貸株市場 

June 16 [Thu], 2011, 10:49
株取引の中には、実態が無い状態で状態で取引を行う方法があります。具体的には、「信用取引」がそれに当たります。 信用取引とは、株式や株式購入の資金を証券会社より借り入れて株の売買を行う投資手法のことで、株式の信用取引においては、買った株式や売った株式代金そのものを投資家が手にすることなく、株式の売買によって生じた差額のみを受け取る、または支払うことができます。 期限内に借りた株式分の代金を支払う、という契約のもと、投資家は証券会社などから株式を借り、株価が上がったのを見計らい、その借りた株式(借株)を売る(空売り)ことで資金を作り、契約の代金を支払った残金を利益として、投資家は受け取ります。

●貸株市場証券会社が貸し出す株(貸株)が不足して保有していない場合、証券会社は『証券金融会社』から株を借り入れ、顧客にその株式の貸し付けを行います。さらに、証券金融会社でも株が不足してくると、生命保険会社・銀行などの金融機関から株を借り入れ、貸し付けを行います。 このように株式が貸し借りされる市場を「貸株市場」と言います。また、「貸株」「借株」は立場の違い(貸す側と借りる側)による呼び方の違いで、実質的には同じものを指します。 この借株は、名義が移ることにより、株券を借りた人は議決権などの権利を行使でき、株主優待も受けられるようになります。また、市場で自由に売却できますが、後に再び同数の株式を購入し、貸した人に返却しなければなりません。

金融機関が資金を融通しあう短期金融市場のひとつとして貸株市場が拡大しており、証券会社や銀行、生保などの機関投資家が日常的に株券や資金の貸し借りをしています。また、一般の個人株主でも保有株を貸し出せば金利を受け取ることも出来ます。