夏休み大特集1 〜妖怪大集合〜

2008年08月15日(金) 12時18分
草木も眠る丑三つ時、
生暖かい風が吹いて頬を撫で、
どこからともなく女の啜り泣きが聞こえてくる……


夏休みの大特集として、2回にわたってお化けの特集をします。
8月15日は丁度お見送りの日。
ちょっぴり怖くてユーモラスな妖怪を絵葉書で紹介します!




 お婆さんが
 自分を見下ろす大きな妖怪に、
 腰を抜かしています。
 この妖怪は入道といい、
 山中や峠の道で出没します。

 旅人が峠を越えながらふと見ると、
 一人の仏僧が立っていました。
 不思議に思って見ていると、
 どんどん大きくなり、
 ついに山よりも大きな体になって、
 ぎょろりと睨んでくるのです。
 人を襲う者もおりますが、
 脅かすことが目的で、
 特に何もしない者もおりました。



 驚く老婆と妖怪(ろくろ首の入道)




しかし見た人が驚いた拍子に腰を打ちつけて痛めることや、
見上げすぎて首の具合が悪くなって死んでしまうことがあったそうです。


これらの妖怪は岩や山の神のこともありますが、
狐や狸が化けているケースが多いそうです。
人に危害を加えるものから、性質の悪いいたずらするものまでおります。





  

狐が美人に
 
 
狐が美女に化けるのは有名ですね。
上の絵葉書は透かしからくり
(光を当てると下から別のイラストが透けて見えます)
を使ってその様子を描いています。






 また人に化ける以外に
 お祭りや豪華な宴会の幻を見せて、
 騙すこともありました。
 それと気付かずに
 喜んで参加する人間を見て、
 なんて間抜けな奴だと
 大笑いするのです。

 日本人は妖怪を怖がったり、
 時には面白がったりして
 昔からお付き合いしてきました。
 そのため絵葉書でも
 モチーフに使われたのでしょう。


    狐と戯れる人達





親しい人から夏のご挨拶に贈られたユーモアたっぷりの絵葉書を見て、
思わずふふっと、笑ってしまったかもしれません。



さて、次回も楽しい妖怪たちを紹介します!
お楽しみに!





次回は8月29日の予定です
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