日本の近代化と植物〜百合〜

2018年09月29日(土) 12時34分

竹久夢二
ゆり



立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花。
美人の褒め言葉にも使われる、ユリ。



花弁を広げて咲く大輪の百合の姿は華やかで、
その美しさで人を虜にします。
植物は同じ種でも世界中で様々な形状に進化しており、
熱狂的なコレクターを生みだしました。



プラントハンターと呼ばれる探検家は、
収集家の喜ぶ新種や珍種を求めて世界各国を旅しました。
彼らははるばる日本にもやってきました。
日本は多種多様の固有種が存在し、
植物が貿易商品となることを知り、積極的な輸出を試みました。
しかし本格的な貿易が開始されたころ、
欧米諸国にとって有利になる協定が締結されていたこともあり、
輸出品の多くを外国企業に独占されてしまいました。



対して日本の商人ら結束して良質なユリを安定生産。
さらに日本人による直輸出を推奨してきました。
日本では古くから植物の改良・栽培が盛んであったこともあり、
その技術力と熱心さが買われ、販路を切り開くことに成功しました。




百合の輸出量は年々伸びていき、
日本の近代化に大きく貢献したのです。




次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに!






次回は10月の予定です
P R
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