日本の近代化と植物〜菊〜

2018年10月30日(火) 9時49分





博覧会は、各国の紹介や交流だけでなく、商談の場でもありました。
貿易に意欲を燃やしていた日本は、博覧会にて日本の植物を展示。積極的な販売に力をそそぎました。



以前に紹介した百合を筆頭に、ボタン、シャクヤク、ハナショウブ、クズ、フジ、サクラ、盆栽など、
外国人の好みを調査するため、多種多様の植物を博覧会で展示したのです。
そのなかでも、菊は素晴らしい反響をえました。



特に1900年のパリ万国博覧会に出品された「大作菊」の3鉢は大きな話題になったそうです。



大作菊とは新宿御苑独自の技術で、菊の大作り花壇とも呼ばれ、
一本の根元の茎から500輪以上の花をドーム状に咲かせる鉢植えです。



長大で美しい大作菊は来訪者を驚かせ、「皆恍惚唖然として、秀麗さを絶賛した」と報告されています。




西洋少女と菊



そしてフランスを中心にわき上がった
ジャポニズムブームでも、菊は注目の的になりました。
貿易会社は欧米向けカタログに、秋の女王を紹介。
輸出品だけでは足らず、現地で生産販売までされました。




次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに!






次回は11月の予定です
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19世紀末以降、私製絵葉書の使用が認められるようになり、世界各国で絵葉書文化の花が開きました。
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