日本の近代文化と植物5〜日本と蘭〜

2019年01月31日(木) 7時41分

加藤まさを
花の妖精



蘭は中国で四君子と呼ばれ、気高い花と貴まれました。
交流が盛んだった日本でも好まれました。
日本や中国では、控えめで良い香りのする花が美しいと称賛され、
絵画や工芸のモチーフとして取り上げられるほどでした。



西洋では、スケッチされた資料と銅版画の技術の融合により、
複製原画によるボタニカル・アートが本格的に開花。
蘭の図譜はバラやユリに匹敵する傑作品として評価されました。



これらの画譜は人々の好奇心を強く刺激し、富裕層を中心に、
珍しい美麗な植物を集め育てる園芸ブームが起こります。
結果、蘭は愛好家の手により交配と育種が繰り返され、
千差万別の姿の花々が誕生しました。



欧州の文化を吸収していく過程で、
日本でも洋ランと育種の趣味も取り入れられました。
洋ランは華やかで美しく、時には奇抜なビジュアルで、
財界の名士らに愛でられました。




園芸会社の努力により、
植物の交易が盛んになるにつれ
洋式園芸の本格的な設備や道具が輸入されました。
洋蘭をはじめ、他の珍重な植物と共に
最新鋭の温室、肥料、殺虫剤などが販売されたのです。




次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに!






次回は2月の予定です
P R
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19世紀末以降、私製絵葉書の使用が認められるようになり、世界各国で絵葉書文化の花が開きました。
当資料館では来館された皆様に、 絵葉書を通して、古き良き時代にタイムスリップして頂きたいと思っております。
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