【報告】8/31 「街に段ボールで映画館をつくろう!」

2013年09月16日(月) 21時08分
(報告:オカザキくん)
夏休み最後の週末、8/31(土)に「街に段ボールで映画館をつくろう!」が開催されました。当日キャンセルの親子さんもいましたが、残暑の厳しいなか、親子9組(子ども12名、大人11名)が参加して、一日がかりの大イベントに挑戦しました。


10時半の集合時間、視聴覚ホールに続々と参加者の親子が集まります。入ってくるなり「わー、段ボールがいっぱい!」と声を上げた子どもも。そうです、本日の大事な主役は段ボール。この日のためにちいがくスタッフが荻窪駅前のドラッグストアや西友に通い詰めて譲り受けたり、図書館の職員のみなさんが取っておいてくださったものです。小さな段ボールだと今回のドームには適さないので、大きめの箱を集めたところ、紙おむつやトイレットペーパー、ティッシュなどの箱が賑やかに集まりました。

名札を作って、いよいよワークショップ開始。最初に大事な注意事項、熱中症と虫よけの対策についてみなさんに呼びかけたあと、今日の工作を導いてくださる特別講師の田中さとしさんをご紹介。
ここからは、田中さんが分かりやすいお話で授業を進めてくださいました。


まずは田中さんご自身についての紹介のあと、本日の主役となる段ボールの特徴について、実際に手にしながら解説。折れ曲がりやすい方向や分厚さ、硬さなども手に取って実感します。そして、ワークショップの目玉となる秘密兵器の登場。オーストラリアから上陸した「メイクドゥ」の実演です。あらゆるパーツを結びつける「クギ」と「ボタン」の使い方、安全な段ボール用ノコギリと穴開け道具の使い方を教わり、まずは練習用の段ボールを好きなように切ったりくっつけたりしてみます。小さな子どもたちも、お父さんやお母さんと一緒に進めながら、あっという間に使い方を覚えてしまいました。ちょっとくらい失敗しても大丈夫、なんどでもやり直しができるのも、メイクドゥのいいところです。




さて、少しメイクドゥに慣れてきたところで、お昼休みです。みなさんしっかり食べて、午後からのドーム作りに備えます。

おなかもいっぱいになったところで、映画館ドームの作成を本格的に再開します。スタッフがあらかじめ切り出しておいた型紙に沿って、大きな段ボールに形を写し取ります。大事なのは、三角形の頂点の位置。慎重に、でも素早く2種類の部品を作り出していきます。当日キャンセルで参加者が少なくなったこともあり、ちいがくスタッフも総動員で取り組みました。



みんなの奮闘の成果で、予定時間を少し回ったところで部品の切り出しが終わり、いよいよ組み立て始めます。まずは視聴覚ホールの中で仮組みをします。ただの部品だったものを、少しずつ寄り合わせていくと……。いつの間にか立体的な丸みを帯びて、大きなドームが完成!その瞬間には、大人も子どもも、その場にいたみんなから思わず拍手と歓声があがりました。








次はこの大きなドームを屋外の公園に設置します。映画館設置係と、上映会のためのチラシ作り係、館内アナウンス係の希望を聞いたところ、子どもたちのほとんどはチラシとアナウンスを希望。お父さん、お母さんが苦笑いしながらも、まずはドームを半分に分解して(外しても組み直せるのがメイクドゥのよいところ!)、せっせと図書館から公園に運び出します。突然の大きな段ボールの塊の出現に、居合わせた図書館の利用客のみなさんもびっくりして目を丸くしています。


予定の木陰に到着してから、位置を微調整しながら二本の木の枝から吊り上げる方法を試行錯誤で進めます。意外と風が吹いていたので、段ボールドームは煽られ、麻ひもがちぎれ……。太陽は降り注ぎ……。たしかにこの大きなドームを支えて吊り上げるのは小さな子どもたちには難しかったかも知れません。でも、得意の木登りを駆使してひもをくくりつけてくれた子どもや、お父さん、お母さんの大活躍のおかげで、(「ダメかも…」という思いが少しは横切ったかも知れませんが)無事にドームが設置できました。






一方で、お客さんをドームに呼び込むために、子どもたちも大活躍。それぞれがチラシのイラストや文章を考え、印刷し、図書館の出入り口でお客様に配布します。そして、館内アナウンスでも呼びかけ。効果は抜群でたくさんのお客様が集まってきたのですが……。集まってきた時間は、まだ映画館ドームを吊り上げるのに苦戦している真っ最中で、まだお披露目できる状態ではありませんでした。少し早すぎたみたいでしたね。待ってくださっているお客さんもいましたが、暑い野外ではなかなかお待ちいただけず、ドームが無事に設置できてから、あらためて呼び込みを行ないました。


さて、上映会の開始です。ドームの中では、これまた念入りに練習をした上映担当の子どもが、iPadを上手に操作しながら、それぞれの作品タイトルを読み上げながら上映していきます。さながらVJのようなかっこいい手つき!







上映された作品は前週に図書館で子どもたちの手によって撮影された短編映像の数々。自分たちの体を使ったコマ撮りアニメや、逆回転の映像、杉並区の人気キャラクター「なみすけ」が活躍する映像など、短い時間にもアイディアが詰め込まれた映像の数々にお客さんも楽しんでいただけたようです。そして、ドームの前でみんなで記念撮影!

楽しかった工作と上映会の時間も終わり、片付けの時間です。ドームを視聴覚ホールに再び運びこみ、連結していたメイクドゥをみんなで外しにかかります。あれほど時間のかかったくみ上げ、設置も、解体するのはあっという間。何時間か前の部品の数々に逆戻りしました。


最後に、それぞれの部品に今日のワークショップの感想を書いて、段ボールにメイクドゥで留めていきます。






一日がかりの大イベントも、こうして無事に終了。
実際にできあがるまでは、スタッフも本当にドームが作れるのか半信半疑でしたが、参加者全員の集中力と協力で、すばらしいものができあがりました。講師の田中さとしさんはもちろん、参加してくださった親子のみなさま、さまざまにご協力をいただいた図書館の職員の方々、段ボールを提供してくださった店舗のみなさま、こんな無謀な企画に助成をしてくださった杉並区高齢者施策課のみなさま、そしてスタッフのがんばりにも深く、心よりお礼を申し上げたいと思います。本当に有り難うございました。

講師の田中さとしさんのブログmake道場にもレポートが掲載されています!

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