ペットとファッション

2013年12月06日(金) 19時55分

ファッションはその人の地位や財産を
明確にあらわす象徴でした。
最新流行のオートクチュールの
ドレスに身を包むことは、それだけファッションに
お金を使える証だったのです。
20世紀初頭では犬もファッションと同様、
その人の地位や富をあらわすシンボルになったのです。






E.Colombo
HOUND Hunting DOG
HIGH FASHION LADY




犬と人の交流の歴史は深く、紀元前まで遡ります。
長い歴史の中、狩猟や牧羊の相棒。
番犬といった働き手として活躍しました。



しかしワーキング・ドックの他に、ペット・ドックが登場。
貴族を中心に愛玩用として小型犬を飼うようになりました。
そして近代に入るとより犬種等をこだわるようになり、
血統や美しさを重視するようになりました。
そしてブリーディングを競うドッグ・ショーが開催されました。






Woman with Borzoi Dog
with gold background





純血種の犬を飼うことは
趣味に浸れる余裕と邸宅を持つ、裕福な証でもありました。
そのためドッグ・ショーは、
社交界で特別な地位を持つイベントでした。
盛大なドック・ショーが各国で開かれ、
多い時には一つの大会に
約80犬種1万頭以上のエントリーがあったそうです。


そこで厳しいチェックから勝ち抜き、
最優秀賞「ベスト・イン・ショー」を手にすることは
愛犬家にとって最高の栄誉でした。





L.G. Conner Fashion Lady w Borzoi Dog
G.H Paris





絵葉書でも、優雅な貴婦人が犬の散歩をする姿を見かけます。
今でこそありふれた日常風景ですが、
彼女たちが連れているのは純血種の特別な犬たちです。



それはつまり働く必要がなく、
ペットのために時間を費やすることできる富裕層の象徴。
庶民には決して手の届かない、憧れの世界であったのです。






次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに!





次回は1月10日の予定です
P R
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■絵葉書資料館では、明治後期から昭和の始めにかけて国内外で発行された絵葉書を、常設展示と定期的に行う企画展にてご覧頂けます。
19世紀末以降、私製絵葉書の使用が認められるようになり、世界各国で絵葉書文化の花が開きました。
当資料館では来館された皆様に、 絵葉書を通して、古き良き時代にタイムスリップして頂きたいと思っております。
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