聴覚障害者・児や失語症の方などコミュニケーションハンデを持つ方への周囲の理解がなされず、避難先でも大変つらい生活をされています。
コミュニケーション・アシスト・ネットワーク(CAN)のHP に災害時の支援マニュアルが載せられてますので紹介します。
◎聴覚障害の方への支援について
◆話し方
・聴覚障害のある人に口の動きがよく見えるように、ゆっくり、はっきり話すことが大切です。
・なるべく短い文章で、文節ごとに区切って話しかけるとよいでしょう。
・なるべく静かなところで、顔がみえるように近づいて話します。
◆聴覚障害のある人から助けを求められたときの配慮
・聴覚障害のある人は、通常は外見から見分けがつきません。また、自分から聞こえないことを
・意思表示することが少ないのです。聞こえていないことに気づいたら、文字で伝える工夫をしてください。
・交通情報や安全な場所などの大切な情報は、筆談で正確に伝えてください。
・電話を代理でかけることを依頼されたら、筆談で電話先、依頼内容や返答内容を確認しながら進めてください。 ・筆記用具がそばにない場合には、手のひらに指先で字を書いて伝えたり、空間にゆっくり、ひらがなで字を書きながら、口の形をはっきりさせて話します。
◆避難所では、「何が、どこで、何時から」あるかなど必要な情報は紙に書いて貼ってください。
◎失語症の方への支援について
◆失語症とは
・大脳の言語を司る部分(言語中枢)が、脳卒中や頭部のけがで傷ついた時に起こる言語障害です。
・失語症の人は、聞いて理解する、話す、読む、書くなどに障害がみられます。
・失語症の症状や程度は人によって違うので、個人の症状や程度に合わせた対応が必要です。
◆失語症の人とのコミュニケーションの取り方
・ゆっくり落ち着いた態度で接しましょう。
・話しかける時はゆっくり、はっきりと。
・センテンスはなるべく短くすると理解してもらいやすいです。
・文字や絵、実物を同時に示すと理解が深まります。
・イエスかノーで答えられる質問をして、言いたいことを引き出すのが有効です。
・予想される答え紙に書き、選んでもらうことも役に立ちます。
・失語症の人が話そうとする時はゆっくり待ちましょう。
・どんどん答えを先取りしないで、落ち着いて話を聞くことが必要です。
・混乱が出てきたら、少し休憩しましょう。
・文字の一部や絵、図を書ける人もいるので、筆記具を用意しておくとよいでしょう。(完全な筆談ができるわけではない)
・「あいうえお」の50音は失語症の人には使えません。
・失語症の人は知能・感情は正常なので、プライドを傷つけるような対応をしないようにしましょう。