東郷青児とパリ

2015年07月19日(日) 20時45分

現実にない夢想の世界。瞑目する、ガラス細工のような女性――
東郷青児は絵画だけでなく、
包装紙や雑誌・本の装丁、化粧品のパッケージや雑貨のデザイン、
さらに喫茶店のプロデュースまで手掛けた、驚くべきマルチな才能の持ち主でした。



彼の作品は長い間、ご婦人たちの
生活の中に溶け込んでおりました。
そんな多才な彼もまた、
パリにおもむき修業した時期があります。



1921年から1928年の七年間を滞欧した東郷青児は、
同じ志で励む日本人画家や
、ピカソやローランサンといった芸術家と交流しました。
前回取り上げた、蕗谷虹児とも知り合い、
パリでは共に研鑽を重ねた仲間でもありました。
パリ滞在中の東郷青児はまだスタイルを確立しておらず、
未来派やダダイズムのなどに触れ、自身の独自性を追求しました。



前回取り上げた、蕗谷虹児とも知り合い、
パリでは共に研鑽を重ねた仲間でもありました。
パリ滞在中の東郷青児はまだスタイルを確立しておらず、
未来派やダダイズムのなどに触れ、自身の独自性を追求しました。






東郷青児
婦人像




彼にとってパリでの生活は、
己の表現をいかなる芸術に昇華するか問い続ける、
苦悩と模索の旅でもありました。

日本に戻った彼はその後、培った経験や
技術を活かし、新たな女性像を創り出しました。
私たちが知る、東郷青児が誕生したのです。




次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに!






次回は8月の予定です
P R
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