大正ロマン レトロな夏模様4 〜夢二と夏の夜〜

2008年08月01日(金) 12時30分
夏休みも始まりましたね。
私は絵葉書資料館へ行くまでに、須磨の海水浴場の近くをいつも通ります。
ギラギラ輝く太陽と光を散らす眩しい海と、
暑さに負けないではしゃぐ家族連れを車窓から眺めるのが楽しみです。


夏模様も今回で最終回。
昔から夏は暑くて大変でした。
エアコンも冷蔵庫もない時代、
暑い夏を涼しく過ごす、
素敵レトロアイテムを紹介いたします!




提灯



 さてさて寝巻きの女性が
 そろりと出てきたのは、
 日本の風物詩の代表、蚊帳です。

 今ほど網戸もなく、
 蚊の悩みはかなりのものだったでしょう。
 蚊取り線香はありましたが、
 就寝時に使うのは危険です。

 そこで寝ているときに
 刺されないために、
 蚊が入れないよう
 布団そのものを囲ってしまうことを考えました。
 メッシュ素材で風通しもいいですが、
 寝室をすっぽり覆うため、
 今の家では中々使いにくいです。


       蚊帳


古き良き日本家屋の、広い部屋ならではのインテリアでしょう。




 また夏の暑さを忘れるために、
 川へ出かけたり、
 ウチワを扇いだりして、
 涼を取ることももちろんありました。
 しかし家に置くだけで気分を涼しくさせる、
 インテリアやアイテムもあったのです。
 そのなかの一つに、虫を飼うという習慣がありました。

 夏虫には綺麗な声で
 鳴くものがたくさんおります。
 篭で鈴虫などを飼い
 涼やかな鳴き声に耳を傾け、
 しばしばその音色で暑さを忘れたそうです。


 女学世界付録(月と町灯り)          






 夏になると、
 虫を入れた
 小さな籠を、
 屋台に積んで
 売り歩く、
 虫売りの行商が
 登場しました。
 きっと左の
 絵葉書のように、
 夏をしのぐため、
 風流な虫籠を
 求めたのでしょう。

   

              虫売り




クーラーだけじゃ味わえない
素敵な夏の過ごし方だと思いませんか?




さて、次回は夏休み特別企画として
少しドキッとする、面白い絵葉書を紹介します!
お楽しみに!!




次回は8月15日の予定です
P R
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■絵葉書資料館では、明治後期から昭和の始めにかけて国内外で発行された絵葉書を、常設展示と定期的に行う企画展にてご覧頂けます。
19世紀末以降、私製絵葉書の使用が認められるようになり、世界各国で絵葉書文化の花が開きました。
当資料館では来館された皆様に、 絵葉書を通して、古き良き時代にタイムスリップして頂きたいと思っております。
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