イースターグリーティング〜甦る命を讃えて〜

2009年04月03日(金) 13時00分
桜が咲きだし、週末は花見客があちこちで見られそうです。
神戸にもお花見スポットがたくさんあり、
夙川・芦屋方面はこの時期特に人で賑わいます。
それぞれ工夫を凝らしている花見客を見物するのも、
花見の楽しみの一つです。



4月はイースターと言う、欧米諸国で大切にされているお祭りがあります。
イースターとは復活祭という意味で、イエス・キリストが
蘇ったことからお祝いするようになったお祭りです。
そのためイースターは、クリスマスと同じぐらい大切な日だそうです。
イースターは毎年決まった曜日にするのではなく、
春分の日以降の初めての満月の日と決まっております。
(ちなみに今年のイースターは4月14日です)

春の到来を喜ぶお祭りでもあるので、
欧米ではとても華やかに楽しくお祝いします。
それだけ盛大に祝うお祭りなので、絵葉書も
クリスマスに次ぐ豊富な種類と人気を誇っていました。
イラストは花をバックに、ウサギやひよこが
卵と一緒に登場するものが一番オーソドックスです。




卵を投下するひよこ




ウサギもニワトリと同じぐらい多産なことと、
元気に跳ねまわる姿から生命の象徴とされていたことから、
卵と一緒にイースターの大切なシンボルとされました。
そのため、ウサギと卵がセットになったイラストが数多くあります。
しかもただ単に可愛いだけでなく、
芸術的なものからコミカルなものまで幅広くあります。
特にコミカルに目を向けると、遊び心が垣間見ることができます。
シュールでユニークなイラストは、
今でも驚きと笑いを提供してくれます。
おそらく暖かくなる季節のせいで気分も高まり、
自然と陽気な気持ちになれたのでしょう。





おすまししてハイチーズ!



さて主役の卵ですが、真っ白の卵を飾るのではなく細工や色を施します。
復活を象徴する赤色に卵を塗ったことから始まったそうですが、
灰色の冬からいろどり豊かな春へと変貌する季節を、
卵いっぱいに表現したのでしょう。
復活したイエス・キリストを、喜びの春としてイメージして、
実に色彩豊かな美しい模様を卵に描きました。
昔は各家庭で作っていましたが、いつの頃からか
凝った細工や精緻な模様を描き込んで売るようになりました。
今では一つの伝統工芸として、ヨーロッパ各地で脈々と受け継がれております。





ひよこの音楽隊




そして卵はただ飾るだけでなく、イースター限定の遊びにも使われました。
地方によって様々な遊びがありますが一番ポピュラーなものは
庭や家の中に隠した卵を子どもたちが探して回るものです。
絵葉書でもその様子をモチーフにしたものが多く、
ウサギと一緒に卵を発見する子どものイラストなどが多く見られます。






少女とウサギとイースター




グリーティングカードはたくさんありますが、
中でもイースターカードは優しい色合いが多いです。
きっと、東西でも春に対する感覚に違いはないのかもしれません。




次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに!




次回は5月8日の予定です
P R
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