エドマンド・デュラック〜挿絵の黄金時代を築いた画家〜

2014年06月06日(金) 18時59分
挿絵画家の金字塔、アーサーラッカムに続き、
絵本界を牽引したのがエドマンド・デュラックです。


デュラックの画は「オパール色に輝く真珠粉をかけたような、
虹色にきらめく細密画」と評されていました。
彼はフランス出身ですが、ウィリアム・モリスや
イギリスの巨匠の作品に出合って深い感銘を受けました。
その後、挿絵の仕事を受けるためイギリスに渡り、
次々に傑作を生みだしたのです。




Edmond Dulac
Ivan and the Chesnut Horse
Fairy Book



彼の描く世界は神秘的でエキゾチック。
まるでペルシャやインドのような異国情緒のある、
繊細な色彩画は専門家からも高く評価されておりました。
アラビアンナイトの挿絵を手掛けた時は
あまりにも人気が出たため、
何度も増版され廉価版も出版されるほどでした。




Edmond Dulac
The Fire Bird
Fairy Book



人々に絶賛された彼の挿絵はもちろん絵葉書にもなり、
画集「フランス赤十字社のための
エドマンド・デュラックの絵本」も販売されました。
彼の影響を受けたという加藤まさをも、
教師が持っていた画集を見たのでしょう。





Edmond Dulac
The Fire Bird Princess asleep
Fairy Book




デュラックは時代の寵児として、
ロンドン社交界でも大いにもてはやされました。
彼はそのままイギリスに帰化し、
生涯ロンドンで過ごしたそうです。




次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに!






次回は7月4日の予定です
P R
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