【報告】12/24映画で世界一周!ロシア編

2017年12月31日(日) 18時53分
(報告:オカザキ)

12/24(日)のクリスマスイブ当日、映画で世界一周!ロシア編が開催されました。師走のイベントシーズン真っ只中にも関わらず、大人と子どもあわせて42名の参加者にご来場いただきました。

上映された作品は、ちいさな子猫のチェグラーシャが迷子になって街中を冒険する『こねこ』。かわいらしい猫たちの活躍に、大人も子どももめろめろになっていました。映画の終盤にはロシアのクリスマスも登場して、トークへの興味も高まります。


今回、お話してくださるのは青木織雅(オリガ)先生。テレビがきっかけで来日し、日本で結婚したあとは、ロシア語講師として活躍されています。教員免許をお持ちということもあって、子どもたちへのお話も上手です。

まずロシアで人気があったり、有名な動物をお尋ねすると「この映画は初めて見ましたが、ロシアではとても猫が大人気です」。オリガ先生が小さな頃は映画のような様子で、懐かしさを感じたそうです。オリガ先生が「この中で猫を飼っている人は?」と尋ねると、3人の子どもが手を挙げました。「ロシアでは2人に1人が猫を飼っているそうです。世界でいちばん飼い猫が多いそうです」とびっくりの情報です。


オリガ先生が「ロシアで有名な食べ物は?」と尋ねると、子どもから「ボルシチとか」と声が上がりました。その他にもコロッケみたいな揚げ物のピロシキもありますね。ジャガイモやキャベツ、鶏肉や豚肉を使った料理が多いそうです。

ロシアの子どもたちはどんなことをして遊んでいるのかな。「少し前までは、ゲームをしている子どもが多かったのですが、最近はチェスとスポーツをする子どもが増えてきた」とのこと。プーチン大統領が柔道が好きなことも影響が大きいそうです。


オリガ先生が日本に初めてきたのは7月だったのですが、とにかく蒸し暑かったことにびっくりしたそうです。雨が降ってもあまり気温が下がらないのが大変だったとのこと。ロシアも最近は温暖化で気温は上がってきているのですが、日本ほど蒸し暑くないそうです。オリガ先生が生まれた町は内陸なので、36度から40度近くまであがることもあるそう。とにかくロシアは広いので、とても暑いところも、寒いところもあるんですね。

オリガ先生は日本人が電車の中で寝ていることにびっくり。でも、日本に長く住んでいると、オリガ先生も平気で寝るようになってきたそうです。

日本ではカラスの鳴き声はカアカアですが、ロシアはカアルルルゥゥ。犬は日本ではわんわん、ロシアはガフガフガフ。猫は日本ではニャーニャー、ロシアはミャオミャオ。鳴き声の聞こえ方も違うんですね。また、ロシアで猫を呼び寄せるときはクスクスクスと言い、100%の猫が寄ってくるそうですが、オリガ先生が日本の猫に試してみるとまったく知らんぷり。えー、なんで来ないの!とショックを受けたそうです。日本の猫にはロシア語は通じませんでしたね。


さて、次はロシアのクリスマスについてお話を聞きます。日本や他の国と一緒なのかな、違うのかな。
クリスマスと言えばなんでしょう?とオリガ先生の質問に、子どもたちがサンタクロース、プレゼント、ツリー、ケーキ、イルミネーションと答えていきます。でもロシアでのクリスマスのイメージは、教会、家族、ご馳走、お祈り、祝日、以上。少し雰囲気が違いますね。


ロシアにもサンタクロースは来るかな?というクイズに、子どもたちの意見は分かれました。実は来ます。でも違う日なんですね。
日本のサンタクロースは赤い服を着た、優しそうなふっくらとしたおじいさんが陽気に笑いながらやってきます。ロシアのサンタクロースは…オリガ先生が写真を見せると会場の大人も子どもも「えーっ!」と大きな驚きの声をあげました。
まず緑色のロングコートを着て、髭もたっぷり長いですね。プレゼントを入れる袋も緑色です。とても長い棒を手に持っています。彼の名前はサンタクロースではなくジェトマロウス。日本語に翻訳すると「氷点下のおじいちゃん」という意味です。日本のサンタクロースより少し怖そうな雰囲気もあります。ジェトマロウスは学校や保育園、幼稚園、寝ているところにも、家にもやってきます。

でも、一人では来ないんです。「トナカイ?」と答える子ども。実は若くてかわいい女の人と一緒にやってくるんです!この女の人は誰でしょう?奥さんかな?実は孫娘なんですね。名前はスヌイーグレーチカと言います。日本語に翻訳すると「雪娘」という意味だそうです。いつも二人セットでやってくるそうですよ。

ジェトマロウスは動物に乗せてもらってきます。なんの動物でしょう?子どもたちが自信満々に「トナカイ!」と答えましたが、違います。オリガ先生が「馬/クマ/犬」の三択クイズを出しましたが、みんなばらばらの回答でした。正解は3頭の馬、トロイカと言います。空を飛ばずに地面や氷の上を走ってくるそうです。


さて、次のクイズです。ジェトマロウスはいつくるのでしょうか?
24日ではありません。「おおみそか!」と大きな声で正解が飛び出ました。確かに映画の中でも、すぐに新年を迎えていました。
ロシアでは1月7日に教会でクリスマスをお祝いします。ということは、この上映会が終わってすぐにロシアにいけば、またクリスマスがやってきます。ロシアでは、大晦日とクリスマスと新年が一緒にやってくるので、とても楽しいイベントになるそうです。
オリガ先生によると、日本のお正月とロシアのクリスマスは、やっていることも、迎える側の気持ちの面でもすごく似ている、とのこと。クリスマスは「新しい年」という感覚だそうです。知らなかったことばかりですね。


最後にロシア語であいさつを教えてもらいます。
ロシア語で使うキリル文字は33個だから簡単だそう。オリガ先生によると「日本語はひらがな、カタカナ、漢字があって難しい!」。

「こんにちは」は「ズドラーストヴィーチェ」
「ありがとう」は「スパスィーバ」
「さようなら」は「ダスヴィダーニャ」
「わたしの名前は〜です」は「ウィニャーザ ウツ〜」です。

教えてもらったばかりの「スパスィーバ!」を大きな声でオリガ先生にお礼を言って、トークイベントは終了。

続いて希望者だけが残って、映画とクリスマスにちなんだ折り紙で遊びました。かわいいねことクリスマスのブーツをたくさん折って、これでお家のクリスマスツリーも賑やかになりますね。


参加された方からのアンケートの声をご紹介します。

クリスマスイブにぴったりの上映会、ありがとうございました。ロシアのクリスマスの様子など、先生のお話も聞くことができて、二本との違いに驚きました。『こねこ』の放浪の旅では人々の心の温かさに触れたり、過酷な大人社会も垣間見え、こねこのかわいらしさ、かしこさ、見どころも満載で最後まで飽きさせず、終盤では思わず涙してしまいました。山あり谷ありのハッピーエンドは名犬ラッシーのこねこちゃん版といった趣もあり、何度も楽しみたい作品です。
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とても心温まる映画でした。良い心は世界共通と思い、感激しました。今後も世界の良い映画が楽しみです。先生の話も盛りだくさんでした。
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ねこがとてもかわいい表情でびっくりした。演技派!ロシアの方は猫好きでびっくりした。スネグラーチカにびっくり。とてもよい映画でした!オリガ先生のお話もとても興味深く、楽しかったです。ありがとうございました。
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『こねこ』はとても面白かったです。幼児同伴でしたが、分かりやすかったと思います。友人が今ロシアにいるので、とても興味深くて、ロシアについて少し知ることができ、良い機会になりました。次回も楽しみにしています。
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とっても面白かったです!なんとも不思議な余韻の…。あたたかく、猫たちの演技もキュート。ソ連崩壊後の街、コカコーラやM&Msが象徴しているかのようで歴史の大切な区切り…(もう一度勉強しようと思います)。青木先生のロシア語講座も楽しかったです。サンタさんや国土の広さ、文字、知らないことが多く、ロシアが身近に感じました。この活動は平和的だな…とすばらしいと思います。スパスィーバ!
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ロシアっぽい音楽とこねこのかわいさが、よりファンタジックな世界を出していた映画でした。映画の他に国にちなんだ方のお話を聞けるので毎回楽しみにしています。
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【上映会】映画で世界一周!〜ロシア編『こねこ』とクリスマス

2017年12月13日(水) 18時20分
親子映画会
映画で世界一周!ーロシア編
『こねこ』とクリスマス



■1,はじめに

映画を通して、その国や地域の文化や社会を知る「映画で世界一周!」シリーズ。
今回は2回目となるロシアを取り上げます。ソビエト連邦体制が終了した直後のロシアを舞台に製作された『こねこ』。かわいらしい猫たちの演技と、心あたたまるエピソードはもちろん必見ですが、ひとつの国が大きく変わった直後の街が映し出されているのも見逃せません。終盤にはロシアのクリスマスも登場します。
また青木織雅さんを講師にお迎えして、ロシアの文化や、子どもたちの生活、クリスマスなどのお話をお伺いします。

子どもたちはもちろん、親にとっても楽しめるプログラムとなっています。
入場は無料。
ぜひ、お友達をお誘いあわせになってご来場ください。


■2,開催概要

主催:ちいさなひとのえいががっこう
後援:杉並区教育委員会
助成:子どもゆめ基金
協力:特定非営利活動法人東京フィルメックス実行委員会
作品協力:ロシア映画社

日時: 2017年12月24日(日) 14:00-16:20
会場:杉並区立中央図書館 視聴覚ホール (杉並区荻窪3-40-23)
    →JR中央線、地下鉄丸ノ内線「荻窪」駅南口から徒歩10分
   地図はこちら

定員:50名(入場無料・先着順)
対象:幼児〜中学生とその保護者

お問い合わせ:ちいさなひとのえいががっこう
   e-mail: eigagakkou@hotmail.co.jp
  *大人だけの参加(見学、取材など)をご希望の際はあらかじめご連絡ください。


■ 3,上映スケジュール

【14:00 開始】

  14:00 映画の前のお話
  14:05 上映会 開始
      『こねこ』上映(97分)
  15:42 休憩
  15:50 ロシアについてのお話(30分)
  16:20 上映会終了、おわりのあいさつ

【16:20 終了予定】


■4,上映作品の解説

『こねこ』
(1996年/97分/Blu-ray/カラー/日本語吹き替え)
モスクワに住むお金持ちの家族。子どもたちのマーニャとサーニャは、一匹の可愛らしい子猫をもらってきて、チグラーシャと名付けました。やんちゃざかりのチグラーシャはいたずらばかり。カーテンを引き裂いたり、食器や花瓶も割ったりしますが、家族に愛されています。ある日、チグラーシャはお家の窓からトラックの荷台へ落ちてしまいました! そのまま、トラックで家から遠く離れた通りまで運ばれてしまいます。家族みんなでチェグラーシャを探しますが、見つかりません。一方、知らない町でまいごになったチグラーシャは、町に住むたくさんの猫たちに助けられながら、マーニャとサーニャの家を探すのですが…。

主役のチグラーシャを始めとした、数々の猫の名演技にはびっくり。たくさんの捨て猫の面倒を見ている心優しい青年のもとに集まる猫たちは、みんな芸達者です。この青年役のクズネツォフさんが、実際に猫サーカスを率いる猫使いだからこその演出です。猫の目線に寄り添ったカメラによる撮影もみどころです。

監督:イワン・ポポフ
出演:アンドレイ・クズネツォフ、リュドミラ・アリニナ、アレクセイ・ヴォイチューク

◎ ロシアについて勉強しよう!

・ ロシアって、どんなところ?
 …気候、動物、どんなひとが住んでるのかな。有名な食べ物、飲み物、スポーツは?
・ ロシアのクリスマスって、どんなクリスマス?
・ロシア語であいさつ
 …ロシア語で「こんにちは」「ありがとう」は、どう言うの?簡単なあいさつを覚えて使ってみましょう!
・ その他、ロシアという国について、映画を通して楽しく勉強してみましょう!

★★★ 講師プロフィール ★★★

青木織雅 (あおき おりが)

ロシアの国立大学で教員免許を取得。
たまたま目にしたテレビのニュースで日本に興味を持ち、留学生として来日。
上智大学大学院を修了後、外国語スクールにロシア語のマンツーマン講師をする傍ら、様々な企業のビジネスマンにもロシア語を教える。
結婚を機に日本に住み、今は日露関係の向上に関わっていくことが目標である。
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