、9月10日、つまり今日、
たった1日で
20万件のアクセス(閲覧)を記録しました。

昨日、カテゴリー3冠、総合17位を頂いたアクセス5500件の
およそ40倍のアクセスです。

近年、
1日で20万件を上回るブログを
私は知りませんので、
この、ある意味“炎上”とも言える
アクセス数に信じられない気持です。

そして、現在もぐいぐいと
アクセスを伸ばしている為
明日朝に発表になるランキングでは
YAPLOGの総合1位をとる事は
ほぼ確実と考えていますが

もしかしたら、
今日、
当ブログは、日本で一番読まれているブログに
なっているかもしれません。

これは、
日本国民が、
自然の大切さをいかに深く考え
現状の危機感をわかっているかの
ストレートな数字だとしか考えられません。

当ブログは
佐藤栄記という1個人が
好き勝手に運行しているものであり
私は、公人でもなければ官民でもありません。
ブログは、公開された個人の日記です。

たまに、『ああやれ』『こうやれ』と
指摘される方がいますが
私は人の指図で動きませんし
自分なりの考えと戦略で動いているので
誤解のなきよう、お願いします。

動物ジャーナリストを名乗る者として
たった1日で
20万人もの人に葛西の現状を知って頂いた事は
任務の遂行に成功したという事なのです。

何故なら
ジャーナリストとは、大衆伝達が任務なのです。

多くの人々に
自分が訴えたい事を伝えるのが
その責務の大前提なのです。

私が一番尊敬できない人は
自分が何もせずに理想論や綺麗事を語る人です。

私は家の前でカエルが1匹
路頭に迷っていれば
それを保護し、近所の水辺のある
そのカエルが生き延びられるところまで
運んであげます。

自分にできる事は
全て、
佐藤栄記自身の命を受け、
佐藤栄記自身で行っています。

節電も、一生懸命しています。

当ブログで公表していますが
1か月、1500円ほどの電気代で暮らす月が
ほとんどです。

そういった個々の地道な努力が
地球温暖化を止める唯一の方法かもしれないと
思っているからです。

そして私は
そういった活動の方法や情報を
こういった1円にもならないブログを通じ
大衆伝達する事で
地球が少しでも良い方向へ行く事を望み
頑張って生きています。

『UNHCR』や『プラン・ジャパン』等の
信頼できる団体にも定期的な募金活動を
続けています。

このように、
あらゆる事に関し
義侠心を持って
一生懸命やっている1個人に
そんなやり方じゃダメ的な事を言う人に
大きな不信感を抱いております。

今回、
FACEBOOKやツイッターなどの
SNS(ソーシャルネットワークサービス)の
大きなスパイラルに乗せて頂き
これほどまでの人々に
記事をお読み頂き
深く感謝致します。

また、共感を丁寧なお言葉で
コメントして頂いた多くの方に
深く感謝します。

こういったコメントは人に
やる気を起こさせますよね。

最後に、江戸川区民の皆さん、
おっしゃる通りです!

葛西臨海公園は江東区ではなく
江戸川区でしたね!

すいませんでした。

言い訳ですが、3月20日のオリジナルの記事では
ちゃんと江戸川区って書いてたんです。

それが、昨日、記事の若干の訂正をしている際に
『あれ、江戸川区じゃなくて江東区だよな』と
勘違いして、正しかった事を、あえて間違って
書き直してしまいました(笑)

葛西臨海公園は江戸川区です。

なかなか大人に成りきれない51歳3カ月なもので
ちょっとカチンと来てしまった事を書いてしまい
すいませんでした。

現在、2013年9月10日 午後9時11分現在

FACEBOOKからの『いいね!』は、6295
当ブログへの本日のアクセスは、238222件となりました。

ありがとうございました。



       EIKI SATO


追々記

午後10時過ぎ時点で、FACEBOOKからの『いいね!』は遂に7,000件を突破。
アクセス数は、28万5千件を突破致しました。







お知らせ(2013年9月28日付)

この記事につきましては、投稿からわずか10日間で
約130万件のアクセスを頂戴しました。
この反響により、9月19日にはTBSラジオにも
緊急電話出演をさせて頂き、この記事について書いてあるようなお話を
全国に向けて10分ほど語らせて頂きました。

その後も私は現場に赴き、カヌー競技場予定地について
観察を続けておりますが、
今日、9月28日に、ユーチューブニ
ビデオ版『佐藤栄記の自然観察日記』を投稿致しました。

『ユーチューブ 佐藤栄記』で検索すると1番上に表示されます。

こちらの映像は、9月16日の台風18号関東通過直後に
葛西臨海公園のカヌー競技場予定地にて
私が小型の家庭用ビデオカメラで解説しながら撮影し
編集したものです。

ブログの文章や写真だけでは、イメージしづらいものも
ございますので、よろしければユーチューブの方も
ご覧ください。

非常にかみかみでたどたどしい解説で
お聞き苦しいかとは思いますが
よろしくお願い致します。

           9月28日 佐藤栄記






当ブログ内の全ての写真の著作権は佐藤栄記にあります。
  • URL:https://yaplog.jp/eikisato/archive/275
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  • アイコン画像 性別:男性
  • アイコン画像 誕生日:1962年
  • アイコン画像 現住所:東京都
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    ・『動物トリビア図鑑』(東京書籍)佐藤栄記著-世界一動物に詳しい人・千石正一先生が最後に監修された貴重な本となってしまいました。
    ・製作ドキュメント映画-『はな子さんからのメッセージ』2017年製作
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東京書籍より『動物トリビア図鑑』(佐藤栄記著)を出版して頂きました。
2012年にご逝去された世界一動物に詳しい男・千石正一先生が最後に監修されたお子様から大人まで楽しめる3択クイズ形式の動物に詳しくなれる本です。

動物ドキュメンタリー映画随時製作中
2015 『東京2020』
2016 『PHANTOM オブ PARADISE』
2017 『はな子さんからのメッセージ〜こどくな象と白い鮭の一生〜』
2017 『CHASE!〜消された群像〜』

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